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鉄道と政治-政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ (中公新書 2640)

感想・レビュー
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ごん
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明治以来の鉄道と政治の関係についての著作です。決して読みやすくはない本ですけど知識を得るにはやむを得ないところですね。岐阜羽島駅に建っている大野伴睦の銅像を見てこの人が岐阜羽島駅を作らせた人かと思ってましたがどうやら真相は違うのですね。鉄道と政治のつながりも明治から令和まで変わってきています。人口が減少するこれから日本では地方の政治と鉄道の関係が重要になりそうです。本を読んでそんな事を思いました。
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taro jirou
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相場英雄の”覇王の轍”の参考本に挙げられていたので読む。
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ああああ
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鉄道と政治の関係性を通史で捉えようとしているが、事象を羅列しているだけで、Wikipedia状態。もう少し理論的枠組みを持ってやった方が、面白かったかもしれない。
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yama03
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長崎新幹線と中央リニア新幹線のバタバタが気になり購入。普通に考えて「これらは必要?」と疑問をもつ。長崎新幹線は昨年わずか66キロが開通。地図を見ても不便そうだなと思う。中央リニア新幹線もなかなか進んでいない。高度経済成長期に「新幹線を作るぞ」と盛り上がったのは分かる。日本の発展のため何かを犠牲にされた方もいただろう。経済が停滞している現在、国が観光に力を入れたい気持ちは理解できるが、何でもかんでも住民が納得してくれる時代は終わっている。ダムと同じで作り始めたらもう後戻りはできないのは歴史から覚悟している。
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本命@ふまにたす
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近現代の日本における鉄道と政治の関係について、豊富な事例を取り上げて開発。歴史をたどる通史的な部分が中核だが、様々なトピックを取り上げている印象。その点役に立ちそうだが、紙幅の関係かやや記述があっさりしている感じもありそう。
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しんちゃん007
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鉄道は国の基幹に関わる大きなインフラ設備であるため、国費等の投入が必要であり当然ながら政治が絡む。本書は明治から現在までの交通インフラと政治との関わりの移り変わりについて概説している。鉄道の黎明期から政治家は経済優先による利益誘導を図ってきたのであるが、国民は誰しもが移動する権利を持っている。そういった立場から国民の幸福につながる政治を考えてもらいたいものだ。
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huruta
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「悪夢の」民主党政権って、できもしないことを約束して、何も出来なかったことが短いセンテンスしかないがよく解る。主義も主張も反省もなく党名を変えて議員を続けている方々がいて、それを当選させる有権者がいるという地獄。
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Mealla0v0
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冒頭に鉄道の現代的問題に触れ、その後明治以来の政治史に言及し、最後には新たな可能性に触れている。表題の通り、鉄道はかなり政治的な問題であることがよくわかる。産業化、軍事化といった国家的政治問題に加え、地方に鉄道を敷設することで行われる利益誘導の在り方、中央集権が崩れるにつれ、地方の自立に向けて新たなコミュニティの構想の賭け金ともなる。特に、選挙の地盤として戦前は資本家(鉄道所有者)、戦後は大衆(鉄道利用者)という変化によって鉄道政策が変化している点は興味深い。鉄道に限らず、道路行政についても勉強したい。
Mealla0v0

本筋とは離れるが、しれっと民主党政権を新自由主義として位置づけており、よい判断だった。短命に終わった政権なので必要以上に厳しく評価するべきでもないが、公共事業の締め上げを新自由主義的と評価しているのは、本当にその通りだろう。そして、大きな政府の財源確保に失敗した点を、鉄道の政治史における利益誘導の今日的な失敗として描いているのは興味深い。

08/25 00:24
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シータ
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鉄道の歴史には密接に政治の流れが関わってくるのは理解できた。「交通は日常的な問題であり、アプローチは容易なものの、実は奥が深い」という言葉が本質をついていて、身近に当たり前にありすぎるがゆえ、潜んでいる問題を深堀りされにくいのかもしれない。
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hampm
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長崎新幹線(西九州新幹線)に対する佐賀県の対応、リニアに対する静岡県の対応から始まり、明治期から現代までの政治と鉄道の関りを述べる。第2部は政治史を軸に交通政策を考える。そして、地方の取り組みへの話をつなぐ。総合的な交通政策がないなか、鉄道の地盤沈下をどうするのかを考えたい。昔土木技術が未熟だった時に作られた(特に地方の)鉄道と最新技術で作られた高速道の競争はつらい。一方で人口減の中、車での流通は限界になりつつある。貨物含めた鉄道の議論をもっと進めてほしいと思う。
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歴史好き
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近代史でも現代史でもなく、鉄道をめぐる政治過程について近現代を貫く形でコンパクトに論じることに本書の意義がある、と言えば良いだろうか。
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紫峰
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鉄道は中央集権化と富国強兵、投資、利益誘導による集票システムなどに用いられてきた。それから国鉄の腐敗、またLRTなど民間主導の鉄道運営といった最近の流れも含め詳細に載っている。鉄道と政治というより、鉄道を絡めた日本近代史の本という印象。じっくり読もうとすると正直苦痛だが、鉄道建設時の利害調整はどう行われるか?どう根回しを行うか?反対議員や市民団体への対応は?財源の確保は?などリアルな話が多く、地域住民への説明が多い公務員が読むと色々参考になるかもしれない。
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yasu7777
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★★★☆☆ 渋谷2936-269
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ゆるり
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政治に紙幅がさかれていたので思ったより鉄道感はなかった。それだけ政治要素が強いということなんでしょうね。富山にまた行きたいと思いました。
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Everything is good
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★★
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Kelevra Slevin
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ネタバレ明治から現在に至るまでの鉄道政策の流れを私のような初心者にも分かりやすく書かれていた。個人的に興味深く感じたのは、都市計画税の導入について。大阪市が御堂筋を拡幅する際、近隣の商人から道路拡張により人通りが増えそれにともない売り上げも増えるからと拡張工事費を徴収したとの経緯。将来を見据えて大きな投資を果断に行った過去と緊縮が尊ばれる現代との落差に読みながら暗澹たる気分になった。
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onepei
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この路線にあの人の影
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かわくん
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鉄道整備には多大な資金が必要だ。殊に輸送力の増強や安全性の向上を命題とする現在では当然個人でまかない切れるものではない。当然そこには政治を通じた政府資金の導入がある。政治家が鉄道整備に関わるゆえんだ。「我田引鉄」の言葉がかつてあったように、鉄道ルートの選定が選挙のカギを握った時代がある。私の住む岩手ではJR大船渡線の「なbづる線」が有名だ。同署では現代的な課題としてLRT整備、大災害後の復旧についても触れている。鉄道地図と見比べながら詠んでも面白い。
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波
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交通政策の議論の歴史的な資料としてかなりの情報量。初版ということで校正ミスと思われる箇所が気になった。
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美味しい渋谷
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鉄道と政治の関わり合いは、明治以来連綿と続くテーマ。名だたる政治家たちの関与に、首肯すること度々。
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nishiyan
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明治以来の政治家・政党と鉄道を軸とした交通政策の変遷を概説し、これからの交通インフラの在り方を展望した新書。国と地方の力関係が変わったことで、その手法や意味合いが変化していったのは興味深い。明治から一貫して地域近代化の象徴であった鉄道誘致。幹線鉄道整備からローカル線へと広がっていく過程で国の財政悪化が影を落とす。九州新幹線と中央リニアは地方の要望から事業化されたはずが、迷惑なものとなったのに対して、富山などの動きは地方での独自の取り組みである。今後もこうした動きは強まるのか、注意していきたい。
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しょー
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明治時代から現在まで鉄道建設に政治がどう関わってきたかを克明に記されている。鉄道の本でありながら政治の歴史の本でもある。昔の政治家は、問題もあっただろうけど、国民(有権者)のために必死に考えて実行していたんだなと感じる。阪急電鉄は小林一三の前に立役者がいたことにも詳しく述べている。高度経済成長時代の国の動きを子供ながらに見ていたが、改めてそう言うことだったのかと知る。被災した鉄道を復旧させるのもLRTを作るのも大変であるが、乗り鉄のひとりとしては、復旧を願うばかり。
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