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誰のための金融再生か―不良債権処理の非常識 (ちくま新書)

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KAZOO
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かなり前の本ですが、この本はかなり常識を覆すような内容が多く書かれています。副題にも書かれていますが、不良債権処理が必ずしも景気回復を呼び込むことにはならないことを論じています。この時代にはもうすでに、インフレターゲットということをいわれていたようです。現在は昔できなかったことを後追いでやっているような感じです。いい本だと思います。頭の再整理になります。
0255文字
Z
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今まで読んだ金融、金融政策の新書のなかで、一番いいと思った。量的緩和言ってる人間の中に、マネタリスト、貨幣にもセイの法則(商品を作れば売れる、貨幣を刷れば貸し出す)適用している人間、アメリカケインジアン(雇用を作ることの意義を認め、現実に貨幣需要があると判断し、彼らに金を届かせるため、日銀批判や市場の期待等様々な心理的効果も含めあらゆる手段とる人間)等がいるが、前者は論外として後者はマクロな視点にたちすぎている。借り手(大企業はある程度信頼があるため借金に苦労しないとみなし中小企業に焦点を当てる)や貸し手
Z

(銀行)という具体的な資本蓄積の担い手に焦点をあて、制度に問題があるなら改善し政策を考えていこうという極めて全うな本。三本目の矢(成長戦略)結局不明瞭に金だけ出してる中、この本は、アベノミクス以前の本だが鈍い輝きを放っていると思う。

04/24 10:39
0255文字
Ironyuc
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マイナス金利が騒がれてる昨今だけど、これを読むと日銀政策とか政府の財政政策とかの肝心なところがわかるようになる。難しくない、わけじゃないけど、良心的なむずかしさだよ。素人でも頑張れば読み通せるし、大事な知識も身に付けられるから。毎日のニュースをちょっとだけ鋭い視点で見れる、「デキる一般ピーポー」への入門書(笑)
0255文字
佐島楓
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インフレターゲット論に疑問を呈し、不良債権処理はデフレ対策にならないと切って捨てる、先入観を壊してくれた本。日本がたとえばアメリカに比べリターンマッチができない国である、中小企業にとって非常に冷たい、などシビアな意見も多く参考になるところも多かった。
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