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AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書)(Kindle版)

感想・レビュー
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takao
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ふむ
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nonta09
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モノクロとカラーでここまで印象が違うのかと驚いた。 色の違いだけでなく、モノクロは気づかない内に「世界が違うもの」というフィルターを介して見ていたのだと思う。 たった70年ちょっとしか経っていないのだ。それを気づかせてくれたこの本に感謝。
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お昼の書棚
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「見えてくるものが違う」モノクロで見る画像や映像は、どこか歴史の一場面として客観的にとらえていまう。また暗い時代だったという印象も残る。ところがカラー化してみると、当時の人々の躍動する姿が見えてくるから不思議だ。もっともそれが戦時となると怖さも伝わってくる。労力と根気のいる作業だろうが、これからも多くの資料をカラー化して紹介してほしい。
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有國 ひろ
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2020年7月初版。文庫本の上部を少し伸ばしたような形状の本。厚さ約2.5cm。AI技術でモノクロ写真を自動色付けし、その写真を知る人との対話や資料を元に色補正を繰り返した、現時点での成果物を見ることができる。戦前の広島・沖縄・国内の様子と、開戦から太平洋戦争、沖縄戦・空襲・原爆投下・終戦が、カラー化により、一層身近な時代に感じる。ライトアップされている商品陳列館(その後の産業奨励館、現在の原爆ドーム)、軌道馬車、米軍上陸地など、当時と今が比較できるものも多く、大変興味深い。日米の戦艦や車も多く載る。
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メイロング
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よけいな文章控えめで写真メインの作り。沖縄は丸木図のまんまの服の柄。昨日、一昨日の先に戦争があった地続きの怖さがはっきりわかるカラーの力。平和公園が戦前は繁華街だったのを初めて知りました。
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yoshida
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モノクロ写真をAIと当事者の記憶よりカラー化。戦前から敗戦直後迄の写真集。カラーの写真を見ると私達の記憶の断絶が途切れる。そこには平和を謳歌する人々の日常がある。今の私達と変わらぬ生き生きとした様子、家族の団欒。それは歴史が繋がっていることをまざまざと示す。戦火により焼かれる日本。戦地の様子。敗戦近くでは日本の様々な都市が空襲される。当初は軍事施設が標的だったが市街地を襲う。平和だった広島と長崎が灰燼に帰した写真。敗戦後、少しずつ立ち上がる人々の様子。悲しさと再生を見る。多くの方に読まれて欲しい一冊です。
yoshida

日米開戦前の広島の様子。人々の日常と笑顔がある。私達は彼等の多くが原爆で亡くなることを知っている。東京や大阪、日本各地の市民の姿。彼等に降りかかる空襲の惨禍を私達は知っている。沖縄の市場や日常が、地上戦で破壊されることを知っている。この日常を奪う暴力に怒り、悲しみに涙する。市民を無差別に殺傷する戦争の惨禍。私達の住む日本で、先人達が被った苦難。そして戦争の悲惨さを忘れぬ為に、読み伝えねばならない写真集と思う。

08/18 23:03
yomineko@ヴィタリにゃん

お早うございます。私は今、戦争を知ろうと必死になっています。読みたいです!

08/19 02:04
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ykazmah
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NHKで紹介されていた本。モノクロ写真に当時の記憶から色を施すと…プロローグにあるように『「凍りついて」いた過去の時が「流れ」はじめ、遠い昔の戦争が、いまの日常と地続きになります』と。遠い昔、どこか遠い世界の人々の暮らしのように見えていたものが、あたかも今、家から出れば目の前にある風景のように見えてくる。アメリカ、沖縄、広島、空襲を受けた各地。唯一無二の人々、それぞれの命。その体温や息遣いが伝わってくるようだ。幼く無垢な子どもたちの写真には、その後に彼らを待ち受けるものの大きさを思い、胸が詰まります。
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ばりぼー
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当時の写真はもっぱらモノクロで、カラー写真に慣れた私たちは、無機質で静止した「凍りついた」印象を受ける。このことが戦争と私たちの距離を遠ざけ、自分ごととして考えるきっかけを奪っていないだろうかという「問い」から、写真をカラー化し対話の場を生み出す「記憶の解凍」プロジェクトが始まった。AIによる「自動色付け」はあくまで「下色付け」で、次に戦争体験者との対話・SNSで寄せられたコメントなどをもとに手作業で色を補正していく。例えば、本書の表紙の「戦前の広島・本通り」の完成までには、数ヶ月かかっている。
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Kudo Atsushi
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戦争ごっこにゾッとした。
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tecchan
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 戦前・戦争中の白黒写真を現代の技術と当時の証言からカラーで蘇らせた写真集。当時の暮らし、戦争の実態をよりリアルに表現している。
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PARO
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生まれた時代、生まれた国。子犬を抱えた特攻隊。その家族。空を見上げる。人間魚雷。火炎放射器。きのこ雲。アメリカ兵。日系人。焼野原を見るカップル。硫黄島の星条旗。
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亀吉てくてく@断捨離チャレンジ中
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美しい海に黒々と立ち上る煙。ぽつんぽつんと残る四角い建物の他は更地になってしまっている空襲を受けた後の、かつては町だったところ。 どこの国の兵士であろうと、激戦地においては皆おなじく汚くて惨めな姿。戦争の只中とは、こういった身も蓋もない酷い世界なのだと、あらためて思う。 そして、そんな酷い世界は、そのわずか数年前には、お父さんがいて、お母さんがいて、子供たちが遊んでいるような、ふつうの世界だったのだ。 生身の人間に向かって爆弾を落とす。生身の人間に向かって鉄の玉を打つ。それは、とても異常なことなのだ。
亀吉てくてく@断捨離チャレンジ中

yominekoさん、特攻隊の青年の出撃前の集合写真も複数ありました。健全な瞳にいろんな笑顔、無理に笑う者、笑顔を作れず目線をそらす者、いっそ清々しい笑顔の者。どんな表情であっても、若く、生きていたらきっと日本の未来を背負ってくれたであろう青年たち…。 やるせないです。 彼らの命はもちろんですが、精神的に、社会的に、本当に本当に大きな喪失です。 日本は、若者とともに取り返しのつかないたくさんの事々を殺してしまったのだと改めて感じました。

03/26 10:54
yomineko@ヴィタリにゃん

そうですね。戦争に行った若者たちは大学生も沢山いましたね。その当時の大学生の頭の良さは今と比べ物にはならなかった筈です。ノーベル賞取る様な人達もいたんではないでしょうか。余りにも理不尽過ぎます。全力で戦争反対!!!

03/26 16:47
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kinupon
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技術が進歩して映像がカラーすることはすごいことだと思います。ただ、白黒の写真の方がより悲惨さが伝わると想うことがあるのは私だけでしょうか。
ケンイチミズバ

この企画を考えた女子大生がお借りした写真とカラー化した写真をお届けしたところ、お年寄りたちの記憶がパッ!と蘇って、それこそ記憶に色がついたそうです。あの時あんな会話をしたねと、写真という記録から想い出の記憶となった瞬間を目の当たりにしたそうです。みなさんが会話をし始めたことに驚いたそうです。

03/17 17:59
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はしぞう
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本書には「カラー化された」戦前から戦後にかけての写真が多数収録されている。色が付くだけで『こんなに現実味が増すものか!』と驚かされる。一読(一見)の価値あり。
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不易流行
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図書館本。当時を知る人にぜひ見てもらいたい作品。モノクロとカラー化した写真が対比されたページもあり、その出来映えに驚くばかり。技術の進歩に感謝したい▽戦争が始まるまでの生活風景に牧歌的なものを感じる。人の幸せとは何かを考えてしまう▽戦争が始まってからは見ていてつらい写真が多い。今となっては歴史から学ぶしかない▽国民服のデザインや色は何とも言いがたい。申し訳ない言い方だが、その時代に生まれなくてよかったとつくづく思う。
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Mik.Vicky
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戦争はやはりできる限り避けていかなければならないが、だからといって、自国の安全保障・将来を他国に依存しっぱなしではダメだ。あの戦争をしっかり振り返り、正しく分析し、日本を良い国にして、将来にしっかり存続できるようしなければならない。
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アルクシ・ガイ
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だまされたと思って一度に手に取ってみてください。白黒がカラーになっただけで、これ程真に迫るものかと、絶対に驚きますから。モノクロだとどうしても「昔はそんなこともあったって聞いたなあ」と、他人事です。でもそれがカラーになった途端、インスタやツイッターに上がってもおかしくない臨場感が出て、圧倒される。いいね!めちゃ押しです。
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おかめっち
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とっても良かった。見応えあった。モノクロをカラー化するた、こんなに身近に感じられるとは。 ゼロ戦に向けた空母からの集中砲火が一番心に残った。
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インテリ金ちゃん
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カラー写真とモノクロ写真の表現力の違い。当時はまだモノクロ写真しかなかった訳だから違和感を感じないわけではないが、現実感が増すの確か。
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nori
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戦前の穏やかな家族風景。服装は違っても、今と変わりがない。一転、戦争はカラーにしたがために悲惨さが伝わってくる。もう起こしてはならないと強く思う。個人的に、両親の祖母が戦前に亡くなっているが写真がなくて、まったく顔を知らない。顔だけでいいから見たかった。
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槙
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YouTubeでAIカラー化の動画を見たことがあるが、これも同じ感じなのかな?と思い、手に取ってみた。冒頭触れられていたがカラー化による身近感?は確かにあって、これまで他人事だった戦争がリアルに感じられた。個人的には特攻前のパイロット5人の写真に対して一番来るものがあった。屈託のない笑顔を浮かべている若者が、この写真を撮った数時間後には命を散らすことになったわけで、つくづくと戦争はするものではないと思わされる。
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りー
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「記憶の解凍プロジェクト」http://labo.wtnv.jp/2019/02/ar.html?m=1  白黒写真をAIでカラー化する試み。どんなに言葉を尽くすよりも雄弁に語りかけてくる写真たち。爆心地の広島で撮影されたカップルの写真をネットで見てからずっと手に取りたかった本です。カラー化といっても戦中の写真は、人肌以外、ほとんど色がない。戦前の写真では、子どもたちが笑いながらガスマスクをつけ、突撃の遊びをしていてぞっとしました。父の時代、祖父母の時代です。ついこの間、なのです。
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ユウヤ
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以前からツイッターで確認していたが書籍になって改めて「記憶の解凍」プロジェクトの重要性を認識した。われわれはモノクロが過去(もしくは歴史)という刷り込みにこれまで縛られてきたのではないか。あの時代を生きた人たちが見た風景が実際と限りなく近い色彩で眼前にあらわれた。戦争に対する感じ方、見方は大きく変わっていくはずだ。それにしても日本への空襲の執拗さ、寒気がした。あの時代、どこにいても安全な所などなかったのだ。各地の空襲の写真の中で起こっていたことを想像することはAIには出来ない。でも人間にはできるはずだ。
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Fuyuki Kawasaki
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タイトルの通り、太平洋戦争前後の日本人の白黒写真をカラーしたもの。 95%が写真。ほとんど写真集。 教科書でしか習ったことの無い戦前、戦中の人々の生活が、色づけする事でこんなに生き生きとするのかと感心する。 カラー化する事で、戦争のむなしさ、悲しさがよく伝わってくる。 大変よかった。
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tamami
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明治時代の資料集などを見ていると、時々当時はなかったはずのカラー写真に出会うことがあり、白黒写真のネガに色つけをしたものと言うような説明がついていたりする。本書に掲載の数多くの写真は、戦前から戦後にかけて、戦争に関わる現場写真を中心に、撮影された状況を知る人の証言やAI技術を駆使して、できるだけ本物に近い色に仕上げたもの。それまで白黒写真でしか知らなかった当時の状況が、まざまざと映し出されて、強烈な印象となって迫ってくる。白黒写真をカラー化する発想と、大変な手間をかけたことの労を多としたい。戦後75年、→
tamami

→戦後生まれの人が大多数となり、戦争の記憶を語る人もごく限られる中、このような資料集が刊行される意義は少なくないと思う。一方、多少の疑念がないこともない。本の題名にあるように、戦前・戦争に関連する写真が多く選ばれているのは当然としても、対米戦争の実態としてあまりにも被害を受けた側面のみが強調されているように見える。戦争の悲惨さを訴えたいのは理解できるが、なぜそのような悲惨な戦争に国を挙げて突き進んでいったのか、戦前の日米関係や緒戦の実態なども含めて、歴史の流れが分かる写真を発掘して、カラー化してほしい。

09/11 01:52
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かたばみ
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白黒写真では感じられなかった「地続き感」がとてもよい。あばらの浮いた兵士の写真一枚でこの戦争を物語っていると思う。もっともっと写真をみてみたい。
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くたくた
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読むというよりは見る。戦前のモノクロ写真をデジタルと関係者の証言でフルカラー化。とても綺麗で、かつ臨場感を持って甦った戦前ー戦中の写真。圧巻だったのは真珠湾で爆発する駆逐艦。胸につまったのは子供と女性たちの笑顔。モノクロだと歴史の彼方に隔絶された感じがする戦争が、にわかに身に迫ってきた。戦争など遠い昔だとつい感じている人に是非見てほしい。
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よし
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著者の庭田さんの出身地、広島を中心に戦前(1930年頃)から戦中・戦後(終戦翌年頃)までの写真を集めた本。月日順に写真が紹介されており、AIを使ってカラー化されているので、一本のドキュメンタリー動画を観ている感じがしました。戦前の普通の暮らしや、特攻隊の隊員たちの笑顔、繰り返される空襲、焼け野原に立つ人々の逞しさが印象的でした。
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AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書)評価75感想・レビュー28