形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:TOブックス
こんな王族ばっかりでこの国は大丈夫か不安になってしまうが、少なくとも国王は道理のわかる良い人だったし、あとまぁ、web版には後日談で出てくる第三王子はちょっと不憫なだけで比較的マトモだからね。ってそうすると王妃の教育が問題だったのがよくわかってしまう!理想的な物語の王子様像が粉砕されてショックを受けるアンジェリカがとても好き。最後の最後、著者紹介欄のイラストレーターさんの一言が「腹黒王子にお困りでしたら私が引き取ります」なのも笑った。絵師さん腹黒王子好きなんだね(笑)
それにしても第二王子との対決までのサブタイと対決の結果……!(≧▽≦)笑う。笑ってしまう。そして従者さんまともで嬉しいけどそれでいいのか!www
1巻よりはまだマシなものの、ナチュラルボーン馬鹿と権力への忖度に我慢しなければならない展開に、本気でイラつくことが多い。リアルでもまぁまぁありそうな理不尽。だが、「こんなに理不尽な目に遭っているのに、この子たちは凄く前向きに頑張ってる…!」って思うと、なんかやたら励まされる不思議。大丈夫、最後は大団円だから!って信じて読むことで、リアルの鬱憤もけっこう晴れるという素敵な浄化読書体験。あと、恋愛小説好きのヒロイン親友の本棚が、俺様王子系と腹黒ヒーロー系を処分して、スッカスカになっていくのが凄く心配。
嗚呼、デート編もイラストが欲しかったよぅ。タキシードのリオル、ドレスのシャリーナ!ガブリエラ、またGキブリ格言ww からの、まさかの竜族の末裔説!読切のフェリシアーナ姫とテオドールの続きも読みたいのです。
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