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現代将棋を読み解く7つの理論 (マイナビ将棋BOOKS)

感想・レビュー
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茜あゆむ
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ネタバレ将棋ウォーズ初段に上がってのち、12連敗を喫し、積んでいた本書に手を伸ばした。 現代将棋を支えるロジックを分かりやすく解説してくれる本書は、観る将の人でもためになるのではないか。
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はおう
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ネタバレわかりやすくて面白い。ソフトが導き出した序盤の最善を言語化。実戦で再現できるかどうかはまた別の問題だが…
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はしぞう
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現代における将棋の主流となっている考え方。従来の常識が塗り替えられていった変遷。多くがAIにおける新たな概念が源泉となるのだが、本著はそれを理論的に説明しようという意欲作である。いろいろ参考になる記述があったが一つだけ備忘録。P43 《従来》「堅さは正義」+「隙あらば穴熊」→《現代》「先行は正義」+「攻め駒を素早く五段目に進める」。穴熊の優秀性を否定するわけではないが、現代では「堅さは正義」という価値観から「先行は正義」という価値観に変移している。それゆえ、穴熊の出現率が減少したという背景がある。
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たか
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ネタバレこの本は2つの点でこれまでの将棋本とは異なる。 1つ目は、居・振飛車や個々の戦法を横断し、現代将棋の考え方を説明している点。特に将棋AIが登場し、いままでの将棋感では理解できない手筋について、相対、即効、耐久、可動等の言葉で言語化されている。 2つ目は、強豪ではあるが棋士ではないブロガーの書である点。将棋の場面評価はプロでも難しいものの、それが将棋AIの普及とともに場面評価そのものではなく、なぜその評価になるかの説明・言語化ができる人の需要があるのだと感じた。 将棋を見るのがさらに楽しくなりそうである。
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POWER
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級位者の見る将です。子供の頃に少し将棋に触れており、最近になって約15年ぶりに、また見るようになりました。子供の頃に見ていた将棋と全く感覚が違っていて、不思議に感じることが多かったのですが、その理由がロジカルに説明されていて面白かったです。最初の3章の「相対性・即効性・耐久性」の三すくみの説明が白眉。一方、最後の「変換性」などは昔から言われている「駒得よりスピード」という奴で、(大事なことではあるけれど)べつに「現代」将棋ではないな、という感覚。
POWER

羽生vs藤井の王将戦・第2局、羽生の▲8二金が注目を浴びたが、これも「クリップを壊すことが最短の寄せなんだなぁ」と考えると、何となく分かったような気分になれる。それだけで少し楽しい。

01/28 04:42
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sumitarou
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読みたいと思っていたが、横浜市の図書館にも置いていないので、bookoffオンラインの買い物リストに入り続けていたが、99円キャンペーンで入ったkindle unlimitedにあったので、ようやく読めた。kindle unlimited万歳!
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呼吸器内科医K
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22-093 ★★★★★「~~~理論」が7つ並び、順を追って体系的に解説されている。驚くべきことに、これらの理論を読むと、現代将棋でよく見かける手法の優秀さや、廃れた戦法の弱点などが浮き彫りとなった。とてもエキサイティングな一冊だった。メタ認知が非常にうまい著者の頭脳にもあっぱれだった!
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akihiko810/アカウント移行中
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元奨三段・アマ高段ブロガーの著者が、現代将棋の「プロや高段者の思考法」を論理的に分析し言語化した本。  この本は凄い。将棋勝利思考法、つまりは「大局観」を言語化した本は初めてではないか。「手筋、次の一手」に出てきそうな妙手のパターン分類化に成功した。ただし、内容は高度なので初段程度ないと理解できないかもしれない。 現代将棋=囲いを手抜いて速攻・固さよりバランス重視 がなぜいいかを解説。金銀の連結「クリップ」(片美濃、エルモ、雁木の連結)、四駒方式(四枚の攻めは切れない。攻め駒3枚以下は駒の補充、
akihiko810/アカウント移行中

5枚以上なら捨てて寄せ)、角と香の駒の価値の変転(局地的な攻めには香が強く、広い攻めには角が強い)など。特に「角<香」の変転は私の負けパターンに多いので、目から鱗だった。 /相対性(攻めには攻め、受けには受け)、即効性、耐久性(争点を作らない、玉の受け)、可動性(大駒、玉の広さ)、保全性(飛車に金のバランス)、局地性(駒損時は局地的な攻めで1点突破。駒得時は広い戦場)、変換性(駒を速度、安全度との変換)

06/27 14:43
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James
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AIの出現により、ここ数年でプロ棋士の指し手が大きく変わった。この変遷を具体的な戦術として書き記した参考書は数あれど、理論=大局的な考え方によって体系化しているのは本書ならでは。どの理論もおそらくは著者の造語であるが、現代将棋の特徴を無駄なくまとめている。現代将棋を一言で表せば「囲いは手抜いて速攻」になるが、この認識だとアマチュアは痛い目を見る。背景にプロのどんな戦略・打算があってこのようなトレンドになったのかを知るためにピッタリな一冊であった。
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Macallan
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現代将棋においてどんな思考過程で手を組み立てていくかを、理論っぽく整理した本。従来型の囲いに手数をかけずにいかに盤面を支配し、攻めを続けられるか、に現代将棋が収斂されているのがよく分かる。多分必ずしも新しい概念ばかりではないと思うが、それらも含めて整理されていて分かりやすい。プロの手筋は居合の達人のような、高度な間合いがあって素人目にはよく分からないが、突き詰めるとどんどんレベルの高い状況判断能力がもとめられてゆくのだろう。最後はやっぱり自分で強くならないと理解は及ばないんだろうなと思う。
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⭐︎治栄⭐︎
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20〜30年前に将棋の定石を学んだため、この本でAIの進化に伴い大きく変化した現在将棋を学べて1段程は強くなれた気がする。一昨日の将棋大会でも、本書をヒントに果敢に攻めて好成績を納めることができた。コロナで開催が危ぶまれるが、来月予定されている全国大会に備えて更なる研鑽に努めたい。(電子版にて購入)
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朧月
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将棋はちょっと離れているので、真面目に読み解くのはちょっとしんどかった。 とはいえ、骨子となる考え方の話は参考になる。アナロジーとして他のゲームや思考法に応用できるなぁと、思う。
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Book Lover Mr.Garakuta
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【図書館本】【速読】:将棋については知識不足で良く解らなかった。
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推理
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ネタバレ相対性=相手に合わせ駒組。攻に攻、受に受/昔は玉固め=先手有利=先手攻後手受。後手先攻したい→相対発生/相対→先後同型増/相対→均衡→膠着成功→千日手に困る先手/良さでなく悪くないが目的/先後同型は互角と限らない。攻勢に反撃ないと劣勢/形でなく目的を相対する/同手数を相対する/相対→均衡→手がなく困る=行詰り。x劣る囲いで相対。行詰前に開戦/即効性=先攻速攻で相対性を破壊。囲う前に攻め。駒損でも敵陣混乱。桂跳ね。早繰銀。振飛車/受けも即効化。穴熊減。囲い簡略。左美濃増。居玉増。居玉←角飛流弾←予防歩等/
推理

互いに即効→相対に似る/耐久性=速攻へ防備。歩衝突回避し争点なくす=速攻ない/早繰銀→筋違歩で対応→腰掛銀で勝利/囲い崩しても争点回避/玉は最強守備駒→戦場に接近/囲い簡略→x玉を守るo玉で守る/相対と即効と耐久は三すくみ→可動性=駒効率最大化=攻め筋拡大。大駒利き増、道増。2筋歩早伸→飛の道。銀引き角通す/成る=駒利き増/玉堅さ=狭さ=危険。広さ=相手攻めを流す。相手囲いを狭小化。盤面全体が戦場→逃げが利益/対抗形→局地戦→広さでなく堅さ→相穴熊等/保全性=攻駒を守る。4八金で2九飛。玉守りは金銀三枚→

08/01 13:42
推理

二枚化→金で飛守。銀で角、飛後桂、銀で飛/銀斜金=簡単に強防→積極速攻。エルモ囲い銀矢倉/局地性=戦力戦場集中。将棋=駒組+行進+突破+寄せ。突破は困難→戦力集中。駒損=戦力不足→狭く戦う。駒得→広く戦う。不利点では不戦。相対で微利→争点化/角=広向。香=狭向。価値逆転/変換性=終盤駒価値変動。守る金高騰→はがす取る高騰/詰みに役立駒高騰/駒を高騰駒と変換/駒損を状況と変換/手番渡し危険駒遠ざけ/駒と速度を変換。駒損→局地戦。駒損を玉安全高騰に変換/駒損で敵玉狭さ変換/攻駒四枚。五枚以上変換。三枚なら補充

08/01 14:04
0255文字
ばにき
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現代将棋のトレンドを言語化。秀逸。おそらくその多くがソフトからの流行。藤井聡太がなぜ強いか技術的にちょっとわかる。
0255文字
みんく
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級位者のわたしでもおもしろかったー!基本の手筋から、現代将棋ならではの手筋まで、七つの理論に分類。豊富なプロの実戦をもとに解説してあり、分かりやすい。「さっさと桂を跳んで速攻」「堅い囲いより広さ」などの即効性理論の、現代将棋への影響は大きい。あとがきには「一昔前は特定の戦型の将棋ばかり指され、どことなく閉塞感が漂っていた」のが「現代将棋は多種多様」と、未来は明るい。AIの出現によって、先手がこう指せば必勝みたいな定跡ができ、将棋がつまらなくなるんじゃないかと危惧していたけど、全然そんなことなかった。
みんく

2018年3月2日、第76期順位戦A級11回戦。名人戦挑戦者を決定するための6者によるプレーオフ開催が決定したこの日。渡辺明棋王は三浦弘行九段に敗れ、B級1組への降級が決定。この棋譜の解説も、即効性理論の【囲いの変遷】の章に記載があります。この負けが、渡辺棋王にとってもターニングポイントだったのでしょう。その後、2020年2月27日、今度は三浦九段に勝ち、順位戦21連勝で名人挑戦へ。その後、名人奪取。今年も4月7日~名人戦が始まります。楽しみ!

03/31 21:32
0255文字
ま
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近年は容易にプロの棋譜にアクセスでき、ある意味プロとアマチュアの物理的な距離は縮まったといえるが、棋力の差は加速度的に離れていっていると思う。本書は、プロが何を考えてその手を指したのか?というモヤモヤに一定の指針を示して答えたもの。「相対性理論」で味を占めたのか、○○性理論というネーミングに固執しすぎな印象。ただ、「クリップ」のワードセンスは素晴らしい。クリップは良い形だという認識は何となく持ってたけど、それをこれだけ言語化したのもすごい。土居矢倉や雁木の流行をこのクリップで説明したのには思わず膝を打った
ま

あと「直前着手」「香は局地戦になると価値が高騰する特殊な駒」これらも銘記したい

02/15 11:20
ま

藤井二冠の41銀はクリップを崩壊させる手だった…?

03/24 21:34
3件のコメントを全て見る
0255文字
shin
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うーん、僕的にはイマイチ。それは理論ではないのでは、という感じ。でも、ためになることもあった。
0255文字
toshiyuki83
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7つの理論を正しく理解すると、一段は強くなれると思える現代将棋を解剖する名著だった。 「耐久性理論」「保全性理論」(特にクリップ)「局地性理論」「変換性理論」(特に四駒方式)はそのような発想が薄かったので、かなり勉強になった。 局地性理論の「将棋は角を持ったら全体的に、香を持ったら局地的に戦うことがコツ」「駒損したら狭く、駒得したら広く」変換性理論の「直前着手」など現代将棋の手筋や新格言も随所に登場。新格言だけでも棋力アップ向上間違いない
0255文字
おおにし けいすけ
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久しぶりに棋書を購入。 現代将棋の考え方が、理論的に整理されていて分かりやすかった。 初段以上であれば、実力向上に多いに参考になるのではないだろうか? 早速実践してみたくなる。
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