私は恋愛小説がめっちゃ苦手なんだけど、読み返してみて、これ全然恋愛小説じゃねーなと思った。清様、自分自分自分自分でこんなのは聡子を好きとは言えないだろw全然恋愛小説じゃないからこそ私は好きなんだろうな。 清様もおもろいけど飯沼もおもろい。山へお参りに行って祈ってる最中に「急に股間が勃然とするのを感じることがあった。彼は社の床下から箒をとり出し 、狂気のようにそこらを掃いて廻った」(笑)。漫画的とすら言える面白さがある。健康児やん~!
小さな気付きとしては、蓼科が松枝侯爵への正月の手土産に生麩持っていってるんだけど、私も最近上品なおばさまから生麩のおみやげをいただいたことがあり、生麩ってやっぱり上流階級の食べ物なのか……となった。あと大正時代のメニュー表が面白かった。洋菌ってトリュフなんだね~。全部トリュフ味や。
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