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極東ナチス人物列伝: 日本・中国・「満洲国」に蠢いた異端のドイツ人たち

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takao
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ふむ
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高木正雄
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ドイツの東アジア政策に一貫性がなかったことがよくわかった。重慶政府と日本との交渉を両立するとはすごい。文化、経済の人はよく知らなかった。マイジンガーとシュターマーは無茶苦茶だ
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転天堂
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ネタバレ一般的な知名度と関わりなく、戦前の日本、満州、中国などに現れたナチス関連の人物について膨大な一次史料をもとに紹介している。ナチスは複数部署に同じような任務を与え競争させることで成果を上げようとしていたが、こと極東政策についてはそのガバナンス欠如が目立ってしまった。 ドイツ敗北後死刑になった者、ブラジルへ渡った者、ビジネスマンとして暮らす者、政治ブローカーとして動く者などその顛末はさまざまである。ドイツからの侵略を止めた功績で爵位と年金を得た者がいたのには驚き。
0255文字
千本通り
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元々ドイツは中国と貿易上も軍事上も関係が深かったのに、ナチスが政権をとって急に日本に接近してくる。公式ルートの外務省も国防軍も、そしてヒトラーさえ当初は東アジアにそれほど関心がなかったのに、いろんな人間の思惑から日独満は関係を深めていく。日本側も松岡洋右や大島浩、白鳥敏夫のような怪人物が絡んでくるが、ここではドイツ人に絞って紹介している。それぞれの人物の写真も載せてあるが意外と貴重である。好著。
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筑紫の國造
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日中と満洲国で活動した、いや、副題にあるように「蠢いた」と言った方が適切なナチスドイツの人物伝。取り上げられる人物は外交、文化、諜報、経済など分野は様々だが、歴史の本流からは外れた、しかしそれだけに強烈な印象を残してゆく連中ばかりだ。中には、没年が詳しく分からない人物もいる。とはいえ、時に歴史の流れに少なくない影響も与えている連中だけに、学術レベルの文章でこのような列伝が出るのは大変ありがたい。個人的には、ゾルゲに手玉に取られた挙句、功名心で暴走したマイジンガーが一番とんでもないやつだと思う。
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スプリント
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ヒトラー独裁で一枚岩と思いきや内部抗争が激しかったことがわかりました。 軍人と商人の暗躍し利権の確保に明け暮れた様がよくわかりました。
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パトラッシュ
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ナチス関係本は相当読んできたが、なぜドイツ人があれほどヒトラーに熱狂したのか今もわからない。しかし従来の体制では昇進や利権を得られなかった階層が、既得権益の打破を期待してナチ党を支持した側面が確かにあった。特に本国から遠く離れた極東は、ヒトラー自身も明確な方針がなかったこともあり異端者が活躍できたのだ。本書に登場するドイツ人の多くが政商であり、混乱する情勢に乗じて金儲けを企んだり外務省抜きで外交交渉にあたるなど勝手放題に振る舞う姿は道化じみている。それもすべて第三帝国が千年続くとの幻想に囚われた結果だが。
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