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冷蔵と人間の歴史―古代ペルシアの地下水路から、物流革命、エアコン、人体冷凍保存まで

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summerman
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この手の一発ネタの本ってのはさ、大抵早々に書くことなくなって足りないページを関連ありそうなあれやこれやで飾って最終的によくわからん代物になるんだよね。もちろんこれもそうなったね。人類と冷蔵の記録について語り出したと思ったらすぐ低温科学の歴史に舵を切って中盤冷蔵史に戻るけどまた科学史へ。そんな構成だから圧倒的に解説が足りない。しょーもない人物史にはページを割くのに理解の助けになる説明は省く。後半の科学史パートなんてほぼ箇条書きだよ。書き手がどこで何を諦めてどう水増ししたかまで手に取るようにわかる駄本。
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ken_doku12
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ネタバレ冷蔵というより低温の歴史を分かりやすく描いている。日々何気なく使っているが、冷蔵が消滅してしまったら人類は滅亡の危機に瀕することは間違いない、それくらい使用用途が多い重要な技術だ。冷やすことをどう利用するかから始まり、哲学的な解釈から物理的な低温の解釈の発展、氷商売や食品や冷房への技術利用、果てにはSFみたいな研究について語られている。冷蔵というテーマが持つ膨大な可能性を知り、改めて人間の英知の素晴らしさと罪深さを実感した。
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あとぅーし
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最低限の化学の知識は必要。 高校生の頃に習った(たぶん)、空気の体積、温度、圧力の関係や、 液体、個体、気体の関係や、体積変化など、 このくらいの教養はないと読むのしんどいと思う。 一応は自分は理系の職業なのだが、 勉強したのだいぶ昔で、 ボイル、シャルルとか、懐かしい名前出てきて、その偉人たちよ功績読めて面白いが、 科学的な内容に、かつての知識はほとんどおぼろげで、本の内容の科学的なイメージがうまくできず、 100ページくらいで読むのやめた。 いつかまた読むの挑戦したい。 記録用の登録です。
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くらーく
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歴史はねえ。権力の横暴さが垣間見えて、何ともなあ。まあ、今の冷蔵冷凍環境のせいで、エネルギー消費が多くなりエネルギー生成のために温暖化ガスが増えて。。。権力の無い一般人の横暴もあるのか、地球にとっては。 そんな事もおもいつつ、冷蔵庫が日本の一般家庭に入ったのは、調べてみたら1960~70年の間に90%になったのか。今では当たり前だけど、まだ50年位か。でも、すごい恩恵だな。オゾンホールの原因となったフロンも対策できて、今では問題ないようだし。知恵と技術のありがたさよのお。ただ、人類の欲深さは変わらないね。
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tsuki2b
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古代の冷蔵法から冷蔵庫やクーラーの発明といったことの他、温度や極低温などの話もあり、技術と科学の興味深い歴史が詰まっている。19世紀の氷を移送するビジネスや、現代のLNG輸送、液体燃料ロケット、MRIなどに使われる低温技術の話なども面白い。 食品の保存のみならず、今や低温にする技術が生活を支えている。福島の凍土壁は……。
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takao
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ふむ
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河村祐介
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インドまでアメリカの氷を運んでいたとは……
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マイアミ
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★★★ 冷蔵庫は物理学でできている。冷蔵庫は化学でもできている。そう思った。全体のな七割ぐらいは熱力学に関するような話題で占められているので、名前の聞いたことのある名前が◯◯の法則として残っている物理学者次々と登場してきたのだが、内容を理解するのには手こずった。難しい。簡単に言うと圧縮して放出すると気温が下がる、ってことでいいのだろうか。全体の残りの三割は初期の氷ビジネス、氷貿易や冷蔵庫が起こした革命、現代の冷蔵技術の使われ方について記してあり、こちらは理解がしやすかった。
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K
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何をどうすれば冷却・冷蔵できるという科学的な機序がいまいち理解できていないので読み流してしまうところもあったが、冷蔵庫、エアコン、MRIと、それがないと私は生きていけないというものが、冷却技術の発達の賜物であると勉強になりました。
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翠埜もぐら
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単純に「冷蔵庫」の話かと思ったのですが、半分以上「熱とは何か」と言うことを、人類がいかに考え続けてきたかと言う科学史のお話でした。大変興味深かった。その過程で温度計など現在の日常品の発明などへとつながってい行きます。そして物を冷やすということが「保存」につながり、流通がグローバル化し低温を作り出すということが世界の在り方を大きく変えていくわけです。最終的に「超低温」や「超流動」「宇宙探査」まで話は広がったのですが、この辺になると残念ながら基礎知識の無さでついていけなかったな。
翠埜もぐら

植物の種の冷凍保存は是非是非やるべきだと思うのですが、死んだ人間の冷凍保存はう~む。なかには頭部のみっていうのもあるそうで。そんなに長生きして何がやりたいんだろう?

12/11 16:38
ROOM 237

水槽の中の脳みたいなのはSFの世界ですよね😎スターウォーズのカーボナイトみたいに賞金首を凍結させて運ぶ用途は合理的だけど、リアルでも200年後辺りに実用化したら刑務所の省スペース化になりそう🛸🔫

12/11 18:43
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―
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朝鮮王朝時代の氷庫(漢江の水が凍る時期にためておく)の事を初めて知った。死亡した王を5ヶ月間保存するために氷と、溶けた水を吸収させるために海藻を大量に使った!!
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六点
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「真夜中に女の子が一人で短パンTシャツで、コンビニにアイスを買いに行く」。昔、某掲示板で「日本のまもるべきもの」についての議論で出たモノのもじりである。さて、ぬこ田の生活に欠かせぬ、そして、人類の大多数に欠かせぬものである、冷蔵庫、ひいては「何かを冷やすこと」に対する人類の英知の歴史についての本である。かつて、マリの王の至宝だった氷室から話は始まり、気体の性質を明らかにすると言う学者たちの努力、企業家達の営為により、文頭の社会は実現した。何かを冷やすことが変えたもの、変えつつあるものとは、世界だったのだ。
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ぴのこ
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翻訳が読みやすくテンポよく読める。翻訳者に感謝。最後のあとがきも素晴らしい。 古代の冷蔵技術から現代では液浸サーバーが面白い。 雑学系お好きな方はぜひ。
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Go Extreme
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古代の冷蔵法: マリの王の氷室 氷の都、ペルシア 最古の氷菓子シャルバット 朝鮮王族の冷蔵遺体、モンゴル戦士のアイスクリーム 冷やす魔法: 王侯貴族と冷たいもの 世界は四元素でできている 錬金術師と水銀と硫黄と塩 城付き魔術師と空気 フランシス・ベーコンの低温実験 圧力の発見: ベッヒャーによる物質の再定義 パスカルと真空 ボイル、空気の重さを証明 温度計と空気 熱素ともう一つの「空気」 温度低下を作る方法 氷の王 冷蔵庫の仕組み 冷蔵がもたらした物流革命 低温を極める 拡張する低温技術 低温の未来
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