形式:単行本
出版社:講談社
形式:Kindle版
Yahoo!ニュース|本屋大賞2021ノンフィクション本大賞 候補作147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る!「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。
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