読書メーター KADOKAWA Group

カナダ金貨の謎 (講談社文庫 あ 58-23)

感想・レビュー
136

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ジュンジュン
新着
火村「ふざけているけど遊び心があって、悪くないペンネームだと思う。せっかくだから本名を教えてくれよ、有栖川有栖君」アリス「本名や」火村「…まいったな。あっと驚く結末だ」(253p)→2人のファーストコンタクトも描かれる中短編5本を収録。が、大満足かと聞かれると首肯しかねる。肝心の表題作が結構あっさりめで…面白いけど。せっかくの国名シリーズなんだから、もう少しパンチが欲しい。
0255文字
Ria
新着
ネタバレ電子を買ったので再読。毎日1編ずつ短編を読む楽しさ。一番好きなのは当然「あるトリックの蹉跌」だけど、どの話も面白かった。トロッコ問題がまさかあんな話になるとはなあ。有栖川先生の文章は読みやすくてどんどん進むんだよなあ。事件としては凄惨なものもあるのに、どぎつくなくてなんだか上品なのが不思議。
0255文字
ZEP
新着
ネタバレ有栖川有栖の火村英生シリーズの26作目で、16作目の短編集です。 臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖が、町はずれの小屋での元船長の刺殺と剥がされたポスター、死に別れた猫の幻と暮らす男の殴殺と「三四郎」、元ミュージシャンの絞殺と盗まれたカナダ金貨のペンダント、火村と出会った有栖が学生時代の講義中に書いていたミステリ、歩道橋での転落死とトロッコ問題の謎を解くストーリーです。傑作短編とは言い難いですが、手堅いシリーズ短編ミステリという感じで、それなりに楽しめました。
0255文字
金谷
新着
ネタバレ☆☆☆ 短編集。「船長が死んだ夜」魔が差した、とアリスに助けを求める火村。掴みが良い。「エア・キャット」小夜子さんとは仲良し姉弟な関係で好き。火村が可愛い。「あるトリックの蹉跌」二人の出会いが詳細に描かれていて嬉しい。お互い君呼びなのが初々しい。いつアリス呼びになったのかな。表題作は犯人とアリスの視点が交互にあり、客観的なアリスの描写が珍しい。「トロッコの行方」この問題すっきりする答えあるの?登場人物の背景が足されると判断の邪魔。確かに出題者を消したくなる。どれも面白く読んだけど謎的には少し物足りない。
0255文字
まちゃん
新着
再読。犯人やトリックを覚えていても楽しめるのがすごい。あるトリックの蹉跌は火村先生の学生時代も可愛いし、終わり方も洒落ていると思う。トロッコの行方はトロッコ問題をうまく話に落とし込んでいると思った。
0255文字
saikoro
新着
ネタバレ殺害現場から消えた1枚の金貨から犯人を導き出す表題作他4編収録▼再読。作家アリスシリーズ第25作目&国名シリーズ第10作目。冒頭の掴みが抜群の『船長が死んだ夜』オチが可愛い『エア・キャット』トロッコ問題をミステリに組み込んだ『トロッコの行方』は特に火村先生とアリスの軽妙なやりとりあってこそ。『あるトリックの蹉跌』は火村先生が純粋に驚くのがそこなんだ、という部分含めて、やはり一番のお気に入りです。「火村君」「有栖川君」が初々しいね!表題作、メインの論理がシンプルな分犯人の視点、アリスの視点で読ませる感じ。
0255文字
Sakurakunnn1
新着
ネタバレ事件の鍵は被害者が常に身に着けていた、メイプルリーフ金貨の消失が握る。物語は犯行後の犯人・太刀川の視点で始まり、有栖川、火村の捜査パートへ視点が移ることで焦らされる。被害者の死体が想定よりもずっと早く見つかったことから太刀川の計画が崩れたことを加味すれば気が付けたかもしれない。不測の事態により金貨がただ消えただけの状態となり、それが事件を不透明なものとしたのが面白かった。
0255文字
千木良
新着
ネタバレ〈国名シリーズ〉第10弾は短篇集。「船長緒が死んだ夜」「エア・キャット」「カナダ金貨の謎」「あるトリックの蹉跌」「トロッコの行方」の5篇収録。良くも悪くも作者らしい作品が多くて変に安心しました。 ―― 足許に煙草の吸殻を落とすのは簡単やけど、何かをこそっと捨てるのは難しいんや。(カナダ金貨の謎)
千木良

 ―― テレビにコメンテーターとして出演する〈専門家〉や〈知識人〉を見るたびに、ひとかどの仕事をしているのなら何時間も潰してつまらない番組に出る暇はないはずだ(カナダ金貨の謎)

12/21 03:18
千木良

 ―― 「ふざけてはいるけれど遊び心があって、悪くないペンネームだと思う。せっかくだから本名を教えてくれよ、有栖川有栖君」(あるトリックの蹉跌)

12/21 03:23
0255文字
ASKA
新着
ネタバレ【船長が死んだ夜】夢の中で呟いた台詞がもしかしたら似ていてこの事件が起きたかも…と、悲劇的な聞き間違いだったかもな物語。本当はどうか知らんけど。【カナダ金貨の謎】犯人が判っている状態でどう火村が解いていくか読むの楽しかった〜!【あるトリックの蹉跌】「ふざけてはいるけれど遊び心があって、悪くないペンネームだと思う。せっかくだから本名を教えてくれよ、有栖川有栖君」火村と有栖の関係性好きだなあ(n回目
0255文字
柊
新着
火村先生&アリスの国名シリーズ10作目…らしい。シリーズの何作かは読んでるはずだが、全部は読んでない。でも読んでなくても読めるのがこのシリーズ(^_^;)表題作を含む5編収録。火村とアリスの出会いを書いたファンサービスとも言える『あるトリックの蹉跌』が楽しかったです。火村先生の意外性を突いたのはそこですか!
0255文字
しなもん
新着
実は初読みかもしれない作家さん。有名なのに。無駄のない文章で読みやすいと感じました。短編シリーズならまた読んでみたい。
0255文字
ネムル
新着
展開の妙を読む中編というより、話芸で引き伸ばされてる感ありあり。表題作は小粒ながらもなかなか好き。
0255文字
キナコ
新着
国名シリーズ。全五作の短編ミステリー。カナダ金貨の謎では容疑者視点でストーリーが進むが、火村の謎の質問が後半で回収されるのがすっきり。いくら計画犯罪を練っても、他人が関わってくると予想外のところからバレるわなぁ。印象的なのはトロッコの行方。誰にとって一番メリットがあるのかを、考えるのが楽しかった。相変わらず火村先生と有栖川先生のコンビは会話のテンポもよく、さくさくと読めるのが魅力的。
0255文字
mary
新着
内一作はアンソロジーで読んだ事のある作品だったけど、再読も兼ねて飛ばさずに。二人が大学時代の話の「あるトリックの蹉跌」の火村が火村すぎて…。こんな二人を産み出してくれた作者の有栖川先生本当に有難うございます!という気持ちでいっぱい。大っっっ好きなシリーズ!
0255文字
satoo
新着
ネタバレ国名シリーズ。表題作は倒叙形式で好みだった。実際にはやってないトリックを暴くというのも趣がある。
0255文字
ゆかり
新着
火村・アリス〈国名シリーズ〉短編集。【①船長が死んだ夜②エア・キャット③カナダ金貨の謎④あるトリックの蹉跌⑤トロッコの行方】相変わらず無心で読めちゃう。④は火村とアリスの出会いを詳しく描いた話。お互いを火村君、有栖川君と呼び合う二人にニヤついてしまった。
0255文字
チャー吉
新着
やっぱり有栖川有栖作品は面白い!作家アリスシリーズのファン必見【あるトリックの蹉跌】やトロッコ問題をミステリに組み込んだ【トロッコの行方】ポスターが燃やされていた謎に挑む【船長が死んだ夜】火村の猫愛が事件の早期解決に繋がった【エア・キャット】…そして、犯人視点で火村と対峙する事になる表題作【カナダ金貨の謎】どれもコレも面白く読ませて頂き満足の一冊でした。
0255文字
sak
新着
火村シリーズ短編集。 どれも面白く読めたけど、やはりファンとしては「あるトリックの蹉跌」を推したい。 カレー記念日を詳しく描いてくれるとは……!😆 考えてみれば、もうすぐじゃないですか、カレー記念日。 カレー、食わねば!
0255文字
Mark.jr
新着
作家アリスシリーズ第26弾。国名シリーズとしては10作目です。シンプルな犯人当てだからこそ著者のいぶし銀の技が光る「船長が死んだ夜」。著者と火村の猫愛がよく出てている「エア・キャット」。半倒叙ものの形式を活かした犯人との原の探り合いが楽しめる表題作。ついに火村とアリスの出会いが描かれた「あるトリックの蹉跌」。トロッコ問題をミステリーに落とし込んだ「トロッコの行方」。いつも通り粒揃いの好短編集です。
0255文字
penguin
新着
作家アリス26作目、国名シリーズ10作目は中短編5つ。 膨大な仮説を高速で潰し真相に辿り着く推理をする火村(作者の手腕でもあるね)の処理速度やワーキングメモリの高さに改めて気付かされた作品だった。 シリーズ刊行済みの作品は残すところあと1つ、連載中の物が1つ、この2年ひたすらこのシリーズを読んで来て得た気付きは思考で楽をするなという教訓かもw面倒だと思う物事に意味や価値ってある。 過去作で何度か軽く触れられた火村とアリスの出会いを懐古した「あるトリックの蹉跌」は郷愁的な気持ちをくれ、息抜きにもなって好き。
0255文字
ぐりこ89
新着
大好きなシリーズ! 短編集でさくさく読めるところも良き。 最近長い小説が段々読めなくなってきたなぁ
0255文字
陸抗
新着
短編と中編がバランス良く入っている一冊。一番印象に残ったのは、「トロッコの行方」。トロッコ問題、私なら一人の方を選ぶけど、そもそもなんで暴走させたんだ!とそっちに怒りそう。あと、選択させたことに対しても。
0255文字
甘栗
新着
去年の人間ドックで読み始めて、今年の人間ドックで読了。なので、前半の短編とか、結構記憶が・・・後書き読んだら思い出してきた。倒叙モノの表題作、確かに印象深かった。
0255文字
shion
新着
ネタバレ面白かった。 「船長が死んだ夜」火村がアリスに罪を告白し助けを求めるくだりには驚かされた笑
0255文字
HONEY
新着
ネタバレ「船長が死んだ夜」序盤の樺田警部の戸惑いが妙に生々しくて好き(「捜査の協力は要請していませんけれど」w)
0255文字
てるてる
新着
収録作 「船長が死んだ夜」(中編) 「エア・キャット」(短編) 「カナダ金貨の謎」(中編) 「あるトリックの蹉跌」(短編) 「トロッコの行方」(中編) 「インドクラブの謎」から続けて国名シリーズを読んだので、いろんなシチュエーションの謎が小気味よいリズムで読めてあっという間だった。 謎以外にもシリーズ読者が楽しめる要素が沢山詰まっていて、ボリュームたっぷりな1作だった。
0255文字
りの
新着
久しぶりに読んだ火村英生シリーズの新しい話。やっぱり、トリックが小難しい感じがして、でも、それがちゃんとおさまるのが面白い。
0255文字
冬樹
新着
ネタバレ『カナダ金貨の謎』犯人時点とアリス視点が交互にくるのでとてもスリリング。チェイスにどきどきする。『エア・キャット』すっとぼけ感がいい。日常回に出てくる朝井先生好き。『あるトリックの蹉跌』これはファンにはたまらないですね、読めて嬉しい。推理小説のメタ的な犯人当ての方法論としても面白い。
0255文字
がんもどき
新着
国名シリーズ中短編集。自分は刑事コロンボシリーズが好きなので、表題作が楽しめてよかった。作中の有栖川有栖は本名だったのかという「あるトリックの蹉跌」もよかった。
0255文字
ホームズ
新着
ネタバレ『カナダ金貨の謎』ではアリスと犯人の視点が交互に進む展開。面白かったし犯人の行動もわかるけど、動機が…。まあ実際の事件とかでもこんな感じなんだろな~と思ってしまう。『あるトリックの蹉跌』では出会ったばかりの二人が「火村君」「有栖川君」と呼びあっているのが新鮮。こう言う過去の話も好きだな。刑事さんたはちはコマチさんに森下刑事で好きな二人だからそこも嬉しかった。
0255文字
±
新着
炎夏頭に再再読。流石に一年前の記憶は残りすぎていたけども。おなじみの面子のバランスが良い中短編集。
0255文字
サニー
新着
ネタバレ「あるトリックの蹉跌」は読んでいてにやりとしました。 シリーズ読み始めたのは90年代。その頃の作品には勿論携帯電話も登場していなかったのが、、今ではスマホを当たり前に持っている事に、時の流れを感じます
0255文字
mizuki
新着
ネタバレフルハウス、船長はあれが鍵はわかるしならばだけど真相まではできず、猫、カナダは半倒叙、つかめず、蹉跌は出会い、トロッコは長さ的にわかるけど、ちゃんとでないしなぁ、越前敏弥例え方
0255文字
にな
新着
長い作家アリスシリーズ内でもかなり粒揃いなのでは?と思う短編集。「船長が死んだ夜」「トロッコの行方」はしっかりフーダニットしてた一方、「エア・キャット」「あるトリックの蹉跌」は掛け合いも楽しい謎掛けみたいな話。表題作は倒叙ものでバラエティに富んでいる。蹉跌では作家ってこうやって作品作り考えるんだな〜みたいな楽しみもありました。船長〜の「私たち人間の航海は、かくも危ういのか。」という一文が印象的。どの作品にも、もしここで別の選択をすれば変わっていたのにという部分があって、蹉跌の火村とアリスの出会いも際立つ。
0255文字
ぷてらん
新着
ネタバレ中編短編合わせて5つ。安心と信頼の有栖川有栖クオリティ。どれも緻密で美しい論理に彩られていながら、軽快な語り口が心地よい。個人的には「あるトリックの蹉跌」にめちゃくちゃ萌えてしまう。。有栖川君、火村君って呼び合う2人が逆に新鮮で初々しくて可愛かった…!ペンネームだと思ってたのもめちゃキュンとしちゃった……💞倒叙ミステリ「カナダ金貨の謎」は、緊迫感と共に火村先生とアリスの描写が色々出てきて良かった……。火村英生は「狩人」と称するのが相応しい探偵だと思う。解説が越前さんなのもnice!クイーン読みたくなる!
0255文字
GuRu
新着
国名シリーズ2冊目。 なぜか最初と最新作を読んでしまった。。。。ホントは順番に読みたかったのだが……。 カナダ金貨の謎が一番良かった。犯人の視点でかいてあるから、犯人の心情が分かりやすくてすごいおもしろかったしスッキリした。 犯人が決定的な証拠品を持っているのは、想像以上にバクバクなんだろうな~。 国名シリーズあと8作。
0255文字
ささ
新着
とても好きです。シリーズファンは必読...! 『あるトリックの蹉跌』、読んでいた時の気持ちが何かに似ていると思ったら、結婚式で流れる新郎新婦の出会いのエピソードの再現VTRを見た時だと思い当たり膝を打ちました。御祝儀を持って駆けつけたい気持ちになった読者は私だけではないはずです。 まだまだ国名シリーズを書き続けます、という後書きが、読者としてなにより嬉しいです。
0255文字
ユナ
新着
読了。お気に入りは『エア・キャット』。可愛い火村先生が描かれてる。次は『あるトリックの蹉跌』。二人の描写が微笑ましい。
0255文字
あつこんぐ
新着
ネタバレ普段はおとぼけさんだから忘れてたけど『あるトリックの蹉跌』を読んで「そういえばアリスって法学部出てるんだったわ〜」と思い出しました。2人の出会いの物語。今回は2人の漫才のような掛け合いが少なめで残念でしたが、やっぱり火村×アリスはいいですねぇ。『エア・キャット』も猫を愛する准教授の優しい一面が覗けてそのうち三四郎くんも登場するのかな〜と楽しみです。しかし『スイス時計の謎』は読んだのに内容が全く思い出せない。これを機に火村シリーズ最初から読み直すかなぁ。
0255文字
生田目 房一郎
新着
ネタバレ「船長が死んだ夜」が一番かな。ほんまのところはどうなんやろうな、ラストの聞き違いそのものは本当に些細。確信がないまま終わる曖昧さが心地いい。唯一無二の短編では。「トロッコの行方」のコノタカリヤッテも何か別の意味があるように思ったがそのままだった。作者はいい意味で乱暴な終わり方を狙ったらしいが、船長のほうが好き。「カナダ金貨の謎」はたっぷり倒叙を味わえる。「あるトリックの蹉跌」、トリックを考える大学生が微笑ましかった。解説は越前敏弥。なめらかな翻訳をするのに比べて、キレはあまり良くない解説だった。
RIN

勿論、生田目さんのことです🙆調子が良くない時にも読める本は貴重ですね。有栖川先生は優しいからなあ。どうぞご自愛くださいませ。

02/21 14:46
生田目 房一郎

ありがとうございます。厳しくて優しいのはまさに有栖川先生だと思います😁

02/21 14:51
4件のコメントを全て見る
0255文字
全136件中 1-40 件を表示
カナダ金貨の謎 (講談社文庫 あ 58-23)評価42感想・レビュー136