形式:コミック
出版社:講談社
形式:Kindle版
小綺麗な感じがなんとなく女性向けの漫画だなーと雑感、あと正直やってる事が街を守ることだったらヤンキー…?と思ったり、酷いこと言うと漫画の主人公としては髪と目で差別されたってのがちょっと弱いかなーとも、というか高校生ぐらいにになってくると逆にハーフとか勘違いされて逆にモテそうな気も、お好みのイケメンがいるならオススメでしょうか
もちろん、「カタギの人間には手を出さない」的な美学でカツアゲされたりレイプされそうになったりしている市民を助ける描写は全然あるんだけど、それを活動の主体としている不良というのはさすがに今までになくて、というかそれはもはや不良でもなんでもない、単なる自警団なわけで。ましてやみかじめ料を取ってるわけでもなしに。だから、本作のキャラクター達も別に「不良」を自称しているわけではなくて、あくまでもガワだけヤンキー風にしてるだけ、というのがある意味新しい。
こういう作品が出てくると、いわゆる昭和的な「ヤンキー」という存在は「侍」や「忍者」のような伝説上の存在に近づいてきてるんだなーとしみじみ感じる。もう、ヤンキー自体にリアリティがないから、ヤンキー漫画にリアリティを求めても仕方がない。そうなると、ヤンキーという存在のスタイルや、抽象的なエッセンスだけが残って単なる舞台装置になる。そういうフェーズに来たことが実感される本作、果たしてどう面白くなるのか楽しみに読んでいきたい。
→もちろん次巻も読みますが、『男子バト部』のシリーズも読みたくなりました。
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