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知ってるつもり 「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方 (光文社新書)

感想・レビュー
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Sumiyuki
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良書。孤立した知識を体系化していく術。抽象/具象や演繹/帰納とやらの言葉は使わず、共通性/個別特性を用いる。共通性は機能にも言い換えられる。その具体化したものが各事象である個別特性。各個別特性を分けるのは条件。その条件が当てはまる範囲を明確に。@次の段階に進むための「わからない」ことを見いだすために、素朴であっても自分のわかった範囲でモデルや知識システムを作ることが大事@単純化で積極的に不整合を洗い出し、そこでより精緻な知識システムを構築していくことも可能ですし、システム構築の有力な手段
0255文字
羊山羊
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「知ってるつもり」のとしての知識をいかにシステム化していくかを語る1冊。あるカテゴリの全体に貫徹する「共通性」と、そのカテゴリ内の物それぞれが持つ特徴「個別特性」に物事を分類するというのがミソで、知っているだけの個としての知識を、色々な共通性でフィルタリングすることで、知識をガンガン体系化していく。タイトルに比してとってもクリエイティブな1冊で、大満足でした。定期的に頭の中に思い浮かぶ様にして、読書とかに役立てたい。
0255文字
TadashiK
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★★☆☆☆読んだけど、いまいちつかめず消化不良。
0255文字
くにまつ
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内容は面白かったが、3章までに重要なことはほぼ全て言われていて、4・5章は冗長だと感じた。以下内容まとめ…知ってるつもりの知識は、周辺知識との繋がりがないため「分からないこと」を認識できない。分からないことが多いというのは、実は豊富な知識システムを獲得しているからである。知識システムが出来上がれば、応用できる可能性が高くなるし、いったん忘れてしまったとしても再構築が比較的容易である。知識システムを構築するための手段として、対象⇔周辺知識を比較して「共通特性」「個別特性」を明らかにすることが有効である。
0255文字
zhiren
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本書は、学習や研究を進めるために、「知ってるつもり」を抜け出す方法について述べたものだ。「知ってるつもり」とは、ある事柄について、孤立した知識を持っている状態を言う。この状態を打破するために必要なのが、「共通性という網をかける」ことだという。孤立した知識と知識に共通するものを考えることで、その共通点から逆にそれぞれの知識の特性が明確に浮かび上がる。筆者は、学校で習った国語・英語・数学・理科・社会の知識からその実例を見せてくれる。自分がいかに「知ってるつもり」なのかが実感できる一冊だ。
0255文字
いっち
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著者の『わかったつもり』が面白かったので、手に取った。本書は難しかった。サブタイトルに、「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方、とあるが、まず「知識システム」がよくわからない。自分なりの解釈では、①知識を整理(わかる部分とわからない部分に分ける)、②わからない部分をわかるようにする、③わかる部分が増える、で構築されるのものが「知識システム」。まず、わからないものをハッキリさせ、ハッキリしたわからないものを、わかるようにすることで、知ってるつもりは改善される。言うのは簡単だが、実際にやるのは難しい。
0255文字
推理
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ネタバレ知識=問題解決に不要部分は雑→知ってるつもりの原因/疑問や推測は既知のそばにしか起きない/x虚心坦懐に眺め疑問持つ↔o探索に鋭敏になってる知識群持つ/西風→西向に飛び南へ→飛行機雲と機首一致。着陸直前に機首転回/砂丘は普通。隠されてるだけ/昆虫の胸→翅と脚に必要/知識に良質低質ある。割算=x分けるo1当たり/周辺知識群↔孤立知識→知ってるつもり→矛盾少。知識豊富→矛盾多/磁石の特性→実物群に適用を嫌がる/共通性通す→うわべ違いをはぎ取れる/共通性と個別特性の両面で知ってるつもり減らす/鯨哺乳。肺呼吸。腹筋
推理

背筋運動→水平尾鰭/鰐→魚似て左右動/鼻移動→呼吸孔の潮吹/体系化知識=特異と共通を包含/特異は孤立しがち/概念地図→関連あると思う言葉群結ぶ。孤立知識発見/茎=光取り競争/乾燥→導管/↔海藻↔海草水草/学校知識→体系化弱い/体系=常に未完成/体系化→矛盾増加+説明の隙間増加+もっと知りたい探索増加/判らない=知識増強法/教科書は応用広い知識書くべき/根茎葉→光合成を陸上で行う機能/栄養繁殖。多年生イモ↔種一年生/機能=共通性+個別特性/根→薩摩芋葛。茎→馬鈴薯里芋くわい蒟蒻。葉→球根玉葱大蒜辣韮/守護↔

08/03 18:04
推理

守護大名↔戦国大名/言い切ると破綻見える/英語語源や漢字/探索や推測=知識が可能にした疑問=仮説つき疑問/高学力→原理理解。低学力→無知か丸暗記/公式で思考=前提条件群ないと混乱/動物の学習の起き方→前提条件で違う/教える→望む学習起きる条件群作る/教えるには知識体系者が必要/驚き→思込に気づく/停留所屋根論理/湖盆地出る川一本/明確なここが判らない→認識進展/月公転面一定→日食月食は半年おき/月食は日食より少。光隠す日食。濃影見る月食/判る限界=皆違う/条件統制→知識単純化→便利/降水量を単純体系化。

08/03 18:04
0255文字
bittersweet
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☆☆★★★
0255文字
のせち
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教科書の文章や自身の経験を引き合いに出して説明されている。ただ、殆どが例の羅列であり、議論が不足しているように感じた。
0255文字
JP
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点の丸暗記ではなく、「なぜ」を考え、その構造をしっかりとらえることが考える力を育む、それが今の教育で足りないということも分かった。挙げる事例があっちこっちに行ってしまい、少し散漫な印象になってしまったのが惜しい。テーマのカテゴリを絞ったら、もっとまとまりよく読めた気がする。
0255文字
しんたろ
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学ぶときに「共通性」と「個別特性」を捉えると生きた知識として身につく/学ぶときにバラバラの知識としてただ受け入れて「知ってるつもり」になってもそれを使うことはできない、問をたてて知識のつながりを理解することが大事
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読書ノオト
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「わからない」ということは「わかる」ゆえにしか起こらない。単独の知識がシステム化されずに記憶されても、「どこまでがわかって、どこからがわからないのか」という境界を感知できない。この境界を明確に持つためには、「断定」して「単純化」して「間違い」を引き起こすこと。そしてその「間違い」を契機として喜び受け取る。この積み重ねこそが「学習」なのだ…。とても興味深い内容だった。ただ、本の文字数の80%ほどが具体例で、前半は例の幅広さに感嘆しつつ、読後感としては本命の知識システムに関する議論の物足りなさが否めなかった。
0255文字
すえ
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頭の良い人ほど知らないことを知っている、ということがよく分かる本。既存の知識からしか「わからない」「知っている」の多くは照らせない。 知識システムを作るための細かい調査・ウンチクについての文章が大半で、ちょっともったいない。
0255文字
マーチャ
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問題解決学習が、うまくいかない理由もどうやったら子どもが考え探求する授業になるのかも見えてくる。こんな形で各学年いくつかのサンプルを出してくれたら、日本の授業も生きる知恵を育む方向へ転換できるのではないかと感心して読むことができました。 若い先生たち、必読ですよ。知っておくと必ず使えます。スキルアップのネタ本として一読を。
0255文字
ジーフー
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詰め込み教育の問題点は、取り入れた知識の質であり、知識システムがしっかりとした形で多量に知識を保持していれば問題ない。「知っているつもり」を生きた知識システムに変えていき、疑問を生じやすい生きたシステムにするメカニズムが書かれている。 いやぁやっぱり教員は、教えることだけ、教科書に書いてあることだけ分かっているのではダメなのだなぁと改めて納得した。
rockwave1873

12/23 16:01
0255文字
ぞろElwood
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★★
0255文字
はるわか
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「きっちりわからなくなる」ことの重要性。わからなくなる程度に知識システムを整備し、ある程度分かってくることが必要。知っている知識のすぐそばでしか、きちんとした疑問や推測はおきない。無味乾燥な「知識」+柔軟な「思考」→「知恵」または妥当な解決策。知識の質。「知っているつもり」:周辺知識がなく定義だけを保持して「知っている」と思い込んだ状態。逆に周辺知識がある場合は知らない領域が存在することに気づきやすい。
はるわか

【知識システムの構築】が必要。「共通性」という網をかぶせない限り、物事の「個別特性」の意味は明確にならない。【「共通性」と「個別特性」のセットで考える】知識が少ない人、有機的に知識が繋がっていない人は、疑問が少ない。孤立した知識への対応:【機能を考える】→そのプロセスで「共通性」と「個別特性」を考慮。【驚き】は知識システム構築の端緒。驚きを説明できる【論理】(=「共通性」と「個別特性」)を作り上げる。有効なのは「ここがわからない」というハッキリしたわからなさ。

02/22 19:20
0255文字
伝書鳩
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星1つ。知っているつもりというわかったようなフリが如何に曖昧性を備えているかを理解。ただ、後半脱線気味の事例が多い気がした。
0255文字
えりこ
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共通性と個別特性はよく理解できた。 分からない・疑問を抱くにはある程度知識を整理させる必要がある。
0255文字
mi78621
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わからないことがわかるからこそ、追究することの楽しさを味わえるのだと思います。まずはベースとなる知識があることを大前提に問題解決学習を捉えていきたいと思います。
0255文字
まゆまゆ
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「わからない」ことをわかるためには、「わからない点」をはっきりさせることが必要だが、そのためには周辺知識を得る必要があることを説く内容。周辺知識を得ようとするときには、全くわからない時と知ってるつもりという状態の2つの壁が立ちふさがっている。定義だけを保持して知ってると思い込んでいるだけで、逆に周辺知識があると、知らない領域があることに気付きやすい。知識を得ようとするのは大変だ(笑)
0255文字
nom
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ネタバレ「共通性」と「個別特性」という切り口は非常に興味深い。「わからない」と認知できない範囲ではなく、「わからない」と認知できる範囲をどう広げていけるのか、すでに持っている知識をどうつなげていくのかの重要性が分かる一冊。
0255文字
めぐりん
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知っているの外側に知らない世界があるので、知っていることが増えると分からないことが増えるのは同意。知っていることと知らないことを明確にするには知識の量を増やして体系化しないと、単なる「物知り」になってしまうということか。知識偏重の教育も良くないが、逆に断片的な知識では却って分かりにくさを助長することが何となくわかった。
0255文字
totuboy
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例えば社会科はよく暗記科目といわれるが、子供たちの中でも社会科嫌いの子たちは、「覚えるのが嫌だから」という理由をよくあげる。それは知識が各々つながっていないことが原因だと私個人は思っているのだが、この本でもそのようなことが書かれていた。ホリスティックな理解をしていくことで、個々の知識がつながっていく。歴史の学習でいえば因果関係をしっかりと結びつけられること。地理なら一般的な普遍性と特殊性を分けながら、各地域の特色を見ていくこと。知識をどのように活用し、つなげていけばよいかを考えさせてくれる。
0255文字
rockwave1873
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「知ってるつもり」になるのは、「孤立し他と関連しない」知識である為。「個別特性」から生じた「驚き」を契機にしてそれまでの思い込みを点検し、それに代わる「共通性」を持った論理を作り上げる事で「知識システム」は構築出来る。 以上が本書の要旨。 「知ってるつもり」にもなれない程、情報が溢れかえっている現代で、作者の言うように「知識をシステム化」して行く余裕はないし難しい。 せめて、「知ってるつもり」にならないようには注意していこう。
0255文字
KJ
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知識をシステムとして持たないと「分からないこと」が分からない、そもそも疑問が生まれないというのにはハッとさせられる/知識の網ができてないとセレンディピティも生まれない、単に暗記が悪なのではない、どう教えたかではなく学習者が学べたかが指標、驚きがシステム構築の端緒になる、など大事な点が多数/全体的には教育現場寄りの印象/学ぶ楽しみはこの「システムを拡張していく」気持ちよさにもあるんだろうなと
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