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理不尽な進化 増補新版 ――遺伝子と運のあいだ (ちくま文庫)

感想・レビュー
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於千代
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途中までは生物学的な側面の本だと思い込んで読んでいたが、実際には進化論をめぐる論争についての本だった。冒頭の生物が絶滅するのは運のせいなのか、遺伝子のせいなのか、という話が一番興味深かった。
0255文字
K.I
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理不尽な進化とは、形而上学的感覚として認識される進化論に対するもう一方の側面。科学や理屈では説明しきれない偶発性も否定できないとすると結果論的に学問上片付けようとする進化論には限界があり、それを受け入れる度量(ネガティブケイパビリティ)が求められるということか。それ程、進化論というか生命の進化は神秘に満ちていて、学問上の広がりは果てしなく奥が深い。ってことですかね…?物事を一つの側面だけでなく、多角的な側面で逆説的に検証してみてバランスを保つ、ある種へそ曲がり的な知的好奇心は、個人的に好み。
0255文字
るとすわ
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ネタバレ進化論に対する一般人の誤解と専門家の論争の歴史を解説した1冊。前半では、一般人が良いように社会発展の例えとして語っている適者生存の考え方が、いかに誤解されているかが示される。実際の進化は単純なサクセスストーリーではなく、環境の変化によりルールが一変してしまうような理不尽さの中で進んでいく。後半では、自然淘汰の考え方をめぐるドーキンスとグールドの激論を描き出し、敗北したグールドの視点から進化論の潜在的な危うさが描かれる。個人的には主題に対する解説が少々長くしんどかったが、関心の高い読者には良い著書だと思う。
0255文字
米つぶ
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自分自身を進化させて社会適応せねば、この世を生き抜く事はできない、そんな考え方が進化論を盾に蔓延っている気がする。しかし生物の長い歴史を振り返ってみると、必ずしも優れた者が生存してきた訳では全くない。理不尽な偶然や運によって、たまたま生存した者を「敵者」と呼ぶ。適者生存とは、単にそれだけしか意味しないのに、何と多くの誤った使い方が横行していることか。本論からは逸れるが、終章の「自然科学の思考は、あらゆる人間的要素を除去しようとする恒常的な努力にほかならない」という言葉もズシリときた。
0255文字
静かな生活
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REVIEW SCORES 80/100
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隠居
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噂を超過する圧倒的な面白さ。ただこの種の流行本としてはやや難易度が高めだ。とびきり面白いテーマをとびきり面白い文章力で緻密に論究している感動的力作だが流行本というのは普通はもっと内容がハリボテ的でスカスカで何の役にも立ちそうにないものだ。だからこそ直ぐ飲み込んで分かった気になれるしペラペラと感想が話せる。本書はその点であまりにも本格派過ぎるのである。生半可な覚悟では挑めない。だが極めて高度な内容を扱っているにも関わらず文体は安心感を与えるほど軽快である。そして人間的で感傷的で美しく実存的で文学的ですらある
0255文字
k
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この人の本は相変わらず、他の本を読みたくさせる。ウィトゲンシュタインの壁、すごいな。
0255文字
きゃれら
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3年ぶりの再読。その間に、ダーウィン「種の起源」、ドーキンス「利己的な遺伝子」を読み、グールド「ワンダフル・ライフ」も再読した。初読であまりよくわかってなかったことが、今回理解が進んだ気がする。理系と文系の話、特に理系サイドから文系は不要では?と激しく攻撃されている(と感じる、僕は文系なので)原因は、グールドの敗走を読むとよく理解できる気がする。それでも僕はグールドさんが好きだし、ドーキンスさんは虫が好かないけどね。初読後古本屋さんに処分したのに今回図書館で借りてきたのはなんだかな、でした。
きゃれら

初読以来「進化」という言葉遣いに神経質になっていた。再読始めたらさらに「横浜進化」というスローガンに目を覆ったり、テレビドラマの台詞に「あなたは進化しています」とあって、やれやれ、だったり。

07/19 07:43
0255文字
nasu
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ネタバレ3章と終章よくわからなかったけどすごい面白かった。恐竜を見送る哺乳類の想像図がかわいかった。『気持ちいいほどの皆殺しである』『遺伝子を競うゲームの支配が運によってもたらされるシナリオ』『広告看板に目をとられて道を踏み外すという行為への道徳的評価が、それがもたらす偶然的な帰結によって左右される』『適者は生存しなくてもよかったかもしれない』『私たちがズボンを穿くからといって、ズボンを穿くために足があるとはかぎらない』『歴史にはなにが語られるべき事柄なのかという前学問的・前科学的な観点がある』
nasu

『人がその住んでいる社会の権力者によって正統と認められている価値体系を代表する言葉を、特に自分の社会的・政治的立場をまもるために、自分の上にかぶせたり、自分のする仕事の上にかぶせたりする』

07/14 00:39
0255文字
Jiemon
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ネタバレ地球上に出現した生物種のうち99.9%が絶滅した。残った0.1%は環境に見事適応して進化し生き残った種なのだろうか? 絶滅のパターンは1.たまたま生息地域に巨大隕石が衝突し、絶滅する。2.生存競争に負けた。(公正なゲーム)3.隕石衝突などで生存のためのルールが変わってしまった。(理不尽な絶滅)ダーウィンの流れを汲む一派は2.即ち自然淘汰による進化を提唱し、それに異を唱えるグールドは3.を主眼にする理不尽な進化を提唱。両者の説はどちらも正解に見え、論点が見つけられない。作者の意図を汲めたかどうか。
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ナディル
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これまで地球上に誕生した生物種のうち実に99.9%はすでに絶滅しているという事実にまずは驚いた。著者は残りの0.1%もいずれは、と言う(生命の根絶ということではなく)。本書はそのような現実相の内で進化論を捉え直す試みであり、最終的には私達の生活に浸透している進化論的パラダイムのメタ認知を目指すものです。科学的知との付き合い方を考える知恵の書でもあるように思いました。
0255文字
めい
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「進化」「自然淘汰」「適者生存」という言葉のキャッチーさやある意味でのわかりやすい言葉の使い方に警鐘を鳴らす本でもあると思う。科学と人文学をまたがる知見が興味深かった。注のブックリストも嬉しい
0255文字
かじ
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ページ開いたら思ったより字が小さかった=ボリュームがあった。進化は実はおおむね、「適者生存」や「自然淘汰」さえ選択的ではないという、なんとなく持っていた常識(だと思ってきたこと)からすると「そうなの?」な話。「社会に流通している進化論のイメージが、どうも専門家集団において適用されるそれと違うらしい」進化について論じるというよりは、進化論の在り方、進化そのものを本来どう捉えるべきか。一読では到底咀嚼しきれないけど、注にある本を全部読む(そして理解する)んだから、研究ってやっぱりすごい労力だと思った。
0255文字
inu
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進化論の本はいくつか読んでいるが、本書では一般的な進化論の本とは違う角度から進化論を見ることができる。これまで存在した生物の99.9%が絶滅してきたという言われてみれば当然な事実。絶滅のシナリオ①弾幕の戦場②公正なゲーム③理不尽な絶滅。グールドの人間臭さ。
0255文字
ひつまぶし
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『サピエンス全史』をようやく読み終わって、読めそうな気がして一気に読めた。少し前にはまだ読めなかっただろう。進化論に探ろうとしていたことは概ね目論見通りだったと思う。説明と理解、真理と方法、サイエンスとアート、対立するわけではないし、矛盾し合うわけでもないのに両立し難い二つのあいだに立つ方法を求めていた。進化論がそうであるようにフィールドワークもそこにある。科学だけを考えていては切り開けない領域がある。しかし、それ自体、科学者が踏み込んでいっていけないわけではない。それを理不尽と言い、まちがいと言う。
0255文字
じゅん。
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途中で断念…また近いうちに再読します
0255文字
特盛
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評価4.5/5。進化を理不尽さから眺める。99.9%が絶滅する残酷さに向き合う。偶然性というキーワードを取り巻く認知バイアスについてが主題かもしれない。我々が進化という言葉を持ち出すときは「それ、言いたいだけ!」的になりがち。グールドとドーキンスの論争の様に、専門家の間でも理不尽さから来る説明と理解の陥穽は一筋縄でいかないことが分かる。改めて、進化論という言葉の包摂性の大きさと深遠さを感じる。引用図書や参考図書は300冊近い?圧巻で衒学的でくどくも感じるが、それもまた良い。深淵へのブックリストとしても良い
特盛

全体、偶然性とそれを取り巻く説明と理解の断絶の議論が強く印象に残る。先日少し勉強したリチャードローティ―と、古生物学者スティーブンジェイグールドは似てるなと思った。前者は「理解」の領域で偶然性の論点をぶち上げた。後者はよりアレルギーが予想される「説明」の領域でそれをやった。どちらも主流からボコられたという感覚。理不尽さは今読んでるダンバーの、宗教の起源にも繋がる。差異や生成変化といった現代思想にも。偶然性と理不尽さへの向き合いは、今後も人生のテーマになりそうだなと改めて思った

04/15 13:43
特盛

雑感追記。個人的には、金融マーケットにずっと触れていたから偶然性、というワードがより魅力的に映るのかもしれない。何百億稼いだって人の言う事は全て正しいのか?というとそうではない。そこには生存者バイアスや、勝った理由で破産するかもしれない、という後付けの論理が潜みうる。進化論にもあるトートロジー的なものが存在する。何十年も投資をしていると、偶然性に必然を無理に見たらいつでも死ぬ、という根本的恐怖が下地にあるかもしれない。一方で全てが偶然だとすると何をやっているんだ?という話になる。その感覚が本書と近い

04/15 14:09
0255文字
馬と猫
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タイトル詐欺。 進化論に関する議論まとめ、という感じの内容で、進化そのものに関する説明はほぼ無し。
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こくう
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状況に適応するしかない/ 殆どの種は、運が悪いせいで死滅する/ 本質的なことは偶然性なのだ/
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ひろふみ
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楽しんだ。十分理解できたかはさて措いて。 専門知と非専門知の間に横たわる「進化論の理解」の理解がテーマ。ドーキンス、ウィトゲンシュタイン、大西巨人と気になるけど手控えていたのが引合いに出されて「やっぱり読んどくか~」とやる気が出る(いつになるかは知らんけど)。
0255文字
hatman
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進化論の別切り口の本として読み始めたが、進化論の科学の面と人文学の面から整理した思想書。読むのに苦労した。設定されたルールの中で過度に適応したな種が優秀とされ生き残る。ルールは突然、大きく変わることもある。今の社会でも同じ。偶然に恵まれただけ。適者を優者・強者と取り違える。
0255文字
牙魔
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読み終えるのがなかなか大変でした。読む前に思っていた(科学読み物)とはちょっと方向性が違った。最初は「進化論」が一般的にどう理解されているかという話が延々と続き、心が折れそうになるが、ドーキンス+グールドが出てきて一気に面白くなった。お二人のことはそれなりに知っているつもりでしたが、学会で真っ向から対立していたとは。そしてグールドが、その世界では全否定されているとは知らなんだ。独創的でエッセイにも近い進化テーマの本の数々、いつも感心して読んでいたのですが。進化論=科学と歴史の合体説は納得
牙魔

それから(C)の多用が、何か鼻についた。「増強版」巻末の養老先生のお言葉が一番まとまっていて、全体の内容を理解できました(笑)。

08/29 12:33
0255文字
ばんだねいっぺい
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ここまで徹底的に考えを詰めていくパワーに圧倒される。そもそも、やっぱり「進化」って言葉がよくないんじゃないかなんて気もする。なんにでもあてはめれるが故になんでもそれで解決しがちな「万能酸」に抗うグールドは、かっこいいのかもしれない。
0255文字
polythenepam_m
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2 タイトルに惹かれて見事に裏切られた一冊。理不尽な進化について書かれているのははじめの章くらいで、あとは完璧哲学書です。改めて自分には哲学書は理解できないと思い知らされました。同じことの繰り返しを延々と聞かされている気になり、悔しながら時間の無駄だと断念。
0255文字
三月うさぎ(兄)
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進化論のよくできた入門書だし、特に文句はないのですが、結局「理不尽さ」とは全てが進化論的に「説明」されたあとに残る「主体(のような何か)」のことであり、「説明」の向こう側の「理解」、「方法」の彼方の「真理」を浮き彫りにするのが進化論なのだ、というのは、心は進化論(科学)では説明できないというネーゲルのような信仰告白でしかないので、この長大な進化論の門をくぐった最後に「ブルータス、お前もか」という後味の悪さになってしまう。いやあ、デネットじゃなくて素直にサールを出したらいいのに、と。いや、良い本です。
0255文字
プロムナード
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「適者生存」は学術的には「生存しているものを環境に適応したものとみなす」という定義に過ぎないのに、日常的には「環境に適応すれば生き残れる」という因果関係として誤解しがちだという話は興味深く、いちいち自然に“神の差配”(あるいは必然)を読み取ろうとする脳の基本的な仕様がどこからきたのか思いをはせざるを得ません(その仕様がいまこうして生き残っているのは、なんらかの適応と考えていいのでしょうか)。科学とアートのはざまにある、言葉では明示不能の領域に手を伸ばそうとする本書の姿勢にも大きく共感しました。
0255文字
maqiso
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ほとんどの生物種は絶滅するが、単純な運や競争ではなく、ランダムに変わったルールの下で競争によって理不尽に消えることが多い。進化は生存したもののみが残るため絶滅の痕跡は残らない。通俗的な理解では無視されるが、専門家の間ではグールドによる問題提起がなされた。グールドは歴史的な出来事を科学的な方法で説明しようとしたため上手くいかなかった。進化論の中には適応主義で説明される現在の生物と、偶発的にできた生命の樹という歴史とが併存し、それが進化論を難しくも魅力的にもしている。
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Tom Sasa
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読了。 進化論 とは!
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中村です
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ネタバレ半年前に読みました。読んだことに満足して感想あげてなかったようで今思いだして書いてみます。生物学の話ではなくて哲学書でした。「進化論」という概念が一般社会でも普通に使われていることを検証。「進化論」「適者生存」という言葉が本質をはなれて独り歩きしていること、心理的な影響など自分にも思い当たる節があり面白く読めました。後半は、ある大物の進化論者2人の対立の経緯を延々と解説。論争に破れた側の主張そこ大切だと言っていたような…でも、なぜなのか肝心の部分は忘れてます。いかにあやふやに読んだかの証明になりますね。
ガラスの文鎮(文鎮城)

哲学書って言われるとそのような心構えで読まなかったので挫折したんでしょう😅

03/20 20:40
中村です

ガラスの文鎮さん、コメントありがとうございます。挫折したのは文鎮さんのせいではありません。題名が悪いと思います。誰もが生物学の専門書かと思いますよ(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)。せめて副題でもつけて内容がわかるようにするべきだと思います😅

03/20 20:55
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0255文字
本を読む日々
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本書は進化論そのものより、進化論とそこから導かれる私たちの普段の認識に焦点を当てている。なんとなく、自然に強者は適応する、努力によって環境になじむ、といったことを考えるが、進化の歴史をたどるとそう簡単なことでない。ドーキンスVSグールドの議論は私には初めてで、とてもエキサイティングだったし、通常考えている時間軸とは異なり、適応とか進化とか簡単な問題でないことはよくわかった。結論はしっかりと理解できたわけではないが、進化の歴史の陰に隠れた不適応の歴史に視線を注ぎ、それが一体なんであったかを考えたいと思った。
0255文字
junne
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「終章」というのは「あとがき」くらいの位置付けなことが多い印象があるのだが、むしろ本書はそれまでの章で前提を共有しておいて「終章」が本番くらいの感じだった。「説明」と「理解」、「サイエンス」と「アート」、そして「ウィトゲンシュタインの壁」。サイエンス系の本はあんまり読む習慣がないのだけれど大変興味深く拝読しました
0255文字
おもらし
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進化についてのサイエンス本と思って読んだら哲学書だった。哲学的なものに慣れていないため、わからない部分も多く薄い理解しかできなかったのは悔しいところ。進化生物学には歴史的な側面があるという点は自分が進化論に惹かれる理由を言語化してくれた。また、普通の人は目的論ベースで進化という語を使っているが、本来はそうではないというのもハッとさせられた。これからビジネス的な啓蒙で「進化」という語を見たら悲しい気持ちになりそうだ。おそらく本書の理解度は20%ほどだと思うが、それでも進化論の魅力についての解像度は上がった。
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すのす
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骨太だった。再読しつつ消化したい。冒頭は進化論自体だが、その後我々の進化論理解を理解すること、説明と理解という方法論の違い、人間論まで広がっていった。学部生のころに読んで刺激をもらう系の本よね。今読んでもなかなか面白かったし、ウィトゲンシュタインの壁の厄介さが考えるところあった。
0255文字
たお
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面白かったのですが、理解に疲れた一冊。 どちらかと言うと『進化論』の歴史と哲学についての一冊でした。
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JATZ
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進化というか進化論についての本。初めは面白い考察だなあと読み進めていたけど、長くて周りくどくて途中から苦痛になって断念。断念した本って久しぶり。色々考察して描く必要がありそこが妙なんだろうけど、頭の良い人って面倒臭いなって思った。
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Bevel
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グールドがドーキンスに負けるとはどういうことか問うもの。現存する個体に適応を仮定すると、適応に関わらない特徴が浮かび上がり、さらにそれらを適応によって説明するという「リサーチプログラム」としての適応主義(ドーキンス)があり、グールドはその背後に前提とされている一回性をもった歴史という「存在論的主張」から目を離せない。グールドの失敗は、「スカイフック」としての偶然性を、果てのない「クレーン」としての全体性という仕方で語ってしまったことによる。これを「理不尽さの感覚」とまとめるのではない語り方が欲しいよなあ。
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あと
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「私たち素人が理不尽からの逃走を行っているのだとすれば、専門家たちが行っているのは理不尽をめぐる闘争である。」
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unterwelt
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「生物が絶滅するのは突然地球の環境が変わってしまって、その生物にとって不利な環境になってしまうから」というのが事象として多いという。この本は進化論を出汁に人間というのは「突然環境が変わってしまう」というような運や偶然、理不尽さをどうしても過大評価してしまうし、「なぜAではなくBだったのか」なんてことを考えてしまう生き物なのだということを書いていると思いました。だから進化論の本というより人文書に性格は近い。あと自分が進化論を非ダーウィン的に考えていたことに気づかされた。
0255文字
とっしー
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話があっちに飛んだり、こっちに飛んだり、本当にわかりにくい本。進化の話なんて3ページぐらい。はっきりおすすめしないと断言できる。 この違和感、最後の終わりにを読んで納得。著者の大学の卒論がベースらしい。うん、学生が書き殴った感ある。
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理不尽な進化 増補新版 ――遺伝子と運のあいだ (ちくま文庫)評価81感想・レビュー115