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見えない星に耳を澄ませて

感想・レビュー
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JP
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この世界観は好きかもしれない。音楽療法というものがあったことも初めて知った。クライアントもセラピストも重たい過去を抱えているからこそ、共鳴できるというストーリーには引き込まれて一気読みだったが、本当の療法になると、果たしてどうなのだろう。
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mike
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ネタバレ音楽セラピストを目指す女子学生の話。読み始め「ラブカ」とか「線僕」の様なトーンでおっ!と期待。しかし、悶々としたものを抱えた主人公は鬱々とした思いを更にひどくする一方。セラピーを受けたクライエントも効果があったのかなかったのかはっきりしないまま。見えない星を指さしてあ〜でもないこ〜でもないと言いながら結局何か分からずに終わり、スンಠ⁠_⁠ಠ
CABIN

「ラブカ」とか「線僕」と聞いたらちょっと期待したくなりますが…残念でしたね😅

02/20 21:19
mike

出だしはあんな感じだったんですよ。だから期待が大きかった分、がっかり感もまた大きくて…ねぇ

02/20 21:43
4件のコメントを全て見る
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covut3
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最後に切ない気持ちにもなったが、救いはあると信じたい。誰かに支えられていると思わないと自分を保てないということはあるのだろう。誰かが近くにいなくても、たとえ幻だとしても。身内や身近な人との関係性が上手くいかないことはよくあるが、逃れられない場合にも他によりどころがあればいい。音楽で癒されたり救われたり、力をもらえることって確かにある。それが生きた音ならなおさら。
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あい
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再読だったと気づいたのはかなりあとになってから。大好きな世界観。登場人物それぞれの呪縛が苦しい。最後の衝撃がなかなか。
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蝶まめ
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とにかく苦しくて悲しい。どうしてこんなに抱えなければならないのか、自分さえ騙すほどに囚われてるのに気づかずにいる主人公を感じると辛い。周りを助けることとすり替えてしまっていたのかな。でもそれは誰のせい?祖母→母→自分の連鎖とは思えなくて真相が知りたいと思う。ただただ苦しい気持ちだけで終わってしまいモヤモヤする。
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えりこんぐ
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ピアノ漬けで育ち、大学で音楽療法に興味を持った真尋。彼女が抱える闇が重すぎてつらかった。兄への依存に気づき、結末はもう少し先の明るい未来まで書いてほしかったなー。【積読21】
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修子
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この作者さんの別の本がよかったので、こちらも読んでみました。衝撃の結末!でも、尻切れトンボで置いていかれた感じになりました。子育ては「衣食住だけ整えればよい」というものではない、というのは深く納得。音楽療法というのは、行う人の力量が相当必要ではないかと思いました。
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倫敦バス
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ネタバレ納得のいかない読書感。意識高い系の本なのか? ゲイジュツカとカタカナで書きたくなる、繊細な(流行りのHSPか)主人公。音楽療法士のもとで手伝いをする。本人は毒親の母と、その母である祖母との関係に悩む。イマジナリーフレンドならぬ兄を作り上げていたことがラストでわかる。 で?という感じ。文体はきれいだし、ところどころハッとさせられる表現もあるのだが、3人のクライエントは回復もしないし、主人公はオドオドしてるくせに急にセラピー中に勝手に喋りだすし、繊細さんというより身勝手さん。
倫敦バス

さらに、登場人物たちのキャラが浅い。短編だからしょうがないかもしれないが、深みがない。 私自身母親に問題があるので主人公の苦しみはわかるが、わかるだけに、主人公の弱さにイライラする。そして結局母親との問題は解決してない。続きがあるのか?それともこれで終了なのか。なら、結論は何だったのか? 「昨日壊れ始めた世界で」が良かったので、残念だ。

12/01 23:49
0255文字
olive
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音楽といえば癒し。なので、音楽療法士を目指す学生が、クライエントと心を通わせ成長するハートフルな物語かと思っていたが違った。音楽療法は心の赴くままに楽器を鳴らし、あとからその内容を語り合いながら分析する。ようはクライエントが自分と向き合えるようにサポートする。正解はないし、答えもすぐにはでない。悩みを抱えた人たちが、答えを見つけ立ち直る物語は、わかりやすいし、感情移入もできるし、すっきりもする。でも本書はしない。そこがリアルです好き。自分と向き合った先に星はある。幻ではない星があると信じ私は読み終えた。
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とも
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現実を認めたくなくて、理想の自分を作りあげたり、 架空の人物を思い描いたりして 人はなんとか生きていくのかもしれない 映画シックスセンスのラストに衝撃をうけたような感じのラストでした いや、本当は途中からうっすらわかっていた気もします この作家さんの本、また読みたい
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ツジ
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知り合いが音楽療法の資格か何か取ってた。 こういう感じなんだ。 なんというか可もなく不可もなく。
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大地春
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ネタバレ続きがあったらずっと読んでいたい。 本の中の音楽療法士を通じてこちらがセラピーを受けている気分になった。 文章がとても綺麗で、空の表現とか、音の表現とか…その他全ての情景が想像しやすく本を読んでいるのに映画を見ているような感じでした。 心に刺さる文章も多かった。 七海さんの名言多いかも。 切なくて苦しくて…みんな何かを抱えているけどうまく外に吐き出せない悩み。 自分の中だけでグルグルしてモヤモヤして抱えてるだけの毎日。 綺麗な文章だけど鋭くて刺さる。 心がギュッとなる。
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ヨータン
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いろんな人たちの闇の部分を多く見たためか、ずっしりと重いものが心に残ったまま読了しました。音楽療法士という仕事はよく耳にするけど、自分の考えているイメージとまったく違っていて、これほど大変だとは知りませんでした。
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空
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そうなんだーって終わり方だった。音楽療法って不思議ねえ。受けたいとは思えなかったけど、話すより楽なときもあるかも。うーん、全体的にグレーがかかったような話だった。
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ワンコ兄さん
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音楽療法士を目指す音大の女子学生が主人公。彼女も密かに心の闇を抱えているのだが、療法士や患者たちとの触れ合いを通じて、押し込めていた自分自身の葛藤と対峙することになる。心理療法は万能ではない。物語の結末をどう捉えるか、彼女の選択を肯定するのかしないのかは、読者次第。音楽療法を知る良書。
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ayaka
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途中まで
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おとめ山のタヌキ
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ネタバレ音楽療法士を主題とした連作中編集。音楽はダイレクトに心に響く。音楽に慰められた経験を持つ人は多い。音楽の効用を心理療法として体系化した音楽療法に、まず興味を引かれた。音楽療法士を目指す主人公はセラピーの現場での療法士や患者との触れ合いを通じて、自分自身の心の闇にも目を向ける。音楽療法も魔法の杖ではない。自分自身と向き合うきっかけにしか過ぎない。どう向き合うかは、人それぞれ、正解はない。歪な家族関係に押し潰されそうな彼女が真実の姿と向き合い導き出した結論に読者は、タイトルの意味を深く噛み締めることになる。
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みほ
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「本当に向いていることも、本当にやりたいことも、大概の人にはないんだって。もしあるとしたら、『何だったら後悔しないか』ってことよ」(P80)音楽療法士を志す音大生。雲が出ていて見えなくても、星はそこにある。見えないものでもあると信じて救われるならそれもいい。登場人物たちが誰も救われていないので読後感が重い。
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midokame
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★★★
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raim18
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ネタバレ只々衝撃的な最後の数ページに引き込まれた…。後から考えたら想像できたかも。でも主人公に移入しすぎて見ないフリをしていたのかもしれない。
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空野とり
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ネタバレ救いはどこですか?
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さんだる
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ネタバレ読みながら、兄に会いに行かないのが不思議だった。最後の事実が怖かった。でも事実が真実とは限らないね。壊れているのは母だけではなかったのか。 皆が何かを抱えている。カウンセリングや音楽療法をやる側も抱えている。 私が音楽療法を受けるとしたら、どんな楽器を奏でるだろうか。落ち着きなく高い音でコロコロ弾くのか、美しい旋律を奏でるのか、太鼓を打ち鳴らすのか。楽器に目移りしそうだ。
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りか
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ネタバレたしかに、真尋の星は見えない星だったのかもしれない。けれども、きっと、見えない星に耳を澄ませて、希望を見出すことは、必要なのかもしれない。「『でもすぐそばで脱落していく人たちを見ていたなら、弘岡さんご自身も緊張していたんじゃないですか』」。「あなたの都合以外に、一体誰の都合があるのよ」。誰にも話せないこと、失敗できないこと、さみしさを抱えて生きていくこと。どれもこれも、真尋のくるしみの欠片をもっている。親子当て神経衰弱で正解されても喜べない真尋が、いつか、喜べるのなら。
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みなず
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小石や砂利、奥歯を噛みしめながら、流し読み。この物語が、不協和音みたいに耳障りと感じるのは、このあちらこちらに、私が散らばっているからなのか…ラストを、さもありなん、と思うのか、大どんでん返しと捉えるのか、なんだかそれさえも、私にはわからなくなってしまった。
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サディ
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音楽療法とは民間資格ですが、その範疇は幅広いのですね。この本では楽器等の演奏を通じて、療法士がクライエントの心をみたり、クライエント自身が自分の見えない心の奥底を感じたり。この本では「言葉ならばある程度ごまかしがきく。でも音楽は直接に人の内面をむき出しにしてしまう」と書いています。 見たくない部分を誰もが持ちながら生きていくこと、隠したり、記憶を塗り変えたりしながらしぶとく❓️。これも本に書いていましたが、思いどおりにならない「なんとなく」生きていく、それでよいかもしれません。
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ユキミ
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楽器を使ったセラピー、音楽療法をテーマにした物語。大学生の真尋はそれを専攻にし、三上先生の元で学びを得ていく。作中に登場する人物たちは誰もはっきりと救われてはいないし、真尋の抱えている大きなものにも驚いた。「幻」と「現実」と向き合いながら生きていくことは難しい。「幻にのまれるな。それを使って生きていくんだ」という言葉が優しく刺さった。
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gon
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意表を突いた終わりだった。親からのしがらみとかそういう苦しみの部分に共感できた。自分も含めて人間誰しも裏と表があるんだなって思ったし、裏が見えないように頑張って繕ってるんだなって思った。裏も見せれるような人に出会いたいな。
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那覇@おかん
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初読み作家さん。 音大でピアノを専攻している真尋は、音楽療法に出会い、見習いとして三上先生の元で色んな傷を抱えたクライアントと接する。 音で心の中に抱えた荷物や叫びを吐き出させる音楽療法。手伝ううちに、自分の心の中の闇が浮かび上がってくる。 登場人物誰も未だ救われず、その後は読者に委ねられる形になるのだが、現実が苦しいのなら、幻や空想を心の拠り所にするのもありではないだろうか。 ※タイトルの美しさの意味を考えさせられる。
0255文字
ゆみねこ
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ネタバレ音大のピアノ専科に通う真尋は、音楽療法に出会い実習を受けることに。傷ついた患者たちの心の音に耳を澄ませ、向き合う。真尋の進路を心よく思わず邪魔をする母、母に対して冷たい扱いをする祖母。真尋自身の抱える悩みの正体が明らかに…。最後は救われたのか?終わり方がスッキリしない。
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きよら
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カバーに惹かれててにとってみたら、音楽療法ではないけど、私も心理カウンセリングを学んでいて、音楽もやっていて真尋と同い年で、その上生きることに悩んでいたから読もうと思いました。 最後にはみんな救われて、読んだ私も気持ちが軽くなるかと思ったらそうでは無かった。 でも読んで良かったと思います。
0255文字
モルク
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母の期待を背負い、音楽系の高校からそのまま音大に進んだ主人公真尋。音楽療法にも興味を持ち、合わせて学ぶようになる。助手としてクライアントに楽器を思うがまま弾かせることで心にためているものも吐き出させる。そして真尋自身にも闇が…。毒母とも言える娘を思い通りにしようとする母、その母も自分を認めてくれない祖母に対して闇を持つ。読んでいて苦しい。そして真尋のお兄ちゃんは…ええっ。
0255文字
しろもも
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もう一回、落ち着いた状態で時間をかけてゆっくりじっくり読もう。
0255文字
秋色
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ネタバレ苦しいけれどどうか大切な声を音を聴き取ることができるように耳を澄ませてほしい、そんなメッセージを受けとった気がする物語。失ったもの見つからないものを求めて闇の中をさまよい、くぐり抜けた先にしか見えない星がある。明るい光の中では見えない星がある。心が共鳴して響きあう刹那に生まれる音は美しい。いつかその見えない星の場所を見つけられるように、前に進めない私たちは暗闇の中ただ耳を澄ませている。そしてその音を耳にしたときはじめて闇を星の光が照らしてくれる、その日を願い続けることでようやく生きてゆくことができるのだ。
0255文字
tomo
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ネタバレ綺麗な題と表紙に惹かれ読みました。音楽療法という言葉は聞いたことしかなく、美しい音楽を聴いてアロマのような癒し系かしら?と思っていたら、期待した心癒される系ではなく、人には見えない心の闇を、心の赴くままに音を奏でさせることで浮かび上がらせるものでした。見習いの主人公は3人のクライエントに関わりますが、関わったことで、本当は主人公本人が深い心の闇を抱えて生きていることが露になります。登場人物の誰も、未だ救われず話が終了しましたが、自身の心の闇に気付いてしまった主人公が一番脆く儚くて、結末がない分、重いです。
0255文字
ラグド
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音楽療法という存在に出会った主人公が患者と向き合いながら自分のことを模索していく話。まるで自分の母のような人達が描かれていてなかなか読むのが辛かったです。 「生きていることそれ自体には意味もなくて、でも雑多な痛みは募るから、何か嬉しいことをでっちあげなければやっていけない。」 それで私も本と音楽で色々でっちあげてきた。
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つくし
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音楽療法の話。楽器や音色から想いを掘り下げていく様子は体験してみないと想像が追いつかないです。演奏している本人の無自覚な部分を診断するとはいえ、聞き手の感情が全く入り込まないわけにはいかないのだろうなぁというところで、助手をしている主人公のブレがこの物語の肝だったのだと思う。診療に訪れた3人も、抱えている問題は少しずつ見えてきたものの、快方に向かうのかはまた別の話。心の状態を音で、そしてそれを文章で読むというのは不思議な感覚でした。
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よこたん
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“人間もまた、無言のうちに歌っているのだった。誰にも打ち明けることの出来ない悲しみを胸の奥深くにしまいこんで、それでも隠しきれないかすかな揺らぎが、織り上げられて音になる。” 音楽は人の心を慰めるものだと思っていた。音楽療法という治療で、苦しい時、空虚な時、自らの心のなかで鳴り続ける音に気付かされるのは辛いだろう。そこから、前に進むための通過点だとしても。誰にだって、人に言わないけれど、抱え込んだままの荷物がある。放り出せない荷物を軽くすることは、とても難しいし、嫌なはずなのに捨てることも出来ずにいる。
よこたん

最初から最後まで、重く苦しく悲しくてさみしい気持ちに包まれてしまって、読み終わってもなかなか抜け出せません。もし私が音楽療法を受けることになったら、どうなってしまうのだろうかと、とても不安になってしまいました。登場人物達の様子が、ところどころ自分と重なるような気持ちになって辛かったです。読むタイミングで、印象も変わるのかもしれませんが〜ふぅ。。

08/17 22:35
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あろあ
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ネタバレ好きな楽器で好きなように演奏してみてって言われても困ると思う。まあ打楽器ならなんとかなるかな~。結局主人公が一番おかしかったってこと?確かに完璧に美しいものなんて、始めからないか、なくなってしまったものなのかもしれませんね。
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みるみ✿*:
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ネタバレ音楽療法士という職業を初めて知りました。雰囲気のある世界観と流暢な情景描写が素敵でした。ただ、みんな病んでいて読み終わるのに時間をようしました。最後、主人公の抱える闇にゾクリと。ある意味、読者を翻弄させた筆力はすごいなあと思います。
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