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塞王の楯

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とろ
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身分関係なく技術で尊敬される、職人達がカッコいい!石垣を作る飛田屋の匡介と頭の源斎の師弟が対等に意見を出し合えるいい関係だと思う。鉄砲職人国友衆の頭の彦九郎との新米頭同士の実力が発揮される大津城の戦が印象深い。お互いの技術に感動しつつ正々堂々誇りをかけて仕事を全うする姿勢に感動した。武将だけじゃなく戦を支える職人たちに焦点を当てた話を始めて知る。自分の専門だけでなく情勢や地形、武器の仕組みまで勉強してやっと使える石垣になるのが奥が深いと思う。命懸けの懸を全うする覚悟を持ってるのも凄い。
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やれやれ
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552頁厚いですね。大筒と石積の矛楯物語。落城の悲惨さ、石工の技術、戦闘のリアル感がいいですね。史実と重ね、ちょっとした色恋に期待させながらラストの輿入れはほのぼのします。今村さん、こういう争いをドラマ的に盛り上げるのが得意ですね。思わず入り込んでしまいます。長いですが、いい本ですよ。
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かか
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入院中、やっと読んだ。読む気になった。 石垣好きのため、どうしても丁寧に読みたかった。 自分はエセ石垣好きだった。野づら積みなんて、ナイナイ。 ピッシリ角のある、反った石垣が最高よ。と恥ずかしい限り。 史実に織り混ぜて、キッチリ組み上がってる。ネットで検索しながらイメージ膨らます。テレビで坂本城、琵琶湖をあらためる番組をみていたのがドンピシャで。 お城石垣ワードがポロポロ。読んでる時に大変参考になった。 石垣、あ~たまらない。
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いー
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やっと読んだ笑。初版買って積読だった。戦国時代末期、絶対に崩せない石垣を作る匡介(盾)と常に新しい鉄砲や、大砲を作りどんな石垣も崩す彦九郎(矛)の話。ふたりとも手段は違えど泰平を夢見る点が良い。また、お互いの仕事への姿勢が懸命で読んでいて応援したくなる。そして、現代にも通じる話で、国際関係論や地政学が現代の盾。核や中長距離ミサイルが現代の矛。真の平和まではまだ道のりは遠いが、人が創るという点においてはいつだって同じなんだと考えさせられる。
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凪
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ネタバレ石垣職人である穴太衆と鉄砲の専門家である国友衆。どちらも戦乱の世で相反する存在でありつつ、泰平を願う気持ちは同じというのが感慨深い。特に物語後半の大津城での両者の激突は圧巻で、一気に引き込まれた。高度な駆け引きの中での一進一退の攻防に息を呑み、それぞれの信念のために命を懸けて戦う姿に胸が熱くなった。
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Shinobu Asakura Yamamoto
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石組みのプロフェッショナル軍団、近江の穴太(あのう)衆、その頭を塞王と言う。城の石組みは盾。一方、鉄砲作りのプロフェッショナル軍団、国友衆の頭は砲仙、石組みを貫く為の鉄砲や大砲は矛。戦いを辞めるための矛盾。戦国時代の侍ではないもの同士の熱い戦いとが、関ヶ原の戦い直前の大津城で繰り広げられる。そんな中で京極高次と立花宗茂が何より魅力的に描かれている。戦国ものだけどロマン感じる
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えびこ
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石垣の穴太衆と鉄砲の国友 大津城の戦いを舞台に激しくぶつかる大活劇 映像を見ているようで大変おもしろく読みました。そういえば、、城を見に行っても石垣 の美しさばかり目がいって、本来の目的防衛を忘れていたなと。戦がなくなると石垣も美に傾倒するなど、、、いろいろ奥深い。 石垣で城を領民を守るVS兵器の力で抑えつける国友 ウVSロの争いのようだな、核を見せつければ戦争は終わる、わからなければその威力を見せるしかない。世の中兵器製造し続けるということは永遠なのか、、、石垣からそれてしまった。
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Chee
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歴史ものはあまり読まないので、戦国時代の勢力図とか思惑とか戦略とかはうまく理解ができなかったけど、守りのための石垣を作るということをメインに書かれていたので、興味深く読み進められました。最後の方、つい、大津城の戦いがどうなるのか気になりすぎて、ウィキペディアで結果を確認してしまった笑
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gox2
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Audible。熱量のある本で面白かったです。が、設定の綻びが気になったりした瞬間が個人的には何度かあった。分かりやすいように現代的にシンプルに書かれているんだろうとは思うんだけど、この辺りの塩梅は人によって感じ方が違うのかなと思ったり。
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warawara801
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大津城の攻防戦が見事でした。盾と矛の戦いが面白く、一気に読んでしまいました。
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まつ
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とても面白かった
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チュウ三郎
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面白かった。下巻も早く読みたい。
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Kyoko  N
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ネタバレ読み応え充分の大長編時代小説、素晴らしかった!石垣職人集団の穴太衆(あのうしゅう)、大津の大名京極高次、火縄銃を進化させる国友衆、それぞれの矜持と強い信念がぶつかる関ヶ原前夜。張り巡らせた堀や、次々に繰り出される技と知恵が度肝を抜くし、本当に見事。時代考証も念入り、今村さん自身が舞台の大津在住とのことで、一層気分も高まる。本屋大賞の「成瀬」も大津だし、この作品も直木賞。滋賀に行ってこの目で琵琶湖を見たくなる惹きつけられる大作。
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たつや
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2025年65冊目。最強の城壁を最強の大砲が撃ったらどちらが強いか?関ヶ原前夜の大津城でのラストの攻防は読み応え十分。多少劇画チックが過ぎる気もするが。
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よしよし
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ネタバレ城の石積み職人の世界が懇切丁寧に描かれていたが、どこまでが本当なのか、フィクションの部分がかなりあるのではないかと思われた。 砲弾の攻撃に対してかくも手早く頑丈な石積みの楯を作る事ができるのか、不審を感じた。それは、大津城の外堀に水を引くことのあたりから感じられた不信感である。大作なだけに、私の理解力不足もあって、残念である。
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ブルちゃん
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分厚かったー、、!でも楽しめた。石工集団、穴太衆に目をつけて、小説を書く事がすごいです。登場人物の中では、愛されキャラな京極高次がとても魅力的で、わたしの中では主役のようになってしまった🤣✨このお話で、石垣についての、選別する目や、運ぶ技術、強くする工夫などを学んだけど、物を作りあげてきた人間って摩訶不思議すぎて、尊敬では足りず、もう別世界の人と思います笑 人間の頭脳すごい。いつか穴太衆の作った石垣の前で、何時間でも思いに耽りたいです。
やも

分かる、私もこれ読んだあとに石垣に目がいっちゃうの🤣💕苔とか生えてたらもう、たまんないよね…想いを馳せまくってるよ笑

03/24 21:33
ブルちゃん

やもてぃおは☺️あはは🤣石垣フェチになっちゃったのね🤣苔とか生えてたら、、🤣わー深いわあー🤣👏石垣の前で綺麗な格好して想い馳せてるやもてぃ面白いわあ🤣わたしも隣にお邪魔したい🤣♡1日がんばってこよーね☺️✨

03/25 08:22
8件のコメントを全て見る
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hiro
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☆☆☆☆
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たんと
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読み応えすごい。めちゃくちゃ面白い。これが矛盾の物語か。均衡。城を見る気持ちが変わるなあ。
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峻之
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ネタバレ時代小説であるが難解な言葉は少なく読みやすい。 少年漫画さながらの熱い展開が続き、終盤の源斉の技に並ぶ瞬間や、懸だ。の一言がかっこいい。 落とし所として、矛と楯の両方と、それを使う者の心が必要という解釈も良かった。 現代に目を向けると、今の世の中、矛(核)が強すぎるように思う。 すべての者が最強の矛を持てば戦は起こらないかもしれないが、使う者の心が伴わないと、やはり戦はなくならないのだろう。 本書を機に、故郷にある城の石垣が、野面積みと打込接、切込接が組み合わさっていることを知り、その歴史に驚いた。
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mayuko
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おもしろかったー!手に汗握る展開、先が気になって本ばかり読み、家事も雑用も全然進みませんでした!恋愛が入ってくるのもいいですね。
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岐阜けい
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登場人物全てに、見習うものがあります。必死に行きてきた人々の生き様が、感じられました。
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たま
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石垣でどうやって戦うのかと思いながら読んだが、なるほどなんでも職人の世界は奥深い。初の歴史本だが、想像してたより少年漫画っぼい。苦手文野だけど読みやすかった。
hon

今村さんは少年ジャンプだと思う。歴史もの読みつけない人にはすごく良いと思いますよ。今のところこれが一番好きだな。

03/09 14:44
たま

ですよね。ジャンプっぽい笑 歴史本とは思えない目の付け所で凄いですよね。これから城見たら石垣みちゃいますもん。

03/10 20:52
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prism
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【第166回直木賞】どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く究極の戦国小説! 越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、後継者と目されるように。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。石積みの技を磨き続ける。
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Comit
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Audible~戦国時代、難攻不落の砦を造り上げた“塞王“を題材とした大河ドラマのような作品。関ヶ原の戦いの前哨戦とも言われる大津城の戦いにおいて、その時代の最強の盾と最強の矛がぶつかり合います。一方は守る力で戦のない世を、もう一方は攻める力で争いの起きない世を、かたちは違えど目指すものは一緒というのが何とも言えません。不名誉な“蛍大名“の異名を持つ京極高次ですが、それを気にする事もなく、誰よりも民を想う君主に心惹かれました。お初の方の人柄も👍よい読書時間でした✨
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このはるんな
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ネタバレめっちゃくちゃ楽しかった!泣けるしクスッと出来るし、とてもとても良かった。初めて今村さんの本を読んだが、他のも色々読んでみたいと思えた。私は匡介側がいいな。工学部卒っていうのも関係あるのだろうが、ワクワクが止まらない本だった。楽しかった。
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sachi
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泣いた、笑った 職人という仕事の凄さをあらためて思った
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てるあき
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関ヶ原の戦い前哨戦、近江国大津城を巡る「懸」で、石垣職人「穴太衆」と鉄砲職人「国友衆」の躍動する対決を描く。「塞王」飛田源斎は、「石の聲を聞く」異能の持ち主匡介を弟子にする。「山方・荷方・積方」と口伝で技術が受け継がれていく。一方、鬼才・国友彦九郎は鉄砲で最新の技術を見出す。石垣の「楯」と鉄砲の「矛」が、合戦の中依頼主(城主)の願いを懸命に果たす。そんな戦火でも、石工の跡継ぎの在り方や、お初に仕える夏帆との出会いなど、関わる人々を活き活きと描いている。
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あんちゃん🐳
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たまたま同僚とゆっくり話をする時間があり、なんとなくブックトーク。本を紹介し合った。その時私がオススメした一冊がこの「塞王の楯」。時代小説はあまり読んだことがないという彼が後日、「石垣をみる目が変わった!おもしろかった」と報告してくれて、自分の再読欲?も燃え上がった。読みだせばやはり、他に手がつかないおもしろさ。「泰平の形、泰平の質を決めるのは人の心」。匡介と彦九郎はもちろんだが、前回以上に楯·京極高次と矛·立花宗茂の矜持と振る舞いが心に残った。勧めてよかった。新たな読み友獲得🥳今村さんありがとう。
punyon

お薦めした本を気に入ってもらえると、ホントに嬉しいよね 新たな読友さんゲット、羨ましい 私の周りには本読む人種は皆無に等しいもの😨

02/23 18:03
あんちゃん🐳

うん、うん、そーなの!それ以来、いま何読んでる?とか、話ができて楽しい。毎日、顔は合わせてたけど、そんな本好きとは知らなくて。私より20も下の子だけど、年に関係なく話せるってのもいい🤗

02/23 21:42
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パッパカ
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世の中知らないことだらけ。石垣積みのことも、蛍大名の存在も知らなかった。 これからは、石垣を見たら凝視しちゃうかも。
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しろくま
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読了後、現代国家を思う。理性と本能。時に矛盾する両方を持つ人間には、楯も矛も必要なのか…。日本被団協がノーベル平和賞を受賞しても、核兵器禁止条約締結国会議への参加を見送る国の判断に腹は立つが、ではどうすれば良いのか…。唯一の被爆国日本に生まれ、それでも核の傘の下の平和を良しとする状況にもどかしさを覚えるが、ミサイルなら良いのかと言われると絶対に違う。しかし自身を守るため武器を手に取らざるを得ないなら、それを否定できるのか…。とても今の自分ではまとめきれず残念だか、自分の意見を持てるよう考えていきたい。
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ジーザス
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今、己の人生に矛盾を感じているのなら、全力を出し切れていないのだろう。そう思える一冊でした。僕は抑えられない矛盾に足掻きに足搔いた。そして今は、気づきを得て平穏な生活をおくる事ができている。身体の要石は、喪った。でも心が育つ仕事や時間を貰った。今ある日本の平和に至るまでに先人たちが、楯、矛を用い全力で戦った結果が現在である。若い頃は読書なんて暇人のする事だと思っていたが、今は生きがいだと断言出来る。歴史を土台とする小説は学びが多いと感じる。読書の出来るゆとりのある今の環境に感謝し、誠実に真剣に生きたい。
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おもろい於間抜
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やはり、戦をするのも人なのだなあ、とアタリマエのことだけれどもしみじみとよく分かった。
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カレー好き
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今村翔吾さんの直木賞受賞作。城壁を作るプロ集団、穴太衆。この前、彦根城の番組を見て、野面積みは最強と聞いたところ。スケールの大きさと、エンタメ感強く、一気に引き込まれた。今村さんは読ませますね。城壁が攻撃を防ぐ単なる盾なだけでなく、それに関わる衆らの想いが城を守る。攻め手の矛も同じ。銃の作り手の葛藤もあり、戦の中で敵が単なる敵でなくなる。話の中心が関ヶ原前の大津城の攻防であるところも深みがあって良かった。
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のり
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これまた名作だ。織田に朝倉が敗れ、父母と妹を亡くした「匡介」は穴太衆の頭で塞王と呼ばれる「源斉」に助けられる。各地の大名からの信頼もあつい。鉄壁の石垣を積む穴太衆の後継者となった匡介も才に加え努力を重ね、認められるに至った。そんな折に秀吉が世を去り、東西に分かれ大戦の前哨戦として大津城が舞台に…東西の戦いもそうだが、穴太衆VS国友衆の図でもある。とにかく攻防戦が凄すぎた。世から戦を無くしたい両衆の想いだが、矛楯のライバル。互いの技量を認める二人。それにしても京極家、最高だった。慕われ度は天下人。
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ララ♂
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読了
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QP
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とにかくワクワクしっぱなしだった! 戦国の話でありながら、名だたる武将を脇に置き舞台の中心にいるのは職人たちというのが斬新。 城の守りの要となる石工を盾、それに立ち向う鉄砲職人を矛に見立て、後半は特に職人たちのギリギリの攻防に夢中になってしまった。 物語全体を通して矛盾というのが重要なテーマになっていて、真逆のスタンスで戦いにのぞむ職人たちには実は根っこの部分で共通するものがあったり、友情、師弟愛、家族愛、そして君主と民衆の繋がりとかけっこうムネアツな作品。 映画映えとかしそうだなー。
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チャイ
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ネタバレ匡介もかっこいい。矛と盾の話だった。それでも人は争うんだよ。しかし、分厚い本で…最後の方は斜め読みになっちゃったけど無事に輿入れをしたみたいでよかった。
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酔拳2
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あつい…熱いし厚い!久々にハードカバー読んだけど厚くて読みにくい…けど物語は熱くてぐいぐい読める。時は関ヶ原前夜。最強に堅固な石垣によって世の中から戦をなくすことを目指す石垣職人、穴太衆飛田匡介。太閤秀吉なき今、関ヶ原の前哨戦、大津城の戦いが始まる。攻方は西国無双立花宗茂と、最強の鉄砲職人、国友衆彦九郎。対する城方は蛍大名京極高次と匡介。凄まじい攻防の連続!国友衆も穴太衆も戦をなくすという思いは一緒。じゃ手を組めばいいじゃん、とはならず最強をかけたプライドがある。今村先生の直木賞受賞作、読み応えあり!
0255文字
やました
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Audible
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