読書メーター KADOKAWA Group

ヴィジュアルを読みとく技術 ――グラフからアートまでを言語化する (ちくま新書)

感想・レビュー
28

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
はひへほ
新着
「そのものの要素要素から読み取って理解→知見や理屈から推測→妥当でありつつ示唆的な解釈で評価」というプロセスで、絵やグラフの言語化をしていく。前半の基礎編は読み取りやすいもので練習し、後半の応用編は現代アートなど読み取りにくいものを扱う。著者はアートの専門家ではないから、あくまで言語化の一例に過ぎないが、こういう本は珍しいという点で面白かった。 解釈の発想の飛躍具合の認められる度合いは分野やコミュニティによりけりだろうとは思う。この点では、 野家啓一の『物語の哲学』も思い出した。
0255文字
Me
新着
感覚を再認識するための、補助輪としての言葉や知識の話
0255文字
すべての
新着
背景知識なしで視覚情報を認識、理解する方法についての本かと思いきや、ほとんどが美術を少し勉強したことがある人ならどこかで聞いたことがあるような、典型とも取れる作家論的な説明である。
0255文字
L.C
新着
(23178)
0255文字
takao
新着
ふむ
0255文字
きゆり
新着
期待外れで途中でギブアップした。 入試問題の解説してんのかって感じの本。 抽象絵画とか現代アートを鑑賞するためにヒントになればと思ったけど、結局作者や背景への予備知識ありきだし、著者に決められた答えへの誘導でしかない。 そもそもグラフを正確に読み解くことは大事だけど、それを友人と話し合うことなんかある?
0255文字
Танечка (たーにゃ)
新着
「はじめに」の「…美術展もあちこちで開かれ、どこも多くの観客で賑わっている。しかし、その豊富さに比べて、それを語る言葉はなんと貧しいことか。(中略)今見たことを語る言葉を、どうやって見つければ良いのか?」という問題提起には共感する。だが、本書(特に応用編)が説明しているのは、国語の論述問題に答えるときのような、絵の中に書かれていることを常識(と呼ぶには高度な、その絵が描かれた背景知識)を基に評論する方法。多分、大半の人は初見の絵について友達とそんなこと話すわけはなく、「はじめに」で抱いた期待は外れた。
0255文字
nohram
新着
自分が方法論でなく、知識を求めてる事に気づく。
0255文字
yo_c1973111
新着
愚本をようやく読み終える。アート(ヴィジュアル)を’言語化’するためには必ずしも基礎知識がなくてもアクセスできると前提をおくが、応用編で記されるのは著者がシカゴで学んだアート知識のみを支柱とする作品への「説明」である。特にマーク・ロスコについては作家の人生系譜を元にしており、初見の鑑賞者がたどり着けようもあるまい説明を樓々と埋める。対話により内在のイメージを具現化できると学んだために各章後半に対話文が記されるが、前掲の内容と重複紙面の無駄だ。小論等の講師を担うそうだが、受講者に同情する..
0255文字
よっちん
新着
研究室
0255文字
住田 典之
新着
いや、こういうことが知りたいのではない。 まるで用意された模範解答へと導く公式を教えられているかのような。
0255文字
Satsumaimo Marron
新着
基礎編が言語化の技法について書かれており、言語化が苦手な私にとっては非常に役に立つと思ったが、一読しただけではすぐに忘れてしまいそうになるので、何度か読み返したい。 応用編はヴィジュアルというよりはアートに対する説明で、現代アートは作品それ単体というよりは作者やその時代のナラティブをまじえて理解するといいと受け止めました。
0255文字
ありうす
新着
 第一に僕は筆者に私淑しており、第二にファイロ=ヴァンスに憧れて、手を出した。アートに接するにあたりゼロ番目の書として吉岡先生の著作を拝読したわけだが、生憎とそぐわなかった。書名こそ『読みとく技術』となっているが、書かれているのは語るための技法である。勿論、語りの前段階として正確に読む必要があるし、応用すれば「状況を読みとく技術」にも落とし込めよう。しかし内容はあくまでインプットよりもアウトプット(の準備)に重きが置かれており、国語というより小論文の世界が相応しい。あと何気に寄り道がひどい(特に第二部)。
ありうす

 本書のコンセプトを表すような言葉が存在する。「実事求是」

03/16 21:30
0255文字
hiro
新着
この本は ”全てのアート作品には作者の明確なメッセージが込められており、かつ作者はそれを表現し伝えたい” という仮定を前提条件として読むとしっくりきた。 アートの感じ方は人それぞれだから、、として言語化を放棄して思考を止めてしまうのはあまりにもったいない。もっと深く分析、理解できるものだ、ということは納得。 前半は上記の内容で興味深く読めたが、後半はビジュアルの解析よりは絵画が描かれた背景についての知識と、それに対する著者の一方的な意見と解釈が書き連ねられており、内容としては少し残念。
0255文字
taras_saco
新着
面白かった。これまでなんとなくぼんやりと絵を見ていたが、会話形式でのサジェストを読んでいると、言語化していくことができそうな気がしてきた
0255文字
かんがく
新着
タイトルの通り、絵画作品からグラフまで様々な「ヴィジュアル」を読みといていく。図や表を分析して、読み取れた内容を表現するという行為は共通テストや二次試験など現在の大学入試のトレンドでもあり、本書で示されているような姿勢と方法は日々の授業や作問の際にも意識したいと思った。小論文の入試問題にも興味を持ったので、色々と目を通しておきたい。
0255文字
check mate
新着
久々の「アタリ」の新書。
0255文字
こいワい
新着
基礎編は期待通りというか、今これから変わっていくこと。応用編はなんだか絵画やアートによっているので、ヴィジュアルというよりはアート?
0255文字
十文字
新着
特に美学の知識が無くても、絵画の美しさはわかるし、彫刻が何を表しているのかがわかる、その方法論。とにかくまず、その作品をよく観察することから。
0255文字
ぽん
新着
冒頭で小倉百人一首でも有名な和歌を用いて読解の仕方を示す。ここが結構おもしろい。ヴィジュアルを読みとくのも、和歌などの文芸作品の読解とある種同じようなものだという、そういう示し方が興味深い。芸術だから感性の感じるままに、という意見に反論。唯一の正解はなくても、ちゃんと論理的に受け取る仕方はあると。
0255文字
むむむ
新着
これまでにあまり見たことがないタイプなので、ページを繰ってみた。 まずは書かれていることを虚心坦懐に見つめる。それをもとに、仮説を立て、論理的に整合性をとれるようにする。 そのためには、幅広い教養が不可欠となるだろう。 万人に共通する考えなどないという人もいるが、それはそれとして、ある程度の共通理解を図ることはできる。つまり、完全一致することはないが、全くの無秩序でもないということだ。
0255文字
リュウ
新着
読了。まずは"みる"そして考えるを実践していこうと思う。
0255文字
しんたろ
新着
アートを見たとき「好き/嫌い」「面白い」しか言葉がでてこないもどかしさをずっと感じていた/言葉にするにしてもそれは単なる知識だけだとつまらない。よく観察し分析し仮設し解釈する知識は単なるインプットの1つであくまで目の前の作品に何を感じるか。目の前の作品とちょっとした知識で思考を深く広くできることこそ教養なきがした。
0255文字
shimashimaon
新着
政治学の本と言っていいのではないでしょうか。「この写真を見て思うことを述べよ」という大学入試問題があることを知りましたが、面白いと思いました。著者は、思うことなんて人それぞれじゃないかで済ませてしまうのでなく、言葉にして共有することの大切さを説きます。何が描かれているかを言語化するだけでなく、誰かと話し合うこと。各章末には会話例が掲載されています。こんな会話ができる場所・仲間がいたらいいなと思いました。1981年と1997年の小学生が描いた絵の比較が題材になっていましたが、衝撃でした。
0255文字
Go Extreme
新着
基礎編: ヴィジュアル情報の見方と語り方 ヴィジュアル・メディアの特徴は何か? 解釈という段階 グラフ・データの読み取り方 ヴィジュアルの見方―絵を解釈する 応用編: 「カワイイ」絵は本当にカワイイだけか?―キース・ヘリング ポルノとアートの境目―エデュアール・マネの挑発 同じ問題への違う解決―ブランクーシ『レダ』 社会背景を当てはめる―マーク・ロスコと色面構成 比較しつつ対立を乗り越える―藤田嗣治『アッツ島の玉砕』 環境と個人の関係-ピエト・オモンドリアン『ブロードウェイ・ブギウギ』
0255文字
nom
新着
ネタバレヴィジュアルで表現されているものをどう読み解いていくかの技術について。目で直接触れられるものだけではなく、そのことの背景知識を投入してどこまで迫ることができるのか。練習が必要だろう。
0255文字
直次郎
新着
絵画やグラフの解釈を感想を超えて言語化するプロセスを説く。知識や教養だけではダメという考え方はいいヒントだが、後半の応用編ではやっぱり経験・知識や教養の重要性を痛感。それらを自分なりの観察に上手く結びつける習慣と訓練が大切なんだね。
0255文字
totuboy
新着
最近は小学校の国語の教科書に「鳥獣戯画を読む」という教材があり、美術作品をどのように読み取り、文章を書くか、という練習をしている。その大人バージョンともいえるのが本書。基本的には作品をよく見て、仮説を立てて表現したかったことを考え、様々な知識と統合させていきながら自分の評価を書く、という流れは変わらない。
0255文字
全28件中 1-28 件を表示
ヴィジュアルを読みとく技術 ――グラフからアートまでを言語化する (ちくま新書)評価85感想・レビュー28