形式:単行本
出版社:講談社
形式:Kindle版
後半何を言いたかったのか、今ではわからん。読み直せばわかるのかな
これは自由意志という概念そのものの出自にかかわる、重要な歴史的事実である。つまり自由意志概念は、人に責めと罪を負わせるためにこそ要求されてきた、という一面がある。現代、いわゆる「自己責任論」が弱者切り捨ての口実として横行するとき、そこには自由意志概念の後ろ暗い出自がかえってわかりやすくあわれているのかもしれないのだ。(135-136)
ウェグナーは、リベットの実験や自分自身の実験から「意識的な意志」というものは人間の行為の原因そのものではなく、真の無意識的な原因に(少し遅れて)伴う随伴現象である、という考察を行っている。(268)
こんにちは。評を拝見して読ませてもらいました。コメントされているように、自由意志は人間が「自然」を十分に理解できない(あるいは感じられない?)ために生まれる恐怖に対する錯覚、あるいは信念、という整理は大変説得力があるように思いました。
読了お疲れ様です。
充足理由律の呪いか
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