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それでも、陽は昇る

感想・レビュー
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クジラ
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「震災復興」といいテーマですが、見る角度によって様々な意見が当然存在する中で、デリケートな問題だなと改めて思った。阪神大震災の被災者しては、当時の記憶がよみがえってきて、読んでいるうちに切なくなってきた。
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chuji
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久喜市立中央図書館の本。2021年2月初版。初出「小説NON」2020年8月号、9月号、10月号、11月号、12月号と書き下ろし三編の八編の短編集。震災三部作の完結編。
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yeda
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視点が広がった。
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takao
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震災の経験から
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みい
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ネタバレ復興と言って、ハード面が進んでいく中で、置き去りにされたような気持になることもあるかもしれない。大切な人を失くした人ならなおさら。大樹のためにも一緒に前を向こうとして「乗り越えられなかった」叔父さんがつらい。乗り越えなくていいのに…って、足掻いて失敗してきた小野寺だから言えるのかな。つらい「その後」がたくさん描かれる中で、それでも失敗を伝えることで何かできるかもしれないという結末に納得。積もる悲しみや後悔が癒えることはないけれども。教育や地域づくりについてもたくさん考えた三部作でした。
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KAZOO
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震災三部作の最後のものです。主人公は東北での2年の臨時教師を務めあげ、また関西に戻ってきます。そこでも震災にかかわる仕事をしますが、被災者に本当に寄り添うということはどのようなことなのか、ということに悩みます。また東北も復興していくのですがそれが現地の人々のためなのか、ということにも疑問を持ったりします(作者の気持ちなのでしょう)。難しいのでしょうが、今後も続けて出版していってほしい気がしました。
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makkinn
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震災三部作の最終。復興の問題とPTSD.善意のボランティアが傾聴活動をしていて心を壊す。防潮堤や街づくりなど、復興の問題に正解はないけれど、何をどう伝えていくかを中心に語られる。結果責任を感じて逃げない早野先生。頭が下がる。
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hiyu
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復興に対するイメージはそれぞれが持つが故、決して相いれない部分は生じてくるものなのだろう。そのもどかしさが文中にいくつも垣間見え少々苦しくはなった。正解を求めてはいけないのだろうが、羅針盤もまた必要なのだから。
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モルク
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震災三部作の完結編。阪神淡路大震災の後その経験を生かして応援教師として出向した小野寺が神戸に戻った2013年からを描く。「誰のための復興なのか」建物が新しくなり整備されたように見える被災地。しかし被災者の心は癒えてはいない。心に沿った支援復興でなければそれは形だけのもの。「復興五輪」という見せかけの言葉も腹立たしい。復興の人材資材が五輪に回され招致のための合言葉になってしまった。昨今災害は多い。その地に合った支援が必要だ。被災者ファーストの復興でなければならない。
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みっちゃん
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ネタバレ出来ることならば、シリーズの最後まで現場で子ども達と向き合うまいど先生であって欲しいと思っていたけれど。一度壊れてしまったもの、失ってしまったものを元に戻すのは本当に難しい。支える側も立ち直っていくひと達も、その立場や考え方、望むもの、それぞれだから。一方的な押し付けにならないように、ただ頼るだけにならないように、考え続け、話し合いを諦めたらだめなんだろうね。でもそれってとても根気のいることだよね。
ぱるむ

阪神地区は被災者を置き去りにしてでも復興したけど、東日本は未だ復興されてないし、能登なんて全然だもんね。とりあえず迷惑系ボランティアにはならないようにしようと思うよ。

04/15 16:49
みっちゃん

ぱるむちゃんが迷惑、だなんてあり得ないと思うよ。しかし、相手をおもんばかることの難しさよ。

04/15 17:46
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hon
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復興とは何ぞやってのを描いたと思われる震災3部作③。とはいえこれまだ続き書けるね。東日本大震災後に現地の小学校に応援教師として向き合った小野寺徹平。前作最後で自身の阪神淡路と向き合うべく、神戸に戻ることにした彼のその後。今回は2013年から2021年と期間も長い。形が復興したとしても、それは真の復興ではないってのがテーマだろう。支援という名の自己満足の押し付け。手厚すぎる支援に依存することによる自立心の崩壊。これ震災だけの話じゃないよね。なんか子育てにも似てるなと思いつつ。誰のための復興なのか。そこ大事。
みっちゃん

「誰のための復興なのか」一番大切なことがいつかどんどん隅に追いやられていってお題目みたいになっていってしまう。困るね😟子育てに似ている!レビュー拝見してなるほど!と思ったことでした。

04/15 09:16
hon

あーごめん。スルーしちゃってた!子育ても産業保護も復興支援も。大事なのは本人が自力で復活することの手助けだよね。その視点がないと長期的に成功するのは難しいと思います。

04/24 02:02
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一彩
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なんでも研修は必要だと思うよ。
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LaVieHeart
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小野寺徹平は、色々な事を我が事として考えられる人だ。自分の意見も多くの他の人の意見も大事にしながら、答えを探して進める人だ。それは、ラクダ校長から学んだ事なのかもしれない。 「復興とは何か」と問われれば、その場所や人や時期によって変わってくるものなのだろう。今まさにまた新たな大震災が起こり、「復興」が必要になる。阪神や東日本の失敗を糧に、「じっくり自分たちのまちを時間をかけて取り戻」して欲しい。終わりが中途半端に感じるのは、ここから先は私達自身が我が事として考えなくてはいけない、という事なのだろう。
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Muta
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「何より有益な情報は、『失敗談』なんです」多くの失敗の記録し、語り継ぐことで、同じ過ちを繰り返さない。あるいは、失敗しても、深傷を負わない。
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MOKIZAN
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尻切れトンボでもない中途半端な終わり方。復興工事の投資効果は?情報の共有、ネットワーク構築、伝承だ如何にするか?人間側が課題とした物事に(正)解はあり得ない。成した基盤として、海の見えない海岸線道路、波の音の聞こえない沿岸集落が形成された。これはこれで最善とされた「自衛」手段。人間の小賢しさが地球のしゃっくりを抑えられるはずも無い。
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yumimama60
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小野寺さんが漸く被災者として向き合い、動き始めた。 結果責任、傾聴ボランティアの問題、復興には地元の心が動いてこそ見える形があること。 報道だけでは知り得なかった震災を少し感じる事ができたように思う。
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よしぜん
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★★★★⭐︎
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なまちゅう
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震災三部作・第三弾。震災から10年が経ち、忘れない事と過去にこだわる事、逃げる事と前に進む事、ロジカルに進める事とメンタルによりそい進める事、過程責任と結果責任。一軸では判断できない価値観の中で風化させずに一人一人が前に進む姿勢に考えさせられ、元気付けられる1冊。
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ポール
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震災3部作目。東北から神戸に戻ってからの小野寺の活動の話。何をもって復興と言うかは難しい問題。乗り越えられない人もいる。失敗を語り継ぐというのはその通りと感じた。特に失敗を認められない行政は。個人的には2.3作目はイマイチで1作目が一番心に刺さった。
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fukufuku
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震災三部作の完結編。真山さんは阪神大震災と東日本大震災にひとかたならぬ思い入れがあるようだが、それが、いつもの作風をがらりと変えさせてこの三部作となったのか。個人的には、作者の思い入れはわからないでもないけれど、小説としてはどうなのかなと感じる。純然たる娯楽として本を読む私にとっては、本書は娯楽にはならなかった。
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SOLCOM(いけひろ)
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震災三部作の最終巻  舞台は派遣先の遠間から神戸へと移ります。  震災をどのように伝えていくか? 「まいど先生」小野寺の奮闘を描いていく。  東日本大震災から12年 3.11も近いことから、読んでみました。  ☆3つ
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一笑
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応援教師小野寺先生の奮闘物語。震災シリーズ第3弾、完結編? 読んでいてこの小野寺先生のこと、どこかでみたこと聞いたことががあると思った。前作を読んだことがあるのかテレビドラマを見たことがあるのかは定かではないけれど。完結編は小野寺先生がまた神戸へ戻り、活動する様子が描かれている。震災の記憶はどうしても日に日に薄れていってしまう。震災を経験した人が後世の人たちに残せるものって一体何だろう? 戦争も含めて記憶を引き継ぐことが大切なのことはわかってはいる。でも難しい。でも諦めてはいけないことなのかもしれない。
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ライアン
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まいど先生震災シリーズ完結編。今回は時系列の長い話でしたね。復興といってもひとくには言えずなかなっか奥が深いですね。「良いことをやってるからいいんだ」という考えもなかなか危険ですね。ラストは原点に戻るという感じで良かったね、あれはやはりまいど先生がやらないとね
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まつうら
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この作品で著者の震災三部作は完結となっているが、震災と復興の問題はとても根が深く、まだまだ続きそうな雰囲気を感じさせる。この作品に登場するのは、被災地の振興を担う政府や自治体、意識高い系のボランティア組織の人たち。自分たちは正しいことをしていると信ずるがゆえなのか、実際に被災した人たちを置き去りにしてしまうすれ違いに、読んでいて少しの怒りと落胆が積み重なっていく。被災者たちの言葉にならない声が行間から溢れ出していた前作や前々作とは異なる面で、被災者の現実と復興の難しさを感じられる良作。
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たかひー
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★★★ 震災後の復興過程や過去の出来事になっていく中での苦悩を提示。問題提起はするものの解決に導かれることなく、宙ぶらりんな形でスッキリしない。
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イチコ
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ネタバレ☆3 シリーズラスト 続きものあるある 1冊目が1番良かった…
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ひろりん
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震災直後の本は読んだことがあるが、それ以後の視点の本は初読みだったので、いろいろ考えさせられた。とくに「結果責任」はやるせなかったなー
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ばんえい太郎
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3部作と言ってるけどこれで終わるの? というのが感想。
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ころちくわ
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阪神大震災で妻と娘を無くした小学校教師、小野寺徹平は東日本大震災の後、応援教師として東北で被災した子供たちと向き合った。神戸に戻ってきて7年。東日本大震災から10年。神戸の経験は活かされたのか?復興五輪と言われてもオリンピック誘致に利用されただけで、東北の復興は10年経っても道半ば。ハード面が復旧しただけであって、本当の復興ではない。自分だけ生き残ってしまったという罪悪感からくる「PTSD」は、阪神大震災のときもあったが、問題にされなかった。被災した人たちの心が健康にならなければ本当の復興はないと思う。
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ことみ
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それぞれの答えを見つけて、折り合いをつけていく。無関心でいるのではなく勉強したい。
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やす
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ネタバレ★★★★☆/一万円選書で「そして、星の輝く夜がくる」を読んで以来、続編も読んでいます。年1ペースで今年も震災の時期に合わせて読みました。10年経った今だからこそ、何を以て「復興」と言えるのか、震災を後世にどう残せばいいのか、いろいろ考えさせられました。復興の尺度として街並などのハード面で測られがちなのはやむを得ないのかもしれないけれど、それだけで終わらせてはいけないと強く感じたし、作中でも描かれていたように「成功から学ぶ」のではなくて「失敗から学ぶ」ことが同じ轍を踏まないためには大事なんだろうな。
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まるちゃん
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取り急ぎ、図書館でたった一冊だけ借りたのが、この本。 私って、察知能力すごい、と思ってしまった。 読み応えがあった。
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Hitomi Suganuma
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これからどうなるか気になるところではあります
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野比玉子  
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阪神大震災と東日本大地震。この二つの大きな災害を通じて真の復興の難しさを描く。立場によって復興の課題も違うし行政と住民という立場の違いも関係してくるのがややこしく悩ましいところ。綺麗事だけでは済まされない。失敗も含めて次の世代へ災害への備えを伝える事が肝心なんだろう
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まひはる
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伝えなければいけないこと。 それは―― 「東日本」から10年、「阪神・淡路」から26年 二つの被災地をつなぐ震災三部作・完結編。 自ら阪神・淡路大震災で被災し、妻子を亡くした小野寺徹平。東日本大震災で被災した遠間第一小学校に応援教師として赴任し、二年を過ごした小野寺は、神戸へ戻り、教え子の相原さつきが代表を務めるNPO法人「震災伝承プロジェクト」の活動に奮闘していた。震災で起きたことを語り継ぐ活動を通じ、被災地復興の主役はその土地でこれからの人生を歩む若い世代であるとの思いを強くする。
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ねぎまぐろ
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★★
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フラちゃん
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前二作が未読なのに三作目から読んでしまった…。被災地の、被災者の本当の復興とは?復興住宅や真新しい施設をあてがわれて形だけ取り繕った状況で『生活出来るようになって良かったよね』と言われても、心の塞ぎは取れないだろう。元の暮らしそのままには戻れないことは分かってる。それでも全員の意見を汲むのは難しくても、当事者の気持ちになるべく寄り添ってほしい。
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ショコラ♡
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三部作完結。あれから何年経った、とか関係ないんだな。昨日のことのようにってよく聞く。それでも時は進むし人も前を向くし。でもみんながそうだとは限らず、苦しんでいる人だって沢山いる。知られていない問題だってある。体験していないのに分かったふりはしたくない。だけど知らないからと見ないふりもしたくない。過去を知らずに未来は語れないかも知れない。怖いのは無関心でいること。…これ、本当に完結かな?
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ちゃーりー
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シリーズ完結編、部外者の自分としては語る資格はないが、真の復興とはなんなのかを考える。
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birdie-birdie
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3部作の集大成。一章ごとの読み切りで、短編小説を読んでいるようでした。一つ一つの時間の隔たりを読み手が想像するのが楽しみです。ページでは間紙1枚かもしれないけれど、そこには、時間の流れや場所の転換などいろいろのものが隠されている。これをドラマにしたら、その隙間を埋めてくれそうです。
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