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白蟻の生活 (1981年)

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テンテン(^^♪
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ネタバレ再読。メーテルリンクの興味は素直で贅沢だ。その知的好奇心に誘導されるように、シロアリ社会と人間社会を比較してみたり、地球の目的や、神の帰依や絶望について考えることは刺激だった。シロアリのように光を知らず、地下世界で、欲もなく、盲目的に集団の利益のために働く運命は自分なら、個人としては過酷過ぎると思うが、人体の細胞のひとつと考えるなら・・・とか、彼の言うシロアリ社会の見えざる権力者(隠れた支配者)の意思のこともそうだし、シロアリの生態をキッカケに地球の生物、無生物の存在の意味や目的にまでどんどん思考が繰り広
テンテン(^^♪

どんどん思考が繰り広がる様が楽しかった。うっかりシロアリを擬人化して人間と比べてしまうと、激しくドンヨリしてしまう。彼らの分業、ひたむきな労働、その一徹さを思うと、何が楽しみで生きていられるのだろうとつい思ってしまう、闇の牢獄の中で何の名誉も報酬もなく、何かに付き動かされたように使命を果たすのみ。メーテルリンクはその何かを、この世界を支配する世界霊魂のようなもの知ろうとするのだが、自分はシロアリの一生に同情するばかりだった(汗)。

12/15 21:57
0255文字
テンテン(^^♪
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ネタバレ蜜蜂の世界もその巣箱をこじ開けなければ知ることができないが、白蟻の世界はもっともっと闇の中、知られざる世界にいる。メーテルリンクの昆虫三部作の2冊目。まだ白蟻と蟻の違いも知らずに読み始めた本(汗)。シロアリは白くはないらしいとか、木食い虫らしいとか、シロアリはミツバチやアリのように膜翅目ではないとか、なんとなくわかったような、わからないような。
0255文字
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