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あるいは酒でいっぱいの海 (河出文庫)

感想・レビュー
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Cinejazz
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ブラック・ユーモアの鬼才<筒井康隆>氏のショート・ショート初期作品集全31篇。
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nobue
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筒井康隆さんの初期の短編集。これまで未収録だった作品をあつめているので、あとがきで「残り物の寄せ集め」と書かれている。ご本人としてはあまり面白くないから未収録だった作品たちなのだろうけど、私はどれも面白く読了。特に「鏡よ鏡」「給水塔の幽霊」「善猫メダル」「脱ぐ」が好き。
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たま
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筒井康隆の初期作品短編集。表紙がすごくいいよね。最高。同人誌時代の作品含む、作者も忘れていたような作品もかき集めた一冊だそうで、時代を感じつつもサクサク読了。筒井さんらしいブラックな作品も多く、ニヤリ。135
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sig05010426
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ショートショート集 初期のものらしく、ショートショートも筒井康隆も以前よく読んだが、やっぱりこの作者面白い。 「睡魔のいる夏」は特に良かった。独特の味わいあり。あとは「底流」かな。
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たぬ
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☆4 最も古い1960年6月発表の「タイム・マシン」から1976年発表の「善猫メダル」「逆流」「前世」まで31編収録。作者本人は納得いっていないものもいくつかあるようだけど、我々からすれば不出来だろうがなんだろうが筒井作品と聞けばどんなものなのかまずは読みたくなるというもの。特に「底流」は心の声ダダ洩れ型の典型的筒井節で好き。「トンネル現象」「陸族館」もなかなか良かった。
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ジュン
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ネタバレ同人誌発表作を含む初期作品を収めた短編集。表題作や「善猫メダル」などおもしろいものもあったが、短編集全体のクオリティとしては、筒井作品をあらかた読み終えたマニア向けという印象。とはいえ、どの作品からも筒井康隆らしさを感じられるうえに、長いものでも20ページ程度とさくさく読み進められるため、筒井康隆ファンかショートショート好きであれば手に取る価値はありそうか。
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OMO
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面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×
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tomi
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初期のショートショート集(長めの作品もあり)の復刊。様々な媒体に書いたまま未収録だった作品や、同人誌時代の作品が中心。それゆえ代表作といった作品は少なく、あとがきによると同人誌時代の作は未熟な習作で「お笑い草」だそうですが、「底流」など「家族八景」にも繋がる面白い作品だと思う。「睡魔のいる夏」も良い。版元が変わっても柳原良平氏のおしゃれなイラストを引き継いでいるのも嬉しい。
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えりまき
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2024(90)初期ショートショート集。ちょっとエッチ&かなりブラックな作品もあり面白い。笑っちゃいました。「善猫メダル」→「『犬も猫も合格した』おれは妻にそういった。『あとは子供たちだな』」。シュールです。
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アッキー
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個人的にこの作者はあまりショートショートのイメージはないけれど、やっぱりどれも面白い話。タイムスリップなどのSFを交えて最後には皮肉の効いたオチ。あまり大きな裏切りの結末はないけれど、わかりやすくて楽しい各話だった。
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けろっぴ
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ドライにブラックで笑った
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mado
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ネタバレ筒井康隆さんの物語を日本語を学んでいる人たちの翻訳コンクールの課題作にしてほしいな。なんて意地悪なことを考えてしまうくらい、型破りな書き方をしている筒井さんの文を読むとスカッとします。気分爽快。『底流』とか日本語以外の言語で表し得ないんじゃないかな。最高でした。『ケンタウルスの殺人』や『脱ぐ』も面白かったですが『底流』は格別でした。このお話が好きだなんて人前で言えないですけど、心は正直なので忘れないようにここに書いておこう。人の心が読める設定まではよくあるけれど、町育男なんて誰が思いつけるだろう。
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藤月はな(灯れ松明の火)
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古書店市で手に入れた本。改めて確認したら、私が持っているのは集英社文庫版だった。どこから読んでも大丈夫。世の中への皮肉と毒っ気たっぷり。爆笑の表題作、セクハラ・パワハラ・モラハラの原理をまざまざと見せつけられて怒りで目が眩む「いいえ」、「底流」、立場逆転の「陸族館」、嫌な連鎖反応の「電話魔」、題名に納得の「怪段」。特に「体臭」は高校時代から愛用していた化粧水が販売中止になった時に感じた哀しみと必要なのに代用品が思い浮かばない事への焦燥を感じた時を思い出しました。
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そふぃあ
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筒井康隆の短編集は本作が初めてだったのだが、解説/あとがきを読むと、本作は未収録作品ばかりを集めた短編集らしい。「逆流」のような下品なものから「睡魔のいる夏」のような切ない作品まで、作風の振れ幅の大きさが面白かった。 コアな読者向けと感じたので次は、解説で傑作とあった「佇むひと」が収録されたものを読んでみようかなと思った。
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×
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時代錯誤に思えて(本当にずいぶん前の作品群なんだから当たり前の話ではある)基本的に不快感、ときたま怒りを伴いながら読んだ。個人的にはどれもこれもぜんぜん面白くなかったのだが、それなのにすいすい読めてしまって困惑した。読ませる文章とはこういうことなのだろうか。恐れ入りました。
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チャー吉
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バーナード嬢曰くというビブリオ漫画で紹介されていた本が偶々古書店にあったので買ってみた。普段は推理小説しか読まないので、新鮮な気持ちで読めた。表題作〈あるいは酒でいっぱいの海〉〈代用女房始末〉〈陸族館〉が面白かった。
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曽爾タージュ
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心療内科の待合室で「睡魔のいる夏」を読んでいた記憶がある。涼しい夏の午後にビールを飲み、睡魔のように迫りくる安らかな死の情景に憧れすら抱いていた。
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おにく
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しゃれた表題作とトリスおじさんの軽快な組み合わせが目を引く傑作短編集で、私も以前、この表紙の旧版が欲しくて、中古本を探しまわったことがあります。60~70年代のSFブームを牽引したという筒井さんのSFやファンタジー物を読むと、こういう空想を楽しむ感性が刺激され、とてもワクワクしました。ブラック要素も少なめで、普段、あまり本を読まない人にプレゼントしたいくらい、手に取りやすい一冊でした。
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皐月
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ダークな笑い、ぞっとする展開、秀逸なショートショートばかり。 「睡魔のいる夏」。まだ夕暮れには遠く、ぽっかり晴れた青い空。深閑とした広場、そこへ見渡す限りすみずみにまで立ち込める死の気配。圧倒されながらむさぼるように読み進める。面白い一冊だった。
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於千代
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「善猫メダル」と「陸族館」、「脱ぐ」が印象に残った。
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あつ子🐈‍⬛
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積ん読消化。ほぼタイトル買いであったような記憶…エイヴラム・ディヴィッドスンの『あるいは牡蠣でいっぱいの海』をもじったものだそうです。素敵ねえ。筒井御大の作品は長編より短編が好きなので、私にはうってつけの短編集でした。解説で"残りものの寄せ集め"といった露悪的な言葉を使っていますが、なかなかどうして。世にも奇妙な物語テイストの『電話魔』『善猫メダル』『睡魔のいる夏』が特に私好みでした。久しぶりに『笑うな』とか『唯野教授』読み返したくなりました。
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まこ
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表題作のタイトルみたいに、海がお酒になると嬉しいって想像した人もいると思う。実際はそんないい物じゃない、生態系が破壊される真実突きつけられた。主人公が幽霊だったの話の後に別の話で、幽霊オチを笑っているのもちょっと黒い。
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2shikitaitei
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表題の「あるいは酒でいっぱいの海」が一番面白かった。
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ちよこふ
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眠い時には読めない本。 ストーリーごとの設定がさらっと入ってくるから、一文一文大切に読んだ。 あっと驚く結末「あ、そういうこと」、読んでいて面白い、飽きない。
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森川
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文庫
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ラッシュ
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オチがよく分からないものもあったけどショートショートですぐ次の話に行けるので読んでて辛くはない。二元論の家、脱ぐ、睡魔のいる夏が印象深いです。
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じゅそ
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そこそこ
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taku
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水を酒にしてしまう薬を海に落としてしまい、世界の全ての水が酒に伝染ってしまう。 その酒を飲んだら……。 そういったブラックユーモアがつまった一冊。
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はぐみ
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ネタバレショートショート集。後書きによると、わりと寄せ集めでできた本らしい(苦笑) 若干マニア向けな気がする。筒井康隆を初めて読むって言う人にはおすすめしない。
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升
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面白かった。ショートショート。オチが微妙によく分からないものも多かったが、筒井康隆らしいといえば筒井康隆らしい感じもする。どの話もアイデアだけでない、見せ方まで物語なのが良かった。表題作の『あるいは酒でいっぱいの海』はとても面白かった。ショートショートかくあるべし、と思った。
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はるう
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たまに起こる筒井康隆が読みたい発作。こちらはショートショート集です。表題作「あるいは酒でいっぱいの海」が荒唐無稽ながらもSFっぽさ全開で大好きだ。そして「睡魔のいる夏」は現在の社会情勢にピッタリ合っている。それゆえにちょっと苦しい読後感。時代を先取りしているかのような筒井康隆は脱帽。
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Luna rossa
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子供の頃依頼の再読。こうしたブラックな作品が平成から令和にかけ淘汰されてしまったのが何とも残念。
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のれん
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時に下品、時に意味を持たぬ羅列、時に神経質な気色悪さ。筒井康隆作品を年代バラバラに詰め込んだおかげでうまくジャンルを分けてるような気もする。 「女の年齢」「体臭」「善猫メダル」「脱ぐ」「底流」がお気に入り。ふとした時に頭に思い浮かべる、とても世間には出せない反社会的思考。それを客観視した時に気持ち悪さを覚える人はそういった思考をよく考える細かさが必要だろう。 ひょっとしたら作者は非常に丁寧な人物なのかも知れない。無論、それを全力で茶化せる人でもあるだろうが。
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読書やあさん
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当時(過去)のショートストーリーを何本か掲載。ツボにはまる物語、そうでない物語が点在。 どれも、著者らしい不思議な世界が展開されるのはgood。 所々に、化学的な知見からの展開もあり「なるほどなっ」と変に納得できる。 ーー 2022/02/18 7
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新天地
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筒井康隆なのでとても癖が強い様々な意味でドギツイ作品を覚悟していたが、意外なほどキツさがなく、おかげで変な心労もなくすらすら読める、しかし筆者らしさのある掌編集だった。好きな話はトンチの効いた表題作と、学歴を始めとする様々な格差社会とブラック企業のひずみが織り成すSF「底流」、特に良かったのは、ある意味気怠くのどかでだからこそ空恐ろしい「睡魔のいる夏」で、終末SFモノとしてのアイデアの良さと、その何処に着目し如何に描写したかの腕前が凄まじかった。解説には近々、過去の入手困難作の復刊があるとのことで楽しみ。
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活字スキー
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大阪が生んだ文豪・筒井康隆御大の昭和期に刊行されたショートショート集のうち、長く絶版状態であったものが令和になってめでたく再刊。なんせ収録されているのが、60年刊行の同人誌から一番新しいものでも76年の週刊小説に掲載され単行本化の機会なく埋もれていたものだったりするので、有名な表題作以外は初読のものばかりだった。筒井作品未経験者には到底オススメできるはずもない、御大らしさと昭和の空気を感じさせられる一冊。
活字スキー

当初から不謹慎ネタにも遠慮が無かった御大とはいえ『いいえ』『善猫メダル』あたりは現代ポリコレ的に完全にアウトっすよ。『代用女房始末』『電話魔』なんかは、バカバカしくもブラック過ぎるユーモアだったものが今やリアルになってるんじゃないか。『タイム・マシン』『睡魔のいる夏』は冷戦真っ只中だった時代ならではの終末の空気。『九十年安保の全学連』『二元論の家』『底流』でのえげつない心理描写が今も変わらぬ御大らしさ。

02/10 23:50
活字スキー

まぁ、御大のキャリアが既に半世紀を超え、その間タガの外れた活躍を縦横無尽に続けてこられているのだから、「御大らしさ」というものをどう捉えるかは人それぞれかもしれない。もちろん若書きであったり、乗り気でなかったと思われる作品も無くはないけれど、自分はそれらも含めてやっぱり「御大らしいタガの外れっぷりだな」と思った。巻末のあとがきや解説が充実しているのも嬉しい。最初の版の時、実際に筒井宅まで持ってきた人はいたのでしょうか。

02/10 23:51
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やまねっと
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とても古いショートショートを中心に短編が30ばかり入った本。 「二元論の家」が一番面白く感じた。ほかはイマイチなのが多い。まあページ数も少ない作品も多いので、書き飛ばしたものもあると感じた。 しかし、古株の作家が今もこうして昔の作品を出してもらえるのは作家にとっても読者にとっても喜ばしいことだと思う。
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敷島シットパイカー
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「睡魔のいる夏」これが一番好き
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Hitoshi T
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こういうお話がおもしろいって思ってたときもあったなぁ。埋もれてた短篇の寄せ集めでマニア向けかな。★☆☆☆☆
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nami
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筒井さんの本はラゴスしか読んだことがなかったのですが、面白かったのと、タイトルが気になって購入しました。SFのショートショート集なのですが、どの作品も何とも言えない毒気があり、滑稽な世界線のお話。最後の『睡魔のいる夏』という作品は少し切なく、優しさの感じられるものでしたが...著者もこれが自信作だそうです。個人的No.1は『底流』。私は接客業なのですが、嫌な客がきたら同じようなこと頭の中で思ってますよ...だいぶ大袈裟ですが(笑)不快だけど面白い、筒井康隆ワールドの美味しい所を味わいました。
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