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愛するいのち、いらないいのち

感想・レビュー
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みほ
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私の身の回りには介護が必要になった人がいないので幸いですがこの本の主人公は60歳目前で遠距離に住む認知症を患う継父の面倒を見ながら契約社員として働き働かない夫との生活を支え気が付いたら自分も…と読んでいて辛くなった。自分ならこんな介護はとてもできないだろうな、と。そして看てもらう方にもなりたくないなと思った。
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けえこ
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初読の作家さん。 血の繋がらない養父の遠距離介護、無職で精神状態不安定な夫との生活、2つとも背負ってしまったアラ還暦女性の毎日はまるで修羅場のよう。養父が入居した介護施設の施設長がなんともイライラする存在。 生かしてあげたいのか、死んでほしいのか、タイトルそのままの作品だった。
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けいこ
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還暦を前にした主人公の文緒。認知症を患う1人暮らしの養父を横浜と出雲という遠距離での介護をし、度々休暇を取らなければならず職場は居ずらい。極め付けは元クリエイターで挫折し、仕事もせず「想念」に悩まされている夫。何とか養父を施設に入れたものの、荒れる実家の管理と、たびたび鳴る施設からの電話に悩まされる日々。ウンザリする日常。でも、お金も気力も無いはずなのに、横浜での夫婦の生活は「キリギリス」並に贅沢で楽しそう。そんな中、夫に癌が見つかってしまう。色んな意味で読むのがしんどかった。初読み作家さん
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コアラ
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涙なみだで読み終えました。死んでからああしてたら、こうしてたらって考えるのかなり共感してしまいました。。。でもかなり過酷な主人公でしたね。
0255文字
小豆姫
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こんなにも生々しい切実さで迫ってくる小説って、久々。読み進めるほどに胸がつまってキリキリ痛くて、はぁ〜っ。
0255文字
まさ公
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あまりにリアルで苦しかった。伴侶の死、介護、生活、空き家、パート先での噂話し、施設からの電話。自分の老いと病気・・あるあるすぎた。
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れに
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父の介護。夫の闘病。仕事は?お金は?身体は?59歳。黄昏時に降りかかる生と死。還暦を迎える女のリアルな日常。なんとも心苦しい読後。なんだこれは。これは地獄かな?とすら思った。途中までは我儘で他人の迷惑は顧みず自分勝手で食欲旺盛な父も、働くと言いつつもいつまでも自分の殻に閉じ籠もって拗らせてるメンヘラな夫もどっちも虫酸が走るくらいイラッときた。なのに最後……。父!!どうしたの?ちょっとだけ、本当に少しだけだけどうるっときちゃったよ。文緒は自分を責めていたけど彼女はよくやったと思う。自分なら絶対に無理だ。
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にわ
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不愉快、読むのを途中で何度もやめたくなるほど不愉快。でも本なら辞められるが、現実からはそう簡単に逃げることはできない。みんな自分が生きるだけでも精一杯。そんな中で、他人のことを慮ることはいかなることか、考えさせられた。
0255文字
yukisa
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認知症で我儘な養父をやっとの思いで施設に入れたのに、家に帰りたいと騒ぎ周囲を困らせる養父の対応、ゴミ屋敷と化した実家の管理、金銭的な不安、後見人の手続き‥次から次へと問題が起こり、横浜⇄出雲を行き来する遠距離介護の大変さが生々しくてリアル。そんな中、還暦間近で籍を入れた働かない夫にも病が発覚する。養父と夫のいのちに対する想い。主人公の歯に衣着せぬ辛辣な物言いが軽妙で、重い内容なのに重苦しさはなくグイグイ読めた。
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モルク
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痴ほう症の父の遠距離介護。やっと結婚することができた元クリエイターの無職の夫。実家に赴くため申請する有給休暇もその回数が増える度に職場での立場も…。それとも知らずなんとも我儘で自慢やの嫌な父をなんとか施設に入れたものの、経済的に継続できるかどうかの不安、空き家となった実家の管理の大変さ、そして何もしない夫。さらに夫に癌が見つかりあっという間に…。父に対しても夫に対してもやり場のない気持ちが手に取るようにわかり切ない。かつての生活、今後の姿として身につまされる。命の重さに違いはないがでもやっぱり本音は…。
0255文字
 あんドーナツ
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経験したことを思い出したり、これから経験するであろう事を不安に思ったり。私の年代にはリアルすぎて読むのが少々つらい。
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kyomasa99
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冨士本由紀さんの2冊目です。前に読んだ「圏外同士」もそうでしたが、胸が悪くなりそうな高齢男性の描写が生々しくて、読んだことを後悔しそうになりました。主人公と同年代の身として充分あり得る設定ですが、想像もしたくない状況ですね。気持ちに余裕がある時に読むのがオススメです。本当に苦しい時に読むとますます落ち込みそうです。現実の介護には救いなどないのかもしれませんが、お話の中だけでも希望を持たせてほしいと感じました。
0255文字
GORIRA800
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ラストはちょっと感動した どんなにつらい介護でもありがとう、とかそんな言葉でだいぶマシに思える、 嫌いな人でもまあ許せるってのは結構わかる でも介護が自分が世話してなくてもこんなに大変だとは思っていなかった 金ならともかく手続きもしなくちゃならないのがつらい
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こゆき
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愛するいのち、いらないいのち… 「いのち」の重さを比較はできないはずだが、生きることを支える立場(介護者)から見ると、重さが違うのだ。そこには愛情の差があるからだろう。 そうして、登場する人物が、「癌」「認知症」「引きこもりの従兄弟(精神科疾患があると思う)」の病気に罹患している人がいた。「認知症」や「精神科疾患」を理解することは難しいことだと改めて実感する。 認知症の父が帰宅したいと願う本当の理由…最後の手紙で明らかになるのだが、その時には理解できないのが、現状なのだ。
0255文字
しそゆかりうめこ
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イライラもやもや。病院の匂いや音、不安、苦しくない人がいない空間。つかのま日常にかえりほっとする。自由、自由と呼んだ自分への罪悪感。薄情に思うほど忘れていた。主人公もほとんど心の中でいう。最後の手紙はあまりに唐突別人のようで都合が良すぎる気がしたが外出出来ないはずの父が銀行で大騒ぎして電話を寄越してきた時主人公はやっとすべてをはきだした。父が嘘みたいに静かになった場面を思い出す。娘に言いたいことを言わせてあげたのかも、と手紙があったことによってそう思える。それとも女性の老いについて書かれているのかな。
0255文字
M
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印象的なタイトルと思って読み始めた。最初は金銭的にも精神的にも、どんどん追い詰められていく主人公に感情移入してしまい、とてもしんどく感じた。最終的に具体的な救いが準備されているわけではないが、主人公のそれでも着実に人生を歩んでいく姿が頼もしく感じる。印象に残った一文「彼は、私を許すも許さないもない。もう、無なのだから。」死者に対しての想いは、それぞれあるけれど、それら全てはものすごく恣意的なものなのだと感じた。
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読書家さん#RIRmQv
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★★★★
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sala
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究極のダメ男小説と聞いて読んだ「しあわせと勘違いしそうな青い空」。あれは凄かった。ぐいぐいその世界に引きずり込まれて、読み終えた後もずっと心に傷のように残る小説だった。あの富士本由紀さんの新刊が読めるなんて、あなうれし。これも途中でやめられない。まわりの人間に対する憎悪の圧で息が詰まりそう。同世代なのでこの先にあるのは、老いと病いと死。身につまされる。結局、逃れられない問題を抱えたら、なるべく人を憎まないことが自分が楽になる唯一の方法なのかな。とても難しいけど。富士本さんの切実小説、もっと読みたい。
0255文字
ちゃいろいぞう
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ネタバレ介護、養父の後見人、実家の管理に夫の病気。こんな大変なことってある?と思った。仕事はあのタイミングで辞めない方がよかった気がする。
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空飛ぶぺんぎん
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介護があまりにもリアルでさらに養父が実に嫌な人で読んでて気分が悪くなるほどだったがラストで少し救われた。でもきっと私は『もっと柔らかでやさしかったならあなたを抱きしめることができたのに』などとは決して思わない薄情な人間なんだろうなぁと自分が空恐ろしくなった。
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歩野
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お初の作家さん。認知症、介護、病気、看病、実家の管理などなど、勉強になりました。 後半、あまり好きでない義父、歳をとってからやっと結婚できた夫、それぞれの命について考える主人公。読んでいる時はもちろん読み終えてからも命や生きることについてしばらく考えさせられました。 すごく重い内容ですが面白い部分もあり読みやすかったです。最後は涙でした。
0255文字
紅茶タイム
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介護から逃れたいと思うことイコール死を願うことになってしまう。そんな思いはしたくないし、なによりさせたくない。この本を読んでつくづく思った。身近に介護を知る機会がなかったので壮絶な介護の現実をまざまざと突きつけられ、つらい読書でした。迫力満点でした。
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いっちゃん
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ネタバレ軽々しく読み進められず、ベージをめくるスピードが上がらない。 老い、介護、闘病、死、決して遠くないうちに迫り来る。他人の気遣いなんて一切できない我儘放題のボケ老人の養親と精神を病んだ元クリエイターの愛する夫。死を目前にした二人に対して、主人公でなくても、本書のタイトルのとおり感じるだろう。しかし、亡くなって、本当の養親の気持ちに気が付いた主人公が後悔し、それが主人公にとって救いなるが、同じ立場で自分は、救いとして感じられるだろうか、かなり心配だ。【本の雑誌上半期ベスト10】
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CBF
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ネタバレ(★★★★☆) 元クリエイターで無職・無年金の夫と築45年の団地で倹しく暮らす59歳の私。遠い実家で独居する我侭な父の介護に行き来する日々。そんな矢先、夫に癌が見つかる。神は老いた父の死を願うような不埒な私に、罰として私の一番大切なものを奪うことに決めたのだー。 介護離職に追い込まれる様子や、夫の闘病中の様子など、著者の実体験なのかと思うほどリアルだった。経済的・時間的な大変さに余裕を失くし、親や夫にも優しい気持ちを持てず、刺々しい言葉を放つ主人公が痛々しい。そのことを後悔するラストシーンが切ない。
0255文字
ペンギン
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どうしようもない現実と、やり場のない感情が突き刺さって重たい。二日目、三日目…の行と最後の数行が辛かった。
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Boo
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身につまされます。癌の成り行きや痴呆症の症状と施設探し、医療費、施設費用への不安、地方にある実家の管理と処分など(実際に発生する)リアルな内容です。早めにあの世でなければ、主人公のように簡単には開き直れない問題だと思います。が、二階堂(焼酎)、御国(出雲の)、ナンパ以外でオネエサンなど随所にユーモアを織り込んで、還暦近い文音さんにも明るさ見える悲恋物語になりました。
0255文字
あっこ
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60歳を迎える契約社員の文音。長年付き合っていた男性と結婚した直後に降りかかってきた介護。90歳の父が認知症になった。横浜から出雲の遠距離。夫は過去は画家?クリエイター?しかし、今は働かず、酒と煙草の日々。父が入った施設が凄い。施設長は利益主義。父に振り回され、会社にいる事が辛くなり早期退職。幸せは束の間。夫が癌になり亡くなる。そして父も。何とも言えないリアリティさでどんどん読み進めた。ラストの父からの手紙は、人間らしい気持ちが戻るきっかけとなった、ほっとした。初読みの作家さん。他の作品も興味深い。
0255文字
ゆかるりら
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ネタバレ序盤は血が繋がらない父の介護で私には少しだけつまらなく感じてしまったが、夫の癌が発覚してからはグイグイと物語に引き込まれていってしまった。いらないいのちとは父の事かなとは思ったが、その父も最後に娘に書き残してたものには愛が。嫌悪してる人の命、愛する人の命、自分の命、色々と考えてしまった。
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khapphom
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凄い本。リアリティすごい。臨場感があってよかった。
0255文字
かいちゃん
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凄かった。90越えた認知の父(血のつながりはない)の介護と65ヒモのような生活をしている旦那。横浜から出雲へ頻繁に父の施設から呼び出される、その徒労感。60の文音の叫びのような本音が痛いほど伝わる。唯一ひと時でも安らげたのは夫といるとき、だが、刹那的でさらに切なさも加わる。読むのがやめられなかった。文音はだれがなんといおうと精一杯のことをしたと思う
Smileえっちゃん

読んでみた~い。登録しますね。

09/14 11:49
かいちゃん

すごくリアルで とにかくグイグイ読ませる感じ、、最後はどうなるのと、、。感想待ってるねー

09/14 11:56
3件のコメントを全て見る
0255文字
Nijiko
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難しい問題。 いらないいのちだなんて残酷で悲しいな。
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jam-jam-donkuma
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「しあわせと勘違いしそうに青い空」のタイトルに本屋で吸い寄せられた11年前。10年前の「圏外同士」。新作が出ないかずっと期待していて、正直、忘れかけていた。本屋で「愛するいのち、いらないいのち」を見つけたときの嬉しさ。あまりにリアルな描写が重く、読み返すのは勇気がいるけれど素晴らしい。ラスト3行は、胸を打つ。自信を持ってお勧めできる一冊。
0255文字
パーやん
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私、御国文音は後一ヶ月で59歳、30年近く結婚に反対して養父が惚けたお陰?で漸く入籍し、「御国」と名を改め還暦直前で新婚である。面倒な養父を有料高齢者施設に押し込みやっと落ち着けるかと思いきや、伴侶の和倫は肺ガンで突然の死、偶々か文音の肺にも「影」が映り呆然とする。そんな時に養父も脳梗塞で倒れ急逝。失って初めて命の尊さを知る…と云ったところか。しかし読んでいて疲れた。痴呆老人の勝手な言い分があまりにリアルで、勘弁して頂戴…の気分で沈む^^;。
0255文字
ますみ
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★2.5★介護と夫の闘病。59歳の主人公の切実小説!
0255文字
ひいろ
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★★★★
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エル
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父親、夫、施設長にイライラが止まらない話。介護は綺麗事ではないし、ましてや無職・無年金の夫は癌。もう主人公が悲惨すぎてイライラなのか悲しみなのかよく分からない感情に振り回される。それでも先が気になり一気読み。
0255文字
月夜見
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図書館★★★☆☆身につまされる
0255文字
masako
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父に、早く死んでくれと願う娘。ささやかな日常が楽しみだった夫との生活。文音の現実は、過酷で壮絶なんだけど、最後に、人のこころ…がほろりと出てきます。それが救いでした。
0255文字
ナルシスト
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ネタバレ 60手前にして養父の介護、ようやく結婚できた愛する夫の闘病と最悪の事態が延々続くおばさん悲劇なのに、ずっとずっと先が読みたくなる筆力にうなる。結局ものすごい純愛物語でもあるし、介護あるある話でもある。どこがいいのとおおっぴらには薦められないけど、最後の3行にたどり付けば怒濤の感動が待っている。等身大の60女というよりも、弱くても強い人間そのものが素直に描かれていて、共感、共感の拍手の応酬だ。介護や闘病の記述があまりにリアルで身につまされるが、引き込まれて苦しい。でもページをめくる手はやめれない。
0255文字
ガーコ
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☆☆☆☆
0255文字
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