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ダムナティオ・メモリアエ つくり変えられたローマ皇帝の記憶

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jntdsn13
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damnatio memoriaeは「悪帝」とされた皇帝を碑文等から抹消する刑法的処分という漠とした知識があったのみだったが、そのようなモムゼンらによる定式化に対し、本書は時代と皇帝ごとにもう少し立ち入って検討する。そもそも悪帝のメモリアの破壊が慣習として既存し、その徐々な定式化、必ずしも徹底しないこと、政治的による弾劾と復権の往復、大きな背景には碑文などによる顕彰を重要視するローマ文化ともに隆盛し、その衰退と大理石の採掘停止=リサイクルとともに消えていく等。文体と章頭の解説など構成も全体的に読みやすい。
0255文字
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カリグラ、ネロ、ドミティアヌス、コンモドゥス、セウェルス朝諸帝の碑文削除や像の改変、破壊と言ったものを取り上げて、どのようなプロセスで行われ、どのような背景があるのかを探る感じ。皇帝の意を汲んだ人々がそういうことをやっている姿は、色々と思い返すことがある、、、 https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2021/06/29/000000
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