一方同化主義は、確かに移民1世は自らのアイデンティティがはっきりしているが、二世、三世となると周りの社会環境の影響が大きいので結果的に同化することになる。日本の最大の課題は子供を増やして人口減少を抑えるということなので、移民は積極的に受け入れるべきだと著者は説く。欧州でのユーロ化は失敗だという。結果的にドイツ独り勝ちとなっている。欧州は小国の集まりの域なので、こうなることは見えていたはず。世界は英語圏に支配されている。米英の影響力は大きい。(続きあり)
米国は民主党が受けが良いことを言っているが、人種差別・偏見が残る。大統領選も経済、新種差別、等ジャンルごとに支持層は異なってくる。中々難しい世界である。
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鑑みるとあながち荒唐無稽とも言えないかもしれないという気がしてくる(実現可能性はともかくとして)。私としては人口減少に警鐘を鳴らす論法よりも安宅和人先生の「人口三千万人でも回せる日本」二肩入れしたい気分が強い。最も印象深かったのはトッド先生の立ち位置がうかがえる9章、10章、11章。