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労働組合とは何か (岩波新書 新赤版 1872)

感想・レビュー
56

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tharaud
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2回目。よりよく理解できた。労働組合の本質は労働者間の競争を規制すること。企業別労働組合では限界があること。日本の年功賃金制度こそが非正規の低賃金労働者の希望のもてない状況を作り出していること。いいように使われないためには職務範囲を限界づけすることが不可欠だが、日本では困難。ケア労働ではさらに難しい。
0255文字
ご隠居
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拾い読みで前半の歴史の部分だけ読んだが、イギリスのパブでの同業者互助からスタートしているとは知らなかった。
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おたま
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現在、日本の労働組合運動は極めて停滞している。欧米の労働組合が、ストライキ等を通して自分たちの権利を獲得・維持するために活発に活動しているのに比して、あまりにも不活性である。この本は、そうした日本の労働組合の特殊な在り方を、これまでの欧米・日本双方の労働組合の歴史と、運動の分析を通して浮き彫りにし、今後どのような方向に向かって展開させていけばよいか、現状に立脚した指針を与えてくれる。またそうした方向での萌芽がすでに存在していることにも目を向けさせてくれる。
おたま

しかし、時代はもはや既存の労組では対応できないところに来ており、生活苦にあえぐ労働者にとって、新しい組合がその活路を開くほかない。そうした認識を共有するためにも、この本から学ぶことは多い。私は何度も目を開かれる思いがした。働く皆さんにぜひ読んでほしいと思う。

12/28 10:37
おたま

補足:「関生」の正式名称は、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」⇒「関西地区生コン支部」⇒「関生」ということらしいです。しかし、当事者でも「関西生コン労働組合」と呼んでいる場合も見受けられますので、名称には若干の揺れがあるように思います。ちなみにこの本の中では「関西地区生コン支部」「関生支部」として使っていますので、それで十分通用しているようです。

12/30 21:00
6件のコメントを全て見る
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Mc6ρ助
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生々しい生コン関西支部の弾圧の歴史が痛々しい。著者は政党の労働組合への組織的な介入が発端だと言うが、2017年の三次弾圧はそのせいなのか著者の言及はなく、不条理感と無力感が半端ではない。こうした産別組合や「非年功型社員」が横に連携した合同組合(ユニオン)、業主別組合が労働組合の新しい地平を切り拓くという発想はすばらしいが、ドミノが起こるにしろそのきっかけとなるべき主体は不在なままだ。えっ、ワレワレだって!?
0255文字
受動的革命
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わかりやすいし、ユニオニズムの精神を軸に労働組合の歴史が理解できる。しかし、”新しい”労働組合をさかんに喧伝するのって戦略としてどうなのとは思った。
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tharaud
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地味だが読む価値のある本だ。今の日本が「19世紀型の野蛮な労働市場」とはまったくそのとおり。こうなったのは企業別労働組合という日本の特殊な事情によるという。関西の生コン業界の組合の闘争など、恥ずかしながら初めて知ることも多かった。著者のいうような、個人が加入するゼネラル・ユニオンを通じて労働運動が盛んになるという未来、果たして来るだろうか。団結という言葉がこれほど虚しく響く時代に。
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犬猫うさぎ
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労働組合の根源的機能とは「競走規制」である。労働者がバラバラにされ、相互に競走をさせられている。この状態に対して労働組合が労働者を結合させ、労働者同士の競走を規制する、これがユニオニズムに他ならない。(70頁)
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tmyk
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春闘が盛り上がる昨今、そもそも労働組合のルーツとは?を探りたくて読んでみた。産別・企業別労組の成り立ちや、それに関わる国ごとの事情(辿り尽くせば中世都市の統治機構)から議論が進んでいき、日本においていかに産別労組の潮流を創るか、みたいな話にまとまった。「雇用の流動化」と言われると身構えてしまうが、著者の言う『社会的熟練』『共通規則』が貫く労働市場を前提とするのであれば、それはあらゆる労働者の待遇を改善する策となるのだろうな。
tmyk

高い雇用の流動性のもと『共通規則』を勝ち取る運動を行うためには、労働者の熟練が『社会的』なスキルに移行する過程が要る。その意味で、本書の主張は政策的な解決を求めるものではないし、つまり必ずしも労働者にとって耳障りが良いものではないなと感じた。もっとも、そういう構造的・慣習的な面を一切捨象して、低賃金や生産性向上問題は解雇制約さえ取っ払えばすぐ解決だ!という一部メディアの主張は、資本側からの攻撃と見なされても仕方ないとは思うが。

05/18 21:11
0255文字
しりとり
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働く環境を少しでも良くしたいなら同じ産業で働く人として経営者と戦うしかないよとのことだった。ヨーロッパの労働組合は立派に機能して人間らしく生活できる労働量になってるとのことだが、アジアや南半球に仕事を押しつけてるだけなんじゃないのと疑ってる。 従業員に墓を作ってる企業もあるらしく、死んでも働けを体現してる。
0255文字
RED
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ネタバレ日本では会社側の弾圧に敗北する流れが強く、その後企業内組合や年功序列制度で労働者を懐柔した歴史があり、産業別労働組合が育っていない。 理想の産業別労働組合を作るには、社会(産業)構造への理解(組合機能)、労働者類型(技術発展によって形成された労働者の種類)、労働者の意識(主体の意識性)の3つが重要。 IT業界でストをするなら、セキュリティ分野に精通していると良いのか?
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H.Hiro
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明 R
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#26 Kの字
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労働組合の始祖である欧米の経緯把握→分析。 からの日本の経緯把握→分析、の流れは見事。 産業の発達と、労働組合の関係は不可分だと認識。読んでくと、本当に自動化(標準化)って労働者の為になるんやろうか?との疑問も… モヤモヤしながら、後書きを読むと、著者は、「翻訳者」の立場に努めた、とのこと。 主体性を持つのは、読者あなたです、という暗喩だろうか?? ※労働者各人が主体性を持って行動すべし、とは、その通りだと思ってはいます
0255文字
わたぼう
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ユニオニズムが形成されなかったのは、経営者による分断や、政府による産業民主主義の否定が大きい。ただ、それ以上に、日本の労働者が主体性を持って行動できなかったのも大きい気がした。企業別労働組合に代わる労働組合を作るのは容易ではないが、一歩一歩進むしかないのだ。
0255文字
素人
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労使関係の政治からの独立性を強調していて、目から鱗だった。労働者がどう働くかは、労働力商品の買い手である企業との交渉で決めるのが原則。国の役割はあくまで補助的なものに留まる。政治に頼らなくても、労働者自身が団結して行動すれば賃金や待遇を変えていける。
0255文字
虫睦彦
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組合形成の歴史を学ぶ上では悪くない本だったが、基本的に「日本には真の労働組合がない」「ある契機を持って個人主体が決起し、今の状況を打破しうる統一戦線としての組合組織を形成しうる」「その萌芽は今芽吹きつつある」というこの手のヘタレリベラル本にありがちな展開に。悪いのは日本型雇用体系(要するに大企業型組織運営)による経営による労働者が包摂されてきた歴史にある、というのだが、正直それで幸せな人が多いなら良いのでは?と思わなくもない。あるべき論は現実を捨象するので、基本的には避けるべきだなと思います。
0255文字
Akiro OUED
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賃金は、会社や政府が決めるのではなく、労働者自らが決めるのだ。労働力の需給がバランスしている場合はそうかもしれない。だが、外国人や高齢者が労働市場に参入している今の日本はどうか。自分の雇用は、自分で守ることが当然とされている日本では、一般労働組合の結成は難しいだろうね。
0255文字
aki
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弱者は連帯しなければならない、ただこれだけのことがなぜ日本ではかくも困難なのか?この問題について、労働組合発祥の地である欧米と比較しながら歴史的に探究した新書である。この書籍を読むと、「19世紀化した野蛮な労働市場」において、労働者に経営者視線が求められ、その視線を内面化する労働者がいる国で本当の労働組合を結成することの困難さを実感せざるを得ない。また、ある立場の人間が関西生コンの組合を敵視し攻撃する理由もよく分かる。いずれにせよ、まずは通俗化した自己責任論の克服と人権教育が課題であろう。
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へけぇ!!!
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確かに、年功序列が形骸化した日本の雇用にはユニオニズムが必須なのかもと思った。ワープア化する非正規雇用は企業の問題というよりももっと広い構造的な問題だしそれを解決できるのは産別・一般労組かも
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シマ
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労働組合の起源は中世欧州のギルトにあり、子弟制度を持ち親方になるにはギルトの認可が必要となる。そして過当競争を防ぐためか、親方の定数は決まっている。その歴史ゆえ日本では重視されない産業別組合が中心となり、下部組織として企業別が成立する、個人主義が共同体を前提としており、その中でこれ以上分割できない単位としての「個」が重視されているように。企業横断的な団体交渉の眼目は「企業外在的」決定方式によって労働条件を企業同士の競争条件の外に置くこと。対して今の日本は「企業内在的」労働条件決定方式である、と指摘する。
0255文字
もえたく
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ネタバレ「日本に本当の労働組合はないといふ」著者が、欧州の中世ギルドからユニオニズムの歴史を紐解き、労働組合の目的と機能、日本での創り方について述べられている。欧州や米国のユニオニズムの歴史は興味読めましたが、日本に移った途端に小難しくなった気がします。「マルクスは労働組合は政治団体に従属してはならないと」
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pit
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日本で労働を始めるなら、読んでおきたい。この内容でもう少しライトにヒットする本があればいいのになぁ。
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よムタロウ
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労働組合の目的「労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的」と規定(労働組合法)
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Yuichi Tomita
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ようやく読了。中世のギルドから始まり、産業革命以降の組合の発展、熟練職人のみならず一般組合化する過程(歴史)が述べられており、ここは大変参考になった。 肝心の日本における組合の歴史は紙面に限界があるからか、少し流れがわかりにくかった。 日本の労働運動の担い手は、連合や企業組合などではなく、非正規雇用者などの「非年功型労働者」が中心となるべきという所は同意だが、いまいち盛り上がっていくことがイメージ出来ない。どうしても個別労働紛争にユニオンが利用されている(個人の問題になっている)イメージがあるからか。
0255文字
inu
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日本の企業別組合は特殊で、欧米の「本当の労働組合」とは異なる、ということが、本書の労働組合の歴史を踏まえた説明でその違いがよく理解できた。とは言え、日本型雇用が崩れかけながらも規範としては根強く残り、ジョブ型労働が受け入れられていない日本で「本当の労働組合」を作るのは大変難しいように思う(本書後半の主題)。また、日本での産業別組合の成功例として出てくるのはどれもドメスティックな産業で、グローバルな競争圧力化にある産業でどこまで有効なのか気になる。
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Cephalopoda
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各国における労働運動の分析を通して、産業別労働組合こそが企業と闘う唯一の有効な手段であることを解き明かす。企業別労働組合中心の労働運動が曲がり角にさしかかった今の日本社会に必要な一冊。
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おおかみ
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著者自ら「労働組合論という今時あまり関心がもたれない本書」と語るほどに(「あとがき」より)、もはや黴が生えたテーマかもしれない。しかし労働組合は古くて新しく、現代社会の病理の根幹にも関わる。/大きく「歴史編」と「分析編」に分けて論じられるが、割合は歴史編の方が大きい。すなわち歴史的な視点が欠かせない。中世ギルドを見れば、労働組合の誕生において産業別/職種別組合が重要だった。一方で、格差が固定化された日本社会では、ユニオリズムは排除すべき異質な概念とされてしまうというのか。
おおかみ

興味深いのは、「労働組合は政治団体に従属してはならない」とするマルクスの主張が繰り返し強調されている点だ。日本社会がかくも発展性のない隘路に陥ってしまったのか、その一端が説明されている。“日本の労働組合の戦後史は、特定政党と労働組合との密接な関係で彩られてきた。それは、労働組合を革命のための道具としてしかみなさず、政党の従属物のようにあつかってきた戦前の赤色労働組合主義の残滓である(78頁)”

03/06 22:49
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浅香山三郎
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労働組合の再生について、歴史と現状分析をつうじて論じてゐる。中世のギルドからの系譜が本来の労働組合の伝統のなかにあるといふ視点など、日本とのちがひがよくわかる。ユニオニズムが日本の労働組合にはない、といふのもよく分かるし、政党の利害に引きづられた日本の労働運動史の弊害といふのもよくわかるが、日本におゐてさういふものを作り上げる道程は果てし無く遠いといふ印象をもつた。
0255文字
syuu0822
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中世ヨーロッパの徒弟制度を源流とする労働組合の歴史を紐解きつつ、日本はそれらと何が違うのか、そしてこれからどうあるべきなのかが述べられています。最終的に筆者の言いたいことは、「日本には企業横断的な業種別労働組合を形成することが必要である」ですが、昨今の労働力の流動性を高めようという流れにはこういった議論を合わせて行うことが求められるのではないでしょうかと思いました。
0255文字
カモメ
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ギルドは対内的平等と対外的独占の原理を持ち、相互扶助や、支配に対して団結の防波堤となり民主主義の基盤を確立する役割も果たしたそう。労働争議や集団的暴動は労働者の連帯をもたらし団結を学ぶ一方、雇い主は組合員は雇用しないという攻防もあった。そして当初は職業別組合は恵まれた熟練労働者のところで確立しており、それゆえに的確な政策を展開することができた。労働組合の根源的機能とは競争規制という指摘もあり、これが賃金や労働時間規制にも繋がっていると思う。当初、労働時間規制は失業対策だったというのは興味深い。
カモメ

戦争遂行の条件のもと、労働運動が福祉国家という方向に変えていったという時代的な側面もある。そして工場の機械化と共に熟練労働者なしで企業がまわるようになり、団結がより重要になっていった。生コン業界活動に基づいて、賃金労働条件にとどまらず産業のあり方を問う運動が労働組合の課題であることを投げかけており、労働組合の役割を考えさせられた。

02/05 16:49
0255文字
オランジーナ@
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なんか、読みにくい文体。うちの職場の労働組合は御用組合なので意味なくて悲しい。それにしても連合は、最近自民党に媚び売ってるし連合会長はだめだね。連合が守りたいのは正社員だけで非正規雇用はどうでもいいのかなと思ってしまう。
0255文字
花男
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本来働き方は経営者と労働組合が交渉し、話し合いで決めるものであるが、日本では労働組合の力が弱すぎて経営者のやりたい放題である。 私はこの経営者のやりたい放題に疑問を持ちこの本を読んだ。日本は民主主義というが、会社では民主主義を感じることはない。 海外と比較すると日本は同一職業=同一賃金ではなく、年功型賃金である。ここに根深い問題がある。 目指すは業種別職業別ユニオンだ。 付箋だらけになったが、再読の必要がある。 また今後の社会を変える必要にもなる本だと感じた。
0255文字
みぐ
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正社員クラブと揶揄されて久しい企業別労組とナショナルセンターたる連合。これらの存在は決して「本物」の労働組合ではないと著者は主張する。中世ギルドの職人制に源流を見るユニオニズムは、欧米で多少の違いはあれども、概して職業別労組→産業別労組と発展してきた。対して日本においては、日本的労使関係という独特の慣行により、労組の単位は企業別が中心となり、賃金人事制度が経営側に握られることとなった。労働市場が流動的となった今、ユニオニズムの再興の機は熟していると説かれているが、この国においてそれは果たせるのだろうか。
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手塚純一
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労働組合が企業横断的な規制力をもつことが大事だということ自体はそのとおりが、「本当の労働組合」なるものを日本の実情をふまえずに「外部構築」せよなどというのはきわめて乱暴な議論。職場内における労働者の団結力・闘争力という足場なくして運動の強化はあり得ない。全労連などたたかう潮流は企業別労働組合の弱点を克服しようと、職場を基礎に、地域・産別を軸に、全国へと運動をひろげるという基本方針をもち、また春闘のようなたたかい方をあみだすなどの努力をしてきたが、それらは完全に無視されている。これでは現実的な力にならない。
手塚純一

関生が横断規制を実現できたこと自体は一定の評価をすべきかもしれないが、関生が袂をわかった、いまの建交労などにつながる潮流も奮闘しているし、関生のみをとりあげるのはフェアではない。また、武健一と暴力団との関係が少しだけ書いてあるが、そこがじつは重要で、暴力行為をくり返したり、共闘を破壊したりしている事実は、いまではあまり知られなくなってしまったようだ。木下氏は知っていてあえて隠しているとしか思えない。

09/07 22:48
手塚純一

関生支部委員長の武健一については、『関西アンダーグラウンド』(宝島SUGOI文庫、2012年)第二章「生コンの帝王一辻元清美、平野博文との蜜月関係」にくわしく書かれている。公刊書物を無視するのはいかがなものか。 https://www.amazon.co.jp/関西アンダーグラウンド-暴力とカネの地下水脈-宝島SUGOI文庫-一ノ宮美成/dp/4800202000/ref=gp_aw_ybh_a_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=10BEQFJS5ZGAWB2VE7K9

09/09 21:20
0255文字
ようへい
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FFには赤魔導士というジョブがある。白黒両方の初級魔法が使え肉弾戦もこなすが、実際はどっちつかずの器用貧乏である。日本の所謂「企業に就職」に対し、海外では職務を限定したジョブ型の雇用が一般的。そのため、日本の企業別労働組合に対し、海外は企業を越えた産業別労働組合が多い。特殊な才能もなく学校の勉強をするしかなかった私は、結果、赤魔導士のような中途半端な性能になった。RPGでは自分のような赤魔導士を投影してこそ得られるカタルシスもある。全てのFFの赤魔導士よ、今こそ団結して世界を救い、そして、世界を変えよう。
0255文字
keepfine
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労働組合の根源的目的は労働者間競争の規制であると。労組法に記載がある「労働条件の維持改善、経済的地位向上」だけが労組の目的であるなら、企業別組合と産別職別組合の区別がつかない。労働者間競争の規制のために有効なのが、ジョブを基盤とした共通規則の追求と労働力商品の集合取引である。
keepfine

日本の労働組合における政治主義がユニオニズムを阻害してきたという歴史を重く受け止める必要がある。

08/05 23:02
0255文字
ア
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すごい本だった。労働組合を通して社会を、我々の生活を良くするイメージが見えた。
0255文字
河村祐介
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不勉強なので通常日本で働くというか暮らしている社会保障ってほぼ過去の労働運動の果実ではないかという驚きも。とにかくいま日本でどのような形でも働くということに意識的な人には一読して欲しい内容。
0255文字
Masakazu Fujino
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労働組合に加入し、活動してきた者として、考えさせられること、なるほどと思うことが多かった。やはり、新自由主義によって、労働環境は19世紀の労働現場と同じ状況になっているという著者の指摘は正しいと思う。新自由主義と闘う、ユニオニズムに基づく運動にどう関わっていけるか、試みたい。
0255文字
ヤギ郎
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労働者が団結をして労働組合をつくることについて、歴史的な背景を参照しながら、現代のユニオニズムについて考察する。そして、日本における労働組合のあり方についての考えを示す。日本の労働市場は、年功賃金と終身雇用があったから労働組合が育たなかったものの、今後は労働組合の必要性が求められるだろう。マルクスは労働組合が政治団体となることを否定した。日本における労働組合と政治団体(政党)の関係が興味深い。
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