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明智小五郎事件簿 戦後編 I 「青銅の魔人」「虎の牙」「兇器」 (集英社文庫)

感想・レビュー
23

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青
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だいぶ前に購入して手付かずだった本書。戦後編ということで、何故戦前編の前に手に取ったのかは置いておく。後で絶対最初から読む。三作品を収録し、時代背景が窺える舞台や雰囲気。当時の様子や思想、流行や執筆への影響等々を考える必要性を改めて認識した。明智の様子や語り手の進め方が続きを急かし、何としても自分で真相に辿り着きたいと思わせる描き方が健在。作品自体、トリックも突飛でいて夢があり魅力的。一方でそれを描くに至った時代背景にもやはり注目したいところ。明智小五郎シリーズが評価される所以を少しずつ実感している。
0255文字
ワニ🐊
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誘拐した時点で犯罪です。
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ワニ🐊
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確かに戦前の小林くんに比べたら幼いし、性格も違う気がする。
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キナコ
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積読本の一冊。久しぶりに読んでも江戸川乱歩って面白いなぁと再確認。有名作品の詰め合わせ。時代順に並べているのと、間に時代背景が述べられてて作風の変化が楽しめる作品。人間模様や当時だからこそ出来るトリックが楽しめる。
0255文字
ワニ🐊
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「虎に翼」でもありましたが、戦災孤児たちをどう守るかは社会の問題だったんですね。それまでは各家庭に丸投げされていた、子供たちを守り生きる道を示すことを、世の中全部で考えなきゃならなくなった。だって親も家もないんですからね。日本の常識が戦争でどんどん壊され、変わっていったんですね。チンピラ別動隊は、乱歩先生の願いでもあったんでしょう。
0255文字
tenori
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幼少期に公園で見ていた紙芝居を思い出す。振り返れば江戸川乱歩作品を真剣に読んだのは初めてかもしれない。敗戦直後とも言える時期に書かれた三作品を収録。名探偵明智小五郎と怪人二十面相の対決は、背景やトリックが古びている(書かれた年代を考えたら先鋭的)とは言え、何やらワクワクする感覚は緻密な計算と現実性の上に成り立っている近年のミステリーと比較しても色褪るものではない。むしろ娯楽性を含んでいることで、親世代が夢中で読んだであろうことも頷ける。マジックショーやサーカスを観る感覚。
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ワニ🐊
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昔の小説を読むと、つくづく女っていうのは人間じゃなくて「言葉を話す生き物」でしかなかったんだなと思います。世間ってのは健康で労働力として価値のある男のためにしかなかったもので、女が自分たちと同じようにものを考えたり感じたりするなんて考えもしなかったんでしょうね。その時代からまだたかだか70年くらいしか経ってないんだから、今もそういう考え方をしている男も女もいて当然ですよね。女も自分のこと人間と思ってないんだもの、差別がなくなるわけがない。
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ワニ🐊
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明智夫人は、少年向けにはあんまり合わなかったのかもな。
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ベル@bell-zou
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青銅の魔人も魔法博士も二十面相だって知ってる。子供の頃に読んだから覚えてないけどわかっている。でも大人になった今だからこその気付きにほくそ笑む。そうそれは、二十面相ってばどんだけ明智小五郎が好きなの?と。笑。明智の気を引きたい一心で魔人になったり子供を拉致ったりトラップ仕込んだり。バレることすら楽しみに待ってる節さえある。健気とすら思う。子供の頃の"面白くて夢中になった"思い出を全く違った味わいで楽しめる。代替わりしてた小林少年、妻帯者だった明智、というのも新たに知る。乱歩らしい「兇器」も〇。面白かった。
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ワニ🐊
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文代さんはかっこいいよな。この時代にこういう女性像を書けたというのがすごく先進的。
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ワニ🐊
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二十面相が活躍するのは、戦後の子供たちにとって慰めだったかもしれない。
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Kai
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怪人二十面相はやはり好みではないなと実感した。面白くないというわけではないけど続きを読もうという気になれない。悲しい。でも兇器は面白かった。
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ワニ🐊
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法的には罪じゃないだろうが、そいつぁやっちゃいけないよ二十面相。
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ワニ🐊
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戦後は二十面相大活躍。
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ワニ🐊
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最後が「太陽に吠えろ」。運転手さんは、前見て運転すれ。
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century-century
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乱歩の作風で何が好きって、読者に訴えかけるようなあの文体です。「ああ、怪人二十面相。読者諸君は、この一しゅんかんを、どんなに待ちかねていたことでしょう。(中略)真相がばくろするのを、いまかいまかと、待ちかまえていたのではありませんか」読者を煽って、引きつけて、最後にバチッと決めてくれるこの文体は、まさしく二十面相を追いつめる明智探偵の如く、スマートでかっこいい。乱歩の、他の誰にも真似できない唯一の世界観は、今も私を虜にしてくれます。
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ワニ🐊
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読んだことのない作品もあって、面白かった。選挙が近いから「表現の自由」について話題になってますが、大乱歩始め小説家は戦時中から戦後、ずっと検閲というものを経験していました。上が都合が悪いと決めたら世に出せない。これは小説だけじゃなく、日常会話にまで適用されます。言論や表現の自由を守るというのは、日常会話の気楽さを守ることです。他人事じゃない。
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てんつく
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明智小五郎事件簿だけど、ほぼ小林くんVS二十面相。それにしても二十面相の発想が奇天烈で楽しすぎて、読むのが楽しい。
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コブタ
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明智小五郎、小林少年と少年探偵団VS怪人二十面相の戦後事件簿。二十面相にワクワク。
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あるべると
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少年探偵団シリーズは、あまり読んでいなかったので買ってみましたが、全て読んだことのあるものでした(笑) 「青銅の魔人」は内容をある程度、覚えていました。 「虎の牙」と「兇器」は読んでいるうちに、読んだことのあるな、と思い出しました(笑) 「兇器」以外は少年探偵団物なので殺人事件は起きません。 おどろおどろしい江戸川乱歩が好きな人には物足りないでしょうね。 謎も簡単目です。 「兇器」で明智君の出す円の直径を求める問題は、面白かったです。
恋奈

わお

03/12 14:17
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yukaring
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ネタバレ明智小五郎の事件簿の戦後編Ⅰ。明智探偵の事件を時系列に並べたというコレクションをついつい購入。「青銅の魔神」は小林少年が活躍する怪人二十面相もの。青銅の魔神のコスプレって重いし大変そう。「虎の牙」と「凶器」は今回初読み。「虎の牙」も怪人二十面相が犯人で相当しつこく明智探偵に恨みを持っているもよう。途中のコラムで"小林少年は一人じゃなく2代目、3代目小林少年もいると思われる"という内容のコメントは衝撃。確かに明智探偵は年を取っていくが、小林少年だけ少年のままというのはありえないなと今さらながらに気づいた。
えにくす

二十面相シリーズは子供の頃に、学校の図書館で読んだよ。小林少年が一人なら歳をとる度に、小林青年→小林中年→小林老人となっていくもんね😂

02/14 23:39
yukaring

本当にそうですよね😅小林少年はサザエさんみたく"永遠の少年"のような気になってたけどそんな訳ないですよね~😜でも小林くんの代替わりってなんか斬新😁⤴️

02/15 00:04
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Gen  Kato
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何度目かの乱歩再読。『虎の牙』は内容忘れてました。が、これって、虎コスプレじいさんの存在からしてイッちゃってる感あるわ犯罪の目的が明智や小林少年に対する執着だけで何だかもうw
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yabuhibi89
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年代別の明智小五郎の活躍を知る事が出来ます。 戦前の方が活躍されたのだなと思います。 少年もの。
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明智小五郎事件簿 戦後編 I 「青銅の魔人」「虎の牙」「兇器」 (集英社文庫)評価100感想・レビュー23