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魔女街道の旅

感想・レビュー
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燃え尽きタコ
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ドイツの魔女伝説について述べた本。 旅と書いてある通りに魔女に由来のある土地を主軸として書いており、筆者が実際に行ってきた実体験を元に書いてあるのがとても良い。個人的に聖ヴァルプルガ関連の話好き。 ドイツの魔女についての様々な伝説、魔女狩り被害者の個人に目を向けた話、魔女と名前のついた地名関連、ヴァルプルギスナハトなど、有名どころや割と珍しめの話について詳しく書いてあり、YouTubeの参考資料に頻繁に登場するのも納得。小説や漫画のネタにも悪くないかも。
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あまね
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ドイツ各地の魔女狩りの歴史や魔女伝説を紹介するエッセイ集。文章は簡潔ですっきりとした印象で読みやすく、余白の広さがドイツの風景を想像する余地を生んでいるようでした。歴史を知ると旅が豊かになるんだろうな、と思わせる一冊でした。
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aof
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私も小さい頃から薬草を扱ったり、自然と仲良く見える魔女に憧れてた&実際の魔女の話は魔女狩りと結びついてるなと大人になって思ったので、すごく興味深く読めた。 現代においても魔女狩りが行われているというのが一番衝撃だったな。 というか、普通じゃないこと、受け入れ難いものを排除するのって確かに現代にも往々にしてあるもんな。
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クナコ
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初読。著者他作の「魔女の薬草箱」が良かったのでこちらも。ドイツの魔女文化(魔女裁判、歴史)について研究する著者が直に赴いた魔女関連地と魔女の歴史エッセイ集。魔女街道、というだけあり、ドイツの日本向け観光街道ラインであるロマンティック街道やロマン街道などを絡めながら各地紹介されている。訪れた地の多くが観光客のために整備された場所ではない中、著者のフットワークの軽さと情熱に驚く。ブロッケン山周辺のヴァルプルギスの夜の祭りは一度見てみたい。もちろんトラベラーズフレンドリーな所で。
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びわこっこ
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魔女におとぎ話のイメージを抱いて読むと、魔女迫害の歴史話から始まって、痛い思いをする。😓 だが、ほとんどが歴史的背景の説明で、中心はドイツの魔女を巡る旅の案内💁 植物療法をドイツの薬剤師であり、自然療法士から学んだので、ハルツ山地の土産物屋で売っている、魔女グッズの中で、ヘクセ(魔女)が鍋をかきまわす置物が懐かしい。魔女は異界と現実の境を行き来する不思議な力を持つのです。ハリーポッターのシリーズが読みたくなります。東京ディズニーランドへ行ったら、魔女体験できるかなぁ?🦹
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寝言小僧
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全体のほぼ8割が魔女街道の各地の紹介。現地を多く回っている方だけあって、紹介内容は具体的で旅行ガイドの一助としてはいいのでは。 魔女について、あるいは中世魔女狩りについてもう少し深堀りをした内容を期待していたのだがそちらについては表面的な記述で終わったのは残念。
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aya
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昔の魔女の印象と今の印象はだいぶ異なる。現代ではファンタジーによるいいイメージも大きいのかも。ドイツの街道をゆっくり巡りたい。
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南野
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フルークベンツィン(飛行用ガソリン) ヴァルプルギスの夜、冬の祭り
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こつ
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魔女にまつわる場所をめぐる旅行記。なんてファンタジーで素敵、と思いきやなかなかハードな歴史満載で面食らいました。死の舞踏をテーマにした絵画が気になります。中世ではそれだけ死が身近にあって、誰かを魔女と糾弾して火炙りに追い込むことも日常だったのだと思えました。
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37
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有隣堂の選書
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chocoうさぎ
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ドイツの魔女街道を巡る旅。と、言うと、どんなに楽しいのかなと手に取ったが、「魔女」と指差されて処刑された人々の歴史がある場所巡りだった。前半はとにかく陰惨な歴史巡りで気が重くなる旅路。魔女狩りの恐ろしさ、魔女と指定された場合の悪影響など、現代に魔女とされた人々の名誉回復の動きがある事などが綴られる。前半は暗くいささか退屈だが、後半は現代の祭になった「ヴァルプルギスの夜」は興味深く行ってみたい。人間の心に住む闇や集団心理、不都合な人々を排除する方法としての魔女狩りなど考えさせられた。
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小紫
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キリスト教が北上していくうちに土着の宗教を摩滅させていった歴史の表象として現れたのが「魔女狩り」だったのだ、ということがひしひしと分かる一冊。中世では、ドイツ各地で凄まじい拷問が行われ、その辛さゆえに「自白」してしまった女性の多かったことに驚き、かつ気分が沈みました。その子孫だという人がやっと20世紀〜21世紀とかになって名誉回復してるんですから、怖いですね〜。ただ、現代になってきて様々な観点からの「魔女」が世の中に出てくるようになったのには、人類の多少の進化がある、ということなのだと思いたいですね。
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チョコ
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「魔女」のイメージは、私の中では、魔女の宅急便、おジャ魔女どれみ、ハリーポッター、と、かなり楽しく良いものだけれど、この魔女は魔女狩りに代表する迫害の歴史。宗教もイマイチ浸透していない私の中では、キリスト教の中でもカトリックとプロテスタント、異端審問などは、頭での理解に過ぎない。ドイツのあらゆる街で魔女狩りが行われていたのは本当に辛い歴史。 中世だしなぁ、と思っていたら、2005年から2011年に東アフリカで約3000人が殺害されたという。今21世紀ですよね。とそっちの方がビックリしてしまった。
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NAO
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ドイツでは、中世から、近代になってからでさえ、魔女狩りが行われ、多くの人々が魔女だとして拷問され、処刑された。そのほとんどが異教徒、不信心者だったが、アウトロー、少数民族、偏屈者といった集団に属さない者たちだけでなく、司教、金持ち、学者といった人々まで魔女として処刑された。かつて『ヘンデルとグレーテル』の魔女の最後に違和感を感じたという作者が、そういった魔女狩りの地を訪ねて魔女裁判や処刑の痕跡を探し、なぜそのような不当なことが行われたのかを調べている。そこには、魔女に対する慰霊の思いがあふれている。
NAO

また、魔女の故郷ハルツ地方の祭として有名なヴァルプルギスの夜の由来と、ハルツ地方のそれぞれの町における祭が紹介されている。ヴァルプルギスの夜の舞台であるブロッケン山の麓には幾つか町があり、作者は何年もこの祭に通いつめて、さまざまな町の祭を楽しんでいるのだとか。なんとも、うらやましい話。

08/07 07:53
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takao
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ふむ
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ふじ
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フィクションの魔女の印象が強かった自分に、現実世界の魔女の印象を強く残した本。ドイツに残る魔女の痕跡を辿る旅は、私にとって、理不尽な告発&拷問&処刑の魔女裁判の歴史を知る旅となりました。カトリックめ…!という言葉が何度頭をかすめたことか。時代的には日本で武士が切腹していた頃。同じ死とはいえ、その扱いは大きく違う。「魔女」という言葉自体がそもそも中世に生まれた異教迫害のための「悪者」を示すもので、現代は創作の力もあり随分印象が変わったよう。魔女が好き、と気軽に言えるのも日本だからか…
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しゅてふぁん
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ドイツ魔女街道の旅。ドイツ〇〇街道と聞くとわくわくするけど、この魔女街道は負の歴史を辿るもので、わくわく♪というわけにはいかない。魔女迫害が行われたのは16世紀から17世紀にかけてのことで、過酷な拷問の末に生きたまま火あぶりとか…町によっては何千人も処刑されたとか。2000年以降になって名誉回復(身の潔白が証明されたということ)された方もいて‘昔の話’ではないことにもびっくりした。毎年4月30日の夜に開催される魔女たちと悪魔の饗宴(!)、春迎えの行事「ヴァルプルギスの夜」はとっても楽しそう。
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なし
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ドイツの魔女の歴史をたどる旅。現代の魔女事情について書かれた、第5章の記述が興味深い。2005年〜2011年の間に約3000人が魔術を使ったとの理由で魔女として殺害された。『ハリー・ポッター』はアメリカの教会図書館から排除されそうになったが、それに反対した子どもたちがネットを通じて全米の子どもたちと手を組み、これを阻止した。
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そうぺい
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初読。西村さんの本は「魔女の薬草箱」に続いて。興味深い、がむっちゃ暗い笑…鬱になりそうな旅行記なんてそうそうない。というのも、ドイツ〜ヨーロッパでは魔女=迫害の歴史であり、昨今ようやくかつて魔女とされ監禁やら拷問やらで処刑それたりしたことに対する名誉回復が行われているほど。つまりは、現代の魔女っ子サイコー!のテンションで行けばとんでもない状態になる本当の黒歴史だからだ。ということでドイツの各都市の暗黒面を辿る旅でもあるので、行きてーとはならないガイドではありますね。何事も上っ面だけでは成立しないのだなあ。
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さくは
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ドイツの魔女の歴史をめぐる旅。魔女迫害の現場や魔女伝説が生まれた地を訪れている。魔女狩り、魔女裁判、魔女を収監した魔女の家、魔女とされた人々の名誉回復、慰霊碑、魔女の故郷ハルツ山地、ヴァルプルギスの夜の現代の祭り。魔女の話の他にも古代ザクセン族のシンボル・イルミンの柱、教会に描かれた死の舞踏、ルートヴィヒ敬虔王と千年のバラの伝説なども。
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kiyoka
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『魔女の薬草箱』の著書によるドイツ魔女街道の旅。この方の難し過ぎず、ふつうな感覚の文章が好きなのでこちらも。ヴァルプルギスの夜のお祭りなど楽しい記述もあるけど、主に中世 魔女迫害の痕跡を訪ねる旅だった。魔女裁判がこんなに様々な土地で行われていたとは。こんなにも多くの人々が冤罪により火あぶりにされた…それもほとんどが女性。キリスト教は強引過ぎた。ローマ法王が謝罪したというのも知らなかったが、20世紀まで訴訟が続いていたというのも驚いた。魔女の歴史を持たない現代日本とは違う文化領域という著者の言葉にしみじみ。
kiyoka

【 6日間限定悪魔祭 悪魔の書 】(悪魔ではなくて魔女ですけど)冒頭の『ヘンデルとグレーテル』のことは『悪魔の話』で池内紀さんも語っていたが、この魔女は迫害された被害者ではなかったのか?というもの。ドイツ作家パウル・マールによる『悪いヘンデルと悪いグレーテルと良い魔女』という作品もあるそうです。悪魔や魔法使いという言葉は昔から存在していたが魔女は中世になって社会的に作られた新しい概念であるとも言っていました。

06/02 11:43
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qoop
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ドイツ各地に残る魔女伝説や魔女狩りの歴史を追った紀行エッセイ。謎めいた存在ゆえその謎の領域を政治・宗教という公権力に付け入れられた魔女という存在へ向ける著者の視線は哀切の念深く、同時に謎そのものへの高揚感もうかがえる。近年になって魔女狩りの犠牲者に対する謝罪と追悼の念を各自治体・住民が表明する事例が多く紹介されているが、第二次大戦への反省が更に過去へとフィードバックしているのだろうか。であれば、その心性の真摯さに敬意を表しながら、あれほどのことがなければ過去に目を向けなかったかも知れない人間の業を感じる。
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BBBBBB
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作者の語りがいらない。魔女街道の話だけ読みたかった。 (ガイドのドイツ語が聞き取れなかったとか。手紙を送った催しが中止になったけれど、仲良くなった人がいるとか)
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Go Extreme
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迫害された魔女たちの歴史を辿る:裁判で魔女・運命 魔女狩りの激しかった町々 魔女市長の家 魔女への慰霊の旅:魔女偏見の克服 牢獄・慰霊碑 認められた潔白の証明 謎だらけイルミンの柱 ルターと悪魔 神木オークとドイツ 死の舞踏 千年のバラ 魔女の故郷・ハルツ山地散策:ハルツの要ヴェアニゲローデ 魔女伝説の聖地ブロッケン山 魔女の町・ゴスラー ロマネスク街道ともう一つの魔女伝説 イルゼ姫と魔女の住むイルゼンシュタイン ヴァルプルギスの夜を旅する 魔女ってどんな人:魔女に薬草はつきもの いまも魔女はいるのか
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をとめ
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