形式:単行本
出版社:東洋館出版社
形式:Kindle版
もうひとつ自分の実感とリンクしたのが、「オン・デマンド」と「バイ・アクシデント」。確かに大学時代に出会った学問をはじめ、今自分の軸になっているものとは「バイ・アクシデント」な出会いだった。これについても、世界はオン・デマンド化していると感じていて、趣味嗜好に合わせておすすめ動画や広告を表示したり、自分の読みたい本をネットで注文したり。計画通りで一貫性があること、効率的であることをゴールとされすぎているのかもしれない。
いられない。もっと柔らかく多孔的で、自他の曖昧なものにならないと自分の内側を観察することはできないから⚫聞き手が、外から到来する目の前に対して、自分の身体反応をモニターするようになると、そのとき、身体と心が開く⚫聞き手に身体の内側をモニターするよう仕向ける。暑くない?西日まぶしいかい?など⚫生物は自分のすぐ近くに気分のよい個体があると、それに同期したくなる。シンクロニシティは生物の本能だから。気分の良い人間は、強い同期力を発揮する。
・・等。あと教育テーマから逸れるが、『謡の声は、大きいのでなく、複雑な声。だからその声に説得力がある』『謡は、情感たっぷりに歌うことではない。大事なのは、全身が謡に参加するように歌うこと』・・これ、歌や詩もそうなるかも?詩なら、読み手と詩人が同期して、認知的に読むのでなく、身体に流れてくるように。ただ詩の場合は身体がその場で共有されていないので、メッセージとしての文字の詩に身体性を少しでも残して、となる、か?脱線してしまいましたが、社会の背骨を整えてくれる?好書です。
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