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月蝕島の魔物 (創元推理文庫)

感想・レビュー
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ネタバレ19世紀のイギリス、クリミア戦争から生還した主人公が、チャールズ・ディケンズやハンス・クリスチャン・ アンデルセンらとともに活躍する冒険譚。 ヴィクトリア朝のイギリス、実在の人物が活躍、謎の魔物、と魅力的なパーツが揃っているのに、今ひとつ物足りない印象。 ディケンズやアンデルセンのキャラクターが立っていないのと、魔物の存在感が薄いのが原因? 「ヴィクトリア朝怪奇冒険譚」三部作の第一作目だが、残念ながらシリーズを続けて読む気にはならなかった。
0255文字
Hattifnatt
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おもしろかった!実在の人物と架空キャラクターの交錯はすごい。時代考証がしっかりしていて、しかも語り部であるニーダムが「過去の体験」を語っているから、この時代はこうだったが後にはこうなったとかそういう記述も多くて、本当に自分で追想している気になってくる。いつの間にかニーダムの視点と同化している。メープル好き。田中芳樹さんによくある「若い女の子のキャラクター」で創竜伝の茉理を彷彿とさせなくもない。むしろ原型か。安定の田中芳樹さん、文句なし!あと二作もすぐ読みます!
0255文字
二分五厘
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三部作の第一巻を一番最後に読む。なるほど、これがあの噂のアンデルセン……(^^;)ディゲンズさんが可愛く見えるほどの奇人ぶり。史実なんだろうか。氷山に閉じ込められた約300年前のスペイン帆船が、月触島へと漂着したとの報道。ディゲンズが興味を示し、居候のアンデルセン、更には二大文豪に振り回されていたニーダムとメープルまで見学に出かけることに。だが月触島の主・ゴードン大佐やその一家に目をつけられてしまった一行は……。後のお話に比べて冒険要素が少ない分、これから活躍する登場人物達をよく知ることができるかな。
0255文字
彩莉
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ネタバレさすがの田中芳樹で面白かったです。十代向けだし、老人の回顧録の形をとっているし、有名人の登場人物には史実があるし、で「皆殺しの田中」を恐れる向きでも安心して読めるんじゃないかと……安心できますよね? アンデルセンがディケンズ宅に滞在していたのは初めて知りました。主人公が貸本屋の社員で(ミューザーとあるけどミューディーズがモデルなんだろうなあ)コリンズだのテニスンなども登場するのでヴィクトリア朝の文学好きにはたまらないです。あと這いよる恐怖…もしかしてニャルラトホテプ? デザイン等違うのでイメージだけかな
0255文字
gunners
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19世紀イギリス。会員制貸本屋で働くことになった帰還兵のニーダムと姪のメープル。さらにはディケンズとアンデルセンの文豪とともにイギリス北部の月蝕島で氷山に閉じ込められた帆船の謎に迫る冒険活劇。歴史上の人物や事件をはさみながら田中芳樹らしい冒険譚になっていた。理論社ミステリーYA!で刊行された一冊だが、ミステリ色は薄めで少年向けの内容。
0255文字
考えない人
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ヴィクトリア朝の英国を舞台にした冒険活劇。19世紀のイギリスが見てきたように描かれていてすごいと思った。歴史上の人物や時代背景についても丁寧に解説されていてとても勉強になった。あとがきによると10代の読者が対象らしいが私(20代)でも十分楽しめた。巻末の参考文献の数がすさまじい。作家って大変だなと改めて思った。
0255文字
りー
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ネタバレ時は1856年、ヴィクトリア朝の英国。クリミア戦争で死線をくぐり抜け、ヨレヨレになって帰国したネッドは、元気な姪っ子メープルとともに、会員制の貸本屋で働くことになった。勤務先の縁で、大作家ディケンズと英国滞在中のアンデルセンのお供として旅に同行し、大事件にまきこまれる。ヴィクトリア朝の英国の雰囲気を満喫しながら素直に冒険を楽しんだ。人類未踏の地が残されていた最後の時代。文章の端々に出てくる田中節が懐かしい♪
0255文字
ラムセス
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文庫じゃないんだが。理論社 ミステリーYA! ページ番号は436まで。
0255文字
ラムセス
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文庫じゃないんだが。理論社 ミステリーYA! ページ番号は436まで。
0255文字
雪乃
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【図書館本】シリーズ1作目。面白かった。
0255文字
スプリント
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読み手をワクワクさせる手法に長けてる著者ならではの作品。
0255文字
Tetchy
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ヴィクトリア朝怪奇冒険譚第1作目の本書の舞台はスコットランド沖にある月蝕島。ヒーローとヒロインにディケンズとアンデルセンと実在の人物が登場するのも田中版19世紀冒険活劇の特徴だ。実在の人物が実にのびのびと動き、さらに胸むかつく悪党が登場し、意外な人物の正体になじみのない西洋の近代史の蘊蓄も散りばめられ、さらに最後は怪物の対決とエンタテインメントてんこ盛りの作品だ。教科書では決して学ばない当時の人々の生活様式や風習を書き残すことで読者が興味を持ち、次世代の歴史小説家が生まれることを作者は期待しているようだ。
0255文字
ルシュエス
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本文挿絵が見た事あるなと思ったら後藤さんでしたか。加藤&後藤な雰囲気の表紙じゃないので気付かなかった;  戦争から帰ってきた主人公とその姪が、仕事を遂行する上で冒険と危険に巻き込まれていくヴィクトリアン怪奇譚。主人公側はいずれも欠点がありながらも魅力的な人物で、物語も軽快に進む。怪奇部分は少し物足りないですが、田中さんの作品を読むのは高校生以来ですが、読みやすいですねえ。
0255文字
枝乃
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氷河に閉じ込められた帆船を想像するだけで胸が躍る。ビクトリア朝時代。メープル・コンウェイは明るく聡明な少女で、読んでいて心地良いヒロインだった。語り手であるメープルの叔父エドモンド・ニーダムも、普段は穏やかな紳士に見えるが、いざ戦いの場になると、クリミア戦争の帰還兵らしくとても格好良かったよ。そこにディケンズとアンデルセン、その他の史実が登場人物として加わり、娯楽と怪奇と歴史を一緒に楽しめた。
0255文字
毎日が日曜日
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★★★
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金曜日のライオン
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ネタバレ読了。19世紀中盤に経験した出来事を、20世紀にまとめたという体で書かれており、史実にフィクションを重ねた怪奇冒険譚。当時や後々の文化や世相、科学技術の話をうまく物語に織り交ぜた語りは興味深く、主人公と姪のコンビをはじめ、実在した文豪たちなど、魅力的でバランスのいいキャラクタ配置も、読みやすく、最後まで気持ち良く引っ張ってくれる。反面、タイトルの魔物や、冒険のきっかけとなる氷漬けの難破船は、期待したほどは膨らまず、こちらはちょっと物足りなさが。まさか、一番の魔物は人間です…みたいなことが言いたかったとか?
0255文字
ちょび太郎
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ネタバレ怪奇冒険小説。時代設定が好み。不自由で、怪奇にあふれて、理不尽な時代だった。冒険はそれなりにワクワク。怪物まで出てくるけど、描写が少なく残念かな。もっと戦ったりしてほしいが、ちょっと人知を越えていたかも。
0255文字
UN
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たぶん田中芳樹さん初読み。YA対象の冒険活劇といったところ。ディケンズとアンデルセン、ナイチンゲールが同時代であり、その人となりが興味深かった。
0255文字
てんつく
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タイトルの魔物の存在感が…。とにかく楽しいドタバタ冒険劇でした。
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多津子
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ネタバレヴィクトリア期の英国、クリミア戦争帰りのエドモンドと姪のメープルが働いているのは会員制の貸本屋。そこで関わるディケンズとアンデルセン。彼らとと共に赴いたある島に漂着したのは、氷山に閉ざされたのはスペイン無敵艦隊のうちのひとつ。史実にフィクションを混ぜた、田中芳樹らしい冒険活劇。エドモンドは穏やかに見えて強いし、メープルは可愛い。そして参考文献の数がすごい。どの作家もそうなのだろうが、この作品のために集めたというよりも、これらを読んでいるからこそ生まれた物語なのだろう。
0255文字
こざくら
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ネタバレ(d2311-60)『ヴィクトリア朝怪奇冒険譚』3部作第1部。他の本を読んだ時も思いましたが、田中さんのこの類のお話ってハラハラドキドキワクワクと三拍子揃ってて、とても面白いです。登場人物が皆チャーミング。怪物よりも人の心の中の嗜虐心の方がホラー(>_<)でした。ディケンズの言葉に納得。
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にやり2世
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魔物の正体が分かるシーンはよかった…。しかしアンデルセンがなんともかわいらしいおっさんだった。
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こはく
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ネタバレ魔物、最後のほうでやっと出てきたと思っていたけど……ああ、そうか、ディケンズの言葉で気がついた。「魔物」って、おどろおどろしい怪物のことだけではなかったのね。人を人とも思わない計画や、曲がった趣味で女性たちを害したり、復讐のためになら罪のない者まで巻き添えにしようとする、ゴードン家の彼らの心の中に、そこにいたのね。……そして、悲惨な戦場の記憶から逃れられない、ニーダムの中にも。 ディケンズに愛すべきアンデルセンと、実在の人物たちものびのびと活躍し、とても楽しめた。メープルちゃん頼もしい!続きも待ち遠しい。
0255文字
Kannami-Yuuichi
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ネタバレ物語として面白いし、挿絵も素敵。3部作とのことなので、続編も楽しみ。また、終盤のディケンズのセリフに共感。「目に見える怪物には興味がない」(途中、略)「吾輩が書きたいのは、人が引き起こす怪異なのだ。」怖さや面白さは、怪物や魔物そのものではなく、それに反応する人間の行動や心理にある、と思います。
0255文字
森田
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ものすっっごいおもしろい!
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響
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ネタバレ20210105。あとで書く
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ちなシケ
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⭐️⭐️⭐️
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うろっくす
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田中先生、この組み合わせ(若い有能な叔父と快活で行動的な姪)好きだよなぁ。
0255文字
keisuke
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文庫化再読。
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ポップル
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海外小説の翻訳本みたいだった。ディケンズやアンデルセンの人となりが面白かったし、軽くサクサク読めた。3部作なので後2冊も読んでみてもいいかな。 ニーダムと姪のメープルの冒険譚
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