形式:文庫
出版社:光文社
形式:Kindle版
当時の情報伝達経路では、有機的に動く戦場の状況など、到底把握しきれなかったので、采配など取りようがなかった。そんなカオスの中、翻弄されるピエールとアンドレイ。彼らの心境を描く。もはや、彼らは自分のことなど考える余裕はない。死という究極の帰結がそこらじゅうで締めくくられる中で、自分がそれに直面している、という恐ろしい事実から目を背けることしか考えられないのだった。戦場の人々をリアルに描いている。どんな展開になるのか。期待。
ベケットといいましたが、カフカといってもよいかと。
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