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彼女の名前は (単行本)

感想・レビュー
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daisy
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読んでいる間中、すべての話が他人事と思えず、ずっとずっと胸が苦しかった。 特に一番最初のセクハラ被害を訴えた女性の話…会社からも世間からも責められ加害者のように扱われていく様は、日本でも同じようなことになるのでは…と思った。 韓国の人たちは、政府や社会に抵抗して、どうにか世の中を変えていこうとするところがすごいといつも感心する。 逆に、日本は本当に政治に無関心だなぁと思う。 最近観ているドラマで、何度も何度も「個人的なことは政治的なこと」と繰り返すけど、実感できている人はどれほどいるだろうか。
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やきなす
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文庫版を読みました。単行本が出た頃から変化したこと、変化しなかったことどちらもありましたが、今日もどこかで声を上げて闘っている女性や、日々を生き抜いている女性たちがいる。確かに世の中を生きている戦友がいるんだ、と感じられる本でした。
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NyankoroA
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親世代は、日本もこんな感じだったのかなと思った。私は今現在大手企業で働いているが、女性としての働きにくさや、男女の不平等は感じる。それでも、韓国の状況に比べると、私は恵まれすぎてるくらいだと思った。きっと上の世代の女性達が頑張って切り拓いた結果だと思うので、感謝したい。韓国の女性は、自らが不利益を負ってでも、ストライキして声を上げて、本当にすごい。
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せめてものパセリ
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韓国人女性たちを描いた短編集。日本とはまたちがった社会問題や女性の悩みなどを綴っている。共感できる部分も多い。
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timeturner
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取材した9~69歳の女性達の等身大の物語。セクハラ、男尊女卑、貧困、非正規雇用――女性の問題に限らず社会の不条理に声を上げ闘う人々を描いた短編集。自分だけでなく「次の人」のためにも黙っていることはやめようと決意した人達の姿が眩しい。
timeturner

これを読み終えた日の夜、韓国の大統領が非常戒厳を宣布した。即座に野党のみならず与党の議員も国会議事堂に入り非常戒厳解除を要求する決議案を可決、深夜だというのに駆けつけた数千人の市民が国会前に集結し手を貸した。そんな様子をネットで見て、確かに韓国の人達は黙っちゃいないんだなと納得した。と同時に、日本でこれが起こったらと考えて背筋が寒くなった。

12/05 10:03
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ニックネーム
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ここのところ韓国文学にハマっていくつも読んでたらノーベル文学賞に韓国文学が、という流れがあり、引き続き韓国文学。韓国で、民意が国と政治を動かす流れは、情の文化が関係していそうだと思ったり。ひとまずもっと読んでみる
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ニコラス@ケンジ
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もしかしたら前作より面白かったかも。 韓国って色んなところで 声を上げる デモを起こす てのが文化として息づいてるんだなと 良くも悪くも 次の人を産まないためにも 声を上げることって大事 続けることが困難な人も 中に入るからこそ
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ディス
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◯。ジェンダー問題に関する短編集。実話を元に再構成したもの?内容は韓国社会とジェンダーに関する女性たちの戦い、あるいは苦しさを感じるものだけど、派手な表現はほぼ無しで、生活の中から滲む様が印象的です。読んでるこちらにも静かに問題意識が芽生えるような感覚。同様の苦しみは日本でも変わらず…あるいはもっと大きな形であるはず。全体にある「2人目を出さない」という意志は、並大抵のことでは貫けないものだと思います。ごく短い話ばかりなので読みやすい。
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Ruka
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特に印象に残ったのは「私の名前はキムウンスン」「離婚日記」「公転周期」 女性の生きづらさを感じた。次世代のために立ち上がる女性ってかっこいい
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かいしゃいん(26)
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3ページくらいであきらめていたのを、再読。韓国の文化社会に頭を抱えながら読んだけど、日本も昔は同じ感じだったんだろうな、今も残ってるとも思う。あの時代にそれを「普通」として飲み込んで生きていた女性人に拍手を送りたい。うちのおかんもすごいんだよ。おかん素晴らしい。ありがとー!
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弥都
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「女性」にはたくさんの顔がある。その役割について国際的にも問題視され、題材となっている作品も増えてきたが、やはりまだ多くの事柄の主体を担っているのは「女性」であると思う。どちらの性も大変な面は持っているが男性に比べ女性という「性」は、深く複雑である為に負担が大きいとされているのではと個人的に思っている。どうしてこんな性差が生まれてしまうのか、どうしてそれが常習的な意識となって世の中が動くのか。その最中にいる彼女たちの生きにくさや難しさを我が身のように感じる本だった。
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カリメロ
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韓国とか日本とか関係なく、女性の生きづらさを感じる。
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へこたれ
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インタビューをもとに作られた短編集だから、小説というよりはエッセイ読んでるみたいな感覚だった。淡々としている。 韓国の女性たちのインタビューだけど日本にも通ずるところがあり読んでて苦しくなった。あとがきまで読んで少し希望が見えるような作品でした。
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おたま
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もともとは新聞に連載された、著者チョ・ナムジュによるインタビュー(60数名の女性から聞き取った)が元になっている。さらにそこから28人を選び、小説として書き換えたのが本作。それぞれは独立した短編になっているが、連作のように登場人物を共有している作品もある。全ての作品が、女性を主人公にして、韓国で今生きている女性たちの、リアルな生き方を描いている。最初に置かれた「二番目の人」では、パワハラ・セクハラの被害を受けたソジンが、それを黙ることなく告発し、さらにネット等でバッシングを受ける。がしかし、⇒
おたま

うにさん、コメントありがとうございます。今回の韓国での尹大統領による戒厳令の発令と、それに対する国会議員や国会職員、また普通の人々の動きには非常に胸打たれました。この本でも語られている、韓国の人々の民主化を勝ち取ってきた力、権力の横暴を許しておかない動き、そうしたところに日本と韓国との歴史と民主化の差を感じ取りました。そのようなものの一つの表現としてこの本もあるのだと思います。

12/06 08:08
うに

いやー、人々は一人一人の集まりなので、まずは自分を振り返り、動くべき時には動かねば!

12/06 19:09
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混沌工房
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隣国だからなにかと反発しちゃうことも多いけれど、かの国に住んでいる女性たちを描いたこの短編集、読んでるとああなんかわかるわーという気持ちになる。これはアジア特有なのかな。欧米でこの年代の女性たちの話を聞いて物語にするともっと違ってくるのかな。職場のセクハラやパワハラ、嫁姑関係、母娘関係、結婚、離婚…。貧困のため生理用品が買えず、その期間中は学校に来れないという少女の話はわたしが若い頃ならそんなバカなと思えるようなことだが、現代の日本でもあり得るというのが、なんとも…。
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0sanada0
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『82年生まれ、キム・ジヨン』で主人公は行動をしなかった。今作では半歩でも進む物語を、と作者の想いがジャケット袖に書かれていた。この短編集では「次の世代のため」「これ以上の犠牲者を出さないため」行動する女性がたびたび描かれる。なんて高潔なんだろう。結婚日記の「空気を読まないでいられるのも権力だよ」という台詞と、同性カップルの手助けをする弁護士の話が特に印象に残っている。
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yunyon
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読んでいて胸が痛くなる、と同時にここにも仲間がいて、自分らしく生きようと頑張っていることに励まされました。
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うすしお
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名前呼んで
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mimimimimemo12
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ストライキやデモ、一昔前の話だと思っていたけど韓国ではいまだに起こっている。日本史で学んだ時は、何の意味があるのかと疑問に思っていたが、こうでもしないと国が女性に目を向けてもくれないのだろう。学歴、社会進出を重視されているのに家庭に携わる時間が少ないと0点呼ばわり。姑との対立。日本との共通する部分もたくさんあったが、日本の20年前のような姿では?と感じた。今が当たり前、これが当然と感じず踏ん張る韓国女性たちを応援したい。もっと隣国として知るべきだ。
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くじら
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翻訳本なのにとても読みやすい。 韓国人女性のインタビューがもとになった小説。 韓国ドラマやK-popのキラキラしたイメージが強い国の中で女性たちは様々なとりまく環境と闘っている。 見てみぬふりをしない人間でありたいと思う。
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はしびろちゃん
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作中からも実際の出来事からも、韓国の女性たちの声を上げ、行動し、踏ん張って戦っている姿が伝わってきた。黙ることや耐えることを美徳だとは思えなくなるようなパワーを貰える。エピローグの「自分を取り巻く社会にも責任をもつべきなのだ」という一文、本当にその通りと頷いた。だけど私も私が関わる世間も、まだ社会に対して受動的だと思う。
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花芽里
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今の韓国社会に生きるいろんな立場の女性の物語が綴られた短編集。翻訳がとてもいい。読みやすかった。
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たま
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82年生まれキム・ジヨンの作者さん、と手に。こちらも韓国の女性の問題を様々に取り上げた短編集。老若様々な女性たちへインタビューし、そのうえで小説を書き上げたそうで、そんな名のないわたし(たち)の物語。様々な障害にぶつかり、戦う女性たちの物語で、韓国女性のたくましさを感じるけれど、彼女たちは自分の為に戦っているのではなく、次の世代の為に戦っているのが印象的。隣の国の物語とか、他人事とかではなく、自分事として向き合っていきたいな。100
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みずいろ
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韓国の女性が抱える問題を生々しく描きあげた作品。名もなき彼女たちは作品の中では名前を持ち声を上げる。一番印象深かったのは、母を介護した独身女性の物語。病で人格も変わってしまった母を、ケンカして憎んでも見捨てず面倒を見た。仕事があるからと世話を放棄した兄にわかったような説教をされると「これはドラマじゃないだよ」と言い「それからも私は、苦しがり正気を失った母と、本当にたくさんケンカを繰り返した」。受験、就職、子育て、介護と困難は続く。名もなき私達がどうか絶望せず歩いていける世の中であってほしい。
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mariya926
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色々な女性としての苦悩が書かれています。読みながらきっとそうなんだろうなと思う内容。あまりニュースを見ていないので梨花女子大学で2016年に大学でデモが起こっていたなんて知りませんでした。少しずつ文化が変わっていっている間にいる私たちが描かれています。
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きみどり
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老若の名も無き女性たちへのインタビューを、小説仕立てにした短編集。チョ・ナムジュの文章の破壊力ときたら…『キム・ジヨン』は読んだ後にしばらく寝込んだもの。序盤からセクハラで会社を辞めた女性の話がぶっ込まれてきて心臓がキリキリ。個人的にはやはり、どうしても、母娘の静かな確執を思わせる『若い娘がひとりで』に心を抉られる。母親のメンタルケアの捌け口にされた娘がここにもまた一人。私もだよ、と彼女に伝えたい。でも、絶望だけが友だちで今生は修羅の国…でなくかすかな希望も見出せる作品だった。
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ただのわたし
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ネタバレ力をもらった。ありがとう!!怒り続けることって本当に疲れるんだけど、これからも私は怒り続けると思う。 母に宛てた娘の手紙と、梨花大学のデモの話で泣いた。
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ジョージ
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ネタバレ「若い娘がひとりで」の母子間の関係と少し似ているので、読んでいて辛かった。「大観覧車」最近覚えた言い回しをひけらかせば、極端な選択をしたであろう母親。娘が嫌いで会いたくなかったのか、それとも娘の前だと正直に弱音を吐いてしまいそうだったから呼ばなかったのか、それは誰にも、当の母親にもわからないだろう。
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紅咲文庫
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60人を超える女性たちが著者へ語った物語、。インタビューの形から小説となって私たちへ共有してもらえた物語。物語は様々な立場で語られるが、自分以外の誰か、今後同じ目に遭うかもしれない誰かのために前へ進もうとする姿に心がうたれる。読了後に見直す章タイトルがこれまた響く。第4章「たくさんの先が見えない道のなか かすかな光を私は追いかけてる」 “よくあることではあっても明らかに大変なこと、ときには特別の勇気や覚悟、闘争を必要とする出来事もありました。たとえそうでなくても、物語自体に意味があります”(p9はじめに)
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kaoriction@感想&本読みやや復活傾向
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【再読】自分のままで。ここにいること、立っていること、存在していること、そのものが、そのもので、自分であるはずなのに、人は あるべき自分の姿 に悩み、もがき、葛藤する。私が私のままを生きるということがなぜこんなにも難しいのか。なぜ、泣けるのか、つらいのか。果てしなく続く問いで闘いなのだろうか。それが生きるということなのか。アイデンティティか…。再読してもやっぱり「離婚日記」「結婚日記」「母の日記」の母娘の話が好きで、半地下のジンスクのことが気になった。そして、かなしいかな、私はまだ卵を投げつけてもいない。
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ちさ
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ネタバレ韓国文学を読んでいると、次の人、未来の人のために今闘う人々がたくさん出てくる。デモやストライキも身近で行動で示す人々。「私たちだってそうだったんだよ。あたしたちの頃はもっとひどかったんだから。そんなことを言う先輩にはなるまいと、心に誓った」という台詞に私も頷く。実際言われたこともある、自分も大人になって次の世代の人々のために動きたいと思った。著者あとがきにある「卵で岩を打つ」という言葉が心に残る。役割を押し付けられがちな女性たちがありのままの自分で、自分の人生を生きられる社会になってほしいと強く思う。
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モルク
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「82年生まれキム・ジヨン」の著者による28の短編集。キム・ジヨンは差別の理不尽さを説くがそれに耐えていた女性であるのに対し、本編に出てくる女性たちは差別、セクハラ、パワハラ、モラハラなどに立ち向かっていく。とても逞しい。いろんな理不尽な思いの中、かつてはそれを仕方ないと受け入れていた自分がいた。でも私達が若い頃はもっと酷かったと被害者面で言う年配者にはなりたくない
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avo
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perhaps or maybe..i don’t much feel easy with this piece by Ms Cho Nam-hop. actually i am confused why it doesn’t come to my heart as much.. i was excited something different for my first book of Ms Cho’s. Mmm
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竹園和明
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様々な抑圧に耐えながら日々を生きる韓国女性達の苦悩と再生の短編集。夫の無理解、義父母のモラハラ、会社でのセクハラとパワハラ…など、もはや社会全体が敵!。だが本作に登場する女性達はそれに屈せず立ち上がる。己の環境を変える事がこの悪しき慣習の連鎖を断ち切る事になると信じて。男尊女卑の思想が残ったまま急発展してしまった韓国、特に一極集中のソウルは若い女性達にとって地獄だね。男尊女卑思想に胡坐をかき己の価値観を疑いもしない愚男どもになど負けるな!。一人一人にそれぞれの幸がある。それを阻む社会はおかしい。
竹園和明

【追記】日本でも、家庭でも会社でも似たような状況はあるだろう。だが韓国の女性達を縛る窮屈さ、ギスギスした空気は輪をかけてひどい。韓国は出生率も世界最低と聞くが、社会が社会たる体を成していなければ出産~子育てなど出来る筈がない。日本もようやくハラスメント被害を訴える声が上がるようになったが、その行動と今の世を生きる男女の意識の変化が、社会変えて行くのだろう。

03/09 12:36
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すみっちょ
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腹が立つ場面が多く気持ちを鎮めながら読んでいたので、何日もかかりました。私が好きな韓流アイドルも、心の中はここに出てくる男性達と同じだったりして…と考えると少し残念な気持ちになります。そうでないことを願うばかりです。「調理師のお弁当」「母の日記」が特に印象的でした。私も非正規で働いているので、この本に出てきたストライキのシーンや職場の皆が集団で立ち向かう姿はまぶしく映りました。仕事以外にも結婚生活や子育てなど、自分の生き方について改めて考えたいと思いました。
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いっこ
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たくさんのキム・ジヨンがいた。キム・ジヨンと違って、彼女たちは声を上げた。ささやかな抵抗からストライキやデモへの参加まで、さまざまな形で。いびつな格差社会、生理の貧困にあげる声に心が痛むが、彼女たちの行く道はきっと開けるだろう。声をあげる「ばあちゃん」にも、道は開けると思いたい。
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Jessica
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キムジヨンの作者による、その後の物語。数々の女性たちの生活を紡ぐ短編集です。正直ちょっと辛くて、読み終えるのに時間を要しました。
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右脳neo
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ネタバレ【メモ】「三放世代」恋愛、結婚、出産を破棄/「五放世代」キャリア、マイホーム/「七放世代」人間関係、夢/「n放世代」あらゆるものを諦めた
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白夜
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大学図書館本。電車本。
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●●
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ネタバレ日本でも、あるある。
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