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プリーズ・キル・ミー アメリカン・パンク・ヒストリー無修正証言集 (ele-king books)

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ザフー
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ネタバレ「ナラティヴ・オーラル・ヒストリー」つまりインタビューなど発言の切り貼りのみで構成された本。70年代NYパンクの発生を当事者たちの発言の編集で物語るドキュメンタリー。一義にはここに登場する役者たち=NYパンクとそのアーティスト達に興味があれば、セックスとドラッグにまみれた彼らの、その生々しくも明け透けな姿が楽しめる。だが帯にある「本当の話を教えてやるからさ」というルー・リードの言葉を鵜呑みにしてはならないと思う。なにせマクニールはジン「PUNK」の創刊者、そのジャンル名の生みの親とも言える存在だから。
ザフー

二十周年記念版巻末に、著者マクニール自ら〈繊細な獣〉と語る「ナラティヴ・オーラル・ヒストリー」の解説・定義づけが収録されている。本書は「オーラル・ヒストリー」という書籍ジャンルが認知されるきっかけになったようだ。

08/15 17:06
ザフー

登場人物たちが怒ってたというのはあくまで自分の妄想だけどこの本の出版当時の反響についてはおおいに気になる。あと、70年代ニューヨークについて考える時、隣接するクラブミュージック/ヒップホップとの関係、キャンプ/ゲイ、文化における人種差から性差への意識変化、それに加えて文化全般のエディット/切り貼り手法、と気になっていることが盛りだくさんである。

08/15 19:17
4件のコメントを全て見る
0255文字
しゅん
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インタビューだけで構成された「ナラティブ・オーラル・ヒストリー」。ルー・リードが他人を見下す嫌な奴だったとか、イギー・ポップが鼻くそほじってるのにめちゃモテたとか、ありとあらゆる人間がセックスしあってたりとか、多数の人間から得られたエピソードがどれも強くてひたすら面白い。自分勝手でジャンキーで最低の結果ばかり招く馬鹿な奴らが、70年代のアメリカで何を考え何を為したか。物語のドライブ感がある。同時に、剥き出しの明け透けな生々しさを感じる。この二つの両立にクソ惹かれる。書き手の編集能力めちゃ高い。
0255文字
豚肉
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ルー・リードもイギー・ポップもメチャクチャで最高ですが、何といってもパティ・スミス。こんな不可侵な感じだったのか。
0255文字
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