カイアの物語だから仕方ないけど、チェイス、最低男にしては一途な面もあって、貝殻のペンダントをずっと大事にしていて、カイアからもらったアルバムを捨てられなかった感傷的な男が、カイアを無理やり犯そうとするか?っていう…カイアを手放したくない、下に見ていたカイアから拒絶された憎しみもあるだろうけど、貝殻のペンダントを捨てられなかったのは強い愛着の現れだろうし、カイアのような人を無理やり襲ってもどうにもならないことをチェイスは知っていたと思う。小説の構造上、飲んだくれの父親の豹変と→
チェイスの暴力を重ねたくて、カイアが生物としての本能を発揮するための動機付けに思えてしまう。なんかもっと…カイアのせいで妻も失い、家族からの信頼も失せて、友人からも後ろ指をさされるぐらいのことがなきゃチェイスはそこまでしないような……。チェイスという男を惜しくおもうのは小説が面白いからなんだろうな…
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