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ウルトラマンの伝言 日本人の守るべき神話 (PHP新書)

感想・レビュー
21

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WS
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神話を持つこと、神話を味わうこと、そういったことをすることで、狂気に気をつけることができる。目的に対する合理性追求はできても、そもそも目的そのものの合理性は何なのか、哲学、美意識、センス、審美眼といったものを持たなければ狂気へ行ってしまう。
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とっぴぃ
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昭和第一期以降の作品に対するネガティブな評価を多く見る中、エース、レオ、エイティ、メビウスの評価すべきポイントについても掘り下げているので安心して読むことができました。
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いちは(精神科医)
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Audible。少し前に読んでいたのを記録忘れ。倉山さんの経済の本を読んだことで、本書の存在を思い出した。とても面白いと思ったが、その後のウルトラマン関係の本、特に飯島敏弘『バルタン星人を知っていますか?』を読んだあとだと、倉山さんの熱い考察は深すぎて事実から離れているかもしれない、と感じる。
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まひはる
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日本は、巨大な力に苦しめられ続けてきた。闇に怯え、打ちひしがれ、夢や希望を無くしている時代だからこそ、民族の神話が必要なのではないか。本書は、過酷な現実を生きていくために、架空の物語からの伝言を読み解く書である。現実世界にウルトラマンはいない。だから、ウルトラマンを知らねばならない。そして、日本人としてウルトラマンを語ることに意義がある――。著者は皇室史学者としてウルトラマンを日本人の「神話」と見なし、大切なものを「自らの手で守り抜くとは、どういう意味か」「力を得るには、何をしなければならないか」を問う。
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hiyu
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ウルトラマンへの拘りとその設定、背景等における批判的な言及。もちろん主観的な部分もあり、中にはちょっといかがなものかという指摘もないわけではない。
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SAT(M)
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皇室史学者である著者による本。全体としては歴代ウルトラシリーズの解説本となっており、政治史的観点がちょこちょこ入ってくる感じ。これ以上やると野暮ったくなる手前のギリギリ丁度いいくらいの政治的解釈の匙加減だと思います(時の内閣の国防政策と防衛チームの強さが比例する、というのは言い過ぎな気がしますが‥)。とはいえ、各作品への評価に愛を感じるのは確かです。脚本家同士の思想の対立から設定がブレた(南夕子が月に帰らされたり‥)、といった制作の裏話も興味深かったです。
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TSUTIYA
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ウェストファリア三部作の完結編という事もあって、当時の時代背景からウルトラマンから読み解く戦後史というのがコンセプトであろう。しかし、制作裏話や同時代のサブカルにも触れられてるので純粋にファンブックとしても読める内容になっている。 余談だが、ウルトラマンエースの設定がキリスト教の新約聖書だったというのはこの本を読んで初めて知りました
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Kazuhiro Okamoto
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自分が再放送含め、複数回見ていた「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の章については興味深く読めた。しかし、その後の一回しか見ていないシリーズは、そもそもストーリーが記憶に残っていないし、見ていないシリーズについては、「ふーん」という感じだったので、後半は斜め読み。この本は、ヨーロッパにおいて、宗教戦争で殺し合いをしていた時代にグロチウスの提唱する国際法ができ、お互いを尊重する「ウエストファリア体制」ができたことを、ウルトラマンシリーズでの怪獣や宇宙人との戦いを比喩として説明しようとしているがわかりにくい。
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Yappy!
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ウルトラマンの解説と言葉や設定を借りた、政治や国家、民主主義、体制などを考える本でしたね。 これまでの本も読んだ方が良い気がしてきた。 自分たちが暮らす世界は、そこで暮らす人がどうするか、どういったものとしたいか、どう守るか、人任せにしたら奴隷や迫害、デストピア化してしまう。誰かがやってくれるではなくて自分たちがやらなければ何も今と同じ状態は守れないということだろう。
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Bugsy Malone
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「ウルトラQ」から「ウルトラマン80」、そして「メビウス」について、各作品の制作背景や円谷プロの状況などその時代に照らし合わせ解説、評論している。書かれている事は真新しい物ではないけれどウルトラ好きなのでついつい読み込んでしまう。著者は終章で「なぜウルトラマンは自分の星ではない地球のために戦ってくれたのか」と問いかけ、それは守るべき価値を見出す事が出来る感性ではないかと提示し、神話としてのウルトラマンの伝言を振り返った本書が「誰かの生きる勇気になれば」と締め括る。そこからは並々ならない熱意が伝わって来る。
Bugsy Malone

しかしながら、読んでいて随分気になる部分も有る。著者の書籍は初めてなのでそれがスタイルなのかは分からないけれど、論調は少々断定的でもあり、例えばウルトラマンキングのことを「なんでもありのジジイ」と書いておきながら、わざわざその部分を棒線で消してあったりする。あまり気分の良いものでは無い。

05/08 23:59
Bugsy Malone

イベント「怪獣文藝番外地」1冊目(^ ^)

05/09 00:42
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ゆんろん
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面白かったが、ちょっと視点がよくわからない気もした。想定している読者層のせいかもしれないが、やや主観的な(言わずもがなの観のある)シリーズの説明が多い感じ。記録と主張ともっと切り分けした方がすっきりしたのではという気もする。主観的なまとめ自体をやりたかったのかも知れないが。
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Tomomi Yazaki
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シリーズ最初は言わずと知れたウルトラQ。再放送を何度も観ています。あの時代にあれだけのものを作り出すのは並大抵のことではないでしょう。ウルトラマンとセブンも当然再放送で。セブンは暗いイメージがあり好きではありませんでしたが、不思議と大人になるにつれ、共感を覚えるようになりました。新マン、エース、タロウ、そしてシュール過ぎるレオ。80以降は特撮の凄さと反比例し、全く面白さを感じません。本書の内容は素晴らしいけど、時折校正線が残っていて、著者のウルトラマンに対する愛情の無さが見えて、とても悲しくなりました。
0255文字
Y田
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ネタバレ1960年代の「ウルトラQ」から平成ウルトラマンまでを日本の歴史背景を交えながら解説する。ウルトラマンは一つの"神話"だと言うが、確かに物語の体系を見ていくとそうだなと思える。又「男女合体変身」とか、敵が出現する背景など、思想的というか単純に子供向けとはいえない演出も多いのも驚く。自分の星でもない地球を守るウルトラマンの意味、防衛軍の強さを当時の日本の安全保障政策、国民の防衛意識の程度と関連付けての説明も興味深かった。時代背景から作品理解を深める事、逆に作品から時代を考える事ができるのを再認識した。
0255文字
出世八五郎
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著者のウェストファリア、ウッドロー・ウィルソンに続く三部作最後ということで手に取ってみたが、なんだこりゃ?賛否両論か?…私が生まれた時にはレオは既に終了しており、再放送でタロウがバードンにやられるのに感動していた。80はリアルタイムだが顔が好かなかった。あの頃は仮面ライダーでもスーパー1とかやってた。見てないが…著者のウルトラマンに対する愛は分かった。だるかったが、要点は面白くてウルトラマン制作秘話を面白く読めた。これからもウルトラマンブランド発展して欲しいす。早速レンタルして初代から見てます。ジョワッチ
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キック
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ウルトラマン、セブン、新マン、エース、タロウ、レオ、80、メビウスの8つのウルトラシリーズのダイジェストを紹介。私はタロウで卒業(9歳、小学4年生)。レオで離脱しました。ただ内容については、マンとセブンは何度も再放送がありましたので覚えています(個人的にはDVD BOXも買ってしまった)が、他はほとんど忘れました。本書で各々のシリーズの概要が良く分かりました。特に視聴率の低迷で、当初のコンセプトから外れ、ズタズタになっていく様が印象的でした。大人の思惑や意図に関係なく、面白くなければ子供は観ませんからね。
猫曜日

私の世代では、ジャックって誰?という感じでした。完全に後付けでしたし、ね。ちなみに私は新マン派ですw

02/04 20:58
キック

猫曜日さん、コメントありがとうございます。確か、あの論争の時も「ジャック」を知っていたのは論争をリードしていた友人だけでした。私も知りませんでした。その友人も「新マン」派で、「帰マン」は劣勢だったような気がしますが・・・やっぱり決着は忘れました。

02/04 22:58
3件のコメントを全て見る
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WS
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目的そのものについての価値観は何だろうと問い続ける姿勢が大切だと実感。80はほとんど見ておらず知らなかったので、章の最後は内容を読んだだけで泣けた。メビウスと合わせて見たいと思う。
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WS
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目的そのものについての価値観は何だろうと問い続ける姿勢が大切だと実感。80はほとんど見ておらず知らなかったので、章の最後は内容を読んだだけで泣けた。メビウスと合わせて見たいと思う。
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huruta
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ウルトラマンメビウスのみ見ていない。
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taglitter
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ウルトラマンの裏側を知ることができる。なんとなく読んでいましたが、それだけで面白い。言いたいことはあるようですが、二の次な感じです。
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Urmnaf
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「ウェストファリア体制」「ウッドロー・ウィルソン」に続く三部作とのことだが、前2作とどう関わるのかこの本だけでは想像もできず、ほぼウルトラシリーズの解説。その解説も特に新味はなく。子ども番組とはいえ、設定やシナリオはその時代の社会情勢や流行に無関係になるはずもないし。昭和+メビウスを「本編」(それ以外は無視)とするのも不明なら、取り上げた作品以外はアクション重視だから「特撮」ではないというのもなかなか独特な定義。うまく説明できなかったのかな。他者の論考を説明もなく否定だけするのもなんだかな~。
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入江・ろばーと
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まあそういう見方もあるよね、というか……タロウの残虐描写に触れてAの残虐描写(炎の剣で串刺し)に触れないのとか、タロウの残虐描写も全身爆発してスーツに穴空いてたのはスルーなのとか、平成ウルトラマンでコスモスはガン無視なの何故とか、細かいところが気になった。そして篠田三郎が「後のシリーズに客演しない理由は不明」というけどWikiにはそれっぽいこと書いてあったよ(※鵜呑み禁止)。
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