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いのちの停車場 (幻冬舎文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
95

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らんちゃん
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☆☆☆☆
0255文字
きりん
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積極的安楽死がテーマ。在宅ケアの医師が、肉親が望む死にどう向き合うのか。最後は「そうきたか」という意外な終わり方。
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ふーゆ
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ネタバレ在宅医療に関する話。それぞれの患者の話が章立てになっていて読みやすい。医師試験浪人中の野呂が良い。最初は破天荒なキャラかと身構えたけど、話が進むにつれていてくれて良かったと思えた。小児がんの子の話と主人公の父の話には涙。最後には耐え難い痛みが続き本人が望んでいるときは安楽死を認められるのかというテーマが提示されて終わる。自分が患者なら先がないならとにかく痛みの緩和を優先してほしいが…
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Fukuko
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★5
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yokoko10
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ネタバレ62歳の医師咲和子は東京の救命医療センターの第一線にいたがトラブルから郷里の金沢に戻ることに。幼馴染の仙川が営む在宅医療の手伝いをはじめる。東京から咲和子を慕ってきた国家試験を目指す野呂や看護師の麻世に支えられ、老老介護、四肢麻痺のIT社長、小児癌の少女、厚生官僚、ゴミ屋敷居住者など、次々と起こる在宅医療の現場に奮闘していく。父との最後の時を穏やかに過ごしていたが、脳卒中を起こした父は弱っていくばかり。疼痛に苦しむ父に安楽死を求められるが、その処置中に天寿を全う。医師としての姿勢に一石を投じたものでもある
0255文字
ふじさん
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東京の病院をやめ、故郷の金沢に戻り訪問診察医となった医師・沙和子の物語。命を預かる現場は、戸惑いの連続、老老介護の現実、四肢麻痺のIT社長、セルフ・ネグレクトを続ける母と娘、終末期を迎えた患者と妻、小児癌の少女等、様々な哀しみと喜びを通して在宅医療の現実を学ぶ沙和子。最後には、脳卒中疼痛に苦しむ父親から積極的安楽死を強く望まれ、苦悩する沙和子の姿に、作家の在宅医療・在宅死に対する思いが凝縮している。在宅死をやり遂げるには、家族の覚悟が不可欠だ。この言葉の意味は重い。他人事では済まない現実がそこにある。
0255文字
Hiroki
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mybook いただいた本。譲ってくれた方の意図が分かった。 この先数回は絶対に読み返すだろう。その都度思うことは違うだろう。 今回は最終章にあった文言「好きにするこっちゃ。自分を信じまっし。」
0255文字
もちハムニダ
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気に入ったことば 苦しくてどうしようもないとき「思って行けば実現する、ゆっくり行けば到着する」 親の介護はまだ経験なしの自分 これからの事、どうなるのか、どうやればいいのか分からないことばかり たぶん親達も同じだね 経験ないと不安
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でんちゅー
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面白かった 参考になる
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yakko
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救急救命医から、故郷金沢に戻り、先輩の診療所で在宅訪問医になった主人公。神経内科医であった父と二人暮らしの穏やかな日常。終末期の在宅医の患者に寄り添う仕事に慣れ始めた頃、父が骨折により入院。高齢の為次々疾患が出て、後遺症に苦しみ始め、安楽死させて欲しいと頼む。父と娘の関係は患者と医者の関係でもある。命の選択を迫られ、葛藤や悩みが重く深い。「育て方」の本は多いが「死に行き方」の本はない。この本は死に行く患者の家族に、在宅で患者を看取るレクチャもしっかり行っている点参考になる。とても必要な事だと思った。
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ぴっぴ
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在宅医療のさまざまなケース、家族の看取りの心構え、安楽死…何があろうと目の前の命を救う事だけが正義だった救命救急の医師が成り行きで在宅医療へ転身した事で立ち向かうさまざまな困難や悩みが、とてもリアルで考えさせられると共に勉強になりました。病院では1時間に何人もの患者数をこなさなければならない一方、在宅医療では一人一人の人生観や家族関係をも深く関わらなければいけない。そんな主人公の戸惑いと自身に降りかかる父の看護を通して命の尊厳を問われるラストに深く感じ入りました。
0255文字
nappa
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ネタバレまさか最後が安楽死につながるとは…誰もが考えるべき問題として提起してくれたのだろうか。私自身、心肺停止から蘇生したものの意識の回復も見込めない父の呼吸の補助をしていた呼吸器を外すことに同意するのは苦しい選択だった。しかし、呼吸器を外す予定の前日深夜、静かに父は息を引き取った。最後の場面は、同じようにお父さんの深い愛情を感じる場面だった。実際にこういうことはよく起こるのかもしれない。人間は凄い。
0255文字
juneberry
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南杏子さんの作品を読むのは2作目だけど、今の時代に合った社会問題をソフトに小説にしてくれている。そして、自分がどう死にたいか、そのためにどう生きるのかを考えさせられた。アドバンスケアプランについても、机上で話している時にはわかったような気がしているのが、実際、死が近づいてくると、同居している家族にとっては、受け入れ難い気持ちになると想像できた。本当に死についての授業が必要だな、と感じた。
0255文字
Rarara
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命つきるとき 安らかに眠るように逝く それが叶うような法整備が必要 まほろば診療所の存続と野呂の医師国家試験合格を切に願う
0255文字
ぶーこねーやん
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映画も見てみよう
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ぱぴぷぺぽ
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***** 在宅介護で義母、父を看取った。 どんな時にも 駆けつけてくださった医師達スタッフには いつも感謝していた。 色々その頃の事を 思いだしながら読んだ。 胸がいっぱいになる一冊でした。
0255文字
GoJEF
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在宅診療の現場って、外からはなかなか見えないですが、こんな素晴らしい在宅医が多くいたら日本の未来も明るいでしょうね。 映画では吉永小百合さんが主演だそうですが、絶対に観なきゃ。
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みやちゃん
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父の年齢を考えると近い将来。苦しいけれどそうやって命は繋がれて行くんだよね。
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naoyukie
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ネタバレ故郷金沢を出て東京で救急救命センターで働く主人公がふとしたきっかけで故郷に戻り、伝のある訪問医療クリニックに勤め出す。さまざまな訪問医療現場を体験し、一人となった父親と暮らしながら最後は父親の看取りに向き合う。骨折から入院、誤嚥性肺炎、ベッド生活で運動量の低下による認知低下とフレイルをたどり医師だった尊厳死と向き合う。田舎に今年87歳の父親と84歳の母親がいる。自分たち兄弟は郷里を出てすぐには駆けつけられない距離に住まいながら両親の健やかな生活を願う。子供に心配かけまいという思いも分かるけど。骨折は怖い。
0255文字
myunclek
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患者自らが死を創る。死を創る患者を支えるのも医師の役目であるはず。何とも究極の終末医療に於けるそれぞれの葛藤に、涙を忘れてページを進めていた。積極的安楽死。安易に許す訳には行かないが、我が身、我が身内の事として真剣に考えなければ…そんな時代になりました。
0255文字
ゆめ
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ネタバレ医療小説にも色々な角度が有るが、こちらは在宅での終末医療に特化したお話。何度も涙して読了。病院にも緩和ケアの立場で患者に寄り添って積極的な治療をしない選択もありつつ、痛みを軽減しながら最後を迎えられる方法もある中、自宅で最後を迎えたい方はいまでもたくさんいらっしゃるらしい。どちらが正解かなんてだれにもわからないですね。本人と家族が納得できる最後を迎えられたら幸せですが… 最後に幸せなんてあるのかなぁー?私にはまだまだわかりません。
0255文字
radio
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在宅医療のことを知らなかったので驚きの連続だった。とても考えさせられた。 高度な医療技術だけでなく、患者やその家族の心に寄り添ってくれる先生に最後の診療は受けたい。
0255文字
Alice
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ネタバレ在宅医療はいろいろなことが起こるんだなとこの本を読んで改めて思いました。 実際に医師でないと書けない話だと思う。脳神経の医師であった実の父親に積極的安楽死をさせて欲しいと望まれ、そうする瞬間に自然と亡くなった結末に父の意志を感じた。
0255文字
風鈴
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東京で救命救急医として勤務する白石咲和子がある現場での責任を取り、故郷の在宅医療を担うことに。在宅医療で出会う様々なケースに向き合う咲和子に私自身なった気持ちになり心が揺さぶられた。神経内科医の父が願う死、患者自らの思いで死を創る、医師として娘として悩む彼女。人は必ず死ぬ。苦しまず、穏やかな死を誰もが願う。だが現実はなかなか周りを見ても病気に苦しむ。仲間に支えられた咲和子の父の処置はその後どう判断されたのか。積極的安楽死は日本では合法化されてないが超高齢化社会の中検討されるべき喫緊の課題だと思う。
0255文字
門哉 彗遙
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在宅医療や終末医療について考えさせられた。まず思ったのが自宅で最期を遂げたいと思えるような場所を、果たしてどの人も持っているのだろうか?そんな場所がある人は幸せだ。でも一番悲しいのはチューブをいっぱい付けられたまま、いったいどのタイミングで亡くなったのかも分からない間の悪い死に方だ。父だ、それは。ごめんなさいと今も思う。この小説にはいっぱい泣かされたが、それはドラマがあり美しい臨終の場面があったからで、リアルはそんなにかっこいいもんじゃない。なので最初のエピソードが一番心にしみた。いやどれも良かったけど。
0255文字
アッサム
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生きるとは、人の気持ちに添うとは、医療とは、いろいろな角度から、読める本だと思います。
0255文字
ユーミン
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最初の老夫婦の話と、6歳の少女の話、そして父の安楽死が心に残った。在宅医療は病院のようにはいかない。普通の医療から遠い状況ということもある。主人公の医師が60代ということも現実的に思える。状況を受けとめて医療を行うことができることが救いだ。助けるだけではなく、おだやかに送り出す医療、すべての人に必要だと思う。命を次の旅へ送る仕事。
0255文字
sss
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面白かった。
0255文字
はるまき
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ネタバレ★★★★★ 在宅医療 積極的安楽死
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まさ
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あるミスの責任をとり、東京の大学病院の救命救急センター副長を辞めて、故郷の金沢に戻ってきた主人公の咲和子62歳。実家で、元神経内科医であった父87歳と、親子二人の生活が始まる。そして、近所の幼馴染が経営する在宅医療専門の診療所を手伝うことに。〝老老介護〟〝終末期医療〟、そして疼痛に苦しむ患者への〝積極的安楽死〟の是非。様々なテーマが織り交ぜられた感動作だった。映画化されて、主人公の吉永小百合さん、ピッタリのはまり役と思った!
0255文字
Micky
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6章からなる人生の終焉を綴った物語。それぞれの内容は重く実際に自分に降りかかった場合を想像するとかなり悩み苦しむことだろう。 「人魚の願い」コレが最も酷。弟の娘もわずか6歳でこの世を去った。治らない癌。小さな体に何度もメスを入れたがすぐにまた大きな塊が出来るという絶望的な状況。「先に天国で待ってるね」と言って小さないのちの火が消えてしまった。あの笑顔は辛すぎる。
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ふみ
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在宅医療の現実を知る事ができ、限りある命の終焉に感動する。 評価B+
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読書の鬼-ヤンマ
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文庫本版は、読んでいない。内科医南杏子女史の2冊目。”死”と如何に向き合うか?。P329:父である医師の達郎:年を取るのは怖い。痛みで錯乱、自死する力が残っていない。①永遠の苦しみからの解放である死、生きる望みにすらなる←居たたまれない。②人は自分の人生を創ることが認められるならば、人生の最後の局面、どう死を創るか、その正当性を理解してもらいたい←これもまた深刻でツライ。③P320:尊厳死(消極的安楽死)は、延命治療の停止、自然に死に導く。積極的安楽死は、致死薬投与による死期を早める。人は、100%死ぬ。
読書の鬼-ヤンマ

P321:東海大学事件(1991年、著者南杏子女史の母校)。P326:積極的安楽死の名古屋高等裁判所の判決:①不治の病で死期が迫っている。②耐え難い苦痛。③患者の苦痛を緩和する。④本人の嘱託・承諾。⑤本人・親族ではなく医師の手による処置。⑥方法が倫理的に妥当・・・。生まれてきた時の苦痛は知らない、覚えていない。が、この世から、おさらばする時は、苦しみたくない。P86:命には限界がある。生き物は、食べられなくなるとお終い。←胃瘻してまで生きようとは思わないが、さて、その場面に出くわした時の自分に自信が無い。

11/15 12:54
0255文字
おかか
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★★★★★
0255文字
chai
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前半は同著者の「サイレントブレス」とすごく似ており退屈な内容だった。しかし中盤あたりから話の流れが変わって行き面白かった。特に第五章「人魚の願い」はかなり「じぃ~ん」と来た。
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あきとら
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すっごくよかった。末期癌の経過とか知らなかったことも知れたし。お父さんの苦しみは見てて辛い。子供が病気で亡くなるのも泣けてくる。IT社長はあの後どうなったのかしら?
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梅ちゃん
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2021.10.20 東京の救命救急センターで副センター長として働いていた白石咲和子。ある件の責任をとって退職し故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。在宅医療で命をみとる立場にたつ。パーキンソンで寝たきりの奥さんを介護する夫 徳三郎に対して咲和子が行う「死のレクチャー」。人が死ぬまでに起こる変化や現象を伝える。つい先だって私が経験したのと同じやなぁと思い出しながら悲しくなった。映画を観に行けなかったから、DVDを是非観たい!
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kuma
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ネタバレ映画の原作という事で、吉永さんがどこを気にいったのかが気になって南杏子さんは初。正解のわからない問題に取り組みながら答えに迷いながらも時間は進む。立場の違いで判断が変わってくるのは理解出来る。
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mito_ara50
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ネタバレ在宅医療のありかたをいろいろ描いていた。 主人公の父親が転がるように病状が悪化していく様子が 怖かった。 そして望む安楽死。こんな痛みがずっと続くならもう終わらせてくれ。 読んでいて手に汗にぎりました。 そして最後・・・。 えっ 同僚医師曰く「見事な最期だ」と。 ここで終わるの?とモヤモヤが残りました。 この後どうなるのかが気になる~。
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wanichan
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住み慣れた家で、家族に見守られながら死を迎えることが、あくまでも理想の話なんだなあと感じた。患者と家族が同じ方向を向かないといけない。立場が違えば、納得などできるわけがない。咲和子は下した判断が、世間の意識の変化、法律の改正に繋がっていって欲しい。
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