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追いつめられる海 (岩波科学ライブラリー)

感想・レビュー
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tosca
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最初から最後まで眉間にシワを寄せながら読んだ。少子化よりも環境汚染の方が待ったなしではないのかと怒りすら覚える。温暖化による海水の高水温や海中酸素の減少、海水の酸性化。加えてプラスチックごみや乱獲などにより生態系がどれほど危機に瀕しているか。フィリピンの生き物の住めなくなった海の話やモルディブの自然発火するゴミの島の話は衝撃的だ。最後の最後に「ブルーエコノミー」というほんの少しだけ希望の持てるかもしれない話が出てきたけれど、自分に何が出来るのか、もっと真剣に考えなければ豊かな海は死んでしまう
0255文字
道楽モン
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一貫して環境問題を報告し続けている筆者には、尊敬の念しか無い。共同通信記者の傍ら、世界中を取材して現地の実情を綴る。最初の著作が京都議定書関連で、絶滅危惧種や地球温暖化、海洋汚染など、自分都合と資本主義優先の愚かなる人類に警鐘を鳴らし続けている。本書はその最新版。読後は、読者各自が考え、自分に可能なアクションを起こす契機となる一冊だ。
0255文字
ジュリ
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人間の活動によって海水温の上昇、海水の酸性化、酸素の現象などが起こっていて、それによって生物が減ってきている。今すぐにでも何か行動をしなければならない。
0255文字
KenYa
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目的:自然科学に興味があったので読みました。 感想:序盤は「酸性化がヤバい、酸性化がヤバい」の繰り返しで「しつこ!」って思ったけど、p.87からの「広がるデッドゾーン」で絶句した。衛生的なトイレを使えてない人が42億人もいて、未処理のまま海に垂れ流されてるそうな… この生活排水だけでなく、農業排水に含まれる栄養分のリンや窒素が大量に流入することでバランスが狂って酸素の少ない海、「死の海域」が形成されるそう。自分にできることはより賢くなることだと思う。賢ければ色々なことに対処できるようになるから。
0255文字
MOKIZAN
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元をたどれば人類が渇望した「より快適な生活」への行動がもたらした、海洋の変化、それに伴う海中生命体に迫る危機等について、各地の事例を揚げながら解説されています。事例に揚げられているプラスチックも窒素肥料も、必要としているのは人間だけです。海洋の変化は大気、沿岸部を介して陸上部にも影響、変性をもたらします。「巡り巡って」"追いつめられ"ているのは人間も一緒ということですね。。。地球全体からすれば"薄皮"程度の層内でのこと、だけど、その薄皮の間でしか、生きてゆくことは出来ないだから。
0255文字
更紗蝦
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環境問題の取材をライフワークとする著者が、各地での現場取材を元に、海の環境の危機的な状況を紹介した本で、主に海の温暖化・酸性化・低酸素化問題、プラスチックごみ問題、乱獲問題を取り扱っています。ローティーンの読者にも分かりやすい文章ですが、「皆の地球を守ろう」的なふんわりした具体性のない表現はなく、人間活動と海の関わりを真正面に論じています。原発から垂れ流される放射能汚染水の問題が取り扱われていないのが意外でしたが、喫緊の問題ではないとみなされているのか、もしくは被害の実態が未知数ということなのでしょうか?
井田 徹治

有害化学物資汚染、海の外来種、放射能汚染などなど分量の関係で取り上げられなかったテーマはいろいろあるので次の機会に、と思っています。 いだ

10/10 23:55
更紗蝦

まさか著者の方からコメントをいただけるとは…! ありがとうございます! なるほど、ページ数の関係だったのですね。新しい著作が出版されたら読ませていただきます!

10/11 09:30
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takucyan1103
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美しいブルーを背景に、絵の具を気ままに散らしたようなさまざまな形の白い雲、その下にのぞく茶色い大陸ーー。
0255文字
takao
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☆酸性化、プラスティックごみ ☆プラスティックごみの約3割がリサイクルと焼却、残りは環境中に最終的には海へ。
0255文字
Miki Shimizu
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やっと読み終わりました。途中でほってあった。こないだ環境に関する映画ゼロ・ウェイストPLUSを見て、思い出して読んだ。二酸化炭素が増えると海にたくさん溶け込んで海が酸性になるねんて。そしたら貝とか甲殻類が殻を作られへんらしい。エライコッチャ。いろんな研究で、もうアカンってわかってんのに、なんで方向転換できひんねやろ。商売や儲けも地球がなくなったら意味ないのになー。
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