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プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明

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ShiradoMasafumi
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阪本俊生さんのプライバシーのドラマトゥルギー(1999)→ポスト・プライバシー(2009)と読んで、次につながる本を探していたが、本書がSNS・ビッグテック時代へと接続してくれた。エッセイスタイルなので幅広いキーワードも得られて、社会的なプライバシー感覚がようやく時代に追いつけた。人間の家畜化を食い止めるためにもプライバシーの再発見・再確保が必要。
0255文字
qoop
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ビッグデータに囲まれながら個人が自由を獲得することの難しさと大切さを、短い中で伝える本書。デジタル化の恩恵に浴すこととは即ち個人情報を企業や政府に売り渡すプライバシー皆無の社会に暮らすことなのかとは神座えざるを得ない設問だが、個人的にはこれまで明確に答えることが難しかった。しかし本書は、享けつつ護る可能性を保ち続けたいと思わせてくれる内容。現状日本では、おそらく外圧頼みとなるのだろうが。
0255文字
okhiroyuki
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人工知能、デジタルツインなど今後さらに加速するであろうプライバシーの問題について、歴史を紐解き、特にヨーロッパ、ドイツのスタンスがよく理解できる。本書、著者がベルリン在住されていることにより描けたということを考えると、とても価値のある本ではないかと感じる。
0255文字
Go Extreme
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現在:日本の十分性認定・グーグルはシュタージ・プライバシーはつながっている 義務:温泉とデータ保護・サウナのパラドックス 未来:ポストプライバシーの登場・未来を直視せよ・透明な世界の可能性・オンライン生活の幸福・データ経済の理想 歴史:神と人間・ファクト/フェイク/フィクション・疑う力・村社会からの解放・機能としてのプライバシー 民意:プラットフォーム制裁・データの値段・リスクは便益を上回る・ノーデータ/ノーライフ・公共性とトレードオフ 自己:テセウスの船 操作 双子 秘密:権利と義務の均衡 魔術 補稿
0255文字
鵐窟庵
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ヴォルテールを引用して「神がいなければ神を発明すれば良い」を「神」と「プライバシー」を入れ替えた上で、無からの発明としてのプライバシーの位置付けをして、いかに近年のプライバシー、ポストプライバシー、デジタルプライバシーの概念が作られたかを書いていて、そのプライバシー経済がデータ経済と結び付く様子を、公共性の議論の反対側にある資本による世論の「アクチュエーション」(無意識的な煽動操作)を歴史的に議論。ナチスドイツに日本の性文化の一部がもたらされたことで性の自由を考え始める契機になったという部分が面白い。
0255文字
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