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兄の終い(Kindle版)

感想・レビュー
157

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たま子
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ネタバレ我が兄とは違うタイプで、思っていたのとは違ったけど、読みやすかった。離婚して息子と暮らしていた兄が突然亡くなったと連絡を受けたところから始まったエッセイ。元妻たちとその後処理をしていくことに。こういう話を読むと、ものは増やさないようにしないと、断捨離しないと、と思う。ただ、なかなか実行できない。本作では、住まいを片づけ、残された息子さんは元妻と暮らすことになり、めでたしめでたしだった。私は何もしていないけれど、作者とともにやり切った感を感じられた。
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  Oort
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ネタバレ縁を切るつもりで距離をおいていた兄が急死し、前妻の加奈子ちゃんとその後片付けをする五日間の話。五日間で全て片付けたことに驚く。二人だったからできたのかも。ある意味バディの物語だった(実話だけど)。加奈子ちゃんの「私はここで寝れるよ」は「離婚前は似たような住環境だったんだよ」という痛みなのではと思った。
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まりこ
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★★★
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Yumi Ozaki
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かなり面倒見切れないお兄さんの死をユーモラスに描いていたと思いましたが、あとがきを読んで感動しました。やっぱりきょうだいなんですね。優しい妹さんだと思いました。
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黄色いカナリア
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兄弟かぁ。血が繋がっていて同じ親に育てられ幼い頃を共に過ごしても、大人になると本当に「他人の始まり」。この著者の兄のような人が家族にいたら困るよな。でも早く亡くなったから汚宅で子供が困窮する生活が長引かずに母親に引き取られて良かった。疎遠でも身内が亡くなると後始末がまわってくることがある。私も終活中。シンプルに暮らしたい。
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ひより
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小説かと思ったらエッセイだった。 なかなかリアルに描かれていて、はじめは重い気分になったものの、徐々に前を向けるような感じ。 ★3
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すみれ子
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読みながら、著者と同じように「あ~~!こんな兄助けたくない~!!」となったり、「一気にやらなきゃいけないことを片付けるときのアドレナリンやばいよね~~!!わかる~!」となったりしながら忙しかった。 うちも兄弟仲が希薄な方で、何十年後にはこういう未来もありうるのか?と思うと、生前整理って大事だなと気を引き締めた。
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路傍一石
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ネタバレ興味ぶかく読めた。嫌いな兄(シングルファザー)が死んでしまった連絡を受けてからの5日間をかいたエッセイ。やっぱり適度な身辺整理って大事だな。いい人そうな元妻に引き取られて行くことができたとはいえ、息子さんは本当にかわいそうだ。
0255文字
まりこ
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『失ってはじめて気づくことを失う前に知ってほしい』確執のあった兄の死。亡くなったからこそ優しい視線になれる気がする。生前に色んな事情を知っても、また繰り返しだと思ってしまうし。前妻や子どもがとても良い人なので、お兄さんも根本は優しい人だと思うが、辛い人だと思う。
0255文字
みうも
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人が1人無くなると、こうも大変なんだと考えさせられた。手続き色々めんどくせえ
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むりかもまるがお
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兄が突然亡くなったと、警察から電話がくるところから。別れた元妻と一緒に多賀城に行って。
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yurara
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突然死したお兄さんの残したアパートの片付けや息子のことで元義姉と共に奔走する実話。児相や学校の先生や同級生、里親の人などが温かくてよかった。なんとなく一気読みした感じ。
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hirorin
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「家族」の完結編のような本。とうとう、お兄さん死んじゃったんだね。二度目の結婚で授かった長男はお兄さんが引き取ってたのね。こういう生活不適合者は一定数いると思うので、セーフテイネットが必要だと思う。元妻の加奈子ちゃんの助けにより短い期間で家を片付け、長男を母親の元に引き取れて本当に良かった。その生活環境では学校でいじめや色々な問題が生じやすそうだけど、暖かいみんなに見守られて、学校生活が送れたのが何よりの救い。一歩間違えば、道をあっという間に踏み外しそうだもの。どうぞこれからの人生幸あれと願うばかり。
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いゆは
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ネタバレまず、父親の遺体第一発見者の良一くんのケアが大事だろう。しかし、やる事が山程あるからね。村井理子だけでは到底処理できない。元妻の加奈子が来てくれて本当に良かった。どうしても良一くん目線で見てしまうので、かなり聞き分けの良い子供だけに心配。大人は大人で、それこそ遺体火葬、アパートの片付け、良一くんのペット亀問題、市役所への手続き等々。市内を右往左往した御二方には(まりなちゃん入れて御三方)お疲れ様でしたと心から言いたい。人生なんて本当にあっけない。母のお腹から出てきて最後は骨壷に収まる。そこまでが人生です。
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広井啓
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ネタバレ筆者の54歳の兄が脳出血で急逝し、7歳の息子良一が一人残された。兄は粗暴だったし、経済的に困窮しており、妹は已むを得ず賃貸アパートの保証人を引き受けたりで、長年不仲、疎遠だった。だが、筆者が唯一の身内であるため、警察からの連絡を受けて、兄の元妻加奈子と共に遺品整理やアパートの退去手続きなど事後処理を行う。本書はその慌しい数日間を綴った手記。離婚の際、良一は兄が、姉の満里奈は加奈子が引き取ったが、結局良一も加奈子と一緒に暮らすことになった。筆者は様々な手続きを通して、生前の兄の生き様を理解するようになった。
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空
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家族とはいえ、ほぼ縁を切っていた兄の終い。。。本当にお金も時間も、大変。知らないことだらけだった。こんなにやらなければいけない事があるのね・・・ 荷物はなるべく少なく生きようと改めて感じた。あと、家をきれいに保とうとも。
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コアラ
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家族に続き読了。お兄さんの最後の方の生活が垣間見られるお話。家族を読んだ時に疑問だった息子さんに関する情報がしっかりと載っていました。
0255文字
sattin
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小説かと思いきや実話。実際の突然死の始末ってこういう感じなんだなと思うと参考になるかも。やっぱ持ち物は減らしてほしい。場所も知ってるところで結構変わったみたい
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クラム
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短期決戦で片付けた爽快感と、頑張ってもこのような末路になることもありうるという不安感。
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おのきょう
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ずっと許せない兄弟っているんだろうな。村井氏の兄は、人間的に冷たい人ではなかったんだろうけれど、人と自分の境が分からなくて人に甘えてしまうひとだったんだろうか。どこでそうなってしまうんだろうね。周りの人はどうやって付き合っていけばいいんだろう。本人も、どうしたらよかったんかなぁ。 兄の死の対応する中で出てくる人が、みんな気持ちがガサガサするような人でなかったので、温かい気持ちで読めた。良一くんは幸せに暮らせるといいな。
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のりこ
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「のりこ」と「pasonori」のログインがうまくいかなくて「pasonori」という名前で仕方なく感想を書きました。 再び「兄の終い」に関して感想を書きます。 「村井さんちの生活」の中で第5章「孤独死した兄のこと」に他の記事にはない親族の孤独死を警察からの電話で知るということに涙腺を刺激されたのだが、理子さんは兄を書くにあたってはもっと詳細に書き残したいという思いで母、父兄の元妻加奈子さん、兄との間の子ども良一君、加奈子さんとの子供満里奈ちゃんなどの登場させて時系列に兄が手で携えられる大きさに収まった。
のりこ

時系列に詳細に書かれた文章は、何故なのか? 不思議と涙腺を刺激してはくれなかった。 兄の元妻を加奈子さんと言わずに、加奈子ちゃんと呼んでいたのだろう。 兄の妻といえど、年下だったのかもしれない。 私のまったく個人的な好き嫌いの「嫌い」は女性の少し若い年代の人を「ちゃん付け」で呼ぶこと。理子さんは確かにエッセイストとしてご自分の生活を読む人が興味を抱く文章で書いているが・・・ 同年代友人と「村井さんちの生活」に関しての感想を話し合ったのだが、その彼女は全然興味ないと言い放つ。

01/23 14:49
のりこ

家庭のこと、夫婦のことを書いたエッセイは興味ないと強く拒否した。 詳細に書かれた「兄の生き方」例えに「生き様」ともいう内容は 私に感動を生んではくれなかった。登場人物「警察の人、家を始末するひと、葬儀場のひと、大家さん、児童相談所の人、元妻加奈子ちゃん等々」すべての人々が「良い人」「優しい人」であった。 「それで何?良かったね」という言葉しかない。

01/23 14:54
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pasonori
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№3 家族、兄弟、親族間の感情は素直に親しくはなれないのではないか?全くの他人なら寄りかかることなどできないし、通常は避ける。親族故の寄り掛かり故に理子さんは兄を憎んだのではないか!多少とも生活が豊かである村井家としては理子さんが兄に思いを寄せる気持ちは多少は理解できる。 私がへそ曲がりなのかもしれないが、「優しい良い人」とか「親切にして頂いた」という形容詞が後半は目立つ。 警察や家の片付け&清掃業者、児童相談所の人々、大家さん等々への感謝の気持ちは分かるが・・・ エッセイなのだからそうなるのだろう。
0255文字
pasonori
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№2 塩釜署からの電話で兄の死を知らされ、宮城県塩釜市、多賀城市へと向かう。兄の元妻加奈子ちゃん、その娘、今は分かれて暮らしている息子の良一君、そして警察、葬儀屋、大家さん等々、兄の生前を全て処理してくれる多くの人が登場して、一つ一つ処理されてゆく。 私は本を読んだ数ページの内容に深く感動したはずだったのに、ひとつひとつの処理、出来事をてきぱきと進めていう過程では丸で感動は沸いてこなかった。「兄を憎んでいた」離婚した兄の元妻をさも親しそうに「加奈子ちゃん」と呼んでいるが、そんな気持ちになれるのだろか?
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pasonori
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朝日新聞社「一冊の本」⇒「村井さんちの生活」⇒「兄の終い」と読み進んできました。初村井理子さんでした。双子母で、翻訳家でエッセイストで妻である理子さんの琵琶湖畔での生活を綴ったエッセイは歯切れ良い文章でそうそう誰にでもある生活でない内容でお気に入りになった。「村井さんちの生活」収蔵「孤独死した兄のこと」は読みながら涙ぐんでしまった。ならば更に詳細に書かれた「兄の終い」へと手を伸ばした。
0255文字
pasonori
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朝日新聞冊子「一冊の本」⇒「村井さんちの生活」⇒「兄の終い」と辿って読んできました。「村井さんちの生活」が面白かったので、続けて図書館本で「兄の終い」を読みましたが、「村井さんち」の本では「孤独死した兄のこと」を読みながら涙ぐみました。ところが、もう既に深い感動がインプットされている所為か?数ページで書かれた内容が事細かに綴られた「兄の終い」には加奈子ちゃん、その娘、現在は同居していない良一君などなどに加え、宮城県の警察はじめ、兄の終いをするために多くの関係者が登場した。
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ユミコ
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220120読了 200407初版  ソ連ではウォッカの飲みすぎで男性の平均寿命が50代半ばだったって話をふと思い出す。お父さんは早死にすることで息子を救ったと思う。息子は生き別れだったお母さんとお姉ちゃんの3人で暮らせることになったわけだし。場合によったら息子をヤングケアラーにしてしまうかもしれなかったんだから。私はこの話はハッピーエンドだと思う。
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greenness
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小説かと思ったら実話なのか。周りの人が良い人すぎる。
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わかば
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筆者のお兄さんが亡くなったところから始まる本作。警察からの電話で遺体を引き取り、アパートを引き払う。その中でお兄さんがどのように生きていたかを知っていく。そして、その生前にはわからなかったお兄さんの生きづらさや必死さが浮き彫りになる。失ってからわかることはいっぱいあって、自分も急死した父に重ねて読んだ。グイグイと引き込まれる歯切れのいい文章。一気に読めた。
0255文字
takakon
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村井さんが愛犬について書かれた本を読んで、ユーモラスな語り口(と犬への大きな愛)で大ファンになった。今回はお兄さんが亡くなる話。ドキュメンタリー風に時系列に話が進むが、時々過去に戻って家族を振り返る。語り口がいつものように淡々としていて、さらっと読めてしまうのに、時々本から目を上げて、しばらく考えさせられる。村井さんのご家族の話を聞きながら、自分や家族のことも考えた。そしてまた村井さんのお兄さんに戻って、人が生きるということを考えた。人はひとりでは生きられないけれど、ひとりで死ぬこともできないのだな。
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めえめえ
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前回読んだ著者のエッセイにお兄様が亡くなった事がちらりと書いてあり、その時の顛末のエッセイが出ているのを知って早速読んでみました。借りていた部屋の遺品整理、車の処分など怒涛の数日間。それに加え兄が親権を持っていた息子を離婚した妻に引き渡す手続きが大変そうでした。私の弟が私よりお金を持っていて、成人して働いている子供たちもいてよかったとつくづく思う。
0255文字
Parsley
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お兄さんのこと、亡くなって、これ以上迷惑をこうむる心配がなくなって初めて許せたのかな。
0255文字
mukimi
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作者の兄の突然死から始まる、壮絶かつ暗澹とした数日間…のはずが、登場人物が全員いい人ばかり、みんな優しくて元気だから読後は不思議に爽やか。お金も健康も失っても、周りを振り回しながらも、美化しきれない人生を泥臭く生きていこうとした人間1人(兄)の人生を、葛藤だらけの人間1人(妹)が受け入れ愛してあげることにした。その尊さに涙が出た。めそめそせずユーモアを忘れず、大切なものを守るため前を向いて過去を許し飄々と生きる女性は素敵だ。家族の愛憎を超えた人間の強さと優しさを感じさせる一冊だった。お兄様どうか安らかに。
0255文字
yucono
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スピーディーな文章と終いの行動で、一気に読んだ。複雑な関係の兄に対して作者が厳しい態度を貫ぬいた強い精神力に、羨ましいような怖いような気持ちだ。やるしかない!で気を張って行動する作者達の文章が続き、読んでいるこちらも気が急く中、息子を取り巻く小学校の先生達、児童相談所、里親がここまでやさしいことにホッとする。
0255文字
みなみ
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どんなに嫌いな人でも死んでしまったら、何故か良い人になってしまう。私も経験あります。でもお葬式では泣かなかった。私は冷たい人だなと思ったことを思い出しました。すごく共感できた本でした。
0255文字
くろねこ・ぷぅ
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帯の文がキャッチーで読むことに。で、帯が一番魅力的な文章だった。急死した兄の痕跡から兄の内面が詳らかにしていく物語ではなくあくまでも著者目線の5日間の記録の範囲を越えない、まあ日記だな、と思った。このボリュームだからこの程度かな。ものすごい愛憎劇を期待するのもある意味チガウのか、著者自身がやっぱり断絶の意識を拭えないのか、だからこの薄さの本だから、とまあ思うわけです。
0255文字
キャリー
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遠方で急死した兄の遺体を引き取り家を片付ける体験記。勢いよくゴミを捨てる表紙のイラストが中身をよく表していると思う。生前のお兄さんはなかなか厄介な人だったようだけど、暗くならないテンポの良い文章のおかげで読後感は爽やかなくらいだった。
0255文字
ちょこちょこ
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小説かと思ったら、実際の話だった。 作者の兄が亡くなったところから話は始まる。急に亡くなったが、発見したのは小学生の息子。慌ただしさの中に、ほのかに感じる人の優しさ。 重い話だが、さくっと読める。
0255文字
たーさん💎💎
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図書館で借りて、一気に読みました。村井さんの実体験の本でした。昔から苦労させられた兄のお話。 兄が亡くなった、急な電話で知って遠くまで色々な手続き行った村井さん。昔から金の無心などされて縁切りたいほどだったのに。 最後はお兄さんへの気持ちが変わった。 村井さんだけではなく元奥さんやむすこくんが一緒で良かったなと思いました。実話体験すごいな。
丸々ころりん

おはようございます。今読んでます❣️

10/07 07:54
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めい
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この人は何のために出てきたんだろ?とか、この描写やエピソード必要?なんの伏線?と思いつつ読み進めてたら半分くらい読んだあたりで実話だと分かった。 エッセイとしての面白みは感じ無い。人の日記を読んでるだけという印象。
0255文字
もち
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兄弟がいるが、親世代くらいの話ではあるので、将来のことも考えながら読んだ。死に関わる内容なのに、こういうのは不謹慎かもしれないが、すごくおもしろかった。故人のことを全く知らないのに、いろいろと思いを馳せてしまう。
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