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複雑化の教育論 (越境する教育)

感想・レビュー
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teddy11015544
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講演集をまとめたもの。教育は成果の時間軸の取り方が難しいからねえ。
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カスミ
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ネタバレ成熟とは複雑化すること。たしかに、そうかも。教育とはそれを手助けすること。難しいことをわかりやすく伝えられる人は賢いと思うけど、難しいことを単純化してしまうのは違う。世の中そんなに簡単な仕組みでは出来ていないから、成熟して複雑なものを受け止め、考えられるようにならないといけない。「で、つまり、どうしたらいいの?」って簡単にまとめようとせずに、複雑なまま考え続けられるのが成熟した大人の姿である。
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ほ🌟 ̖́-
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最近、文字とか脳に偏ってる気がするからもう少し身体とか感覚を取り戻していきたい
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izumone
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著者のコンピレーション本で読んだ内容も含まれるが,こうした連続講義で系統的に並べられるとまた新たな発見がある。
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みーあ
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★4 内容知ってることが多いなーと思ったら再読だった(笑)。
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miyoga
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ママ友が貸してくれた本。教育論とタイトルにあったから、子育て本かと思いきや、人生や仕事において、読んでおいた方が良い一冊。仕事でもリモートワークのメリデメを考える瞬間があるけれど、その答えを貰ったような気がした。
0255文字
みーあ
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★5 やはり著者の考えは、私に響く。『複雑化のプロセスを連続的に繰り返す以外に子どもたちが成熟する道筋はありません。だから、教師も親も、周りの大人たちは決然として子どもの複雑化を支援するという立場を選び取る必要がある』私、出来ているかな?
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yukiringo555
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p2「子どもたちがより複雑な生き物になることを支援するのが教育の目的」…複雑化を素直に喜ぶことは大人のたいせつな職務の一つ p4複雑化は計測不能…複雑化する子どもに向き合い、その成熟を支援するというのは、周りの大人たちに集中力と発明の才を要求する、まことに骨の折れるプロセス p221学校教育で一番大事なことは、子どもたちを歓待し、承認すること…生きていれば、そのうち「バイ・アクシデント」で「呼びかけ」を聴き取って、進むべき道を自分でみつけてくれるんですから。
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オザ
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ネタバレ複雑化と簡略化。複雑化することによって一種の思考停止状態となり、能力も可能性も簡略化されてしまうのか。様々なことが働き方改革で簡略される今、本質的な部分を捉えなければ衰退の一途を辿ってしまうのか。学校の捉え方は絶えず変化していく。新たな価値の中で学校の本質とは何か。そもそも学校は子ども達を過酷な労働から救うために存在していた。
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のん@絵本童話専門
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難しい話をいかに簡単に分かりやすく語れるかどうかで、本当に賢いかどうかが分かると言われているし、そう思っていた。でも、成熟=複雑化することであり、未決状態に耐えうるのが知的能力だと述べられている。全く同じことを、齋藤孝さんが『読書力』という読書がテーマの本の中でも言っていた。二項対立で物を語る危険性は理解できる。教育には直接関係がない箇所だが、過疎地域が全くの無人になると、そこはもう人が踏み入ることのできない土地になる…という箇所がとても印象に残っている!
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bwv851
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呉下の阿蒙
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@yoshida4516
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読書会の課題図書。 以前、ラジオで複雑な事は複雑なまま議論しようと話していた事がとても印象に残っており、本書でも成熟は複雑化する事、複雑なシステムは複雑なまま運用する事で機能するとある。 昨今、色々なものがインスタント化、単純化する事がもてはやされているが何か違和感を感じる。 何かしらの経済活動をしている人はシンプルであったり効率化といった事柄を考えずにはいられないが、適度にアソビや複雑である事を包摂しながら活動出来ないかと思う。 建物の話もなるほどと感心、ホグワーツを想起した。
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Book shelf
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学校の先生を対象に講演した内容をまとめたもの。「教育とは何か」を教育論的な堅苦しい話で講じるのではなく著者の経験や独自の考え方から伝え、それゆえ話が違う方向へむかうこともあるが、それも含めて内田氏らしい内容となっている。個人的には対面式の学校生活とオンデマンドでの授業の違いとして、オンデマンドでは「アクシデント的なイベントが起こらない」と指摘していたところが印象的だった。大学の廊下を歩いていたら、先生がいたのでふらっと立ち寄ったら私の専門の話になり、海外へ発掘にいくことになったことを思い出した。なるほど。
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えりこ
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久しぶりの内田さん。 最後の方の、「自分の中に両立しがたいものを受け入れて、それと何とかして折り合いをつけようとじたばたしている人」の話題の所で心が軽くなった。
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kaki
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人の成熟とは、複雑な話を簡単にまとめようとせず、複雑なものとして受け入れ、理解しようとする姿勢を持つこと。民主制は、市民の成熟を求めるという面倒くささにこそ、その意義がある。なるほど、分かりやすさばかりに価値を見いだしていた自分にとっては、新鮮な考え方であった。それから、話を聴いてもらうためには、聴き手の身体との回路を立ち上げなければいけないというのも非常に納得。原稿を読み上げてるだけでは、人の心には何も届かない。教育からそれる内容も多かったが、どれも興味深い話で他の著作も読んでみたくなった。3.5
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tokko
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教育は今加速度的に"効率化"を求められるようになりました。子どもたちに無駄なことをさせている時間はないようです。最短距離で企業にとって有用な人材になることが、今の子どもたちに課せられた"使命"のようです。文学も必要のない子は読まなくていい教育課程です。これから10年後、どのような市民が育っているのか楽しみです。
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ぱん
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システムを単純化すると、複雑なものに対応できない。子どもたちを「複雑化」させるためには、どうすればいいのか。いろいろと考えなければならないことはあると感じる。特に面白かったのは、最後の「同期」の話。自分の内側を見させる、「機嫌よくある」という方法はとても納得できるものだった。
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amanon
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成長とは複雑化することである。一瞬、虚を衝かれたような気になるが、本書を読み進めるうちに、「ああ、なるほど」と膝を打ちたくなる。著者は幾度となくわかりにくい話をしていると述べているが、むしろ、普段殆どの人が気づかないだけで、実はごく真っ当なことを述べているのでは?という気にさせられる。それはそうと、本書を読んでいると、日本人の止まるところを知らない知的劣化ぶりに嘆息せざるをえない。成熟とは複雑化することであるという著者の主張とは真逆の方向へと突き進む日本。この動きに少しでも歯止めをかける方法はないのか。
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けんけん
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【図書館】著者の内田樹さん主催の講演での話から、”せっかく本にするなら他の方がまず言わないこと”をまとめています。本章が教育の場(環境)としてヴォーリズの建築の素晴らしさから始まるため構えずに読み始めることが出来ました。子供の成熟(複雑化)から始まり単純化を求める思考、組織マネジメント、政治、、人の可能性、キャリアと幅広いテーマで記載されています。個人的には大学でのバイ・アクシデントの豊かさが計画的偶発性理論に繋がり非常に面白く。大岡越前の”3方一両損”の話も合意形成の例えとして興味深かったです。
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tokko
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教育に携わる身としては、非常に思い当たる節がありすぎてドキッとするし襟を正さにゃいかんなと思わされる一冊です。この本は子を持つ親であれば全員読んで欲しいと思います。子どもたちは将来どういう「大人」になるべきなのか、考えるきっかけになるでしょう。
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ちゃんかん
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ネタバレ学びにおいて最も大切なのは、来た人たちが「心を開いてくれること」→場の支援が必要 声を張るとストックフレーズに落とし込んでしまう→だからつぶやきを拾う 教育の成果とは別人になることだ→増量ではなく成熟 社会的能力→何かが立ち行かなくなったときに復元する力のこと いつしか建学精神を忘れ、存続や運営にばかり気を取られる 価値のある仕事をしているか 一言でまとめられるなら、はじめから一言で言いますよ 成長を促すのは全能感ではなく不全感だ 両立しがたいものを受け入れ折り合いをつけている→自分の中で対話をしている人
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ぞ
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タイトルに惹かれて手に取った本。教育の現場に携わったことはないものの、複雑化=進化/単純化=退化の観点はさまざまなことに通じるものと思った。例えば、誰もがネットで発信・受信ができて情報の量が増え世界は「複雑化」している一方で、わかりやすく簡単にまとめることが良いとされてそんなコンテンツが持て囃されている気がする(文中に例として挙げられていた陰謀論についてもその一種)。
ぞ

もうひとつ自分の実感とリンクしたのが、「オン・デマンド」と「バイ・アクシデント」。確かに大学時代に出会った学問をはじめ、今自分の軸になっているものとは「バイ・アクシデント」な出会いだった。これについても、世界はオン・デマンド化していると感じていて、趣味嗜好に合わせておすすめ動画や広告を表示したり、自分の読みたい本をネットで注文したり。計画通りで一貫性があること、効率的であることをゴールとされすぎているのかもしれない。

01/02 20:08
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Ryuya  Matsumoto
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内田先生の本からは、いつもなるほどと思わせられるし、物事を考えるヒントをたくさん貰えるように思う。特に今回は教育や教師の在り方に関わる内容で、とても参考になった。武道や音楽と通じる話も興味深い。
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まろすけ
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ネタバレさすが内田先生、本書も示唆多し。学校は格付けの機関ではなく子供の成熟を支援する場という当たり前を再確認せねばならぬのはネオリベの、いや安部政権の・・。『人間の知性は葛藤の内で開発される』わかりやすい二分法からは知性は生まれない。ネガティブ・ケイパビリティとも通ずる。あとこの視点は刺さった『人間は、救援の要請を断ることはできない。それは「救援信号の宛先はそれを聞きとった者である」という太古からのルールがあるから。宛先として指名されて、ただちに応答反応が発生する。そのとき人は「主体」として立ち上がる』うむむ。
まろすけ

いられない。もっと柔らかく多孔的で、自他の曖昧なものにならないと自分の内側を観察することはできないから⚫聞き手が、外から到来する目の前に対して、自分の身体反応をモニターするようになると、そのとき、身体と心が開く⚫聞き手に身体の内側をモニターするよう仕向ける。暑くない?西日まぶしいかい?など⚫生物は自分のすぐ近くに気分のよい個体があると、それに同期したくなる。シンクロニシティは生物の本能だから。気分の良い人間は、強い同期力を発揮する。

12/04 16:46
まろすけ

・・等。あと教育テーマから逸れるが、『謡の声は、大きいのでなく、複雑な声。だからその声に説得力がある』『謡は、情感たっぷりに歌うことではない。大事なのは、全身が謡に参加するように歌うこと』・・これ、歌や詩もそうなるかも?詩なら、読み手と詩人が同期して、認知的に読むのでなく、身体に流れてくるように。ただ詩の場合は身体がその場で共有されていないので、メッセージとしての文字の詩に身体性を少しでも残して、となる、か?脱線してしまいましたが、社会の背骨を整えてくれる?好書です。

12/04 16:53
8件のコメントを全て見る
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Asakura Arata
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自分の担当領域は、教育にちかいところがあるので、色々勉強になった。最近診察のときの自分の声が体から出ている感覚がある。
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海
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成熟とは複雑化のことでそれを踏まえて考える今の教育現場の話。わかるようなわからないようなわかる本だった。
0255文字
Sandy_TaSusong
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塾講師時代、社長が「生徒や(アルバイトの)先生よりも、まず社員を大事にする」みたいなビジネスマインドの話をしてくれたことがあって、その話を思い出すな。
0255文字
青木
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うまくいかないことが多い。なんて時に読み出した一冊。著者の相変わらずの独特の論調が堪らない。終盤に著者の仕掛けの種が一部明かされており、思わず膝を打つ。機嫌をよくしておくことが場を主催する力の秘訣と結んでおり、これがまた文字通り腑に落ちる。ただ、こうやって自分の日本語として立ち上げてみると、「当たり前やないか!」と一人ノリツッコミが始まる。その当たり前であったり、定説なんかを肉体に近い言葉で分解して再構築していくという体験を味わえる一冊。学生時代の部活のような血液の動きを感じることができました。
0255文字
sakai
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読んでよかった。「なるほど」とうなづくことしばしば。自分では言葉で表現できなかったことを、見事に文章にしてある部分もあった。今回は通読しただけ。しばらくしたら、線を引きながら、メモしながらもう一度読もうと思っている。お勧めです。
0255文字
mi78621
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現在管理職として、職員がいかに上機嫌で働けるかを考えることがすごく大切だと常々思っている。もちろん、そのためには自分自身が上機嫌でいることが大前提だけど。ということで、内田先生には大いに共感しました。ぜひ、他の書も手にとっていきたいし、同僚をはじめ多くの教員に手をとってほしいです。
0255文字
yoneyama
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あちこちで読む内田持論は何度目かで読むが飽きない。成熟とは複雑化のこと。複雑化とは単純化させないこと。誰がボスかを確認するためにブルシットジョブを与える。トップダウンの組織化がこの30年国を覆っている。いつになったらこの閉塞から社会は抜けられるのかなあ。政治の世界の混迷は益々手がつけられない。政治も社会も経済も野放しだったのが昭和末期だったのだなあ。たしかにそうだった。この30年に違和感がある。自己の中に他者を内包する。そして同期すること。
0255文字
ぽんこ
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中盤であまりの絶望感から苦しくなった
0255文字
nora_juonn
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内田先生の気合いが伝わる。
0255文字
motoryou
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何度目かの再読。気になってまた手に取った。読むたびに思うのだけど、どうしてこう、痒いところに手が届くような言葉、文章で、その「痒いところ」を伝えてくれるのかと感じる。(あー、そこが気になっていたんだ…)ってところが、自分の中でわかるように、気付けるように伝えてくれている感覚。それこそ、自分の中で対話している感覚になれる。そもそも複雑なものは、複雑なままで考えるほうがよい。単純化してしまうのは、それは考えなくても済むように自分でしていることになる。わかった気になる、もそれに近いだろうな。
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Akki
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先生には全部見透かされている気がする、と言われることが多い。どの勤務先でも、第一印象は怖そう、厳しそう、冷たそう、人に興味が無さそうという、人非人かのような言われようをするが、2,3ヶ月経つ頃には数名がくっついてくるようになり、自身の内面を徐々に打ち明けてくれるようになる。いつもそうだ。狙っているわけでも、特に技術があるわけでもない。ただそうなる。不思議に思ってきたが、【同期】しているのだと思えば納得できた。くっついてくる子たちには、自他の境界線が曖昧になるのを自分で感じる。ゆえに冒頭の言葉に繋がるのか。
0255文字
Kanhyoe
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極論すぎてなかなか難しい部分もあるが、概ね頷きながら読んだ。人生は「バイ アクシデント」、「呼びかけに応える」ことで作られる、深く深く頷きます。
0255文字
秋津三郎
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737
0255文字
はる
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「成熟とは複雑化するということ」。子どもの成長とは量的な増大ではなく質的に変化、それも複雑化して違う人間になっていくということであると。つい最近、子どもがどうしてそんなことを言うのか理解に苦しむことがあったが本書を読んで腹落ち。いつまでもシンプルな子どもらしい姿ではなく複雑化しているんだ、きっと内面には上手く言語化できずモヤモヤした何かを抱えているんだと思うと、子どもへの見方が変わりました。目に見える(大人から見て喜ばしいような)変化だけに捉われず、一見手を焼くようなことこそ成熟の一過程なのかもしれない。
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けんとまん1007
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納得の1冊。複雑化という言葉の意味を、改めて考える。かねてより、「わかりやすい」を疑うようにしている。もちろん、自分が伝える側の場合には、わかりやすさを考えているが、それは、相手や場を考えたうえでのこと。わかやりやすさは、脆さ・薄さにもつながるとも思っているので、いうも悩ましい。ただ、多少なりとも、わかりにくさ=複雑さを残しておかないと、次につながらない。自走につながりにくい。合意形成の意味合いも納得。
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