形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:扶桑社
形式:Kindle版
めなら、民衆などどうなっても構わないという価値観。一度転落したら二度と這い上がれない社会構造。正義などなく、罪は捏造され揉み消される。同じ民族の隣の国も敵。精巧な偽札を作り外貨(ドル)の崩壊を図りつつ、外貨獲得に必死な北朝鮮の貧弱な経済の被害者は結局、民衆なのだ。
NetGalleyで読めましたよ。これまでも何冊か読んでいます。読んだらレビューを入れないといけないのですが、読書メーターとほぼ同じのレビューを入れています。
お答えどうもありがとう!感謝です。
希望も捨てきれず、最後までページをめくり続けた。これは〝小説〟で、〝フィクション〟だ。そうだとしても、平穏な国で生きている私ですらこれが危険な本であることを理解できてしまう。ノンフィクションとして出版されていれば、きっと私はこの本を読むことが出来なかったのだろう。あとがきでも出版に至る苦労について触れているけれど、フィクションと言えど、物語を構成する各部分には事実や著者の経験が反映されているのだ。そう感じるほどに詳細でリアリティがあって、怖い。このレビューも言葉を選び、どこまでを書いていいものか迷った。
だけど、この本は一人でも多くの人に読まれて、一人でも多くの人に知られるべきなのだとも強く思う。
これはしんどい本でした……読むべき本だとも思いますが。現実を直視するのは、やはり余裕が無いと取り込まれますね……
ふゆつきさん:本当にあまりの内容に読了後はグッタリしてしまいました。それでも読んで良かったと思います。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます