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新写真論: スマホと顔(Kindle版)

感想・レビュー
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0_7
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非常に興味深く読めた。snsとスマホが写真に与えた影響をつぶさに教えてくれる。
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mirie0908
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ゲンロンβ連載時から読んでて面白かったが、こうして1冊にまとまって読み直すとまたいろいろ興味深い発見があって良い。スマホやSNSと切り離して論ずることがもはやできなくなった写真だがその辺りをじっくり考える材料に事欠かない。
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蛭子戎
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写真はカメラで撮るものからスマホで撮るものになったことへの考察。写真はスマホに映されるもののスクショであって撮影する主体がなくなり自撮りも可能になった。データ量は増大して貴重なものでなくなってはじめて写真が個人のものになった。みたいな話。連載で書かれたものなのでどこから読んでもどこを飛ばしてと大丈夫。いつかスマホのカメラは人間の体温とかも測り出して写真を以上のものになるみたいなことを言っててリアルになりそう。もともと建築家志望だけあって建築の話になると写真の話以上に生き生きしてる。
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南チョ
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スマートフォンの登場やSNSの隆盛による写真の変容を中心に語られた本。鋭い指摘がたくさんあり、感銘を受けた。「人間はせいぜいカメラ運搬係にすぎないのではないか。」「現在の写真は、撮影者自身が写っていないと、誰が撮影したものか判別しづらい。だから、自撮りとは撮影者の署名のようなものだ。」という指摘などは、大変示唆に富んでいる。
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ftoku
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スマホのカメラによって撮影され、枚数を気にされることもなくウェブ上に飛び交う写真の数々。また、それらを取り巻く技術によって写真はどのような役割を果たしているか、私たちの在り方にどのような影響を及ぼしつつあるかが問われていた。たしかに、これまでの写真史に比べても特異な段階にあるように思う。
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きりんせんぱい
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近年カメラと写真のあり方が一変した、スマホとSNSの登場以前と以降では写真の概念を見つめなおす必要がある、という内容。 大山さんは切り口がいつも面白い。
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しゅん
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人間のそもそもの視覚把握が遠近法ではなく航空写真に近い、スマートフォンこそ写真の完成である、という話・観点などが面白い。なぜか連載で断片的に読んだときの方がハッとすることが多かったんだけど、ほんとなんでなんだろ。
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nbhd
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スマホの登場によって、写真は「撮影→現像→閲覧」といった独自の時間(時制)を失った。いいね!とシェアされる=見られることが写真行為の一部となった。撮影より、見る行為が優位に立ったことを、著者は「写真の民主化」と名付ける。しかし、世界で一番写真を見ているのは誰かというと、Googleをはじめとする巨大システムである。個人の記憶はシステムによってアルバム化され、事実は取調室カメラ、ドラレコ・防カメによって決定される。人は撮る道具としてネットワークの奴隷になる。
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zhiyang
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写真撮影が事実上スクショと化しているという話がから興味を持って読み始めたが、「人がネットワークとネットワークをつなぐ存在となっている」「人工知能が見るための写真を撮っている」「スマホはカメラによって目を獲得しつつある」などなどが興味深かった。建築写真を手掛けてきた著者らしい建築・町の話題や、香港のデモについての言及もあり、ガツンと来る現代文明批評の鱗片だった。機器の進化がもたらす見る・見られることの意味の変化(曝露?)に興奮すような、気味が悪いような。
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みのくま
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本書を短く要約すると多くの面白いアイデアも同時に失ってしまうので、ここでは一つだけ取り上げておく。それはぼく達がどうやって世界を認識しているか、という問題である。著者は、遠近法的に我々は世界を認識しておらず、自分の姿を含めた航空写真的に世界を認識(=四人称)しているのではないかという。写真の普及はカメラのレンズように遠近法的な世界認識を当たり前にしたが、それは錯覚でありカメラ登場以前はそうではなかったという。これは自撮りの問題と深く繋がっている。柄谷行人「日本近代文学の起源」を読んだ時以来のインパクトだ。
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rachel
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視点の面白さで直球勝負
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kimrahimovic
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人は視覚によってのみ景色を見ているのではない。歴史の重層が見えている。よって日本橋にかかる首都高の地下化はおかしい。
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