この本を薦めた友人の心境を思うと複雑な気分になる。「現代ならば、自分も登場人物達も生き易かったのに、男は辛いよ」っと言いたかったのか。女にはそれさえ贅沢かもしれないけどね。親戚の女子高生が中退して北海道の牧場に住み込みで働いたという70年代の出来事を思い出した。彼女はその後無事に社会復帰したらしい。80年代、従兄は家出して行方知れずになった。風の便りに日本中を放浪していると聞いた。叔母よりも早くに亡くなったと知り、衝撃だった。出会いが人を救うこともあるし、出会えない巡り合わせもあるのだ。
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