形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
の話をここまで掘り下げる必要があったのか。せめて毎イベントにメインヒロインを絡めるくらいの展開にもっていかないと全体的に物足りなく感じてしまう。また、タイトルにも載せているBL要素は序盤に登場して以降ほとんど表に出てこず…生徒会長が腐女子という流れでBLを用いたコメディ展開は繰り広げられてはいるものの、メインヒロインが作るラブコメ作品は一般作品でBLは特に関係ないことに。この辺りかなりちぐはぐな印象を受けた上に、主人公・メインヒロイン共にいつお互いのことを好きになったかの描写がないため、感情移入も出来ず→
、終盤付け足すように出会った頃から一目惚れだった〜と明かすも一目惚れした時の場面すら描かれず…なぜこのページ数で刊行してしまったのか。全240ページほどしかないのにあとがきも1ページ分しか割かれていないので元からそういう予定だったのかもしれないが、正直この刊行のやり方には疑問しか覚えなかった。
ボリュームだけが勿体ない。構図は王道でわかりやすいからこそ、過程の二人が距離を縮めていくシーンでは厚みを持たせた恋愛描写を盛り込めばもっと二人の歩き方に共感を寄せることができたように思うなあ。
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