形式:Kindle版
出版社:幻冬舎
形式:新書
哲学は永遠の憧れなのですが・・・やっぱり憧れのままで終わるのかもしれないと思わせる本でした。千葉さんは好きです、小説家としての。えぐいけど。
2人は言語が醸成する空間の多元性を作り出すことが必要だと考えている。重層的な時間の復活を目指しているがその原因が空間の多元性の消滅にあると國分は言う。人間は言葉で現実を織りなしており言葉というフィクションのレイヤーで包むことで人間は生きていくことができると千葉は言う。言葉は人間の固有性、複数性に絡んでくると文系抑圧や言葉の軽視に警鐘を鳴らす。國分は真理とレトリックの綱引きの中で言葉を磨いていくことの大切さを訴えていきたいと最後に述べている。
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