読書メーター KADOKAWA Group

【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

感想・レビュー
92

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ようこう
新着
隣国に侵食された日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で〈中央〉政府高官の拉致作戦に参加して失敗、警察に身柄を拘束されてしまう。ところが、神奈川県公安局から国連警察への護送中、由佳を乗せた車両は高速道路で何者かに襲撃された。果たして、犯人グループの目的は何なのか。護送を担当していた神奈川県公安局の雑賀は、由佳を逃がすべく決死の逃避行を開始する。
0255文字
わーい
新着
2.5/5
0255文字
Slacker
新着
ネタバレもしかしたらこの先こうなる日が本当に来るかもしれない日本でのお話。設定が面白いけど、最初は読みにくいかもしれない。途中からめちゃくちゃ面白くなって早く先を読みたくてしかたがなかった。由佳は劉に本当のことを教えてもらったのかな…由佳の2度目の救出劇が気になってしかたない!
0255文字
ミコ
新着
ネタバレこのミス。世界観とか名前とかとにかくメモメモ。由佳がムカつくし雑賀さんも報われない。角田はどういう事?設定は面白かったけどな。
0255文字
キューポップ
新着
ネタバレ「隣国に浸食された日本」「拉致チームにスカウトされた日本人」「旧東京」期待値が高過ぎたせいか残念。旧日本自治区や侵略された地域の呼び名や役職名が多過ぎたのもなかなか物語に入れず。
0255文字
こっぺぱん
新着
文章読みにくい ラストがイマイチ(続編があれば読んでみたい)
0255文字
たかひろ
新着
銃器・アクション描写が重厚で秀逸で、雑賀の切ないラストへと帰結する展開は良かった。作品全体の展開は良いのにグイグイ読ませるとは言い切れないほど、登場人物の名前が読みづらい人が多くて覚えられず、その人物関係も掴めなくて誰が主人公?と思ったほど混乱した。また隣国に侵食された日本という設定は良いのに、どこで話が展開されているのかわかりにくく、読了後は人物・場所に翻弄されてしまって少し読みにくかったという印象だった。
0255文字
Ichiro51
新着
★★★★★
0255文字
orat
新着
文庫グランプリ受賞作。中国政府高官の拉致に失敗し逮捕された犯罪グループの佐野由佳。神奈川公安警察の雑賀刑事は、由佳の護送中に謎の敵からの襲撃を受けるが逃れ、その後、由佳を逃がすべく決死の逃避行を開始する。そして、その二人を追う雑賀刑事の同僚の劉刑事。舞台は中国に支配された近未来の日本で、統治下の日本社会の状況や街風景、卑下される日本人など現実味を伴う世界観で描き、ぞっとする様な設定。多彩な顔ぶれ、誰が何のために二人を追うのか分からないままに物語は最後まで進み、謎のあるスリリングな展開でマア楽しめた。
0255文字
カイジ
新着
設定以外はそれほど斬新性はなかったな
0255文字
TakeROC
新着
物語の舞台設定は面白い。いくつかの違和感を感じさせて進めていくのだが、想像がつく範囲で期待が膨らむ。音のない中で日本人以外の名前や役職を頭に染みこませる事ができないのでスピード感は落ちます。誰の何のための戦いなのかが不明のままで、ゴールも示されないから、目の前の出来事?トラブルを解決するだけが続く。相手は何種かいそうだが、名が脳に定着していないから予想と違ったりするし、裏切りは少ないから素直に予想もできる。私の勝手な感想になるが、このミスとの相性は悪くなってきている印象が拭い取れませんでした(館)
0255文字
dr2006
新着
中国に統治された日本という設定が突飛だけど今的にリアル。小説なのでバイアスがあるとは思うが、もし本当に中国の統治下になったらと思うとぞっとした☢虐げられた旧日本人や大陸の中央政府に反感を持つ華人は、ある種のレジスタントとなり、警察、反社会勢力などと共に主義主張を伴う争いを起こし混沌としていた。拉致グループに属する由佳は、中央政府高官の拉致作戦中に逃げ遅れ、身柄を拘束された。元公安警察の雑賀は彼女の護送を担当したが、移動中の高速道路で謎の敵から襲撃を受ける。デビュー作ということだが、今後の期待大!良かった。
0255文字
いくらちゃん
新着
中国系の名前が覚えられず、誰が誰だか…。
0255文字
たばん
新着
ネタバレ確かに好みの分かれる本。設定はあまりなく、あってもここまで現実味を伴うのは稀。そこは感心するが、やはり登場人物の名前が覚えづらく、しっくりこない。マニアックな銃器描写の部分も過剰かな。スリリングな展開がそれらを補うが、結末が弱い。主人公たちの関係が早々に明らかになっただけに、期待感が高まり過ぎたのも更に手伝って、最後がボヤけたか。こういう終わり方も無しではないが、続編あればのもの。フワッとした終わり方は一時期、映画やドラマでは流行ったが、世界観に魅了されなければ不完全燃焼になる。
0255文字
けん
新着
ネタバレ読み始めたら、展開が気になって読んでしまうのだけれども、読後感はあまりすっきりしなかった、、、日本が中国に乗っ取られたり、高速でカーチェイしたりと、面白かったのだけれども、、、
0255文字
うぇい
新着
政府の売国政策により日本の国体がなくなってしまっている近未来のパラレルワールドを舞台にしたというなかなかショッキングな設定の物語でその設定が自分にはなかなか呑み込めなくて、読むの断念しそうだったけど、一応最後まで読みました。マシンガンをぶっ放すようなアクションシーンに興味ないし、この作品に描かれている神奈川の街の様子に嫌汚を感じました。むしろ雑賀刑事の旧日本の公安時代のエピソードとかが面白く感じてしまった。自分は旧タイプの読者だなぁ。
0255文字
ジグゾウファン
新着
ネタバレかつて東京都と呼ばれた国連暫定統治区の人間はともすると、旧東京都と青森県及び北海道を残し、時の日本政府の売国政策により隣国に自治区として献上されてしまった旧東日本、そして隣国の一部となってしまった太洋省や東海省に住む和族に対して憐憫と優越感を持って接する傾向がある。旧日本と違い警察官が一般市民に対して不必要にへりくだる事がなくなった。隣国は必要最低限の仕事しかしない、自分の職務範囲でなければ見なかった事にする。銃撃戦、カーチェイスは飛ばし読み。どうしてこうなった?詳細は自分で考えろ?
0255文字
練りようかん
新着
ネタバレ内地や和族というワードが気になり、新体制に移った日本の状況が興味を引いた。物語は犯罪集団の一人と公安局の男性との逃避行がはじまるのだが、確立された文体やSFとノワールが息づく近未来設定がデビュー作とは思えぬ域でまずそこに驚かされた。強迫性障害だと主張する不快例が高確率でツボだったり、土地の描写から横浜小説としても楽しめたり、逃がしてどうするのかという肝心なところが不明のまま続行するのも面白かった。細部に宿る個性と想起する名作の数々に、この物語こそ“中央に併合された地”に思えてなぜかとても納得してしまった。
0255文字
けろりん
新着
ネタバレ☆2.5/5 これは好き嫌いが別れそう。架空の世界観の設定の下、組織や銃器の専門用語(創作含む)が散りばめられ、読みにくい名前の人物が次々出てきて、しかもメインか端役かに関わらず人物紹介が細々と差し込まれる。さらに、文字で映像を説明し尽くすシナリオ案のような、描写。 一気に読んだらまた違ったかもしれないけれど、細切れ読みをしたせいか、どうもこの世界観に入り込めなかった。半分過ぎたあたりで誰の話を読まされてるのかわかったけど、うーん、この世界観にする必要あったかな。 ともあれ、やっと読み終わってよかった。
0255文字
ヨコケイ
新着
歴史改変SFの設定を用いたストレートな活劇小説。国家としての日本が滅び国連や中国などに分割統治された近未来。護送中の女性被疑者が襲撃され日本人警官は彼女を連れての逃避行となる。一方、彼とバディを組んでいた中国人警官は密命で二人を追跡するが背後に組織の隠蔽を嗅ぐ。概ね二つの視点のカットバック進行。改変によって現実の歴史や社会を相対化し、批判的(「非難」ではない)に描くのがこの手法の定石で、律儀にそれに則ってはいる。俎上に上がるのは当然、隣国の無体に留まらず本邦のポンコツぶりも同様。終盤はノワールっぽくなる。
0255文字
ばくちく
新着
好き嫌いが分かれると思う1冊。ノンストップ逃避行ミステリーな感じなのかと思って読み始めましたが、情景描写が緻密過ぎて疾走感がないのと、多く登場する中国人の名前が覚えられないというか読めない😂ので、自分にはちと大変でした。逆を返せばとてもよく練られている濃密で緻密な逃避行ミステリーなので、気になった方は是非♪
0255文字
濱さう(左脳右脳)
新着
ネタバレ男性作者だなという描写が多い。銃の描写やらが少々回りくどい。逃亡劇が面白そうで読んだけど私向きではなかった。ほぼ斜め読み。 日本が中国の植民地支配下にある世界観。拉致チームの一員の佐野由佳が中国高官の拉致に失敗し、身柄拘束された由佳が神奈川県警から国連県警へ護送中に襲撃され、同行していた中年刑事の雑賀充希と逃亡する話。サイガが脳内入力されなくて困った。途中で由佳と雑賀の関係にも気付いた。意識を取り戻した由佳は雑賀の死を、父の死をどう思うのか。オチが何なのか斜め読み故によく分からなかった。ごめんなさい。
0255文字
てつ
新着
ネタバレ設定が頭に入ってこず、没入しにくかった。雑賀と由佳の関係は、理解。雑賀は亡くなったというストーリーであるが、実は助かり、どこかで隔離、監視されているのではないか、と思ったりもした。
0255文字
ま~くん
新着
デビュー作で大きな受賞。でも御免。描写は細かいが無駄に長い。文章もテンポがいいとは言えない。とにかく回り道が多過ぎる。舞台設定は隣国に侵略され分割された日本だと理解した。拉致事件の容疑者を護送中に発生した銃撃戦。それに絡む背景。面白そうなネタを幾つも転がしておきながら何故これ程つまらないのか。似たような感想の方が多いことにも少々驚いた。「日本は平和ボケしたままだとこういう未来が訪れるかも知れないよ。それでもいいの?」と警鐘を鳴らしたかったのだと思えばいいのか。それ以外は訴えたいことが何も見えてこなかった。
0255文字
ジョニー
新着
日本が外国の統治下にある設定だがそれが活かせるのは銃が手に入りやすい位に荒れているというくらい。内容は女性の犯人と中年刑事の逃避行に各人種の警察やらギャングが絡む程度なのでその設定はなくてもいいだろう。銃の解説がくどく大藪春彦さんや一時期の冒険小説を思い出した。逃げる男女の感情や会話が肝となるべきだが熱くなるものはなくテンプレのような過去であった。
0255文字
dynamonda
新着
隣国の統治下に置かれ、国民は「和族」と呼ばれるようになり、言語は日本語から「普通話」に代わり、中央から来た「内地人」がひしめく、かつて日本と呼ばれた国が舞台となる。公安民警の雑賀はかつての上長で恩がある佐野参事官の娘・由佳の護送を引き受ける。由佳は拉致実行チームの一員として逮捕されていて、護送中も何者かによる襲撃を受けるが――。まず世界観がとにかく素晴らしい。ハードボイルドな話と架空世界舞台で『五分後の世界』を思い出したがそれに匹敵するくらいワクワクした。文章から情景や雑踏の様子が浮かび上がってくる。→
dynamonda

安全神話なんてものはとっくに崩壊し、多少の銃声ぐらいじゃ驚かない。そこら中に監視カメラが設置され、警察官のモラルも低下して不正が横行するようになっている。まさにタイトル通りの『暗黒』! 街や風景のディテールも細かく、もっとこの世界観に浸りたいくらいの魅力があった。アクションや銃撃戦もあるが、一番はこの今の世界と昔の世界がカットバックで交錯する演出がいい。最初から最後までスピード感を失うことなく楽しめた作品だった。

08/20 21:40
0255文字
みるみ✿*:
新着
ネタバレ簡単に言えば、逃走活劇?拉致の作戦実行中に新人の由佳が失敗をして、逮捕されてしまう導入部は分かりやすく、描写が緻密でリアリティーにあふれていて良かったです。ただ、近未来かと思えば昭和っぽいところもあり、背景がよくわからないまま読んでいました。文章の構成や表現など完成度は高いかと思いますが、面白いかと言われると、うーん。最近のこのミスは完成度を追記して、物語の根幹である面白さが損なわれていっている気がします。ミステリー要素はなく、どちらかというとハードボイルド。少し残念。
0255文字
みかちゅう
新着
ネタバレ『日本』という国がなくなり、隣国(中国?)『中央』に統治された場所での話。政府高官を拉致しようとした犯罪組織が作戦失敗し、一員の佐野由佳が捕まる。護送中に襲撃され、警護の公安員雑賀充希が逃亡の手助けをする。理由は由佳が実の娘だから。昔、雑賀が狙われたとばっちりで、臨月の妻は亡くなり娘は助かるが、再び狙われるのを避けて上司の特別養子縁組としたので、娘は父を知らない。 警察系組織も別々、犯罪者達の名前も覚えにくかったけど、面白かったです。
0255文字
La+
新着
ネタバレこの作家さんとは次の点から相性がよくないなーと思った(汗)。 ①テンポが悪い ②本編に関係のない無駄な背景描写が多い(しかも下手くそと感じちゃう) ③伏線の回収をする気がない(そもそも伏線ではないかもだけど) ④説明なしの展開が多い ⑤主要な登場人物の関係がベタすぎだけど、年齢を考慮するとギリ無理があるんじゃない? ⑥結局何を主張したいのかわからない。 その他諸々で再読はないなー。
0255文字
森江 蘭
新着
うーん…やっぱりこのミスは信用ならないんだよなぁ。舞台設定はよかったのだが、その背景に至る歴史的経緯がまったく描かれていないのが不満なのと、結局単なる逃避行に終始していること、また、ネタばらしが登場人物の独白に終始しており、状況説明が文中で全くできていない。ディティールはスゴイと思うが、カットバックが多く、ストーリーの流れが追いにくいという点でリーダビリティが悪い。正直、何故これがしょうを取るのかが理解できなかった。
0255文字
のじゃもじゃ
新着
続編がありそうな終わり方。描写はかなり細かくて、未来の日本ぽい雰囲気の町だけれど、違うところが読み手に詳細に伝わってくる。けれど、あまり登場人物に感情移入できないままに読み終えてしまった。
0255文字
jun12001
新着
このミス大賞ということで読んでみたものの、どこがミステリーなのかわからなかった。現存の駅があるということは近未来ということと思うが設定がぶっ飛びすぎててリアリティに欠け、感情移入できなかった。舞台は近未来だがストーリーは昭和っぽくて残念。
0255文字
amami shin
新着
ネタバレ「このミス」関連はチェックしたいと思い、読了。舞台設定が細かくて雰囲気がいいですね。途中からの父子のやり取りも切ないものがあり、面白かったです。ただ、ちょっと話の筋がゴチャゴチャしているように感じたかな。特に公安関連の設定とか。それと雑賀さんに感情移入してたので、劉視点はいらなかったし、もっと違う結末を描いて欲しかった。すごく失礼な話、ハッピーエンドルートで原作をいじって映画化されたら、かなり面白くなりそうです。
0255文字
まるこ
新着
え?これ日本の話じゃないの?え?コロナ?未来の話?ってちょっとパニックになりつつ。サイガミツキという登場人物が出てきて、ルビ間違ってない?って思って念入りに見直した。サイガミツキっていう人が実際にいるのよ。「女性」で。あ、見た目と声は女性っぽくはないんだけど。声優さんだから、写真とか声は調べたらすぐ出てくると思うけど。話の根本部分は、あ~って納得の部分がありつつ。ちょっと切なくなり。
0255文字
たかひー
新着
★★★ 英米の小説を読んでいるような印象。読み進むまで時代背景や勢力関係がなかなか理解できず、少々手こずった。最後はまあまあ予想の範囲内。後半に行くにつれて楽しめるようになった。
0255文字
りう
新着
まあ、これも良しだと。
0255文字
masayoriA
新着
ネタバレ面白く読みました。侵食されたわが国の姿は哀しかったですね。
0255文字
ひさし
新着
キャラやストーリー展開、銃などの細かい描写はなかなか良いです。ただ、中国に占領された自治区などの設定が、最後まで良く分からなかったのが残念。初作品とは思えない出来でした。
0255文字
鷹野郷 善後
新着
近未来系の話は好きだが、その設定に入り込めない間に話がどんどん進んでいってしまうパターンだったので、面白みがあまりわからないまま読了してしまった。また、今回で気づいたが、中国系の名前が出てくる作品は苦手だ。毎回読み仮名がないと、登場人物の名前が読めず、その人物を頭のなかで描き切れない。どこらへんがミステリーだったのかよく分からないが、あり得そうな世界だからコワイ。
0255文字
Amarika662
新着
3
0255文字
全92件中 1-40 件を表示
【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)評価65感想・レビュー92