読書メーター KADOKAWA Group

アンチレイシストであるためには (&books)

感想・レビュー
17

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
satoromance
新着
★★★★★
0255文字
biron
新着
人種問題に疎い自分としては、薄い黒人・濃い黒人・ ・アフリカ系・ラティニクスの違いが分からない、言葉の意味がわからない、黒人の(白人も)歴史をしらない、の3拍子で、???となりながらスマホで調べつつ読んだ。最後まで読めたのは、なんか今までにない大切なことが書かれているような気がしたから。今の(日本、少なくとも自分のまわり)常識は、レイシズムの中なのでは?無知•不道徳•憎悪でなく、私利私欲がレイシズムの根本的原因で、ポリシーメーカーが存在している点、日本の上級国民の存在と構造は一緒かも。
biron

そういえば、サルトルの『ユダヤ人』にも、経済効果を織り込んだことがユダヤ人迫害を強固なものにしたって記述があったような。

08/30 15:57
0255文字
はるなつ
新着
著者の自伝的な部分はスイスイ読める。ただ、著者はもちろんキング牧師やマルコムXなどなど、引用される人物たちのレイシズムに対する考え方も時とともに変わるから、それら思想史を整理しながら読むのが少し大変だった。kindleで読んだけど(確か発売時セールしてた?)デュボイス等の重要人物は名前を検索して振り返りつつ読めたからkindleで正解だった。最終章の読み物としての急展開には驚いたけど、それもあり謝辞で泣けた。
0255文字
ジェナ@読書の秋
新着
この著者の『初めから刻印』の和訳がまだないのは残念。これは『〜刻印』の続編であり、非常に予想外の角度から、人種差別のテーマとそれを克服する方法をさらに探求する。常識に反して、人種差別主義者の考えは無知や憎しみから生じたのじゃなく、各時代の最も輝かしい頭脳のいくつかによって考案され洗練された。アメリカの歴史の中で何人かの優秀な思想家が黒人の状態を改善しようとする試みが実際に黒人にとって状況を悪化させたのは驚くべきこと。著者自身は癌の生存者であり、人々が社会的な癌の人種差別を克服できることを望んでいる。
0255文字
spatz
新着
2019年に出版されたHow to be an antiracist というベストセラーの邦訳。レイシズムを多角的に分析。歴史的な出来事、著書や政治家の発言、法律、社会的な出来事、People of Color(言葉の使い方も難しい、何が差別なのかわからなくなることがある)の中にも葛藤や対立は複雑な心理があること。島国であり、多様性が叫ばれながら、本当の意味でこの問題を肌で日々感じることがな日本ではまだまだ研究されていないテーマであろう。誰でもレイシストになりうる。#NetGalleyJP
spatz

人物の名前で調べるとなんと1982年生まれだ。これには驚かされた。

03/07 19:23
0255文字
おかしないえ
新着
レイシズムを歴史的な文脈で幅広く理解するためにとても役立った。レイシズムとアンチレイシズムの中間的なものはない。つまり二分法を強いる。その理由は、レイシズムとアンチレイシズムは、ある事象に対する態度だからだ。態度において、真ん中の態度はない。あるとすれば、態度保留だ。著者は態度保留しないように望む。態度は、事象の文脈によって異なるため、人はいつでもレイシストになりうるし、アンチレイシストにもなる。著者は、自らの経験から、レイシストのレッテル貼りではなく、より良い態度を選択することを人々に期待する。
0255文字
昼夜
新着
この本を読むまで自分をレイシストだと思ったことはなかった。でも、島国である日本で生まれた日本人の私はこの本に書かれているレイシストの白人と同じ立場で同じ思考をしていると自分で認識しないといけない。そして、定期的にアンチレイシストポリシーを見て自分の言動を省みるのを続けないとこの染みついた考え方は変えられないと私も思った。先ずは目の前にいるひとりひとりをよく知り経験則や聞き齧りの情報で判断しないことを胸に刻みたいと思います。
0255文字
やっほ〜
新着
文章も難しい。差別感情はなくならんやろ、ならば大切なのはポリシーか。客観的であることは不可能。客観性とは集団的な主観性にすぎない。私利私欲。アンチレイシストでありたいと思う、がんばろ。
0255文字
りらこ
新着
多様性を認めるには自分の中に許容できないものも含めそれをも心から認めることだし、差別はいけないと知りながら何かの拍子に動揺してしまう自分にまた動揺してしまう事もある。自分は差別的な発言をしない側だと思っていた主人公が実はそちら側に迎合していたのみならず逆にに片棒担いでいたことに気づき変わっていくところから物語は始まる。レイシズムに染まった方が、自己優位性を主張できる簡単なカタルシスを得られるという単純な短絡的な社会構造に風穴を開けるのは、私はまずはできることとして子供達に教育をしていきたい。
0255文字
Kuppa
新着
この本は、単に、「アメリカにおける人種問題」を扱っているわけではない。「自分と違うこと」に対して、あらゆる観点から、偏見なくフラットに見ることが出来ているかを問うている本だ。私はレイシストは嫌いだ。でも、自分がアンチレイシストといえるのか、この本を読んで自信がなくなった。でもきっと、そこがスタート地点だ。これから、アンチレイシストであると、胸をはっていえるようになれるよう、向き合い続けようと思う。
0255文字
やまざき
新着
レイシズムは遠い世界の話だと思っていた自分が恥ずかしい。細かくきちんと定義していくと、誰でもレイシストになる可能性があり、アンチレイシストになることはレイシストになることよりも遥かに難しい。常に自分の思考を見つめることが必要。それでも、私はアンチレイシストでありたいと思った。
0255文字
ずっきん
新着
「アンチレイシストとは、人種だけでなく、民族、文化、階級、ジェンダー、セクシュアリティなどの違いを平等に扱う人のことだ」レイシズムの成り立ちとそれを支える制度、歴史学者ならではの引用考察と、自らの経験を織り交ぜた構成が非常にわかりやすく、なおかつ面白い。あくまで穏やかな語りでありながら、時々冷水をぶっかけられたように目が覚める。わたし自身に潜むレイシズム的な思考に気づかされる。良書。 *メモ「客観とは大多数の主観」
ずっきん

hopeさん、『公平』と『尊重』これにつきますよね。わたしはそれに『想像力』を足して欲しい。女性専用車両などは(わたしは意識しては乗りませんが)現状では絶対に必要なものなのですよ。そして男性専用もつくればいいのにとずっと思ってます。

09/04 18:42
ずっきん

↑レイスではなくジェンダーですが。あらゆるところを突いてくる良書でした。

09/04 18:46
3件のコメントを全て見る
0255文字
ええねん
新着
ネタバレ私は人類皆レイシストであると思う。と同時にアンチレイシストになる素質も備えていると思う。 少なくとも私はアンチレイシストでありたい。中立でも「レイシズムはないよ」とも言わず、常にクリティカルに物事を判断したい。 知らずのうちに誰かの足を踏んでいることのないようにしたい。
0255文字
サケ太
新着
私はレイシストなのでは、と感じる部分がどうしてもある。では、そもそもレイシストとは何か。定義から始まり、著者の体験、親の出生などを通じてレイシズムについて語られる。「人種」というものがどうやって生まれたのか。歴史学者である著者の語りはわかりやすく、読みやすい。人は、レイシズム的な考えと、アンチレイシズム的な考えを両方持っている場合がある。というのには膝を打った。何が、レイシズムになり得るのか。エンリケ航海王子についてボロクソなのが笑ってしまう。根が深いこの問題。見方が変わる本。
0255文字
Go Extreme
新着
定義することからはじめよう 引き裂かれる心 権力がつくりだした幻想―人種 ぼくたちは生物学的に違うのか? 民族と民族のあいだに この身体は危険? 文化に優劣はない 行動は個人のもの さまざまな肌の色 白人への憎しみ 黒人のレイシスト 資本主義とレイシズムの双子 区別される空間、区別されない空間 ジェンダーと人種が交差する場所 あらゆるセクシュアリティとつながる 行動と失敗 成功へのステップ アンチレイシストであるためには
0255文字
ヘラジカ
新着
「私はアンチレイシストだ」と胸を張って言える人はどれくらいいるだろうか。「少なくともレイシストではない」と主張できる人も、この著作を読むともしかしたら考えを改めることになるかもしれない。そもそもレイシズムとは一体何か、何故レイシズムパワーは簡単に無くならないのか。自らも”人生の大部分で、レイシズムとアンチレイシズム両方の考えを持っていた”と述懐する作者自身の半生を振り返りながら、文化や行動、生物学などあらゆる側面から、社会に根を張る「人種対人種」という虚妄を問い糺す。意識が改革されるような良書であった。
ヘラジカ

2021年6月の新刊。2019年ニューヨーク・タイムズ年間ベスト100。最近日本でもサッカー選手の差別発言が話題になっていた。発言だけではなく発言者に対しての反応(主に本国の)もまた差別的であるという嘆かわしい現実がある。身近にレイシズムを感じにくく、人種という感覚を持ちにくい日本人も、当事者意識を持って是非読むべき1冊だと思う。

07/12 19:53
0255文字
とりまる
新着
ネタバレ本書に書かれていること全てが、私の今までのレイシズムに対する浅はかさを痛感させた。 本書では、著者のアフリカ系アメリカ人としての人生を振り返りながら、アンチレイシストであるための具体的な方法を指南している。アメリカを中心に話が進んでいくが、グローバル化、多様化が進む現代、世界中の誰にでも必要な指南書なのではないだろうか。私も今日から、「私はレイシストではない」と言うのではなく、「私はアンチレイシストである」と胸を張って言うことのできるような思考や行動を心がけていきたい。
0255文字
全17件中 1-17 件を表示
アンチレイシストであるためには (&books)評価65感想・レビュー17