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夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版 (講談社文庫 ま 32-9)

感想・レビュー
146

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祐徳太子
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-和音(わおん)の転回について-
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たまよ
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ネタバレ読み終わってすぐに考察サイトを見に行った(笑)私の脳みそだと何がどうなってこうなった?状態で…。それはともかく孤島、首切り死体、夏の雪などミステリファンなら楽しめる要素が盛りだくさんだだった。麻耶先生の本は久しぶりだったけれど、いつも大破局で驚かされる。メルカトル鮎のトドメの一言でより「?」となったけれども…。楽しかったけども、理解及ばずといった感じ。
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愚痴屋
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ネタバレ文章自体は比較的だが読みやすい。芸術論と神学、宗教学を絡ませて持論を展開していく箇所がやや小難しいという程度だ。むしろ、難解なのは肝心要の内容(謎)である。残念ながら、私は完全に解くことができなかった。幻想(或いは妄想)と現実の境目が曖昧で、おまけに信用できない語り手なので、落とし所が中々見つからない。メルカトル鮎の一言がむしろ謎を深めている。『神様ゲーム』でも言えたが、作者は読者と謎解きという遊戯を楽しんでいる節があるように感じた。快刀乱麻を断つ推理劇が好きな方にはお勧めできないかなぁ、と感じた。
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え
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ネタバレ一言で表すなら内ゲバとそれに巻き込まれた2人。ミステリーみたいな風潮を醸し出していたが、実際読んでみると、犯人の動機は一部理解したが、例えば何故ある人物が複数存在したのか、何故映画とそっくりだったのかと言った個人的に一番知りたいことがあまり説明されていないように感じた。科学によって以前まであった絶対性が否定されたがために、キュビスムによる「展開」を用いて神を自らで創造するというそのアイデアは並大抵のものではないと思う。(もっとも作中の説明が自分にとっては難解で完全に理解できているかは怪しいが)
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ふぉーるととれらんす
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★★⭐︎⭐︎⭐︎ 扱いが難しい本。 長い癖に、わからないことが多いのでさもありなん。 麻耶雄嵩の読み方がいまだにわからないのであった。 京極もそうだけど、量子力学とかキュビズムとかの話を出すと、知ってれば知ってるほどイメージしづらくなるからやめて欲しいな。
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弟のグルーバー
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700ページ以上読んで「???」で終わった どういうことなんだってばよ、このお話は しかしシンプルな孤島ミステリーがいつの間にか全くわからない内容に変貌していく作品を読んだという体験はそれはそれでよかったのかもしれない
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じーつー
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麻耶雄嵩はあまり読んだことがないからその癖に触れてみたくて。 メルカトル鮎なる謎すぎる名前の探偵に出会ってみたくて。 それなのにメルカトル鮎は全然出てこないし、ガチガチに本格的なクローズドサークルだし。 まあ夏に雪は降るけど。 伏線らしき言葉や要素も色々見つかるし。 キュビズムとか理論的な部分は中々難しいけど、そんなこんなでめちゃくちゃ面白いじゃないの。 いやいや待って、ラストにかけての超展開がヤバすぎるよ。 数ある考察を読んでみても自分にとって納得できる解が見当たらない。 それだけど非常に面白かった。
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hata2
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何とも掴みどころがないアンチミステリのようなもの。夏に雪が降る時点で、何でもあり感はあったが。
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しゃあさん
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ネタバレ20歳の頃途中で読み投げした本を30代になり読了。麻耶雄嵩は1990年代デビューの作家で1番好きだが、正直トリックや犯人当てにはあまり期待していなくて【イッちゃってる人たちの世界】を作り出すのが抜群にうまいからなのだと思っている。その世界の中でも本作の和音島は特に印象に残っている。また最後に烏有さんが【そっちの桐璃】を選んだ時の衝撃は凄まじかった。と同時に【自分がその立場でもその選択をするだろう…】と納得してしまったことに二重の衝撃を受けた。
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ミニ
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インスタで紹介されてるのが気になり、軽い気持ちで手に取ってまず厚さに慄きました。京極さんのサイコロ本読むぞ!!と気合い入れて読むのは良いが、そこまで気合い入れてなくこの分量。しかも、調べたら「平成の奇書」と呼ばれているとか。日本三大奇書の一つ、虚無への供物を読んでちょっと色々合わず大変だった事もあり、かなり恐る恐る読む事に。しかし、読み始めるととても読みやすくさくさく読めました。途中キュビズムの下りは私には難解過ぎましたが。読んだ後が本番というのはなるほど、これは理解が追いつかない。面白いとは思います。
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まひはる
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首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!
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わるる
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著者の1作目を読んで面白かったので続けて2作目である本作を読んでみた。序盤は典型的な密室島、中盤は煙に撒かれるような感じであり、後半はホラーテイストで一気に読み進めてしまった。結末の考え方については現在も議論の余地があるのだろうか?
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シナモン先生
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メルカトルたそまだ〜?!ってずっと思ってたけどまさかそんな事ある?カタルシスが激しすぎてずっとそんな事ある?って言いながら読んだけど途中の映画を観るとこ怖くてよかったな……。最後の選択もよかったな……。キャラクターも立っててよかったな……。名前もよかったしメルカトルたそもよかったな……。振り返ると全部よかったな………。よかった………。
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川田木
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7
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山越
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これが刺さってしまう気持ちは分かる気がする
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きゃべちゃん
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麻耶雄嵩の作品では1番難解な作品であった。読み応えは抜群。考察サイトを見て、宗教、美術、科学を軸に書かれた難解なこの作品の解像度が上がったような気がした。
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彩莉
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ネタバレ考察読んでだいたい私と同意見ではあった(私としても一部別の考察はある)。ただなあ……たしかにミステリのトリックって言うのは確率0%じゃなければありだとは思うんだけど限りなく低い確率をいくつも重ねた話っていうのはなんというかその……壁に投げつけるべきか否か大変に迷って、結局本棚にしまってしまうタイプの話。その上で面白いんだから困ったもんとしか言えないですよ
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YA
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メルカトル鮎シリーズ第2弾で本作の帯と何よりクローズドサークル作品ということで魅力を感じ、挑戦しましたが読み終わった後もかなり困惑しております。 初見では理解が難しく考察サイトが必須で解説を確認していきます。
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アンスリウム
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ネタバレ「和音」という少女の影が支配する絶海の孤島での連続殺人事件を描いた作品。2人いることは早々に気づいたものの、それ以外の犯人やらトリックやらは全く見抜けず、終盤は開いた口がふさがりませんでした。そして、メルカトル鮎のとどめの一言。読み終わった瞬間に頭の中が疑問符で埋め尽くされる作品は久々でしたね。「鳥有さん」。和音が何を考えていたのか私にはさっぱり分かりませんが、選ばれたのがまた別の存在ならきっと彼女の目的は果たされたのでしょう。というより、最初から全て決まっていたというべきか。本当に最初から、全て……。
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ちこやま
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考察読んでも納得いかないんだけど…えぇ…?烏有の説で和音って「わおん」の意味もあるんかなグロ…ってなったけど…この子らの人生どこから…? あとシリーズって知らなくて結末寸前にどえらい名前の人物出てきてビビった…喜劇役者の方…?
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Kyo-no
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ネタバレ主人公の青年が過去に囚われて延々と悩んでいるのが妙にリアルで、「確かにこんな人いるな」と思った。 後味の悪さが癖になる。
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ちくわ
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文章…★★★★☆ キャラクター…★★★☆☆ ストーリー…★★★★☆ 謎…★★★★☆
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ふつ村
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Kindle Unlimitedで。なかなか事件が起こらないし、小難しくて集中しないと頭に入ってこないから前半部分はキツかった。後半部分から続きが気になるようになりだしてラストは一気読みだったけど。正直読み終えてもまだ何が起こっていたのか分からない。考察サイトを読むのが楽しみ。
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むかい
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芸術や信仰、神などがテーマになっています。 自分の不得意分野のオンパレードということもあり 正直、理解が追いつかず読了まで1ヶ月ほどかかりました。 麻耶作品の中でも特に難解だと思います。 正直よくわからなかった。としか言えません。
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ポラオ
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●本格ミステリーなのかと思いながら読んでたらまさかの展開。島で神と崇めた「和音」という少女が全員の共同幻想だったという設定はかなり好みだったんだけど、真相は果てして。考察するほどの熱はないので深く考えずにもうこれでいいやと思って終わりにしたのが申し訳ないが、とりあえずもう1冊シリーズ読んでみようかな。
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もちごめ
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ネタバレ記念すべき初麻耶雄嵩作品として本作を読んだが、問題作と呼ばれる所以が少し分かった。まず、謎解き面で純粋な本格ミステリではない。いわゆる本格ミステリは謎の構成要素が必然的で、必然性に基づきピースを組み上げることで論理的な解決に至り得るが、本作は偶然的事象(実際に起き得るかも不明)により密室殺人が出来上がるため、かなり翻弄された。一方、信頼できない語り手、双子トリック?等の本格ミステリ的な構成要素も含まれ、麻耶雄嵩の奔放さが窺えた。極めて難解で初読では消化困難であるし、繰り返し読んで徐々に理解を深めたい1冊。
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染森明石
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まずページ数が多すぎて読むのに足掛け1ヶ月ほどかかったことは最初に記載しておいたほうがいいと思った。最後まで読んだ感想としては「麻耶雄嵩過ぎる」の一言に尽きる。正直全然理解出来ていないので今から解説探します。
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高円寺
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ネタバレ「絶対的なもの/宗教」「形式」「自己同一性」といったテーマに時代性を感じる。大学生のころ、柄谷行人の『探求I』を読んでいた後くらいに読んだら、自分にとって人生の一冊になっていたのかもしれない。
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キョ
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ネタバレ・とても難解。三割も内容を理解できてないのではないか。・最後に選んだトウリは何者なのか。現実には存在せず、烏有の中の観念的な存在なのかとも思ったがよくわからない。何にしても胸くその悪い感じが残る。・本書のタイトルも疑問に思った。作中の映画のタイトルは「春と秋~」だったのに本書は「夏と冬~」。映画と現実が鏡合わせになっているのか?・烏有を葬式でにらんでいたと言う青年の妹が編集長である「和...」なのかと思った。島にいかせたのは烏有への復讐?時系列が合わないか、、?なにも分からない、、。
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seba
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『翼ある闇』を読了し、難解とも言われている本作に挑戦した。とりあえず最も気になっていたメルカトル鮎の「銘探偵」性については、こういうことかと理解したような理解した気になっているだけのような。二十年前に死を迎えた「真島和音」の命日に、彼女を偶像として信仰し続ける面々は孤島に集う。当時そこでは彼らの共同生活が行われていた。如月烏有は記者として、高校生の桐璃と共に同行する。彼がこの物語で全うした役割は重大でかつ空虚であり、その名の表すところに適っている。主体としての彼が担った役割はむしろ絶対性を欠いている。
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無重力蜜柑
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ネタバレ自分はミステリに対して絶望的なほど読解センスがなく、特に新本格の作品は「これの一体何が面白いのか?」と頭を抱えてしまうことがほとんど。しかし感想を見ているとマニアの間には何か共通の了解があるようで、密教の奥義を体得した宗教家の問答を見る気持だった。「楽しみ方が分からない」という次元での躓き方をしたのは本作も同じである。が、奇蹟やドッペルゲンガーが続出して滅茶苦茶な結末に向かう本作が、ミステリマニアの間で熱心に議論されているという事実自体が、彼らの間で共有されているプロトコルへの洞察を与えるように思う。
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血まみれスプラッタ
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ネタバレ読み終わっても何が起きていたのか分からず、解説サイト見てようやく理解できた。執念というか想いというか確かに宗教だ。雪のトリックはバカですね。好きです。
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デトマソ
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ネタバレなんだこれ。意味がわからない。こんな小説は初めてだ。
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めがねおじさん
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噂通りの不可解な小説。難解と言うほどではないが、数々の謎が謎のままで、後は読者に委ねられている為である。キュビズムを元に宗教的教義に発展させているところは、何とか理解はできる。絶海の孤島に登場人物たちを閉じ込めておく為には必要な要素だし。そうミステリーにお馴染みの、絶海の孤島での連続殺人事件と言うパターンである。密室殺人のトリックもあり、まあ王道とは言えるが、そのトリックもあまりに作りすぎで簡単には腑に落ちない。また主人公を巻き込んだストーリー全体の背景もちょっと不可解すぎる。いろんな議論を呼ぶのも頷ける
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MO-FU
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ネタバレいやぁもうすっごい...! トリックかどうかも怪しい超絶雪密室もそうだけど、それが霞むぐらいラストの怒涛の展開に圧倒された... 二人の桐璃が出てきたあたりから訳分からんようになって、ラストのメルカトルの一言で完全に放り投げられたw モヤモヤする結末の話はそんなに好きじゃないんだけど、ここまで突き詰められると、逆に清々しくて良いですね(錯乱) ラストで烏有が無傷の方の桐璃を選んだの見て「お前っ...!!!」ってなったわ...
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雨月
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ネタバレ一体私は何を読まされたんだろう…そっか、バケモンか。と、支離滅裂な感情になる程訳わからない(凄く褒めてる)一冊。黒死館を思わせる異常なまでの蘊蓄といい、めちゃくちゃな密室トリックといい、終盤の畳み掛けるような怒涛の展開といい、本当に天才すぎる。島を離れる際の結末には、胸が張り裂けそうになりながら慟哭したこと、末代まで語り継ぎます。ありがとうございました。しかしこれ、ラストしか出てこないメルは、何かを解決した訳ではなく、和音の『展開』の構造を完成させに来ているだけなんだと思うよ。う〜ん、お見事。
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鳥越
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ネタバレぐぬぬ、私にはすごいふわっとした想像しかできなかったー……。名読者(銘読者?)ならばビシッと筋の通った推理ができるのでしょうか。そういう読者になりたかった……でも、面白かったです。
鳥越

【メモ】旧版解説:巽昌章 新装改訂版解説:法月綸太郎

09/10 15:48
鳥越

……ところで、雰囲気ぶち壊しなこと言ってもいいでしょうか? ──好きな女の子が2人に増える? え、最高では?? 私だったら喜んで2人とも連れて帰るが??? ……ってちょっと思ったのでしたw

09/10 15:51
0255文字
ちゃんまる
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kindle版
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火冬
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ネタバレ【評価:満足/媒体:電子】読み応えあるけれど、難解すぎてほとんど理解できず…。キュビスムやら宗教やら、脳天から煙噴くかと思った…。メルカトルの出番は最後に少しだけ。でも存在感は抜群!
0255文字
ウラタキ
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長くて飽きる。
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夏と冬の奏鳴曲 新装改訂版 (講談社文庫 ま 32-9)評価60感想・レビュー146