読書メーター KADOKAWA Group

タイガーと呼ばれた子〔新版〕: 愛に飢えたある少女の物語 (ハヤカワ文庫NF)

感想・レビュー
9

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
かにぬ
新着
ネタバレ「シーラという子」の続編。冒頭100ページくらい前作のおさらいっぽいので読み飛ばした。そんな本ある……? IQ180の天才少女だったはずのキーラの生活は、トリイと別れた後はあまり好転していなかったのが悲しい。特に、叔父にレイプされて妊娠能力を失ったというのと、親切そうな外面の里親にレイプされていた話が。 「本当に本当の話なんかなこれ?」という疑惑は払しょくしきれていない。前作を読んだシーラに脚色を指摘されるくだりもあったし。 記憶を客観的に書くってのは本当に難しいことだなと思わされますね。
0255文字
たかこ
新着
シーラという子で終わらずにタイガーと呼ばれた子も一緒に読む事をおすすめします🥺綺麗な話で終わらずに現実を突き付けられるけど、すごく心に残る本でした‼︎沢山泣けます涙
0255文字
らびぞう
新着
あの悲しい別れから7年、14歳になったシーラとの再会から別れが語られている。前作「シーラという子」で、トリイには、やり遂げ感があり、読者である私も、「あ〜、良かった」とハッピーエンドと言う気持ちでいた。だが、本書を読んで、そんななまっちょろいもんではない!「これがリアルなんだ!」と強く感じて、読了後も、もやもや、そうして、すごく哀しくなった。もし、ここにシーラが居たら、ギューっと抱きしめてあげたい!だけど、そんなことをしたからといって、彼女を救うことは絶対出来ない!正しく、生まれ直すことが出来たなら。。。
0255文字
ふたえ
新着
衝撃的なこともあったけど、やっぱり大学には行って欲しかったな。。
0255文字
barueko
新着
ネタバレ「シーラという子」の続編。やはりお母さんに捨てられた記憶が心の深淵に住み着いていたんですね。ようやくそれを受入れ、許し、手放して前を向いたとき、肩の力が抜けました。気が付けば肩に力が入っていたようです。また今回も印象に残った言葉がありました。「私を操りたくて仕方ないんでしょ!」児童教育にあって深入りする事の是非はきっとケースバイケースなんだと思うのですが、自分も読みながら如何に操れるかを考えていたのでこのシーラの言葉にはまいりました。ノンフィクションを肌で感じるとても良い本でした。他の著書も読んでみます。
0255文字
がんちゃん
新着
シーラのその後が気になって続編を読んでしまった。うう~。世の中、そんなにうまくはいかないんですね。さらに本書を読んでいる最中、トリイのやっていることは単なるお節介なのではないかという疑念が常につきまとってきた。結局、自分の人生を選ぶのは自分自身でしかないのに、どうしても介入してしまう。とはいえ、どれが正解だなんて誰にも言えないですよね。トリイはトリイなりにベストを尽くしたんだし、だからこそシーラも収まるところに収まった。ほんと、人生って難しいですね。難しくしているのは人間本人だともいえるわけですけどね。
0255文字
このこねこ@年間500冊の乱読家
新着
⭐⭐⭐⭐⭐ 解説にある、2019年の日本での児童虐待数は約19万件、という事実にショックを受けた。「シーラ」は現代日本にも、19万人近くいるのかも知れないのだと。 シーラは、トリイという無償の愛を施してくれる人に出会えたが、それを奇跡にしない世の中にしたい。
0255文字
やいっち
新着
『シーラという子』の続篇だが、こちらは未読。「愛を知らない少女に、再び差し伸べられた手。再生の物語が始まる」というが、想像を絶して困難な物語だった。年初には、上間陽子著の『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』 (at叢書)を読了している。期せずして…それとも自分の関心が齎した符合なのか、どうしても両者を比べてしまう。吾輩ごときが感想は書けない。心ある方は一読を薦める。
やいっち

前作の『シーラという子』が素晴らしいと感じた方には、こちらを推薦しづらい。何故ならシーラと呼ばれた少女(幼女)には、とことん彼女と向き合ったはずのヘイデンにも想像を絶する過酷な性的虐待もあったと思い知るからだ。救いの灯りが見えたと思ったのは、大人の独りよがりに過ぎなかったのだから。

01/03 15:05
0255文字
lily
新着
シーラと著者の関係性に波があり価値観の違いが決定的に。シーラの方が経験則からの思考が深く、少女にして哲学者だった。頑固な著者よりもシーラの発する自由な言葉に毎度深く共感した。シーラと同じ価値観というより好まない価値観が似ているからだろう。礼節、貢献、調和、名声、協力、秩序、性愛、伝統に執着する人間とは波長が合いにくい。進学しない選択も仕事も著者が考える程問題でも落胆する要素でもない。いかに自分の価値観に合ったありのままの自分でいられる人生かである方が大事だ。私の人生にもシーラというアバターが取り込まれた。
0255文字
全9件中 1-9 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全3件中 新着3件

タイガーと呼ばれた子〔新版〕: 愛に飢えたある少女の物語 (ハヤカワ文庫NF)評価75感想・レビュー9