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レースの村

感想・レビュー
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まっきー
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不思議でちょっぴり怖い話の短編集。 透明になった犬の話が一番好き。
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コンドル
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装丁も内容もどストライクでした。追いたい作家さんです。表題作と幽霊番は奇妙な村のお話だけど気味悪さはまったく無い
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ジュリア
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ちょっとだけ怖い
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あみよし
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微妙な居心地の悪いコミュニティ、みたいな話が好みなので全体的に楽しめた。あえて書いていない部分がうまいのかな。出さない部分の避け方がすごく上品だと思う。
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Chee
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少し不思議だったり、少し冷やっとする話がつまった短編集。透明な犬の話は少し切なかったなぁ。
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みほ
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片島麦子さん。初めましての作家さん。四編の短編集。どの作品も不思議な話しなのに、感覚として受け入れている自分がいた。
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timeturner
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カバーの美しさに惹かれ、トビラの紙もレースみたいで素敵だったので、てっきり夢のように美しい村で優しい人達がレースを織る話かと思ったら、まるっきり違った。ホラーと呼べるほど怖いことは起こらないけど、ゆったり流れる日常の中にうっすら不穏な気配が漂っていて、それが妙に心地よい。
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syk
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広島出身の作家さんということで。帯にある「綻びのできたレースのように」という紹介文が良い。確かに、真新しい綺麗なレースでは無いけれど、そこが物語としての面白さなんだろう。最初の話、めちゃくちゃ聞き覚えのある方言なのでひょっとしたら実在するのではないか?感が凄く……全体的に優しいというか、柔らかいというか、静かというか。それなのに確かにインパクトは有ってしっかり記憶に残る。良い読書時間でした。扉にあたるところかな?紙質好き。
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Q_P_
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ネタバレ最初だから印象が強まったのかもしれませんが、あれ、が出てくる話が良かったです。朝が来なかったらあれはどうしていたのか、取り戻しに来たサクマも詳細を聞かず終わって、良い終わり方だと思いました。レースの村のシェルターのカルト的な異常性だけど、ちょっとしたひねりだけど意表を疲れたような感じで良かったです。
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鳩羽
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世間から流れてきた女性だけが暮らす「村」で育ったウヅキ。歳上のサナに憧れたり、ルール破りをするハルカに反発する気持ちを持ったりしつつも、村のルールから外れないよう懸命に周囲に合わせて生きている。しかし、あるときハルカが失踪して…(「レースの村」)どの話も、閉鎖的な村や家族の、普通なら見えないところに一瞬出入りしてしまった居心地の悪さ、簡単に慣れてしまえること、などの常識の危うさを感じさせる。「幽霊番」も怖いような面白いような。「空まわりの観覧車」も空虚な感じがよい。
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えんちゃん
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わー。タイトルと装丁から良い感じに裏切られた。不思議でぞわぞわ。表題作含む4つの短編集。アレが来る集落・カルト的な村・夫婦の不思議・透明な犬。どの話も、何らかの『村』的集合体の閉鎖的な危うさを感じる。見てはいけないものを見てしまった後味の悪さも。片島さん初読み。今村夏子さんぽくもあり、誰かと話し合いたくなる読後。独特で面白かった。
konoha

安定の16時読了だね笑✌️柔らかい装丁とは裏腹なホラーテイストが良かったです☺️

05/19 16:34
えんちゃん

このちゃん、昨夜半分読んで、さっき続きを読んだよ😆で16時読了‼️もはや監視カメラで見られてる説🤣 2話目の答え合わせしたくなったよ。サナって…🤔

05/19 16:38
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マーブル
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平等でも、同権でも、均等でも、やはり越えられぬ男女の溝。いや、溝があると思ってしまうこと自体が旧い体質なのだろう。きっと新たな人類は、ふわりと、軽やかにその溝を飛び越えている。もしかすると他の存在とのつながりも同様なのだろうか。もっと緩く。緩いようで強く。去る者は追わず、来る者は拒まず。しかし、そこには暗黙という名の目に見えぬルールがある。目次前に使われた紙の手触りに驚く。レースのような繊細さ。そこに美しく柔らかく刻み込まれたピンクの文字。女性そのものを表しているかのような。この本が女性そのもの。
マーブル

自分としては読まないタイプの本を読みました。戸惑いながら書いた書評がこちら。https://marbletakarabako.blog.fc2.com/blog-entry-553.html

05/01 21:30
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konoha
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好みが分かれる本だとは思うが、とても好きだった。夢と現実の間を書いた物語に柔らかく淡々とした文章が合う。男子大学生が同級生の帰省先で幽霊に出会う「幽霊番」は、閉鎖的な村の描写が面白い。15年連れ添った夫婦の「空まわりの観覧車」は1番現実的。「透明になった犬の話」は「姉妹だけに見える犬」という設定が効いていて物語のラストも良い。怖くないホラー、ファンタジー。文章は心地良いのになぜかゾクっとする。優れた観察力から生まれる描写、独特の世界観が魅力的な作家。他の作品も読んでみたい。
えんちゃん

このちゃん、またしても良いもの勧めてくれたね😆✨ レースなんて、てっきりお洒落小説かと思っちゃったら、アレが来るもんでアレを用意しんといかんて‼️1話目終わってやっと身構えたよ笑。

05/19 16:33
konoha

えんえん、いい雰囲気ですよね〜☺️幽霊番以外の話は記憶飛んでてヤバい🤣🤣サナ気になる。。笑

05/19 19:25
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のっち♬
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綻びのできたレースのように、繊細で不可思議な世界を紡ぎ出した短編4篇。『幽霊番』は背徳感に駆られる語りと不穏な演出の妙が光る怪談、求心力は本書で一番だろう。「納得は不要」な女だけの村を描いた表題作は、主人公のフラストレーションの背後に著者の乾き切った冷笑を感じる。唯一の日常譚『空まわりの観覧車』も然りだが、こちらは屈託のない言葉遊びが印象的。幽霊と対照的なアプローチで超常現象を扱った『透明になった犬の話』は透明感と優しさに満ちた話で、閉めに相応しい幕切れ。シュールでもどこかノスタルジックで風情のある一冊。
konoha

のっちさん、素敵な本をご紹介ありがとうございました☺️「幽霊番」は冒頭にピッタリ😆レースのように繊細で不可思議な世界って、その通りでした!

02/27 23:03
のっち♬

konohaさん、読了お疲れ様でした📘この文体の柔らかさとストーリーのシニカルさのギャップがまた良いですよね。楽しんでいただけで何よりです😇ホント、話の順番が妥当この上ないです。

02/27 23:27
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snow's library
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この4つの物語に共通するのは「秘密」なのでしょうか。不気味で不快な秘密。非情な外界から自分たちを守るための秘密。夫に対するちょっとした裏切りの秘密。大好きな姉との大切な思い出の秘密。平穏な日々を守るため、幸せに生きるため、人は秘密を守るのかもしれないし裏切るのかもしれない。不気味だったり、同調圧力が怖かったり、淋しかったり、暖かくて不思議な物語達はどれも愛おしく思いました。
ことり

snowちゃんのレビューすてき(◍′◡‵◍) ふわふわと薄気味わるく、こっそり秘密をかかえたお話たち… こういう不思議な翳のあるお話が私も大好きで、昨年の年間ベストに入れちゃった♡ 表紙の絵もすごくいいよね♡♡

01/28 18:14
snow's library

ことりちゃん*わぁい、褒めてもらっちゃった(*´艸`)ありがとう💓本当にふわふわと薄気味わるく、よね。毒っていうほど強くなくて、翳という言葉がぴったりな感じの。。そして、表紙の絵も一見明るいのにどこか不穏で。強烈ではないけど、じんわり長く心に残りそう( *〃〃)

01/28 20:42
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ハミーネス
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冒頭の「幽霊番」がお気に入りです。
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モモ
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「幽霊番」「レースの村」日常の中にひっそりとある不穏な感じがすごく好き
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大和桜289
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初読み作家の本作は表題作ほかの四短編。書名からは繊細で美しい模様の様な物語を想起していたのだが、表題作は男を排除し女性と子どもだけで原始共産制のような村を描いたものだった。そんな村にはどこか無理がつきまとい、大人たちが子どもを洗脳する物語には妖しくいびつな雰囲気が漂っている。夜盗虫により「キャベツの葉がレース状に食い荒らされている」と言う没頭の一文からして既に怖い。第一話の「幽霊番」はホラーだし、イメージ先行のこの種の物話が苦手な僕には、メルヘンタッチの「透明になった犬の話」くらいがせいぜいだった。
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
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4つの短編集。タイトルと装丁が気になり手に取りました。ファンタジーのような、ホラーのような不思議な世界観のある作品たち。現実と空想の世界の狭間のような雰囲気でしたが、どうなるのかと読ませる文章が良かった。他の作品も気になります。
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はる
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装丁とamazonの紹介文に魅かれて読みましたが、思っていたのとは少し違う感じ。4つの短編それぞれが全く趣が異なるので、1冊の本としての感想は書きにくい。強いて言うなら、どの作品も作者の死生観が透けて見える感じかなあ。最後の「透明になった犬の話」が一番のお気に入り。切なくも温かい読後感で、文章も凄くいい。これだけでも良かったかも笑。
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ゆきな
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ネタバレ装丁に惹かれて手に取り、「なんだかイメージと内容は違う」と思ったものの、読んでいて楽しかった。私が一番衝撃を受けたのが一編めの「幽霊番」だった。最後のほう、スーッと読んでしまって読み終えてから「ん!?」となって、もう1回確認しながら読んだ。「えっ!? そういうこと? これは、確実に、そうだよね? ねぇ?」と、誰かと話したい衝動に駆られた。
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あるぱか
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図書館の新刊コーナーにあり、装丁に惹かれて手に取りました。なんだかとっても不思議な世界観が広がっていて少しだけホラーな雰囲気も感じました。潔白や処女性など、普段なかなか手にとらない内容だったので、そわそわしながら読み終わりました。
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あさごはん
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透明になった犬の話が好きだなぁ。 私には、透明の犬、見えないんだろうなぁ
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ムーミンママ
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短編集。不思議な作品たちでした。『透明になった犬の話』は ほっこり。でも他の話は歪みが凄くて怖かった。「村」社会って ほんと怖いよね。
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ゆるまる子
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装丁に惹かれて読んでみました。全く情報なしで読むのもワクワクします。読み進める内にファンタジー?ミステリー?と、何かに分類したくなりましたがそういう事ではない、この物語の中に自分がいるような不思議な感覚。「幽霊番」のサクマ宅に自分もいるようだった。「村」というどこか寂しげな、まだ未知の何かがあるような感じ。上手だな。これが「レースの街」だとしっくりこない。やはり「村」は、まだまだ謎だらけだなと。
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ekoeko
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4話の短編。「幽霊番」よくそんな得体のしれない物体を持ち帰ろうという気になるな、と思った。
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たおちゃん
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超!!よかった!!!超!!!!!もっと早く読むんだった!!!現実と空想の世界の境目に水を少しだけ垂らして曖昧にぼかした部分、みたいな世界 そこを垣間見て感じる違和感はそれが空想の世界ゆえんのものだからではなく、私たちの生きる現実にたしかに存在している何かが姿を変えたものだと知っているからこそ感じるものなのだろう 追う作者リスト入りです!!!すごく良かった〜!!!!!
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猿田彦
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4短編夫々に違いアンソロジーを読んでいる気分になる。「レースの村」は女性だけの山〇会を連想させるが、望む人は受胎できる。この施設では全てが皆の合意のもと運営されているようで大切なことには触れてはいけない暗黙のルールが。見て見ぬふりができなければ出て行く以外ない、施設の秘密にはレースをかけたまま。美しい題には皮肉が散りばめられる。/人の死を予測できる透明な犬は、新生児の上に乗り死を暗示させる。母は赤ちゃんのために受診をさせるが母のほうに問題ありとされる。結果は問題なくいつの間にか犬は赤ちゃんから遠ざかる。
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かもめ通信
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書評サイト本が好き!を通じての頂き物。4つの作品を収録した短編集。学生たちの希薄な関係と、田舎の村の人たちの奇妙な連帯感。女たちが女であるが故に直面する様々な問題。夫婦の微妙なすれ違いなど、ありがちな、ありふれた世界を描いているようでいて、故意に軸をずらして、物事を斜め横からも眺めてみたらと薦めるような、ちょっと変わった読み心地。作者が見据えるこの先に、どんな世界が広がっていくのかも気になるところ。今後の作品が楽しみな作家に出会った。
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