形式:単行本
出版社:東洋経済新報社
仕事の場には金と情報と感情が流れている →金は重要だが、情報と感情が流れているのだから総合的に検証すべき。
ロジカルシンキング=定型思考の枠組みがトレンドだが、考えを深めるための道具がかえって考えを深めさせないという落とし穴があるということも述べられている。 枠組みに書き出して安心することでそれ以上考えない、検討外れの方向に考えがドリフトして肝心な箇所の考えが浅いまま。 入り口として良い。しかし、論理思考は決断の一ステップであって全体ではない。 論理思考だけでは安藤百福(チキンラーメン)のような発想や小倉昌男(ヤマト運輸)のような跳躍的決断はできない。
神の隠す手という哲学。想定外の困難にプロジェクト開始後にぶつかり、しかしそれを克服して事前の想定とは違う形で成功する。
美しいものの背後のシンプルな論理
独断の根拠は、哲学と、本質的には同じ/ 哲学を考える…人間の、社会の、技術の本質を考えること。世間の本質を考え抜くこと/ 最初に聞いたときには、バカな、と思うけれど、よくよく内容を知ってみると、なるほど、と思える哲学…美しい哲学(美しいものには、シンプルな論理が潜んでいる)/ 羽生名人…美しい手を目指す、美しさを目指すことが、結果として正しい手を差すことにつながる/ 完全に無駄がなくならないと絶対に美しくならない/
美しいものは、シンプル。無駄がない/ バカなという第一印象が象徴する意外性と なるほどという言葉が含意する論理性(合理性)、2つの組み合わせは、様々な分野で大切だ/ バカな と見えるデータから、なるほど というデータを/ 歴史は、バカなというドラマに満ちている/ 直感を磨く。 論理を鍛える。 哲学を育む/ 妄想、ディテール、視覚的イメージ、手を動かす/ 頭の中で小人を動かす/ 小さな哲学から始める/
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