読書メーター KADOKAWA Group

たちどまって考える (中公新書ラクレ)(Kindle版)

感想・レビュー
71

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ゆうあゆ
新着
疑う力は確かに弱い。
0255文字
なが
新着
この本を見かけたのは丁度1年前。読みたいなあ、と思いながらなかなかできなかった。最近になってようやく、「もしかしてだけど、自粛生活でメンタルやられてる人が多いんじゃないの!?」と思うことがあり、直ちにこの本を買い直ちに読んだ。 日本とイタリアの文化的差異や、浮き彫りになった日本の欠点のことも欠いてあるが、何よりメインは「今こそ深く思索に沈みましょうよ!」という呼び掛け。このアクティブな作者様は、引きこもり生活も徹底的になさってしまうようだ。本当にかっこいい。
なが

「"今"という視点で見れば、寂しかったりつらかったりすることも、時間が経てばその人の強みに転化されるということは、誰にでも起きることではないでしょうか。」この一文を心に刻みます。

11/04 22:38
0255文字
つんこ
新着
普段から思ってらしたイタリアと日本の国民性の違いというのがほとんどだった感じです。自粛期間中に息子さんと見られた映画などの話が興味深かったです。
0255文字
momo
新着
コロナ禍でたちどまり考えた事。世界(イタリアなど)と日本を良いも悪いも比較し、ヤマザキ流にビシバシと発信できるマリさんてぶっといな~と思った。世界平和、皆幸せな日々を願う。
0255文字
めい
新着
ネコメンタリー等のメディアを通して、よくお見かけするヤマザキマリさん、読み物は初めましてです。コロナ禍を、日本を超えて世界単位で考えるマリさんの視点が面白いです。すっきりしない国の施策。それには色々な要因があるけれど、その一つに、言語化が不得意な民族が日本であるということ。確かに、責任を持ちたくない人がわざと遠回しに演説しているだけに聞こえます。そういう私も言語化が苦手なので、直していきたいな。ヤマザキマリさん、とても面白い方ですね。これからマリさんの漫画もぜひ読んでみたいです。
0255文字
たむたむ
新着
共感できるところ、考えさせられるところ、多々ありました。日本人の文化や性質を客観的に捉える機会になりました。特に、言語化することが苦手、待ちの姿勢、といった民主主義が馴染まない点に共感です。熟考せずに思考停止、鵜呑みにしてしまう自分自身のことも反省。ただ、亜流でもいいので日本なりの民主主義を確立して、そこで暮らす日本人が豊かで幸せなら、欧米の民主主義を目標とする必要はないのかな。
0255文字
そら
新着
10代からイタリアへ渡り、外国人の家族を持ち数ヵ国で30年以上暮らした経歴を持つマリさん。家族が住むイタリアと日本の国民性の違いや、コロナ禍で改めて気付いた歴史や医療、文化について多彩に語られている。文化を不要不急と捉える日本と人類の発展には不可欠なものと捉えるヨーロッパ諸国の差。他者から見られる姿を自分自身だと捉える日本社会の傾向。コロナ禍で改めて浮き彫りになった各国の事情や個性の違い。パンデミックの中でこういったことに気付き、いろんな事柄について立ち止まって考え学習する機会と捉える。大変参考になった。
0255文字
ふぁんふぁんた
新着
ヤマザキさんの経験から来る物の見方や考え方について参考になった。今更かもしれないが自分ももう少し何事にもよく考えてみようと思うに至った。
0255文字
  ルピナスさん
新着
国境のない生き方を謳うマリさん。本当は拠点を決め、ままならない事には「だってこういうものだから」と達観した方が生きやすい。それでも発言するマリさんについて批判的な声も強いようだが、物事を俯瞰で見る事を教えてくれるとても聡明な女性だと思う。イタリアは中国経由でコロナ感染拡大がいち早く来た国だったが、中国を恨む気持ちは国内にないという。経済的に今必要なのは中国だし、あらゆる事が自分達の思い通りにならないという歴史に鍛えられてきたからだと。懐疑性という想像力が社会の質を高める、等は私には目の醒めるような視点だ。
0255文字
Yasutaka Nishimoto
新着
2020年9月の発行なので、それ以前の新型コロナのパンデミックについて書かれた本。イタリアでの生活の経験と、そのイタリアにいる家族の元へ帰ることのできない、当時の現状。日本の感染拡大への対策とイタリアが大きく違う部分は、どうしても民族の考え方や暮らし方に影響しており、日本は結果的に周りにいい格好をしたいという、明治の始まり頃からの欧米諸国への憧れがあると思うし、初動もその続きも間違えたのは、想像していなかった立て続けの出来事の襲来のようだ。最初からはやり直せないが、せめて仲違いせずに今後へつなげてほしい。
0255文字
カラヤ3
新着
漫画家・文筆家のヤマザキマリ氏がコロナ禍の中で文化比較的に考えたことを書いてある。こういう考え方もあるなと思いながら読んだ。
0255文字
トンボくん
新着
「民主主義とは参加することである」が良かったです。当たり前のことなのだけど出来ていなくて、僕も少しずつ変わっていこうかなと思わせてくれました。「口を出すなという反応は、民主主義の仕組みを理解していれば、本来出てきようもないものです」という言葉にはハッとなりました。
0255文字
にーに
新着
コロナのことがメインで、国の違いから、日本の特性について書かれていて、とても面白かったです。イタリアの自粛の楽しみ方も素敵で、コロナだけでなく、いろんなことを本当に考えさせられる本でした。
0255文字
ぱじゃぱじゃ
新着
昨年9月出版だが、当時と今ではワクチン接種が始まったこと以外何も大差ない。感染制御に失敗し、緊張感の薄まりから感染予防の意欲を無くしている。フラストレーションの高まりと政治の無力さばかり感じる。ヤマザキさんがコロナで日本滞在が長引いた手遊びに書かれたこの本は、百年ぶりに起こったパンデミックに対して科学技術やインフラなどでは有利になったのに結局人類は本質的に変わっていないためにギクシャクとした対応をしていることを日本、イタリアを引き合いにして指摘している。鋭い観察眼と推察はいちいち頷かされる。
0255文字
muny
新着
ネタバレ文筆家。コロナ化の日伊比較。コロナによる困難・抑制からの解放をルネサンスになぞらえ期待。日本の民主主義、言論抑制への考察。
0255文字
Akira Suzuki
新着
コロナ禍を通して著者が改めて感じた「日本とは、日本人とは」という趣の本。コロナ禍の日本人論。イタリアと比較することで(イタリアの方が優れていると言っているわけではない)日本の異質性を際立たせ、この国の、そこに住む人の本質をえぐり出す。その日本人のひとりが自分であり、著者の見方に反発も覚えながら、一方でそうかもしれないなぁと自省的に読んだ。
0255文字
MIHOLO
新着
マリさんの熱い言葉を持ってるのに俯瞰で物事を観察してる所が大好き。清水ミッチャンと対談のなかで、ミッチャンが「マリさんは大変な経験してるのにそう感じさせないのは喋り方かな?」って言ってたのわかる気がする。マリさんの考えが読めたことがコロナ禍で唯一の良い点だった。
0255文字
chietaro
新着
今の事象だけではなく、物事を俯瞰して見なければいけないと感じました。日本の学習指導要領に感染症の内容が盛り込まれるといいのになぁと思います。国民性の違いはありますが、良さをお互いに取り入れると前に進めると感じました。
0255文字
きょん
新着
イタリアの市井の人たちの考え方や日常が興味深かったし、古代ローマやギリシャについても本を読みたくなった。明治維新以降、日本は西洋と肩を並べるために必死になってきたわけだけど、そのために取り入れたこと、捨ててきたことが本当に日本人の特性に合ってるのかというのは疑問だし、いい加減冷静に考えないといけないと思う。
0255文字
栗羊羹
新着
今、地球上で暮らす人々が誰一人経験したことのない、全世界共通の非常事態。その中での人々の暮らし、政治家達が挙げた声、「不要不急」に対しての日本の曖昧加減、そしてなぜイタリア人はマスクを嫌うのか…残念ながら、コロナの出口はまだまだ見えません。もちろん、最大の注意・予防をしながら、この非常事態の中で考えた『なぜ?』『どうして?』のヒントを少し貰いました。
0255文字
たつなみそう
新着
ネタバレ「国境のない生き方」で、世界市民としての生き方に感銘を受け、ぶっとんだ人だなと思っていた。コロナ禍でもイタリア人家族とガンガン議論して、そのうえで日本の奇妙さに注目している。「これがイタリアという国です」という醒めたコメントをマスコミが流すところは、大人の国だなと感じる。日本人は「永遠に大人になりたくない子供」で「日本は素晴らしい国」ばかり強調するが、そんなでは世界とわたりあえないよと語る。対話し続けるのは、心底面倒くさいものだ。でも、たぶん、それしか方法がないであれば、覚悟を決めてやるしかあるまい。
0255文字
きーこ
新着
イタリアにご家族がいて、これまでにも世界各地を住まいとしてきたヤマザキマリさんが、移動を制限されたこのコロナ禍において考えたことが綴られた一冊。その視点は血が通っていて、それでいて静かだ。単純に比べて糾弾するのではなく、各国の習慣や習性を踏まえつつ、それでも疑問に思うことは投げかける。それはまさに、彼女が書いているように他の人の言葉を呑み込む前にまずは自分の頭で考えて自分の立つ場所を足の裏で感じることだろう。昨年の自分に渡してあげたい。たちどまることは息を止めることじゃない。深呼吸をすることだよ、と。
0255文字
ゴロチビ
新着
ネタバレイタリアに帰れない10ヶ月の引き篭り期間でこんな本を書いてしまうヤマザキさんてちゃっかり屋さんだねー。大筋は、著者の他の本のいつもの内容と同じなんだけど、主張が明確なので読んでて面白いし、そうだよね〜と頷くこと多い。危機に瀕すると、日頃は隠れていて見えないボロが露出するって本当だなぁ。人類史上未曾有の危機かもしれないコロナ禍も、弱みが鍛えられて前より強くなるチャンスかも?と捉えれば、ただ嵐の過ぎ去るのを待ってじっと息を潜めているよりいいし前向きになれる。日本型デモクラシーってのも確かにありかもしれないね。
ゴロチビ

アイドル論のところ。ピンアイドルの聖子ちゃんとAKBは、確かに責任の重さが違うように見えますが、集団の中でセンターを張るという別次元の修羅場もあるわけで、秋元康スゲ〜!といわざるを得ない。

03/05 20:50
0255文字
青木 蓮友
新着
ああ、借り物じゃないというのはこういうことなのですね。この腹の底ずっしりきてる充足感、滋養あるものをたっぷり摂取したような、内側から何かがみなぎってくる体感があります。ほんっとうに凄い。「ヤマザキマリ」をどれだけ読んでも、テレビで観ようが、ラジオで聴こうが、いちいち全部が新鮮で面白い。当然すでに知ってる話もあるわけですよ、それでも面白い。もうごめんなさい、虜です。どこかで聞いたような言葉とか表現とか流行っている視点とかそういうのが一切無くって、その後ろに自分だけでひとりきりで考えた佇まい、気配があります。
0255文字
助三
新着
超活動的・好奇心のカタマリの著者のような方には耐え難いコロナ過行動制限も、元々興味の範囲がごく狭くネチッこくて偏執狂的なワッチの場合、煩わしい付き合いもしなくて良く好きなことに没頭できる今の時間は結構貴重だとか感じちゃうんだよな。だから良い映画・良い本を読めてヨカッタ的な所に主に反応。
0255文字
げんさん
新着
コロナ禍に於ける日本の曖昧な施策に疑問を呈する。何をもって「不要不急」とするのか?規制のない東京アラートは何を意味したのか?
0255文字
えっこ
新着
良かった。国境を接し、他国からの侵略経験を持っている西欧諸国と同じ土俵で闘うために、闘えると信じて共通ルールの西洋式民主主義を取り入れたけど、どうやら使いこなせていない。そんな感じに見えるんだね。確かに、政治家は全然討論しないものね。お互いの意見を表明し、議論し、落しどころを探り合う。そういう教育を受けてないよね。ディベートは、訓練だもんね。日本は、どうするのが良いのかって、結局は自分はどうしていきたいのかと自分を見つめることから始まるのかも。
0255文字
けろ
新着
イタリア在住、ポルトガル等にも住んでいた著者。コロナでイタリアに戻れなくなりその間に執筆。圧倒的な読書量の方である。イタリア人の性質や家族観については想像がつくものだった。「なぜ松田聖子のようなアイドルが今生まれないか」には気づきがあった。そういえば近年アイドルは皆グループだ。責任が薄れ恥をかく割合も減るだろう。日本人の「失敗したくない」病の表れか。コロナ後にルネッサンスのような華の時代を迎えられればいいが。
0255文字
tenori
新着
知性にあふれた痛快な新書で、好印象。世界各地に居住経験があり、漫画家としての観察眼を持つ著者ならではの切り口。第三者的な視点で日本という国を分析できる日本人は少ないなかで、コロナ禍と終息に向けての生き方にヒントを与えてくれる一冊。様々な情報が錯綜し、政治的にも医療的にも混乱している状況にあって、最終的な選択するのは自分自身。誰かを責めることをせず、べき論に集約することもない。各国の事例、日本の歴史や風習からみた西欧民主主義との比較。優しくテンポ良くまとめられているので、若年層にもお薦めしたい。
0255文字
ぬぬ
新着
ネタバレ他国や他人の考え方に触れて自分の中で考えていくことの大切さを感じた。アイドルの話にあった、時代の変化、現代のユルさのところが興味深かった。 ここで指摘されている日本人の現状に当てはまっているところが自分にも多いと思った。すぐに人をカテゴライズしていないか、会議で異論を唱える人を白い目で見てはいないか、自分は職業柄もありやや閉鎖的になりがちな部分もあるので気を付けようと思った。
0255文字
りー
新着
ネタバレ漫画家のヤマザキさんが、コロナ下で考えていた事が書かれています。多くの国で生活した経験があり伴侶がイタリア人、日常的に世界中を旅している人が何を考えたのか、知りたかったのです。日本における民主主義が、どうやったら成熟していくのか?民主主義は日本に一番合った政体なのか?という疑問は苦い思いで噛みしめました。「仕方なく帰属している人もいる。でも、ほかの楽器と一緒にならないと出てこない音がある。それを踏まえて、群れになる。」異質さを受容していけるかどうか。まずは一人一人がソリストとしての音を持つべき。と。
0255文字
Yukko
新着
私も海外生活をしていたので彼女の言う事はよくわかる。日本はロリコン文化。若いほど幼いほど価値がある。逆に海外は成熟文化で幼い事に何の価値もなく、子供たちは早く大人になりたいと思う。でも新しい物(若い物)がヨシとされるのは伊勢神宮の20年毎の式年遷宮があるように、ず~と昔から日本人のDNAに組み込まれているのかもなあ(^^;)
0255文字
Asakura Arata
新着
エッセンシャルワーカーの端くれであるので、立ち止まるわけにはいかないが、考えてみた。自分とは異質なものを排除する日本人の習性があるのであれば、明治維新以降、異質なものを取り入れなければならない状況の連続で、随分無理をしてきたのだと思う。その反動が今でている感じがする。
0255文字
ユーキ
新着
トイレットペーパーが足りなくなるっていう噂が広まってた時期に買い占めをした話をユーモアエピソードとして書いてるのには価値観が違うんだなって思った。
0255文字
るい
新着
テレビで拝見して、自由というか波乱万丈な人生を生きていらした方だなと興味を持って本を読みました。恐れ入りました!m(__)m何事にも、ある意味、日本人離れした見識・知識をお持ちの方でした。年ばかりとって、ミーハー・ふわふわの私ですが、「たちどまって考えさせられました。」世間体、同調圧力、曖昧を美徳とする日本人、自分の頭で考えろと言われたのですね。もっと、色々、なるほどと思ったこともありましたが、書ききれませんので。ベストセラーで長いこと順番待ちでした。
0255文字
かのこ
新着
読書メーターで見かけ読んでみようと思いました。イタリア人と比較して、日本人特有の良いところ悪いところが書いてあります。自分のことというのはわかりにくいものです。ましてや井の中の蛙では、なおさらです。客観的に自分を見てみようと思いました。
0255文字
hiro
新着
★★★★日本の歴史、文化が作り上げた日本人の考え方。政策、責任、スピード、どの国にも良いところも悪いところもあると思うけど、今の日本どうなんだろう?どうなっていくのか…
0255文字
キオン☆
新着
イタリアは塩野七生氏も印象強い。イギリスをフレイディ氏、イタリアをヤマザキ氏、アメリカは堤氏か、座談会を望む!ときの話題の本著。昔デイベートが持て囃されたが、浸透したか?ビブリオバトルも盛んに耳にした。今は?ものことの言語化が馴染まないのは、たぶん国民性もあると思う。逆に奥ゆかしさがない、でしゃばりとの感想が寄せられそう。文明の利器は発達し、人間がついていけない現実を感じる。便利な生活に、大切な物事を失くしているようだ。その答えは、10年かいや5年先か。勇気ある彼女の若かりし行動力に拍手。図書館本。
0255文字
ぺんぐぃん
新着
今まさに起こっているパンデミックを、著者の口述をおこしたかのようなわかりやすい言葉で分析している。西洋式民主主義は日本になじまない、「失敗したくない」体質、日本の同調圧力の強さ、「デジタル脳」の脆弱性等示唆に富む。立ち止まったことで様々な謎が剥き出しになったのは、コロナの功績の一つだろう。私も高校時代にはまった安部公房が取り上げられていたのも嬉しい。それにしても、系統立てた訳ではないのに、幅広い教養で日伊間の違いをユーモアを交えぐいぐい迫って一気読み。「リコーダーでタイタニック」はウケなかったけど。
0255文字
Kanako ONO
新着
パンデミックとイタリア事情(現在と歴史)、コロナ禍で浮かび上がってきた日本人の考え方のパターンなど、共感できることが多く興味深かった。薄い新書だけど内容は濃密だった。「たちどまって考える」の考えるは、すぐに答えを出そうとするのではなく、本当に根気強く熟考すること。むやみに気を紛らわすのでもなく、ただ絶望や破壊願望に酔うのでもなく。今の苦しい自分もその時にあるような気がする。
0255文字
全71件中 1-40 件を表示
たちどまって考える (中公新書ラクレ)評価100感想・レビュー71