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わたしは銭湯ペンキ絵師

感想・レビュー
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ゆうゆう
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ネタバレ新・銭湯のペンキ絵論、面白い!女性としての労働者葛藤(結婚、出産、育児)は、うん、うん、そうだよねとかなりの共感、持病ありながら働くも今時はありありだし、それよりも、銭湯ペンキ絵はアートなのかアートではないのかの方が、興味深い!ペンキ絵のアルバイトと下に見られていた時代もあったかもしれないけれど、ポスターだってバンクシーだって断然アートじゃないか。さっと書き上げるなんてフレスコ画並みじゃないか。パブリックアートじゃん。86ページのイラストいい!
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るい
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真摯に仕事や物事に向き合ってきた方だと伝わってくる文章だった。銭湯ペンキ絵師の面白さもよく分かった。独立し生計を立て続けることの難しさ、働く上でどうしても「女性」であることでの壁や悩ましさがあること。同じ女性として同意するとともに心強さももらえた。
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Roko
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今は職人仕事でも学校で教わるというのが普通になっていますが、職人仕事の本質はそれだけでは培われないのではないか?と、みずきさんは考えています。教わることで短時間で技術を習得はできるけど、すぐに辞めてしまう人も多いのです。職人仕事を長続きさせるためには「自分で工夫する」とか、「人の技術を見て盗む」という部分が大事なのだと考えるみずきさんです。 たいへんなお仕事だけど、銭湯には、やっぱりペンキ絵が必需品です。みづきさん、ずっとこの仕事を続けてくださいね。
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むさみか
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割と冒頭 唐突に子供時代の話になるので ちょっとびっくりですが 勿論絵が好きではありますが まっすぐにペンキ絵師になったというわけではなく 紆余曲折があっての道なんだな と 特に一型糖尿病という持病を持っていることや 女性であること パートナーとの仕事のあり方など なかなかにペンキ絵以外の 生き方にも興味が持てました しかし やっぱりペンキ絵という ほぼ見比べることがないけど 誰もが知っているこの美術についての 色々な知識は面白かったですね
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とみやん📖
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ネタバレ著者の田中みずきさんと、仕事で接点があり一読。 高校生のときに美術大学受験用の予備校に通われ、大学では美術史を学ばれ、社会人では編集の仕事にも携われといった経験が全て活かされてのペンキ絵師という帰結と推察した。 問いを立て、疑問や壁と向き合い、真摯に仕事に向き合われているのが伝わってきた。また、ご主人との関わり方も新鮮であり、素敵に感じた。 ペンキ絵は、Not art,but paint.という亡きお父様の言葉で説明されていた。メディアとしての位置付けが歴史的にあることを初めて知った。奥深い。
とみやん📖

本を読んでいるときに、遅々としてページが進まない場合と、先が気になって止まらなくなる場合とと2パターンあるが、この本は完全に後者。発想や思考が自分と異なり、とても新鮮に感じたのと、内容が深い知性に裏打ちされているから。色々考えてさせられました。

02/25 17:07
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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6月の現時点で今年のナンバー1認定したいほど。しかし読み進めると、読み始め当初とは違うことを思ってしまいました。ということをブログに書きました。「見なくなった夢」 https://connectron.love/2023/06/beggar/27909/ 暇をつぶしかねたときにご訪問いただけると喜びます。
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たらお
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全国でたった3人!の銭湯絵師。銭湯が町の中からなくなりつつある昨今、気になるのはどうしてこの職を選択したのかという点なのだが「好きか否かよりも、興味を持って問いを持てる仕事は面白く感じられる~問いを持って取り組んでいけるか否かというところだ。」というところにつきるようだ。元は編集の仕事もしており、文章も論理的で、考えは内面よりも社会とのつながりや制度に対してむかっている。実は、我が町の銭湯でもこの方が描いたことが新聞紙上に載っており、それが引っかかっていたので読んだ次第。近々その銭湯に行ってみようと思う。
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ののお
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著者は日本に3人しかいないという銭湯ペンキ絵師のおひとり。 ご自身がペンキ絵師になった経緯や銭湯の歴史などを紹介。 女性の職人(フリーランス)の妊娠出産時の経済問題についての記述が気になった。会社員の産休に似たシステムが必要と痛感した。 残念ながら、地域に根付いた銭湯の数は年々減る一方だと思う。 今のうちに各地の銭湯を巡り、素敵なペンキ絵に出会いたい。
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本がまた読めるようになりたい@リハビリ中
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知識と著者の物事への考え方に唸りながら読み進めた。何に対しても真摯な態度で相対し、スモールステップで解決していく姿は、過去に憧れた生き方だったなと思い出した。「わかりやすく一つの回答にまとめてしまうと、こぼれ落ちる事実が多すぎるはずだ(本文より引用)」が一番印象に残った。というか、各章が短いにも関わらず、熱量がとても高いので読み応えがある。
本がまた読めるようになりたい@リハビリ中

わかりやすさとは云々っていうタイトルの新書があったかと思うが、関連してるみたいだから読みたいな〜。ものすごく止まった思考回路を刺激する書籍でした。

05/01 17:28
本がまた読めるようになりたい@リハビリ中

(僕にとっての人生のブドウ糖的書籍)

05/01 21:00
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アッキ@道央民
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銭湯のペンキ絵、連想するのがあの富士山の絵。それを描くのを仕事にしている女性がいるんだなぁ~と思って手に取ってみた1冊。そんな絵を描く職人の事についてなど書かれているが、元々著者が美術を学んでいる事から、美術的な観点からペンキ絵の事、または職人の仕事の事等も書かれているけどなかなか興味深いし、合間合間に紹介されているペンキ絵見てみると、やっぱりこれア-トじゃないの?とも感じる。って言うか、銭湯行ってペンキ絵見ながらゆっくりお湯に浸かるのも良いかなぁ~なんて気分になってしまったよ。
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井月 奎(いづき けい)
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絵を描く人は文章の上手い人が多く、この著者の文章も長く深く思考されたことが分かりやすく書かれています。わかりやすい文章なのですが、ペンキ絵のこと、芸術論、職人や古い体質の働き方のとらえ方や考え方が実に考察深く含蓄に富み、ときには学術的に書かれています。いつも問いをもち仕事をする、問題意識を抱きつつ生活する、高いパフォーマンスを維持する方法を考える。休みなく頭を回転させて、ペンキの刷毛をふるっていることが想像できて刺激的です。本書からひとつすばらしい気づき、言葉を「逸脱は日常生活にあるから意味を持つ」
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けんとまん1007
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銭湯。いい響きを持つ言葉。そんな銭湯を思い浮かべると、富士山を中心とした絵が脳裏をよぎる。すべての銭湯が、そうだとは思わない。そんな絵を描く職人。職人としての在り方・考え方が書かれていて、職人に限らず、広くあてはまることが多いと思う。人は、与えられるだけでは、どこかで息詰まるし、浅く終わるのではと思う。苦労し、自分なりの思いを持つかどうか・・・やはり、ここに尽きるのかなと思う。
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小島愛一郎
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銭湯ペンキ絵のことや、銭湯ペンキ絵師のことが書かれているかと思ったが、著者の個人的なことや生き様が中心のエッセイのような書籍。
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ぽけっとももんが
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銭湯に富士山の絵というのはお約束だけれども、実際に見たことはない、ような気がする。わたしは温泉すら好きではなくて、ましてや銭湯にも、スーパー銭湯にも行かない。でもやはりちゃんと、銭湯には富士山の絵があり、それはペンキで描かれており、しかも数年ごとに描きかえられるものらしい。「女性」ペンキ絵師であるところの著者の生い立ちや持病、美術と銭湯のペンキ絵の考察、フリーランスの難しさや課題など。銭湯に行ってみたい、ような気もする。数年前豪雨災害で長く水が出なくて、自衛隊のお風呂に入ったのが最後かなー。
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大和桜289
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銭湯に行っていたのは大学生の頃だけで、50年ほど前だがその当時大阪では銭湯絵を見た覚えがない。その後五十代の頃、鞄に入浴セットをひそませて、JR難波から天王寺にかけての市街地散策で、銭湯を見つけては飛びこんでいたこともあったが、銭湯絵は見なかったように思う。だけど、銭湯絵イコール富士山と水辺の景観というイメージがあるのが不思議だ。著者はアートに関する正規教育を大学院まで受けられているが、大学三年次から親方に弟子入り志願し銭湯ペンキ絵師になられて現在38歳。先駆者としての悩みと銭湯文化のこの先が興味深い。
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くろねこ。
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ちゃんとした銭湯に行ったことない私。なのでイメージで富士山しか思いつかない。本は前半は作者のこと 後半は銭湯ペンキ絵について 書いてある。
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ふう
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このタイトルで抱いた興味と内容とのずれに最後まで引っかかってしまった。
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MOKIZAN
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銭湯絵師さんのはなし。自身の回顧以外にも、その経験からこれからの人たちへ、仕事を選ぶ一つの考え方、女性職人(個人事業主)として構えておきたいこと、などにも触れらている。新潮流の銭湯には壁絵そのものも需要が無いでしょうから、出張塗装実演イベントみたいなものを増やしていかないと、生業として続けて行き辛いんでしょうね。
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spatz
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たくさん悩み、たくさん勉強し、病もえて、そして生涯の伴侶とともに、銭湯の絵を描いている人。これまで公にしてこなかったこと、1型糖尿病の苦しみ、出産結婚などについては、女性絵師、書かれることへの疑問から。職人、は保証がなく出産についても悩んだこと。銭湯文化は都会では消えてゆくのかもしれませんが、地方ではお風呂に入りにゆくのはスタンダードだと感じます。富士山描かれたお風呂に入りたいな。
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